88 / 223
第87話 古の種族
しおりを挟む
「――――ふうーっ…………ごめん……タイラー。もう疲れたよ……」
「そうか。いやすまんな……だがお陰でかなりのデータが取れた! 検査を始めて1週間あまりか…………そろそろ結果も出るかもな……取り敢えず、今日はここまでにしよう。しっかり飯を食って宿で寝て来てくれ。」
「わかった……今日もありがとう、タイラー、テイテツ。」
――それから幾つかの脳波系や、グロウの現時点で使える能力についてタイラーとテイテツは調べた。
枯れかけた花どころか、重傷の人間すら治癒する治癒能力。『活性化』と『急成長』によって自然物や鉱物を変異させ、応用次第であらゆる強力な攻撃能力へと転化させられる能力……エンデュラ鉱山都市での分厚い鉄の鎖を変形させたり錆びさせたりしたものや、目亘改子と戦った時に蔦を急成長させて拘束し、木枝を刺して細菌を活性化して猛毒を蝕ませるもの。セフィラの街で恐ろしいトラウマを負うところだった少年たちの精神と記憶の改竄。そしてライネス=ドラグノンとメラン=マリギナの頭部に触れて行なった何らかの精神干渉。
平生、優しく穏やかなグロウ=アナジストンと言う少年を見れば、とてもそうは思えないが…………改めて見ると非常に強力で恐ろしい能力を幾つも持っていると理解出来る。見ようによっては、エリーの『鬼』由来の身体能力や練気の力を凌駕するほどだ。
外は夕暮れ。疲れた顔で研究所を後にするグロウを見送ってから、タイラーは深刻に語る。
「――事前に幾つかヒッズ。お前から連絡で聞いてはいたものの……改めて現時点で解っている限りの能力だけでも恐ろしいものだな…………」
「――そうですね…………これらの能力は……脳にきわめて高エネルギーの波動が発せられることと関係があると考えると、練気の力との関連も疑えますが……それにしても規格外過ぎる。検査も1週間が過ぎましたが……私は何故初日でこの違和感の正体に気付けなかったのか――――」
テイテツは密かに、ニルヴァ市国の山を登る前に、グロウが拾ってきた種を植えた植木鉢を宿から持って来ていた。
種というものは、育つにはその種に応じた土や水、養分が必要なわけだが――――グロウは水を与える以外に特に細やかな世話をしなかったはずのこの植木鉢の植物は、1メートル以上は草花が伸びて育ち、植木鉢を突き破っている。水を与える以外はグロウが寝床の近くに置いていただけなのに――――
「――この現象も異常です。『活性化』と『急成長』の力はかなり集中して高エネルギーが必要なはずですが、グロウはほぼ傍に置いて眠っているだけでここまで育っている。グロウの肉体や脳だけでなく……グロウという存在そのものが、何か生命あるものを助ける『概念』のようなものを持っているのかもしれない――――」
「――その『概念』が何なのか…………俺にもやはりわからん。だが…………遺伝子情報を調べたあたりでひとつの手掛かりを掴んだかもしれん。」
「……手掛かり、とは…………?」
「……これから話す。いずれはエリーたちにもな。だがまだまだ不確定要素が多過ぎる。手掛かりをひとつの目標へと絞るまで、お前にも手伝ってもらうぞ、ヒッズ。」
「了解です。その為に来たのですから――――」
――テイテツとタイラーは、エリーたちが食べ尽くさんばかりに立ち寄っているあの飯処も、宿屋も行くことをそこそこにし、一行とグロウの為に日夜研究に没頭するのだった――――
<<
<<
――翌日。タイラーはエリーたちを呼び出した。当然グロウも一緒だ。
「――修行に専心しているところ済まない。よく集まってくれた。ここ1週間あまりで俺とテイテツがグロウを検査したことで解ったところを報告されてもらう。」
「………………」
「………………っ」
――不安で背筋を強張らせていたグロウだが、その様子を見て、すぐにエリーがグロウを後ろからハグしながら背中を守り、心して傾聴した。
「――検査した結果だが、まず…………グロウが『ただの人間ではない』ことは明白だが、『完全に人間ではない』とも言い切れない。」
「……何……?」
「そりゃどういうこった、タイラー。」
当然、セリーナとガイも訝る。
「……グロウの遺伝子情報を調べた結果なんだが……この通り、遠目に見れば人間の遺伝子情報、ヒトゲノムと一見変わらない。だが……拡大し、より子細に見ていくと、明らかに人間が持っていないはずの特徴が見られた。しかも周期的に変化している。これが『ただの人間ではない』とする根拠だ。」
タイラーはタブレット型端末に画像を表示し、検査結果を一行に説明する。
「――だが、実はこのようなゲノムを持った人間は、グロウ以外にも実在する可能性が高い。」
「――えっ…………」
――自分は人間ではないと思っていたはずのグロウ。意外な可能性の存在に、驚愕する。自分に、仲間……種族がいるのか? と。
「これについては、世界中の研究機関の資料に当たってみた。無論、ガラテア帝国のデータベースにもな。危険極まりなかったが……まあそんなことはいい。ここ数十年の間に…………某国の海岸に、ある人間の白骨化した遺体が打ち上げられたことがあった。その一見人間に見える遺体の遺伝子情報は……どうやら、これまで世界中にいたはずの人間のヒトゲノムと大きく異なる、特殊なパターンを特徴として持っていた――――」
イロハが気が付く。
「――もしかして…………その遺体の種族、でいいんスかね? と……グロウくんは同じ種族の可能性があるってことスか…………!?」
「……確定ではない。そこまで特定は出来なかった。だが、古代から伝わる古文書に、かつてグロウのように特殊な異能の力を日常的に用いて生きている種族がいたようなんだ――――いや。もしかしたら今も生存しているのかもしれん。」
――思いもよらない可能性に、一行はどよめく。
「――話はまだ途中だ。どうか聞いてくれ。その種族は、世界の果ての果て。深い霧に覆われた、前人未踏とされる大陸――――通称・『幻霧大陸』にいるかもしれないんだ。」
――――幻霧大陸。人類未踏の、最果ての地。
いよいよ、グロウのルーツについてヒントが解るかと思えば…………とてもスケールの大きな話になって来た。
「古文書によれば、その地のいずこかにあるとされる『世界』を『創り』し『大樹』――――即ち、『創世樹』を、その種族は信仰し、守り続けているらしい。その地には未だ人類が見たことも無い様な豊かな資源や大地の恵みがあるとされている――――ガラテア帝国もそこを狙っているらしいんだ。」
――――創世樹。世界を創造したという世界樹。ガラテア帝国も狙っているという情報がある以上、信憑性は高そうだ――――
「――そこに…………幻霧大陸のどこかに、僕と同じ種族が…………」
――渦中のグロウは戸惑いつつも、その一筋の可能性の光に希望を見出しかけていた――――
「そうか。いやすまんな……だがお陰でかなりのデータが取れた! 検査を始めて1週間あまりか…………そろそろ結果も出るかもな……取り敢えず、今日はここまでにしよう。しっかり飯を食って宿で寝て来てくれ。」
「わかった……今日もありがとう、タイラー、テイテツ。」
――それから幾つかの脳波系や、グロウの現時点で使える能力についてタイラーとテイテツは調べた。
枯れかけた花どころか、重傷の人間すら治癒する治癒能力。『活性化』と『急成長』によって自然物や鉱物を変異させ、応用次第であらゆる強力な攻撃能力へと転化させられる能力……エンデュラ鉱山都市での分厚い鉄の鎖を変形させたり錆びさせたりしたものや、目亘改子と戦った時に蔦を急成長させて拘束し、木枝を刺して細菌を活性化して猛毒を蝕ませるもの。セフィラの街で恐ろしいトラウマを負うところだった少年たちの精神と記憶の改竄。そしてライネス=ドラグノンとメラン=マリギナの頭部に触れて行なった何らかの精神干渉。
平生、優しく穏やかなグロウ=アナジストンと言う少年を見れば、とてもそうは思えないが…………改めて見ると非常に強力で恐ろしい能力を幾つも持っていると理解出来る。見ようによっては、エリーの『鬼』由来の身体能力や練気の力を凌駕するほどだ。
外は夕暮れ。疲れた顔で研究所を後にするグロウを見送ってから、タイラーは深刻に語る。
「――事前に幾つかヒッズ。お前から連絡で聞いてはいたものの……改めて現時点で解っている限りの能力だけでも恐ろしいものだな…………」
「――そうですね…………これらの能力は……脳にきわめて高エネルギーの波動が発せられることと関係があると考えると、練気の力との関連も疑えますが……それにしても規格外過ぎる。検査も1週間が過ぎましたが……私は何故初日でこの違和感の正体に気付けなかったのか――――」
テイテツは密かに、ニルヴァ市国の山を登る前に、グロウが拾ってきた種を植えた植木鉢を宿から持って来ていた。
種というものは、育つにはその種に応じた土や水、養分が必要なわけだが――――グロウは水を与える以外に特に細やかな世話をしなかったはずのこの植木鉢の植物は、1メートル以上は草花が伸びて育ち、植木鉢を突き破っている。水を与える以外はグロウが寝床の近くに置いていただけなのに――――
「――この現象も異常です。『活性化』と『急成長』の力はかなり集中して高エネルギーが必要なはずですが、グロウはほぼ傍に置いて眠っているだけでここまで育っている。グロウの肉体や脳だけでなく……グロウという存在そのものが、何か生命あるものを助ける『概念』のようなものを持っているのかもしれない――――」
「――その『概念』が何なのか…………俺にもやはりわからん。だが…………遺伝子情報を調べたあたりでひとつの手掛かりを掴んだかもしれん。」
「……手掛かり、とは…………?」
「……これから話す。いずれはエリーたちにもな。だがまだまだ不確定要素が多過ぎる。手掛かりをひとつの目標へと絞るまで、お前にも手伝ってもらうぞ、ヒッズ。」
「了解です。その為に来たのですから――――」
――テイテツとタイラーは、エリーたちが食べ尽くさんばかりに立ち寄っているあの飯処も、宿屋も行くことをそこそこにし、一行とグロウの為に日夜研究に没頭するのだった――――
<<
<<
――翌日。タイラーはエリーたちを呼び出した。当然グロウも一緒だ。
「――修行に専心しているところ済まない。よく集まってくれた。ここ1週間あまりで俺とテイテツがグロウを検査したことで解ったところを報告されてもらう。」
「………………」
「………………っ」
――不安で背筋を強張らせていたグロウだが、その様子を見て、すぐにエリーがグロウを後ろからハグしながら背中を守り、心して傾聴した。
「――検査した結果だが、まず…………グロウが『ただの人間ではない』ことは明白だが、『完全に人間ではない』とも言い切れない。」
「……何……?」
「そりゃどういうこった、タイラー。」
当然、セリーナとガイも訝る。
「……グロウの遺伝子情報を調べた結果なんだが……この通り、遠目に見れば人間の遺伝子情報、ヒトゲノムと一見変わらない。だが……拡大し、より子細に見ていくと、明らかに人間が持っていないはずの特徴が見られた。しかも周期的に変化している。これが『ただの人間ではない』とする根拠だ。」
タイラーはタブレット型端末に画像を表示し、検査結果を一行に説明する。
「――だが、実はこのようなゲノムを持った人間は、グロウ以外にも実在する可能性が高い。」
「――えっ…………」
――自分は人間ではないと思っていたはずのグロウ。意外な可能性の存在に、驚愕する。自分に、仲間……種族がいるのか? と。
「これについては、世界中の研究機関の資料に当たってみた。無論、ガラテア帝国のデータベースにもな。危険極まりなかったが……まあそんなことはいい。ここ数十年の間に…………某国の海岸に、ある人間の白骨化した遺体が打ち上げられたことがあった。その一見人間に見える遺体の遺伝子情報は……どうやら、これまで世界中にいたはずの人間のヒトゲノムと大きく異なる、特殊なパターンを特徴として持っていた――――」
イロハが気が付く。
「――もしかして…………その遺体の種族、でいいんスかね? と……グロウくんは同じ種族の可能性があるってことスか…………!?」
「……確定ではない。そこまで特定は出来なかった。だが、古代から伝わる古文書に、かつてグロウのように特殊な異能の力を日常的に用いて生きている種族がいたようなんだ――――いや。もしかしたら今も生存しているのかもしれん。」
――思いもよらない可能性に、一行はどよめく。
「――話はまだ途中だ。どうか聞いてくれ。その種族は、世界の果ての果て。深い霧に覆われた、前人未踏とされる大陸――――通称・『幻霧大陸』にいるかもしれないんだ。」
――――幻霧大陸。人類未踏の、最果ての地。
いよいよ、グロウのルーツについてヒントが解るかと思えば…………とてもスケールの大きな話になって来た。
「古文書によれば、その地のいずこかにあるとされる『世界』を『創り』し『大樹』――――即ち、『創世樹』を、その種族は信仰し、守り続けているらしい。その地には未だ人類が見たことも無い様な豊かな資源や大地の恵みがあるとされている――――ガラテア帝国もそこを狙っているらしいんだ。」
――――創世樹。世界を創造したという世界樹。ガラテア帝国も狙っているという情報がある以上、信憑性は高そうだ――――
「――そこに…………幻霧大陸のどこかに、僕と同じ種族が…………」
――渦中のグロウは戸惑いつつも、その一筋の可能性の光に希望を見出しかけていた――――
0
あなたにおすすめの小説
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?
来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。
そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった!
亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。
「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」
「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」
おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。
現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。
お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、
美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
夫と愛し合った翌朝、一方的に離縁されました【完結】
星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
美しい公爵夫人マルグリートは、冷徹な夫ディートリヒと共に、王国の裏で密かに任務をこなす“悪女”。
だがある日、突然夫から離婚を言い渡される。しかもその裏には、平民の愛人の存在が──。
失意の中、王命で新たな婚約者・エルンストと結ばれることに。
どうやら今回の離婚再婚は、王家の陰謀があるよう。
「悪女に、遠慮はいらない」
そう決意した彼女は、華やかな舞踏会で王に真っ向から言い放つ。
「わたくし、人の家庭を壊しておきながら悪びれない方に、下げる頭は持っていませんの。
王族であられる前に、人におなりくださいませ。……失礼」
愛も、誇りも奪われたなら──
今度はこの手で、すべてを取り戻すだけ。
裏切りに燃える、痛快リベンジ・ロマンス!
⚠️本作は AI の生成した文章を一部に使っています。タイトル変えました。コメディーです。主人公は悪女です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる