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第1話:盗まれた論文と造花の愛
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王宮のシャンデリアが放つ光は、私、セレナ・アグリエルにとってあまりに眩しすぎた。
煌びやかなドレス、強い香水の匂い、そして中身のない会話の応酬。
この場にあるものすべてが、私の興味とは対極にある。
「――皆様、聞いてくれ! 今日は我が国の農業史が変わる記念すべき日となるだろう!」
会場の中央で声を張り上げたのは、私の婚約者である王太子、ヘリオス殿下だった。
金髪碧眼、絵に描いたような王子様。
隣には、ピンク色の髪をふわふわと揺らす男爵令嬢、リリィ様が恥ずかしそうに寄り添っている。
私の立ち位置は、彼らから数メートル離れた壁際だ。
本来なら婚約者として隣に立つべきなのだが、殿下は「君の地味なドレスは会場の華やかさを損なう」と言って私を遠ざけた。
合理的だとは思う。
確かに私は、フリルやリボンよりも、肥料の配合比率を考える方が性に合っているから。
「このリリィが、画期的な農業改革論をまとめ上げたのだ! これさえあれば、痩せた土地もたちまち肥沃になり、我が国の食料事情は劇的に改善する!」
会場がどよめいた。
リリィ様がおずおずと差し出したのは、青い革表紙で綴じられた一冊の論文。
……青い革表紙?
私の眉が、意思に反してピクリと動く。
あれは、私が一年間かけて執筆し、先週「査読をお願いします」と殿下の執務室に提出したものと酷似している。
いや、背表紙についたインクの染みまで同じだ。
「まあ、リリィ様が? あんなに可憐なのに、そのような才覚がおありだなんて」
「それに引き換え、セレナ嬢は……、いつも土いじりばかりしている割に、何の成果も出していないじゃないか」
「まさに泥臭い令嬢だな」
周囲の貴族たちが、口元を隠しながら私を嘲笑する。
私の胸中に湧き上がったのは、悲しみでも怒りでもない。
純粋な疑問と、データの不整合に対する違和感だった。
リリィ様は、農業の「の」の字も知らないはずだ。
以前、彼女とお茶をした際、「小麦粉って木になる実からできるんですよね?」と真顔で聞いてきたレベルである。
私はシャンパングラスを給仕のトレイに戻し、静かに歩み出た。
カツ、カツ、とヒールの音が響く。
人垣が割れ、私が殿下とリリィ様の前に立つと、リリィ様は大げさに身をすくませた。
「せ、セレナ様……、ごめんなさい。私が、差し出がましいことを……」
「セレナ、何の用だ。今、リリィの功績を称えている最中だぞ」
ヘリオス殿下が不機嫌そうに私を睨む。
私は丁寧なお辞儀をした後、眼鏡のブリッジを中指で押し上げ、淡々と口を開いた。
「お祝いを申し上げに参りました、殿下。そしてリリィ様。……ですが、少々確認させていただきたいことが」
「確認だと?」
「はい。その論文、タイトルは確か『連作障害における土壌微生物叢の遷移と拮抗作用』でしたね?」
リリィ様が「えっ?」と小さな声を漏らす。
彼女の手元にある論文のタイトルは、確かにその通りだ。
「リリィ様。貴女が書かれたのでしたら、当然内容も熟知されているはず」
「も、もちろんですわ! 皆様のために、一生懸命勉強して……」
「では、15ページ目の記述について質問させてください」
私は周囲の貴族たちにも聞こえるよう、よく通る声で続けた。
「そこには根圏微生物の共生バランスについて記されています。そのバランス係数を導き出すための数式と、窒素固定菌が活性化する具体的な水素イオン濃度指数、つまりphの範囲を、今ここで説明していただけますか?」
会場が静まり返った。
リリィ様の顔から、血の気が引いていく。
彼女の目は泳ぎ、口元はパクパクと金魚のように開閉を繰り返すだけだ。
「え、えっと……、それは……、その、すごく複雑な計算で……」
「複雑? いえ、基礎的な一次方程式の応用です。農業に従事する者なら、土を見た瞬間に概算できるレベルのものです」
私は一歩踏み出す。
心理的な圧迫を与えるためではない。
ただ、真実を明らかにするという実験プロセスの一環として。
「答えられないのですか? ならば、私があなたにもわかるように簡単に答えましょう」
私は淡々と続ける。
「有機物分解速度定数を仮定して、減衰曲線に基づき計算すると、窒素固定菌が最も活性化するpHは6.0から6.5の微酸性域。これよりアルカリ性に傾けば、アンモニア揮散が発生し、肥料効果は半減します」
一息で言い切ると、私はリリィ様を見据えた。
「……理解していない言葉を並べても、現実は動きません。土は正直です。嘘の知識を撒けば、作物は枯れるだけです」
完璧な論証だった。
誰がどう見ても、その論文の真の著者が誰であるかは明白だ。
盗作の冤罪を晴らすどころか、結果的に相手の無知を衆人環視の中で証明することになった。
しかし。
現実は、論理だけでは動かないらしい。
「――いい加減にしろ、セレナ!」
怒鳴り声と共に、ドンッ、と肩を突き飛ばされた。
よろめいた私が見たのは、顔を真っ赤にしたヘリオス殿下だった。
彼は震えるリリィ様を庇うように抱き寄せ、私を軽蔑の眼差しで見下ろしている。
「殿下? 今の説明をお聞きになれば、この論文が……」
「数字、数字、数字! 君はいつもそればかりだ!」
殿下は吐き捨てるように言った。
「リリィが一生懸命、国の未来を憂いてこの論文を持ってきた……。その心が大事なのだ! 彼女の純粋な善意を、小賢しい理屈と数式で汚すなど、言語道断である!」
「……は?」
思わず、貴族令嬢にあるまじき間の抜けた声が出た。
心?
善意?
それで農作物が育てば、誰も苦労はしない。
飢饉の村で「愛しています」と叫べば小麦が実るなら、私は研究など辞めて詩人にでもなるだろう。
「わかんない……、私、難しいことはわかんないけどぉ……、ただ、お花さんや野菜さんが元気になればいいなって……、グスッ」
リリィ様が殿下の胸で嘘泣きを始める。
周囲の貴族たちも、空気を読んでヒソヒソと囁き始めた。
「やはりアグリエル嬢は冷たいな」
「可哀想なリリィ様をいじめて」
「可愛げがない」
ああ、そうか。
私は眼鏡の位置を直し、冷静に現状を分析した。
ここは社交界という名の、論理が通用しない特殊な生態系なのだ。
声の大きい者、要領のいい者、そして可愛らしい者が捕食者となり、実直に機能を提供する者は搾取される。
まさに、栄養バランスの崩れた腐敗土壌そのものだ。
「申し訳ありません、殿下」
私はスッと表情を消し、丁寧に告げた。
「私が間違っておりました。殿下とリリィ様が、これほどまでにロマンチストであらせられるとは、私の計算外でしたわ」
「ふん、やっと自分の非を認めたか」
殿下は勝ち誇ったように鼻を鳴らす。
その勝利が、張りぼての上に立つ危ういものであることにも気づかずに。
(認めた? いいえ、見限ったのです)
私は心の中で冷ややかに訂正する。
この瞬間、私の中で彼らに対する評価関数は、修正不可能なエラーを吐いて停止した。
これ以上、この王宮という腐った土壌に私のリソースを割く必要はない。
そう結論付けた時、私の視界の端に、会場の隅で一人、ワイングラスを傾ける大柄な男の姿が映った。
漆黒の髪に、古傷のある強面。
北の氷壁と恐れられる辺境伯、アレクシス・ヴォルガード様だ。
彼だけが、周囲の馬鹿げた茶番劇には目もくれず、じっと私の手――薬品焼けして少し荒れた指先――を見つめているような気がした。
だが、今はまだ、彼が私の運命を変える最良のパートナーになるなんて、知る由もなかった。
煌びやかなドレス、強い香水の匂い、そして中身のない会話の応酬。
この場にあるものすべてが、私の興味とは対極にある。
「――皆様、聞いてくれ! 今日は我が国の農業史が変わる記念すべき日となるだろう!」
会場の中央で声を張り上げたのは、私の婚約者である王太子、ヘリオス殿下だった。
金髪碧眼、絵に描いたような王子様。
隣には、ピンク色の髪をふわふわと揺らす男爵令嬢、リリィ様が恥ずかしそうに寄り添っている。
私の立ち位置は、彼らから数メートル離れた壁際だ。
本来なら婚約者として隣に立つべきなのだが、殿下は「君の地味なドレスは会場の華やかさを損なう」と言って私を遠ざけた。
合理的だとは思う。
確かに私は、フリルやリボンよりも、肥料の配合比率を考える方が性に合っているから。
「このリリィが、画期的な農業改革論をまとめ上げたのだ! これさえあれば、痩せた土地もたちまち肥沃になり、我が国の食料事情は劇的に改善する!」
会場がどよめいた。
リリィ様がおずおずと差し出したのは、青い革表紙で綴じられた一冊の論文。
……青い革表紙?
私の眉が、意思に反してピクリと動く。
あれは、私が一年間かけて執筆し、先週「査読をお願いします」と殿下の執務室に提出したものと酷似している。
いや、背表紙についたインクの染みまで同じだ。
「まあ、リリィ様が? あんなに可憐なのに、そのような才覚がおありだなんて」
「それに引き換え、セレナ嬢は……、いつも土いじりばかりしている割に、何の成果も出していないじゃないか」
「まさに泥臭い令嬢だな」
周囲の貴族たちが、口元を隠しながら私を嘲笑する。
私の胸中に湧き上がったのは、悲しみでも怒りでもない。
純粋な疑問と、データの不整合に対する違和感だった。
リリィ様は、農業の「の」の字も知らないはずだ。
以前、彼女とお茶をした際、「小麦粉って木になる実からできるんですよね?」と真顔で聞いてきたレベルである。
私はシャンパングラスを給仕のトレイに戻し、静かに歩み出た。
カツ、カツ、とヒールの音が響く。
人垣が割れ、私が殿下とリリィ様の前に立つと、リリィ様は大げさに身をすくませた。
「せ、セレナ様……、ごめんなさい。私が、差し出がましいことを……」
「セレナ、何の用だ。今、リリィの功績を称えている最中だぞ」
ヘリオス殿下が不機嫌そうに私を睨む。
私は丁寧なお辞儀をした後、眼鏡のブリッジを中指で押し上げ、淡々と口を開いた。
「お祝いを申し上げに参りました、殿下。そしてリリィ様。……ですが、少々確認させていただきたいことが」
「確認だと?」
「はい。その論文、タイトルは確か『連作障害における土壌微生物叢の遷移と拮抗作用』でしたね?」
リリィ様が「えっ?」と小さな声を漏らす。
彼女の手元にある論文のタイトルは、確かにその通りだ。
「リリィ様。貴女が書かれたのでしたら、当然内容も熟知されているはず」
「も、もちろんですわ! 皆様のために、一生懸命勉強して……」
「では、15ページ目の記述について質問させてください」
私は周囲の貴族たちにも聞こえるよう、よく通る声で続けた。
「そこには根圏微生物の共生バランスについて記されています。そのバランス係数を導き出すための数式と、窒素固定菌が活性化する具体的な水素イオン濃度指数、つまりphの範囲を、今ここで説明していただけますか?」
会場が静まり返った。
リリィ様の顔から、血の気が引いていく。
彼女の目は泳ぎ、口元はパクパクと金魚のように開閉を繰り返すだけだ。
「え、えっと……、それは……、その、すごく複雑な計算で……」
「複雑? いえ、基礎的な一次方程式の応用です。農業に従事する者なら、土を見た瞬間に概算できるレベルのものです」
私は一歩踏み出す。
心理的な圧迫を与えるためではない。
ただ、真実を明らかにするという実験プロセスの一環として。
「答えられないのですか? ならば、私があなたにもわかるように簡単に答えましょう」
私は淡々と続ける。
「有機物分解速度定数を仮定して、減衰曲線に基づき計算すると、窒素固定菌が最も活性化するpHは6.0から6.5の微酸性域。これよりアルカリ性に傾けば、アンモニア揮散が発生し、肥料効果は半減します」
一息で言い切ると、私はリリィ様を見据えた。
「……理解していない言葉を並べても、現実は動きません。土は正直です。嘘の知識を撒けば、作物は枯れるだけです」
完璧な論証だった。
誰がどう見ても、その論文の真の著者が誰であるかは明白だ。
盗作の冤罪を晴らすどころか、結果的に相手の無知を衆人環視の中で証明することになった。
しかし。
現実は、論理だけでは動かないらしい。
「――いい加減にしろ、セレナ!」
怒鳴り声と共に、ドンッ、と肩を突き飛ばされた。
よろめいた私が見たのは、顔を真っ赤にしたヘリオス殿下だった。
彼は震えるリリィ様を庇うように抱き寄せ、私を軽蔑の眼差しで見下ろしている。
「殿下? 今の説明をお聞きになれば、この論文が……」
「数字、数字、数字! 君はいつもそればかりだ!」
殿下は吐き捨てるように言った。
「リリィが一生懸命、国の未来を憂いてこの論文を持ってきた……。その心が大事なのだ! 彼女の純粋な善意を、小賢しい理屈と数式で汚すなど、言語道断である!」
「……は?」
思わず、貴族令嬢にあるまじき間の抜けた声が出た。
心?
善意?
それで農作物が育てば、誰も苦労はしない。
飢饉の村で「愛しています」と叫べば小麦が実るなら、私は研究など辞めて詩人にでもなるだろう。
「わかんない……、私、難しいことはわかんないけどぉ……、ただ、お花さんや野菜さんが元気になればいいなって……、グスッ」
リリィ様が殿下の胸で嘘泣きを始める。
周囲の貴族たちも、空気を読んでヒソヒソと囁き始めた。
「やはりアグリエル嬢は冷たいな」
「可哀想なリリィ様をいじめて」
「可愛げがない」
ああ、そうか。
私は眼鏡の位置を直し、冷静に現状を分析した。
ここは社交界という名の、論理が通用しない特殊な生態系なのだ。
声の大きい者、要領のいい者、そして可愛らしい者が捕食者となり、実直に機能を提供する者は搾取される。
まさに、栄養バランスの崩れた腐敗土壌そのものだ。
「申し訳ありません、殿下」
私はスッと表情を消し、丁寧に告げた。
「私が間違っておりました。殿下とリリィ様が、これほどまでにロマンチストであらせられるとは、私の計算外でしたわ」
「ふん、やっと自分の非を認めたか」
殿下は勝ち誇ったように鼻を鳴らす。
その勝利が、張りぼての上に立つ危ういものであることにも気づかずに。
(認めた? いいえ、見限ったのです)
私は心の中で冷ややかに訂正する。
この瞬間、私の中で彼らに対する評価関数は、修正不可能なエラーを吐いて停止した。
これ以上、この王宮という腐った土壌に私のリソースを割く必要はない。
そう結論付けた時、私の視界の端に、会場の隅で一人、ワイングラスを傾ける大柄な男の姿が映った。
漆黒の髪に、古傷のある強面。
北の氷壁と恐れられる辺境伯、アレクシス・ヴォルガード様だ。
彼だけが、周囲の馬鹿げた茶番劇には目もくれず、じっと私の手――薬品焼けして少し荒れた指先――を見つめているような気がした。
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