あいつに無理矢理連れてこられた異世界生活

mio

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八章 テスト期間!

147 フルト視点

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 さて、僕は今テスト勉強をするためにミハルトと自分の部屋にいる。
 休日にこいつと二人……。
 まあ、仕方ないか。

「今、なんか嫌そうな顔をしたな。
 フルトから誘ったくせにそんな顔するなよ」

「はいはい、悪かったよ。
 じゃあ、やろうか」

 今日はひとまず筆記の勉強をしてから、夕方から剣術の練習をする予定だ。
 夕方の方が涼しいから、そっちの方が集中できるかと思ったのだ。

 お昼を挟んでまた二人で勉強をしていると、いきなりノックの音が部屋に響いた。
 すぐにアーネの声が聞こえてくる。
 予想外のお客さんにすぐに部屋を開けると、そこにはクッキーの乗った皿を持ったアーネが居た。
 
 アーネの作ってくれたクッキー、それにベンネが入れてくれた紅茶。
 どちらもとてもおいしそうだ。

「せっかくアーネが差し入れてくれたし、食べようか」

「うん!」

 ミハルトに声をかけると、すぐにこちらへとやってきた。
 そして一枚口に運ぶと、衝撃でまじまじとクッキーを見てしまった。

「おいしい」

「食感も味もいい。
 初めて作ったはずなのに……」

 本当にアーネには驚かされる。
 アーネにできないことってむしろ何だろうか、と思ってしまうほどだ。
 
「さすが、紅茶もおいしいね。
 ああ、こんなお茶ができるならまた遊びに来たい……。
 アーネ嬢に会いたい……」

「おい、本音が出ているぞ。
 そんなこと言うやつはもう呼ばない」

「そんなこと言うなよ!」

 そんな風に軽口をたたきながらも完食し、再び勉強をし始めたときふとちょっとした違和感に気が付いた。

「なんか、さっきよりも元気になっている気がする……」
 
「ああ……、確かに差し入れは元気になるものだったけどそういう意味ではなくて」

 心だけではなく、体力的にも回復しているような言葉にはしづらい違和感。
 それでもそれをミハルトも感じているようだ。
 いいことではあるがそんな力は聞いたこともない。

 
 紅茶は良く飲むものだし、まさかアーネのクッキーの影響ではないよな……。



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