11 / 69
10
しおりを挟む
本当にこんな扱いをしてもらっていいのだろうか。居候にしてはあまりにも手厚い。今日の夕食はラシェットさん含め皆で食べようと誘われている。混ざっていいのか悩ましいけれど、今日は素直に言葉に甘えることにした。
「フィーア様、ぜひこちらのワンピースを着用ください」
「フィーアと呼んでいただいて大丈夫です……。
ワンピース、ありがとうございます」
今の私に、食事に着ていけるちょうどいいワンピースはなかったから貸していただけるのはありがたい。けれど、様は……!様はやめてほしい! 私、ただの居候だから。
「あら、そうですか?
でも旦那様方のお客様なので、そう呼ばないと私が怒られてしまいます」
くすりとほほ笑みながらメイドがそういって着替えを手伝ってくれる。うう、やめてはほしいけれど、そんな言い方されたら断りずらいじゃない。結局それ以上否定することもできずに、そのまま食事へと向かった。
「あら、とても似合っているわ」
「ああ、本当に」
食事の場に現れると、みんな笑顔で出迎えてくれた。そういえば、この家には私くらいの娘はいないはずなのにどうしてワンピースなんて置いてあったのだろうか。
「それはね、もともと娘のミリアにって用意したものだったのよ。
昔のもので申し訳ないのだけれど、もしよければ着てくれると嬉しいわ。
誰も着ないままでいるのも、ね」
「ミリア、さんですか?」
私の疑問に答えるようにリミーシャさんがそう口にした。そういえば今はいないけれど、娘がいるって言っていた。もう何年も帰っていないという話だったけれど、何か事情があるのかな。
「あの、とてもかわいいワンピースを着させていただき、ありがとうございます。
嬉しいです」
見栄を大切にする貴族のドレスとは違う、着心地がよく疲れないワンピース。生地も上等なものが使われているのがよくわかる。こういう服を着たの、初めて。
「そう言ってくれて嬉しいわ。
たくさんあるのよ。
後日、一緒に見ましょう?」
「はい」
私とリミーシャさんの会話が終わったことを確認すると、ブランスさんが口を開いた。
「さあ、食べようか」
ブランスさんの言葉でいろいろな食事が運ばれてくる。それは貴族も顔負けの内容だった。というか、実家よりもいい食事だよ……。
「フィーア、おいしいかしら?」
「はい、おいしいです!」
「それはよかった。
たくさん食べてくれ」
少し落ち着かない気持ちのまま食事を終える。食後のお茶も一緒に、と言われ言葉に甘えることにした。あの『様』つけをやめてもらうように言わないと! それとできればミリアさんのことも聞きたいかも。
ずいぶんと私がそわそわしていたからか、お茶の席が整うとリミーシャさんが私に話を振ってくれた。せっかくだからその好意に乗ってしまおうか。
「あの、私に様をつけて呼ばないでほしくて。
私、ただの居候なのに……」
「あら、そんなこと。
あなたはこの家の使用人ではなく、お客人だわ。
だからそう呼んでいるのだけれど、居心地が悪いのならやめてもらうわね」
「気にしなくていいと思うけれど……。
まだ、何か気になることがある?
今のうちにいろいろ聞いてしまった方がいいと思う。
気まずいままこの家で過ごしてほしくないから」
「ありがとうございます、ラシェットさん。
あの、どうして私にこんなによくしてくれるんですか?
それに、ミリアさんはどうしてここにいらっしゃらないんですか?」
この際だから、と一気に聞いてしまう。すると、3人は一瞬動きを止める。だけどすぐに気を取り直すと、ブランスさんが口を開いた。
「それは私から説明しようか。
前にも聞いたかもしれないけれど、私たちには娘がいる。
その子の名がミリアというんだ。
君は……なんというかミリアにどこか似ていてね。
どこが、と説明するのは難しいのだけれど。
リミーシャが君を放っておけなかったのもわかる気がする。
ああ、君とミリアが違う人間だというのはもちろん理解しているよ」
私とミリアさんが似ている。どこが、と説明できないみたいだけれど。ほかの2人もうなずいていることから、それは共通認識なのだろう。
「どうして、ミリアさんはここにいないのですか?」
「ミリアは……教会の人に連れていかれたんだ」
「教会……?」
教会って、あの? イメージとしてはギフトを判定する機関であるというものが一番強い。10歳になると行うギフト判定は教会のものが行う。ギフトは神からの贈り物であるという認識だからね。それ以外にも癒しを施したりしているようだけれど、人を連れ去るというのは聞いたことがない。過去を思い出しても。
「……ミリアを連れていくとき、教会は多くのものを置いていったの。
あまり裕福ではない方だったら喜んで送り出していたかもしれないわね」
「そう、ですか。
それでどうしてミリアさんを連れて行ってしまったんですか?」
「ミリアが、鑑定のギフトを持っていたから。
それもとても強力な」
「強力な、鑑定のギフト?」
「うん。
ギフトを判定するときに、人に手を握ってもらっただろう?
あれで鑑定のギフトを発動させることで、人のギフトを調べているんだよ」
その言葉になるほど、とうなずいた。確かに教会には鑑定のギフトを持っている人が多く必要だろう。ただ、教会の人はギフトの判別はできても基本的にその強さは判別できないはず。きっとミリアさんは判明してすぐにか、判明する前からその力が使えてしまったんだろう。
「ミリアは連れていかれた10歳の日から一度も家に戻ってはいないわ。
何度も教会に行ったのだけれど、会わせてももらえなくて……」
「あの、それを王宮に伝えたのですか?
そしたら何か……」
何か、行動してくれたんじゃないか。その言葉はリミーシャさんの微笑みで続かなかった。詳しいことはわからない。でも、この話では不自然に感じるその笑みが、答えだと思った。
「もう聞きたいことはないかい?」
話が途切れるとブランスさんがそう聞いてきた。ほかに聞きたいこと……。何かあるかな? えーっと。
「何か聞きたいことがあったら、また言ってくれればいいよ。
私たちに聞きづらかったら使用人に聞いてくれてもいい。
さあ、そうしたらお茶を淹れなおしてもらおうか」
「そうね。
夕食を食べたばかりだけれど、何か甘いものも用意してもらいましょう」
「それがいいですね。
フィーア、疲れていない?
大丈夫?」
「あ、はい」
どこに控えていたのか、いつの間にか退室していた使用人が部屋に入ってきて準備を整えてしまう。すごい。小皿には見た目がかわいらしいお菓子が乗せられていて、勧められるままにそれを口にしてみる。
「わっ⁉」
「ふふ、何も知らないで食べるとびっくりするよね」
口元を抑えこくこくとうなずく。その間も口の中ではかすかにぱちぱちとした音がなっていた。痛いわけではないけれど、かむごとに音と共に何かが小さくはぜている。あ、ほんのり甘い。ようやく口の中を空にすると、お茶を飲む。ふう、もう大丈夫。
「どうだったかしら?」
声のほうを見ると、リミーシャさんが少し面白がるようにこちらを見ていた。
「び、びっくりしましたけれど、おいしいです!」
「そう、よかったわ」
そのあとは穏やかに会話をして、私は部屋へと戻っていった。驚くことに今日は疲れただろうから、とお風呂を用意してくれた。……このお家、どこまでお金持ちなの?
「フィーア様、ぜひこちらのワンピースを着用ください」
「フィーアと呼んでいただいて大丈夫です……。
ワンピース、ありがとうございます」
今の私に、食事に着ていけるちょうどいいワンピースはなかったから貸していただけるのはありがたい。けれど、様は……!様はやめてほしい! 私、ただの居候だから。
「あら、そうですか?
でも旦那様方のお客様なので、そう呼ばないと私が怒られてしまいます」
くすりとほほ笑みながらメイドがそういって着替えを手伝ってくれる。うう、やめてはほしいけれど、そんな言い方されたら断りずらいじゃない。結局それ以上否定することもできずに、そのまま食事へと向かった。
「あら、とても似合っているわ」
「ああ、本当に」
食事の場に現れると、みんな笑顔で出迎えてくれた。そういえば、この家には私くらいの娘はいないはずなのにどうしてワンピースなんて置いてあったのだろうか。
「それはね、もともと娘のミリアにって用意したものだったのよ。
昔のもので申し訳ないのだけれど、もしよければ着てくれると嬉しいわ。
誰も着ないままでいるのも、ね」
「ミリア、さんですか?」
私の疑問に答えるようにリミーシャさんがそう口にした。そういえば今はいないけれど、娘がいるって言っていた。もう何年も帰っていないという話だったけれど、何か事情があるのかな。
「あの、とてもかわいいワンピースを着させていただき、ありがとうございます。
嬉しいです」
見栄を大切にする貴族のドレスとは違う、着心地がよく疲れないワンピース。生地も上等なものが使われているのがよくわかる。こういう服を着たの、初めて。
「そう言ってくれて嬉しいわ。
たくさんあるのよ。
後日、一緒に見ましょう?」
「はい」
私とリミーシャさんの会話が終わったことを確認すると、ブランスさんが口を開いた。
「さあ、食べようか」
ブランスさんの言葉でいろいろな食事が運ばれてくる。それは貴族も顔負けの内容だった。というか、実家よりもいい食事だよ……。
「フィーア、おいしいかしら?」
「はい、おいしいです!」
「それはよかった。
たくさん食べてくれ」
少し落ち着かない気持ちのまま食事を終える。食後のお茶も一緒に、と言われ言葉に甘えることにした。あの『様』つけをやめてもらうように言わないと! それとできればミリアさんのことも聞きたいかも。
ずいぶんと私がそわそわしていたからか、お茶の席が整うとリミーシャさんが私に話を振ってくれた。せっかくだからその好意に乗ってしまおうか。
「あの、私に様をつけて呼ばないでほしくて。
私、ただの居候なのに……」
「あら、そんなこと。
あなたはこの家の使用人ではなく、お客人だわ。
だからそう呼んでいるのだけれど、居心地が悪いのならやめてもらうわね」
「気にしなくていいと思うけれど……。
まだ、何か気になることがある?
今のうちにいろいろ聞いてしまった方がいいと思う。
気まずいままこの家で過ごしてほしくないから」
「ありがとうございます、ラシェットさん。
あの、どうして私にこんなによくしてくれるんですか?
それに、ミリアさんはどうしてここにいらっしゃらないんですか?」
この際だから、と一気に聞いてしまう。すると、3人は一瞬動きを止める。だけどすぐに気を取り直すと、ブランスさんが口を開いた。
「それは私から説明しようか。
前にも聞いたかもしれないけれど、私たちには娘がいる。
その子の名がミリアというんだ。
君は……なんというかミリアにどこか似ていてね。
どこが、と説明するのは難しいのだけれど。
リミーシャが君を放っておけなかったのもわかる気がする。
ああ、君とミリアが違う人間だというのはもちろん理解しているよ」
私とミリアさんが似ている。どこが、と説明できないみたいだけれど。ほかの2人もうなずいていることから、それは共通認識なのだろう。
「どうして、ミリアさんはここにいないのですか?」
「ミリアは……教会の人に連れていかれたんだ」
「教会……?」
教会って、あの? イメージとしてはギフトを判定する機関であるというものが一番強い。10歳になると行うギフト判定は教会のものが行う。ギフトは神からの贈り物であるという認識だからね。それ以外にも癒しを施したりしているようだけれど、人を連れ去るというのは聞いたことがない。過去を思い出しても。
「……ミリアを連れていくとき、教会は多くのものを置いていったの。
あまり裕福ではない方だったら喜んで送り出していたかもしれないわね」
「そう、ですか。
それでどうしてミリアさんを連れて行ってしまったんですか?」
「ミリアが、鑑定のギフトを持っていたから。
それもとても強力な」
「強力な、鑑定のギフト?」
「うん。
ギフトを判定するときに、人に手を握ってもらっただろう?
あれで鑑定のギフトを発動させることで、人のギフトを調べているんだよ」
その言葉になるほど、とうなずいた。確かに教会には鑑定のギフトを持っている人が多く必要だろう。ただ、教会の人はギフトの判別はできても基本的にその強さは判別できないはず。きっとミリアさんは判明してすぐにか、判明する前からその力が使えてしまったんだろう。
「ミリアは連れていかれた10歳の日から一度も家に戻ってはいないわ。
何度も教会に行ったのだけれど、会わせてももらえなくて……」
「あの、それを王宮に伝えたのですか?
そしたら何か……」
何か、行動してくれたんじゃないか。その言葉はリミーシャさんの微笑みで続かなかった。詳しいことはわからない。でも、この話では不自然に感じるその笑みが、答えだと思った。
「もう聞きたいことはないかい?」
話が途切れるとブランスさんがそう聞いてきた。ほかに聞きたいこと……。何かあるかな? えーっと。
「何か聞きたいことがあったら、また言ってくれればいいよ。
私たちに聞きづらかったら使用人に聞いてくれてもいい。
さあ、そうしたらお茶を淹れなおしてもらおうか」
「そうね。
夕食を食べたばかりだけれど、何か甘いものも用意してもらいましょう」
「それがいいですね。
フィーア、疲れていない?
大丈夫?」
「あ、はい」
どこに控えていたのか、いつの間にか退室していた使用人が部屋に入ってきて準備を整えてしまう。すごい。小皿には見た目がかわいらしいお菓子が乗せられていて、勧められるままにそれを口にしてみる。
「わっ⁉」
「ふふ、何も知らないで食べるとびっくりするよね」
口元を抑えこくこくとうなずく。その間も口の中ではかすかにぱちぱちとした音がなっていた。痛いわけではないけれど、かむごとに音と共に何かが小さくはぜている。あ、ほんのり甘い。ようやく口の中を空にすると、お茶を飲む。ふう、もう大丈夫。
「どうだったかしら?」
声のほうを見ると、リミーシャさんが少し面白がるようにこちらを見ていた。
「び、びっくりしましたけれど、おいしいです!」
「そう、よかったわ」
そのあとは穏やかに会話をして、私は部屋へと戻っていった。驚くことに今日は疲れただろうから、とお風呂を用意してくれた。……このお家、どこまでお金持ちなの?
4
あなたにおすすめの小説
やけに居心地がいいと思ったら、私のための愛の巣でした。~いつの間にか約束された精霊婚~
小桜
恋愛
ルディエル・アレンフォードは森に住む麗しの精霊守。
そんな彼が、いよいよ伴侶を迎えようと準備を始めているらしい。
幼馴染という関係に甘んじていたネネリア・ソルシェは、密かにショックを受けていた。
そろそろ彼との関係も終わらせなければならないけれど、ルディエルも精霊達もネネリアだけに優しくて――?
「大丈夫。ずっと居たいと思えるような場所にしてみせるから」
鈍感なネネリアと、一途で奥手なルディエル。
精霊に導かれた恋は、本人だけが気づかない。
中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています
浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】
ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!?
激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。
目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。
もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。
セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。
戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。
けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。
「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの?
これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、
ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。
※小説家になろうにも掲載中です。
転生したので推し活をしていたら、推しに溺愛されました。
ラム猫
恋愛
異世界に転生した|天音《あまね》ことアメリーは、ある日、この世界が前世で熱狂的に遊んでいた乙女ゲームの世界であることに気が付く。
『煌めく騎士と甘い夜』の攻略対象の一人、騎士団長シオン・アルカス。アメリーは、彼の大ファンだった。彼女は喜びで飛び上がり、推し活と称してこっそりと彼に贈り物をするようになる。
しかしその行為は推しの目につき、彼に興味と執着を抱かれるようになったのだった。正体がばれてからは、あろうことか美しい彼の側でお世話係のような役割を担うことになる。
彼女は推しのためならばと奮闘するが、なぜか彼は彼女に甘い言葉を囁いてくるようになり……。
※この作品は、『小説家になろう』様『カクヨム』様にも投稿しています。
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
記憶喪失の私はギルマス(強面)に拾われました【バレンタインSS投下】
かのこkanoko
恋愛
記憶喪失の私が強面のギルドマスターに拾われました。
名前も年齢も住んでた町も覚えてません。
ただ、ギルマスは何だか私のストライクゾーンな気がするんですが。
プロット無しで始める異世界ゆるゆるラブコメになる予定の話です。
小説家になろう様にも公開してます。
兄みたいな騎士団長の愛が実は重すぎでした
鳥花風星
恋愛
代々騎士団寮の寮母を務める家に生まれたレティシアは、若くして騎士団の一つである「群青の騎士団」の寮母になり、
幼少の頃から仲の良い騎士団長のアスールは、そんなレティシアを陰からずっと見守っていた。レティシアにとってアスールは兄のような存在だが、次第に兄としてだけではない思いを持ちはじめてしまう。
アスールにとってもレティシアは妹のような存在というだけではないようで……。兄としてしか思われていないと思っているアスールはレティシアへの思いを拗らせながらどんどん膨らませていく。
すれ違う恋心、アスールとライバルの心理戦。拗らせ溺愛が激しい、じれじれだけどハッピーエンドです。
☆他投稿サイトにも掲載しています。
☆番外編はアスールの同僚ノアールがメインの話になっています。
天然だと思ったギルド仲間が、実は策士で独占欲強めでした
星乃和花
恋愛
⭐︎完結済ー本編8話+後日談7話⭐︎
ギルドで働くおっとり回復役リィナは、
自分と似た雰囲気の“天然仲間”カイと出会い、ほっとする。
……が、彼は実は 天然を演じる策士だった!?
「転ばないで」
「可愛いって言うのは僕の役目」
「固定回復役だから。僕の」
優しいのに過保護。
仲間のはずなのに距離が近い。
しかも噂はいつの間にか——「軍師(彼)が恋してる説」に。
鈍感で頑張り屋なリィナと、
策を捨てるほど恋に負けていくカイの、
コメディ強めの甘々ギルド恋愛、開幕!
「遅いままでいい――置いていかないから。」
助けた騎士団になつかれました。
藤 実花
恋愛
冥府を支配する国、アルハガウンの王女シルベーヌは、地上の大国ラシュカとの約束で王の妃になるためにやって来た。
しかし、シルベーヌを見た王は、彼女を『醜女』と呼び、結婚を保留して古い離宮へ行けと言う。
一方ある事情を抱えたシルベーヌは、鮮やかで美しい地上に残りたいと思う願いのため、異議を唱えず離宮へと旅立つが……。
☆本編完結しました。ありがとうございました!☆
番外編①~2020.03.11 終了
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる