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彼②
身体の傷跡……
しおりを挟む会いたい
ただその純粋な想いに、
どれほど苛まれるのだろう。。。
心はいつも繋がっていると言うのに、
何故に常に"カタチ"として、
目に見えるように
確かめたくなるのだろう?
形なんかにしなくても、
心は決まっていて、
明白なはずなのに、
どうしても頼りたくなるのは、ナゼか……
「信じきれない」
「信じたい」
やはり、正解を相手に預けてしまうが故に、恋は盲目となってしまうのだろう。
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2人目のカレは、
月並みな表現だが、
とてもエネルギーの強い人である。
彼のエネルギーが私の体内を廻って巡ったせいだろうか、
眠気とダルさが半端なく、
毎日遣い物にならない自分の日々が続く。
彼の強いパワーは、
私の内側に眠る「自己否定」の気持ちをまるで洗い流してくれるかのように、
全てを浮き彫りにする"チカラ"でもあるのだろうか?
何故なら今、
身体が全身青あざだらけ、だからである。
「何で………?!」
入浴中、猛烈に全身に痒みが襲う。
がむしゃらにただ皮膚に爪を立て、
"掻いて"と皮膚から指令が出ているところを、ひたすらにその指示に従った。
すると、私の身体から毒が湧き出たかのように、アザだらけになってしまったのだった。
せっかく彼が会いに来てくれたけど、
会えなくてよかったんだよ。。。
だって、どこでかD Vにでも遭ったと思われてしまって、心配かけちゃうから。
でも、やっぱり
会いたかった
神さま、いつ叶えてくれるの…?
彼に見てもらいたかったのに、
「私こんなにも頑張って生きてるんだよ」って。。。
「辛かったね」
そう励まして欲しかったのに。
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