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六章 フルトの誕生祭
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「アーネミリアはこの石で何ができるのか知っているのか?」
唐突にそう聞かれてもな。
確か……。
「この石に込めた魔力を使うことができる?」
「そうだ。
まだ、アーネミリアは魔力の扱いに慣れていないから、ここに込められているのはむき出しの魔力だ」
「むき出しの魔力、ですか?」
「これにはアーネミリアが持っている属性の魔力がそのまま入っているということだ。
だから、光属性と空間属性の魔力を扱えるものは、この石に込められたアーネミリアの魔力を使うことができる。
しかし、その属性を持っていなものはこの石を扱うことはできないんだ。
この魔力を魔法に変換する経路を持ってないからな。
この状況でもこの石には大きな価値がある。
なぜなら、これさえああれば自分の魔力を消費することなく、より高位の魔力を使うことができるからな。
例えば、魔術師本人の魔力ではBランク魔法を行使するのが精いっぱいでも、これさえあればSランクの魔法を行使できるようになるのだ。
これがどれほど貴重なことかわかるか?」
貴重……。
なんとなくわかるような?
でもそれって、つまり悪い人にこれが渡ったらまずいってことじゃない?
だから扱いに慎重だったのかな。
「まあ、すぐに理解しろといっても難しいかもしれないな。
ゆっくり理解すればいい。
だが、絶対にこれをほかのものに渡してはいけないよ。
売るなど最もだめだ」
厳しい目で見られて、私は迷うことなくうなずいた。
まあ、自ら自分の身を危険にさらさなくてもね。
私の様子に父様は息を吐くと、ついでだからとほかの使い方を教えてくれた。
唐突にそう聞かれてもな。
確か……。
「この石に込めた魔力を使うことができる?」
「そうだ。
まだ、アーネミリアは魔力の扱いに慣れていないから、ここに込められているのはむき出しの魔力だ」
「むき出しの魔力、ですか?」
「これにはアーネミリアが持っている属性の魔力がそのまま入っているということだ。
だから、光属性と空間属性の魔力を扱えるものは、この石に込められたアーネミリアの魔力を使うことができる。
しかし、その属性を持っていなものはこの石を扱うことはできないんだ。
この魔力を魔法に変換する経路を持ってないからな。
この状況でもこの石には大きな価値がある。
なぜなら、これさえああれば自分の魔力を消費することなく、より高位の魔力を使うことができるからな。
例えば、魔術師本人の魔力ではBランク魔法を行使するのが精いっぱいでも、これさえあればSランクの魔法を行使できるようになるのだ。
これがどれほど貴重なことかわかるか?」
貴重……。
なんとなくわかるような?
でもそれって、つまり悪い人にこれが渡ったらまずいってことじゃない?
だから扱いに慎重だったのかな。
「まあ、すぐに理解しろといっても難しいかもしれないな。
ゆっくり理解すればいい。
だが、絶対にこれをほかのものに渡してはいけないよ。
売るなど最もだめだ」
厳しい目で見られて、私は迷うことなくうなずいた。
まあ、自ら自分の身を危険にさらさなくてもね。
私の様子に父様は息を吐くと、ついでだからとほかの使い方を教えてくれた。
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