乙女ゲームの世界に転生しました！でも、なんでヒロイン⁉そこは悪役令嬢でしょう⁉

幼児期

幼稚園行きます

突然ですが、私は今日、幼稚園に入園します！
「ユリエル～？もう出るよ～？」
「はーい！」
お気づきの方もいるでしょうが、ユリエルとは、私の事！
私がユリエル・カーリンに転生してから、もう3年経った
転生と言っても、産まれて一週間のこの身体に私の人格が入ったと言ったほうが正しい気がする
産まれて一週間だったこの身体に私が入ったので、特に気づかれる事もなく、無事に三歳になった
そして、今日、幼稚園の入園式！
ただ、一つ不安な事があって…
世界神様は乙女ゲームの世界に転生させてくれると言っていましたが、まさか私がヒロインなんて…
しかも、先程私を呼んだお兄様が攻略対象なんだよ！
お兄様の事は家族的な意味で大好きだから、攻略なんて絶対にしない！
と心に決めてる
「ユリエル様、ハルヤ様。到着致しました」
あ、もう着いたんだ
「「ありがとう」」
「帰りもここにおりますので」
「「はーい」」
車を降りて幼稚園に入った
「おにいさま、おおきいね…」
「そう？」
そう？って…
「いえのほうがおおきいよ？」
「それはそうだけど…」
私の産まれた家は、カーリン家という、公爵家なので、かなり大きい
「ユリエル、きんちょうしてる？」
「あたりまえだよ！」
美紗の頃から入学式とか苦手だった
「だいじょうぶだよ。なにがあってもおれがユリエルをまもるから！」
お兄様…
「はいっ！おにいさま、だいすきです！」
「じゃぁ、きょうしつにいってきな？おれはこっちだから、いっしょにはいけないんだ…」
「はい」

「きょうしつここ、だよね？」
私は教室に行き教室があってるか確認をしてから
自分の席を探す
「あった」
幼稚園もあいうえお順に座るみたい
あ、先生来た
「皆～、アリカ・ミカエルです！これからよろしくね！」
「「「「「はーい！」」」」」
「じゃあ、入園式があるから、体育館に行こうね！皆、廊下に出よー！」
「「「「「はーい！」」」」」
これから、入園式です！