2 / 5
2
しおりを挟む
自称『母親』曰く。
「お父さんが子供たちの母親になってくれと頭を下げたからこの家に来たの」
父親は、自称『母親』を迎えるために家を建て直した。
子供たちには各自個室が与えられた。
祖父母も同じ家に住んでいるが、玄関は別なのでいわゆる『二世帯住宅』だった。
最初は気を使っていたようで、食事を作ってくれていた。
しかし、日が経つにつれどんどんと夕飯の時間が遅くなる。
自称『母親』曰く。
「家族はそろって夕飯を食べないと」
最初は遅くても19時には食べていた夕飯が20時になり、21時になり。
どんどん遅くなり、22時が当たり前になってしまった。
さらに遅い時は23時になったこともあるくらい。
高校に入学した。
小・中学校での虐めに嫌気がさし、高校は私立女子高に進学した。
男子生徒がいないだけで、私の不登校はなくなった。
中学校時代は、各学期の登校日がトータルで一ヶ月といったところ。
学校の先生は家に連絡を入れることをあまりしていなかったみたいだ。
中学校時代の教師の態度で、若干人間不信気味になっていたが、高校に入ってからは改善されたみたいだった。
三年間部活にも入って、そこそこの成績を残せたし、高校時代の友人とは今も連絡をとって会っている。
高校に入学して、自称『母親』は家の事をしなくなり始めた。
まずは、家の掃除をしなくなった。
廊下や階段、玄関にお風呂の掃除を『お手伝い』というくくりで子供たちにやらせるようになった。
次にしなくなったのは、洗濯だった。
各自で洗濯して干すようになって、気づけば父親と自称『母親』の分の洗濯まで『お手伝い』といって子供たちにやらせる。
乾いた洗濯物を取り込んでも畳まないし、タンスにしまわなくなった。
「お父さんが子供たちの母親になってくれと頭を下げたからこの家に来たの」
父親は、自称『母親』を迎えるために家を建て直した。
子供たちには各自個室が与えられた。
祖父母も同じ家に住んでいるが、玄関は別なのでいわゆる『二世帯住宅』だった。
最初は気を使っていたようで、食事を作ってくれていた。
しかし、日が経つにつれどんどんと夕飯の時間が遅くなる。
自称『母親』曰く。
「家族はそろって夕飯を食べないと」
最初は遅くても19時には食べていた夕飯が20時になり、21時になり。
どんどん遅くなり、22時が当たり前になってしまった。
さらに遅い時は23時になったこともあるくらい。
高校に入学した。
小・中学校での虐めに嫌気がさし、高校は私立女子高に進学した。
男子生徒がいないだけで、私の不登校はなくなった。
中学校時代は、各学期の登校日がトータルで一ヶ月といったところ。
学校の先生は家に連絡を入れることをあまりしていなかったみたいだ。
中学校時代の教師の態度で、若干人間不信気味になっていたが、高校に入ってからは改善されたみたいだった。
三年間部活にも入って、そこそこの成績を残せたし、高校時代の友人とは今も連絡をとって会っている。
高校に入学して、自称『母親』は家の事をしなくなり始めた。
まずは、家の掃除をしなくなった。
廊下や階段、玄関にお風呂の掃除を『お手伝い』というくくりで子供たちにやらせるようになった。
次にしなくなったのは、洗濯だった。
各自で洗濯して干すようになって、気づけば父親と自称『母親』の分の洗濯まで『お手伝い』といって子供たちにやらせる。
乾いた洗濯物を取り込んでも畳まないし、タンスにしまわなくなった。
0
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる