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二章 兄 学園へ
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あれから、お腹の子は順調に育っていった。
でも、お母様の方はつわりがひどいようで度々寝込んでは、光魔法を使える人を呼んでいた。
お母様も光魔法の使い手ではあるが、どうやら自分には使えないようだ。
そういえば、最近知ったのだが、お母様は光魔法の名手らしい。
この国で一、二を争うほどの使い手らしく、巷では光の巫女との呼び声も高いとか……。
結婚した今でも、屋敷までお母様を求めてくる人が居るようだ。
そのため、わが家には患者を診るための部屋まである。
まあ、当然今は休業中だけど!
そして、息子である兄様も光魔法の使い手ではあるがお母様ほどではないらしい。
だけと、お父様の属性も引き継いだらしく、魔法の才能自体はすごいそうだ。
お父様も魔法を使えるらしいが、属性はまだ教えてもらっていない。
この属性や魔力の強さは学園の入学試験の際にわかる。
学園の魔法科は適正によって主に合否が決まるので、入学試験で計るそうだ。
私も才能があればいいのだけど……。
後、お兄様は学園でうまくいっているようで、毎日何があったかおしえてくれる。
とても、楽しそうだ。今日はお友達を招待したみたいで、そろそろ来るはず。
初めて会うお兄様の友達に私もどきどきしてます。
少しするとノックの音が聞こえた。来たかな?
「アーネ、ただいま!
ミハルトを連れてきたよ」
「おかえりなさい、兄様」
部屋に入ってくるなりぎゅっとする兄。
後ろの方が苦笑してますよ?
「初めまして、アーネミリア嬢。
フルトと同級生のミハルト・カルケラと言います。
よろしくね。
アーネ嬢と呼んでもいいかな?」
「えっと、アーネミリア・オリベルトと言います。
よろしくお願いします。
ぜひ、アーネと呼んでください」
挨拶を返すと、ミハルトさんに頭をぽんぽんされた。
なぜ?
それにしても、かっこいい方だな。
この世界はこんな感じが、一般的なのかな?
「この子がお前が自慢ばっかしてた噂の妹か。
しっかりしているな」
だろ、とかえす兄様。
予想はついていましたが、本当にしていたのですね。
私には自慢できる箇所などないのに……。
恥ずかしくなって、手で顔を覆っていると、ミハルトさんにどんまいと言われました。
ベンネさんに持ってきてもらったお菓子をつまみながら、色々とお話しました。
主に兄様とミハルトさんが。
なぜ、私の部屋で話しているのだろうか?
でも、その様子を見ているのも好きだから、まあいいか。
帰り際、ミハルトさんは僕にも妹が欲しいな、と言って帰って行った。
兄様は呆れた顔をしながらも、ミハルトさんを送っていった。
でも、お母様の方はつわりがひどいようで度々寝込んでは、光魔法を使える人を呼んでいた。
お母様も光魔法の使い手ではあるが、どうやら自分には使えないようだ。
そういえば、最近知ったのだが、お母様は光魔法の名手らしい。
この国で一、二を争うほどの使い手らしく、巷では光の巫女との呼び声も高いとか……。
結婚した今でも、屋敷までお母様を求めてくる人が居るようだ。
そのため、わが家には患者を診るための部屋まである。
まあ、当然今は休業中だけど!
そして、息子である兄様も光魔法の使い手ではあるがお母様ほどではないらしい。
だけと、お父様の属性も引き継いだらしく、魔法の才能自体はすごいそうだ。
お父様も魔法を使えるらしいが、属性はまだ教えてもらっていない。
この属性や魔力の強さは学園の入学試験の際にわかる。
学園の魔法科は適正によって主に合否が決まるので、入学試験で計るそうだ。
私も才能があればいいのだけど……。
後、お兄様は学園でうまくいっているようで、毎日何があったかおしえてくれる。
とても、楽しそうだ。今日はお友達を招待したみたいで、そろそろ来るはず。
初めて会うお兄様の友達に私もどきどきしてます。
少しするとノックの音が聞こえた。来たかな?
「アーネ、ただいま!
ミハルトを連れてきたよ」
「おかえりなさい、兄様」
部屋に入ってくるなりぎゅっとする兄。
後ろの方が苦笑してますよ?
「初めまして、アーネミリア嬢。
フルトと同級生のミハルト・カルケラと言います。
よろしくね。
アーネ嬢と呼んでもいいかな?」
「えっと、アーネミリア・オリベルトと言います。
よろしくお願いします。
ぜひ、アーネと呼んでください」
挨拶を返すと、ミハルトさんに頭をぽんぽんされた。
なぜ?
それにしても、かっこいい方だな。
この世界はこんな感じが、一般的なのかな?
「この子がお前が自慢ばっかしてた噂の妹か。
しっかりしているな」
だろ、とかえす兄様。
予想はついていましたが、本当にしていたのですね。
私には自慢できる箇所などないのに……。
恥ずかしくなって、手で顔を覆っていると、ミハルトさんにどんまいと言われました。
ベンネさんに持ってきてもらったお菓子をつまみながら、色々とお話しました。
主に兄様とミハルトさんが。
なぜ、私の部屋で話しているのだろうか?
でも、その様子を見ているのも好きだから、まあいいか。
帰り際、ミハルトさんは僕にも妹が欲しいな、と言って帰って行った。
兄様は呆れた顔をしながらも、ミハルトさんを送っていった。
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