祝福のカンパネラ

たちばな

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10年後の庭で

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 十年の歳月が過ぎても、二人の生活は変わらなかった。
 季節ごとに咲く花。穏やかな午後の紅茶。
外部からの接触もなく、ただ穏やかに日々を過ごしていた。
 リリアーナはすっかり大人の女性となり、セリーヌも変わらず彼女の隣にいた。
 ある日、窓の外に白い花が咲いているのを見て、リリアーナはまたカーテンのレースを取り出した。
 「覚えてる? あのときのこと」
 「ええ。……私にとって、一生の宝物です」
 唇が重なり、レース越しに光が揺れた。
 ――それは、誰にも奪えない、永遠の誓いだった。
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