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生徒会長の噂
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初めて彼女とあったときそこから俺の人生の歯車は狂っていったような気がする。
夏の始め、梅雨が明けじめじめとした嫌な暑さに苛つかされながら自販機を求めて校内を歩いていた時前から歩いてきた女子にいきなり大振りのラリアットを食らい派手にスッ転んだ。それが彼女との始めての接触だった。
「お、おい!なにすんだよ!」
「襟、ボタン、それからネクタイ。」
「はぁ?...あぁ。」
どうやらじめじめとした熱気を逃がすために崩していた制服に対して注意したらしい。それにしても見ず知らずの相手、しかも男子にラリアットをかましてくる事もないだろう。
「ほらよ。」
立ち上がり指摘された箇所を直しやや大袈裟に腕をあげ目の前の彼女にアピールする。
「えぇ、まぁいいでしょう。いいですか?これからは乱れた服装にしないように。この制服を着ているということは、この学校の看板を背負っているということですからね。」
そう捲し立てると歩幅を先程より少し大きくして去ってゆく。
「なんなんだよ...。」
いきなりラリアットをかまして転ばされたことによって湧いた苛つきと悔しさの混じった気持ちを自販機で購入したジュースで流し込んだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
昼休みが終わり午後の授業が始まった。どうでもいい例え話に夢中になっている現国の教師の話を聞き流しつつ先程の女子について考えた。
あの身のこなしは、ただのか弱い女の子とは言えない。それに何処かで彼女を見た気がする。
うんうんと唸っていると背中をつつかれていることに気がついた。振り向くと友人の田沼が笑いをこらえながら紙切れを渡してきた。今のは明らかに女子がしていい顔ではなかった気がするがいいだろう。
『昼休みのあれどうしたんですかぁ?ww』
見られていたらしい。恥ずかしさ半分怒り半分の気持ちで紙切れに返事を書く。
『ちょっと制服が乱れてただけでラリアット喰らった。』
『まぁ、あの人はとっても厳しいですからねぇ』
どうやら田沼は彼女について何かしら知っているらしい。
『あいつのこと知っているのか?』
『知ってるも何もうちの学校の生徒会長ですよぉ?どんだけ学校行事に興味ないんですか』
生徒会長、どうりで見たことがあると思った。変に目を付けられていないか等と考えていると後ろから追加の紙切れが飛んできた。
『生徒会長この学校の校長のお孫さんで、親が一流企業の社長だとかで結構なお金持ちなんだそうですよぉ』
『そしてぇ、この町の守護者可憐に戦う少女として戦ってるっていう噂があるんですよぉ』
また始まった。情報通の田沼は二言目には噂話が出てくる。その大半が根も葉もない話である。今回もそうなのだろうと思っていると写真がまたしても追加の紙切れと共に机の上に飛んでくる。
『ほらこれどうです?会長そっくりじゃないですかぁ?』
写真に写っていたのは校舎とほぼ同じ大きさの怪物に向かっている戦士の姿だった。被写体が小さく顔も鮮明に写ってはいないが確かに全体の雰囲気が似ているように感じた。
しかし正体不明の少女戦士がうちの学校の生徒会長なわけがない。
そう考えながら写真と紙切れをすべて田沼の机へ押し付ける。すると処分に困る紙切れだけを綺麗に丸めて机の上に楕円を描いて投げてきた。その後、紙くずの押し付け合いはヒートアップし結果チョークが飛んできた。
夏の始め、梅雨が明けじめじめとした嫌な暑さに苛つかされながら自販機を求めて校内を歩いていた時前から歩いてきた女子にいきなり大振りのラリアットを食らい派手にスッ転んだ。それが彼女との始めての接触だった。
「お、おい!なにすんだよ!」
「襟、ボタン、それからネクタイ。」
「はぁ?...あぁ。」
どうやらじめじめとした熱気を逃がすために崩していた制服に対して注意したらしい。それにしても見ず知らずの相手、しかも男子にラリアットをかましてくる事もないだろう。
「ほらよ。」
立ち上がり指摘された箇所を直しやや大袈裟に腕をあげ目の前の彼女にアピールする。
「えぇ、まぁいいでしょう。いいですか?これからは乱れた服装にしないように。この制服を着ているということは、この学校の看板を背負っているということですからね。」
そう捲し立てると歩幅を先程より少し大きくして去ってゆく。
「なんなんだよ...。」
いきなりラリアットをかまして転ばされたことによって湧いた苛つきと悔しさの混じった気持ちを自販機で購入したジュースで流し込んだ。
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昼休みが終わり午後の授業が始まった。どうでもいい例え話に夢中になっている現国の教師の話を聞き流しつつ先程の女子について考えた。
あの身のこなしは、ただのか弱い女の子とは言えない。それに何処かで彼女を見た気がする。
うんうんと唸っていると背中をつつかれていることに気がついた。振り向くと友人の田沼が笑いをこらえながら紙切れを渡してきた。今のは明らかに女子がしていい顔ではなかった気がするがいいだろう。
『昼休みのあれどうしたんですかぁ?ww』
見られていたらしい。恥ずかしさ半分怒り半分の気持ちで紙切れに返事を書く。
『ちょっと制服が乱れてただけでラリアット喰らった。』
『まぁ、あの人はとっても厳しいですからねぇ』
どうやら田沼は彼女について何かしら知っているらしい。
『あいつのこと知っているのか?』
『知ってるも何もうちの学校の生徒会長ですよぉ?どんだけ学校行事に興味ないんですか』
生徒会長、どうりで見たことがあると思った。変に目を付けられていないか等と考えていると後ろから追加の紙切れが飛んできた。
『生徒会長この学校の校長のお孫さんで、親が一流企業の社長だとかで結構なお金持ちなんだそうですよぉ』
『そしてぇ、この町の守護者可憐に戦う少女として戦ってるっていう噂があるんですよぉ』
また始まった。情報通の田沼は二言目には噂話が出てくる。その大半が根も葉もない話である。今回もそうなのだろうと思っていると写真がまたしても追加の紙切れと共に机の上に飛んでくる。
『ほらこれどうです?会長そっくりじゃないですかぁ?』
写真に写っていたのは校舎とほぼ同じ大きさの怪物に向かっている戦士の姿だった。被写体が小さく顔も鮮明に写ってはいないが確かに全体の雰囲気が似ているように感じた。
しかし正体不明の少女戦士がうちの学校の生徒会長なわけがない。
そう考えながら写真と紙切れをすべて田沼の机へ押し付ける。すると処分に困る紙切れだけを綺麗に丸めて机の上に楕円を描いて投げてきた。その後、紙くずの押し付け合いはヒートアップし結果チョークが飛んできた。
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