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元夫の受難 34
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学年が上がるにつれてレティシアの後輩が増えた。
5クラスを回って勉強を教える姿を見て大きい教室に集めることにした。
「リオ様はアナ達をおねがいします」と言って俺と別の教室に行き指導する姿が虚しかった。
基礎が理解できていない生徒が多いので黒板を使って授業をしていた。
何度も同じ説明を求めるうっとりと自分を見つめる令嬢達の声は無視する。質問も関係のないものばかりなので答えるのをやめた。
レティシアは後の席に座って、他の後輩達に笑顔で勉強を教えている。羨ましい。レティシアと共に過ごしたくて手伝ってるのに。
二人で試験勉強したいけど、それはできないよな・・・・。俺に勉強を聞くことは一度もない。わからない時はレオ様がいる。よく魔導書を持って二人で語り合っている。
「リオ様、上位入賞したらデートしてください」
「しない」
「ビアード様の許可は取りました」
「は!?」
「ご自由にどうぞと。ビアード様はご褒美をくださるのにリオ様はくださらないの」
「用意する必要ないだろう。俺は君達の成績に興味ない。ただレティシアを手伝っているだけだ」
「そんなにビアード様が怖いですか?私は愛人で構いません」
「俺は生涯レティシアだけと決めている。俺の空いた時間は全て彼女に捧げたい」
「先はわかりませんよ。いずれ選んでいただきます」
「俺に好意があるなら関わらないでほしい。人の話を聞かない人間は嫌いだよ」
何を言っても聞かない令嬢の相手は疲れる。
暗くなり始めたのでレティシアを連れて帰ることにした。次回の勉強会は教師が開くように手を回すか。最近はファンが増えた所為で、レティシアに避けられている。送るのさえも嫌そうな顔をされている。レティシアの気配を見つけても、すぐに遠ざかってしまう。令嬢達に嫌われたい。
***
試験が無事に終わり勉強会から解放されることにほっとした。
「マール様、ビアード兄妹と連携戦の対戦相手を受けていただけませんか?」
レティシアの後輩に声をかけられ足を止める。
「競技場で武術大会の宝取りと同じルールで2対2でお願いします。」
試験を頑張ったご褒美にレティシアは了承したらしい。他の対戦相手と戦い怪我されたくなかった。
「わかった。サイラスを誘っていいか?」
「はい。お願いします」
礼をした令嬢と別れてサイラスの部屋を訪ね協力を頼むと労わるように肩を叩かれた。
「怪我をさせずに、勝利って。わざと負けたら怒るから賢明か」
サイラスと作戦を練り、競技場に行くと人が凄かった。令嬢の見学者が多く、ほとんどビアード兄妹ファンか?レティシアの取り巻きは全員見学している。
ありがたいことにレティシア達の動きは読み通りだった。
勝利したのに素直に喜べない。
負けて悔しがっているレティシアを慰める立場ではないよな・・。俺ではなくサイラスと話すのも立場上仕方ないか。武術はサイラスのほうが実力が上だ。
「全ては読み通りだったんですね。悔しいです」
「二人なら正面突破かなって。水場ならまた違ったけど場所が悪かったね」
「考えたのはリオ様ですよね」
「いかに君に危害を加えず勝つかだったから」
「悔しいです。エイベル、訓練に行きますよ。次は絶対に勝ちます」
礼をして足早に立ち去っていく二人を見送った。次って手合わせするつもりはないんだけど・・。
「貧乏くじ引いたね」
「他の相手が受けて傷つけられたくない」
「報われるといいね。頑張って」
サイラスと一緒に戻ると令嬢に声を掛けられ適当にあしらう。
レティシアに学園で避けられるのはどうにかならないだろうか・・。
5クラスを回って勉強を教える姿を見て大きい教室に集めることにした。
「リオ様はアナ達をおねがいします」と言って俺と別の教室に行き指導する姿が虚しかった。
基礎が理解できていない生徒が多いので黒板を使って授業をしていた。
何度も同じ説明を求めるうっとりと自分を見つめる令嬢達の声は無視する。質問も関係のないものばかりなので答えるのをやめた。
レティシアは後の席に座って、他の後輩達に笑顔で勉強を教えている。羨ましい。レティシアと共に過ごしたくて手伝ってるのに。
二人で試験勉強したいけど、それはできないよな・・・・。俺に勉強を聞くことは一度もない。わからない時はレオ様がいる。よく魔導書を持って二人で語り合っている。
「リオ様、上位入賞したらデートしてください」
「しない」
「ビアード様の許可は取りました」
「は!?」
「ご自由にどうぞと。ビアード様はご褒美をくださるのにリオ様はくださらないの」
「用意する必要ないだろう。俺は君達の成績に興味ない。ただレティシアを手伝っているだけだ」
「そんなにビアード様が怖いですか?私は愛人で構いません」
「俺は生涯レティシアだけと決めている。俺の空いた時間は全て彼女に捧げたい」
「先はわかりませんよ。いずれ選んでいただきます」
「俺に好意があるなら関わらないでほしい。人の話を聞かない人間は嫌いだよ」
何を言っても聞かない令嬢の相手は疲れる。
暗くなり始めたのでレティシアを連れて帰ることにした。次回の勉強会は教師が開くように手を回すか。最近はファンが増えた所為で、レティシアに避けられている。送るのさえも嫌そうな顔をされている。レティシアの気配を見つけても、すぐに遠ざかってしまう。令嬢達に嫌われたい。
***
試験が無事に終わり勉強会から解放されることにほっとした。
「マール様、ビアード兄妹と連携戦の対戦相手を受けていただけませんか?」
レティシアの後輩に声をかけられ足を止める。
「競技場で武術大会の宝取りと同じルールで2対2でお願いします。」
試験を頑張ったご褒美にレティシアは了承したらしい。他の対戦相手と戦い怪我されたくなかった。
「わかった。サイラスを誘っていいか?」
「はい。お願いします」
礼をした令嬢と別れてサイラスの部屋を訪ね協力を頼むと労わるように肩を叩かれた。
「怪我をさせずに、勝利って。わざと負けたら怒るから賢明か」
サイラスと作戦を練り、競技場に行くと人が凄かった。令嬢の見学者が多く、ほとんどビアード兄妹ファンか?レティシアの取り巻きは全員見学している。
ありがたいことにレティシア達の動きは読み通りだった。
勝利したのに素直に喜べない。
負けて悔しがっているレティシアを慰める立場ではないよな・・。俺ではなくサイラスと話すのも立場上仕方ないか。武術はサイラスのほうが実力が上だ。
「全ては読み通りだったんですね。悔しいです」
「二人なら正面突破かなって。水場ならまた違ったけど場所が悪かったね」
「考えたのはリオ様ですよね」
「いかに君に危害を加えず勝つかだったから」
「悔しいです。エイベル、訓練に行きますよ。次は絶対に勝ちます」
礼をして足早に立ち去っていく二人を見送った。次って手合わせするつもりはないんだけど・・。
「貧乏くじ引いたね」
「他の相手が受けて傷つけられたくない」
「報われるといいね。頑張って」
サイラスと一緒に戻ると令嬢に声を掛けられ適当にあしらう。
レティシアに学園で避けられるのはどうにかならないだろうか・・。
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