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2019年12月25日。愛への渇望、それは真に望んでいい事なのか

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 12月25日。

 クリスマスですな。

 1ヶ月前からちびちび描き進めていたクリスマスイラストも無事各種SNSに投稿出来た。創作仲間からも『勢いのある絵ですね』と言って貰えた。感謝。

 クリスマスと言えば、恋人同士がイチャイチャキャッキャウフフベタベタアマアマセックルセックルする日だ。元はイエス・キリストの誕生日だが何故だかそうなっているわけだ。


 有難いことに(?)僕は他人が恋人同士でイチャイチャしていようが「幸せそうだなあ……」と微笑ましい気持ちになるだけで腹が立ったり嫉妬したりはしないタチだ。いや、そういう性分なのか、或いは単に恋愛経験が足りないだけなのかどちらなのか定かでない。


 最近、恋人が出来る夢を頻繁に見る。


 現実問題として、障害が子に遺伝するのを恐れたり、収入が0の僕と付き合う異性の苦労を思うと……理性では『結婚など言語道断だ。恋愛も駄目だ、恋愛だってお金は要る』と頑なに異性との出会いを避けているつもりだった。



 だが、やはり本能は温かな心で寄り添ってくれる異性を求めている! どんなに現実問題と向き合えば不利が過ぎることだと解っていても、僕はどこかで異性からの愛情を求めてしまっているのだ。


 そういうことを身内などに話すと「恋人付き合い=結婚=子供が出来る、などと短絡的に考え過ぎだ。もっと気楽に、一緒にいて楽しい関係性の人と子供をもうけず長く付き合うことだって出来るはずだ」と大抵の人は言ってくれる。

 「でも、いずれ終わることがわかり切っている恋愛なんて虚しいじゃあないか!」などとも思うのだが、そんな恋愛に対するジレンマをSNSで口にすると、関西創作交流会の既婚者、人生のちょっと先輩の女性からはこう言葉掛けをもらった。

「気休めなどではなく思ったことを伝えますね。確かに一般的な考えの中で貴方の状況(精神疾患がある上働けないので収入0)では恋愛や結婚はハードルが高く難しいでしょう。しかし女性の方も同じような理由で悩み苦しんでいて、苦悩を理解し分かちあってくれる人もいるはずです。そっと傍にいてくれる人の存在を望むことは素敵なことだし、何より心に蓋をしたままで生きることはもっと辛いことですよ……」

 と言って貰えた。


 お互いに一緒にいて楽しい気持ちになれる人がもしいるならば、禄に恋愛もしなかった僕でも出会いを望んでいいのだろうか? 本当にそんな人はいてくれて、会えるのだろうか?


「パズルのピースがパチッと合うように、そういう相手はこの世に必ずいる。一時の危機感や勘違いや見栄で大失敗する人もごまんといるけれど、例え辛くてもそういう人は捜し続けていいんだ」

 とも言って貰えた。



 確かに昔の自分よりは、もう少しぐらいは相手の気持ちを考えて行動したり、言葉を交わしたり、思い遣ることは出来るようになってきた。だが、それでも出会いの場に出て行って捜し続けていると、本当にそんないい人に会えるのだろうか? 少なくとも今は半信半疑……どころか8割疑い2割信じたい、という感じだ。


 考え始めるとそうして茫漠とした想いに浸ってしまうのだが、なんと先述のメンバーさんは恋愛講座のようなものもしているらしい。関西創作交流会でも近いうちに行なってくれるそうだ。


 創作活動を趣味にしている人と言うと『私はこれが一番好きなことだから恋人は要らない!』というイメージがありそうなものだが、意外なことにそうでもないらしい。少なくとも関西創作交流会に集まってくるメンバーさんは異性との出会いを心の底では望んでいる人が多いとか。


 これは良い機会だ。



 すぐに結論を急ぐ訳では無いが、これを機に本当に自分が取るべき恋愛のスタンス……もっと言えば生き方のスタンスを見つめ直す良い材料となりそうだ。



 ただ一緒にいて楽しかったりドキドキしたり嬉しかったり……そんな気持ちを享受したい。結婚したり子供は作らない。金銭的にも決して豊かとは言い難い。本当に、そんな自分にとって都合の良いような関係を築ける異性がいるのだろうか、会えるのだろうか?


 もしかしたら時間は長くないかもしれないが、見定めていきたい。
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