悪役令息に転生しけど楽しまない選択肢はない!

みりん

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6話

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ただいま王宮に向かっています!

今日がお披露目パーティ当日。

ついに主人公達に会えるぞ!

まず美形なのは間違いないだろうが、3次元だとどんな感じなんだろ。

まあ、俺は天使だったから期待値高いなー!


「あらあら、ユーリ、緊張しているの?」


「ユーリは、このような場は初めてだからな。」


「大丈夫だよ。ユーリの同級生になる人達は皆初めてだから。」


いやどちらかと言うと興奮しているんだよ!

ついに小説のステージにあがるんだから!

楽しむぞー!!









✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱✱







ついに来た!

窓からとても大きなお城が見える。

ここがあの小説の城!

ファンとして、隅々まで見てやるぞ!






もう既に、王宮へ入っていく人が結構いるな。

親の後に続き馬車をおりる。

周りの人達が、俺たちを見ている。

こんなに可愛いんだから当然だよな!





主人公達は、あとから登場だからまだだよな。

それにしてもすごいなー。

どこもかしこもキラキラしてる。さすが小説の城。

ついに俺も社交界デビューだ!

中に入ると、父達に挨拶に来る人達が沢山いる。 


「お久しぶりです。プラリネ公爵。そちらは、息子さんですか?」


「あぁ、久しぶりだな。そうだ、この子は息子のユーリだ。」


「おぉ!公爵夫人によく似てとても美しいかたですね。」


そうだな!肯定の言葉しか出てこないわ。


「こんにちは、プラリネ家次男、ユーリ・プラリネでございます。」


「あぁ!本当に美しい!社交界の華になるでしょう。」


そうだよねー。華になってもしょうがないよね!

こんなに可愛いんだから!












父達は、沢山ん人達に挨拶をしに回っている。

俺はと言うと、花となっている。




社交界の華では無い。壁の花である。










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