2 / 2
貧乏な女
しおりを挟む
俺の事務所には、霊が憑いていない人間がときたま訪れる。俺はそいつらのことを"脚がついた餌"と呼んでいる。
自らの意思か、はたまた何かに導かれたのか。
そんなこと、俺にとってはどうでもいい。
「お金がないんです」
脚がついた餌が、虚な目で勝手にソファに座り項垂れた。唇を真っ赤に塗っていて、胸部に膨らみがあることから女だと分かる。
それは鼻の下に大きなイボのようなホクロがあった。それの上には、必死で隠そうとしたファンデーションの痕跡がある。
「辛いんです。お金がないんです」
俺がホクロに釘付けになっていると、女は再びそう言った。
「そうですか。それはお辛いですね」
「私の妹は、お金があるのに。私をいじめるんです」
あのホクロは、元から膨れていたのだろうか。それとも歳を取るごとに大きくなっていったのだろうか。
「それはひどい! 何をされたんです?」
「母の所有しているマンションの一室を、私に黙って買い取ったんです」
隠そうとしているということは、そのホクロが恥ずかしいのだろうか。それよりもその腫れぼったい唇をファンデーションで抑えた方がいいと思うんだがな、俺は。
「おやおや。それはいけないですね。かわいそうに」
「ひどいですよね。どうして母から買い取る必要はあったんでしょう。お金を持っているのだから、不動産屋で買えばいいのに」
しかし俺は、ヒトと美意識がかけ離れているしなあ。やはり不恰好な唇よりも、イボのようなホクロを隠したいものなのだろうか。
「そうですよね。お金を振り翳して好き勝手するのはよくありませんよね」
「そうですよ。お金を持っていない私をバカにしています」
そわそわ、と背後で霊魂が動く気配を感じた。
我慢ができない子だな、と俺はさりげなく霊魂の頭を撫でてやる。
「私はずっと母にマンションを貸してとお願いしていたんですよ?それなのに、母は買い取ってくれの一点張りで貸してくれなかった。きっと妹が母に何か言ったんですよ」
「なんてひどい!! 娘が貸してと言っているのですから、貸してあげればいいのに」
餌は何度も頷いた。思い出して腹が立ってきたのか、悔し涙を流している。
困ったな。できたら体液を外に出さないでほしいのに。餌が減るじゃないか。
「ええ。そうでしょう。貸してくれたらよかったんです。どうせ私のものになるんだから、前もって寄越してくれたらよかったんですよ。それなのに、妹に売るなんて!」
「お辛いでしょう。好きなだけ吐き出してください」
餌の言葉は耳に心地よかった。
なんとも非合理的で香ばしい。
俺は思いの外、この女を気に入ってしまったようだ。
気付いたら二時間、それの発する音に耳を傾けていた。
霊魂がまだかと俺をなじる。
仕方ない。この気持ちのいい時間もこれで終いか。
できたら最後の最期まで、この醜い雑音を聴き続けていたいものだ。
「......さて、少しお尋ねしますが」
「なんでしょうか?」
「あなたは本当に貧乏なのですか?」
「ええ。毎月苦しくて。辛くて毎晩泣いております」
「そうですかー。ところで、あなたの今着ている悪趣味な服ってどこで購入されましたか?」
女は「悪趣味....?」と眉を寄せながらも答えた。
「デパートですが」
「やっぱり! では、あなたの今しているお化粧品は、どちらで購入されました?」
「デパ地下ですが」
「基礎化粧水は?」
「デパ地下です」
「ふむ」
俺は餌の隣に腰掛け、肩に手を回す。
「良い香りがしますね。香水ですか?」
「...はい。なんなんですかさっきから」
女が俺の手を払いのけようとしたので、慌てず素早くそれの手の甲にナイフを突き刺す。
「きゃあああああああ!!!!!」
「おっ、ネイルですか。ババアなのに美意識が高いですねえ!!!」
「はぎゃああああ!!!!うぐううううう!!!!!」
「すみませんけど! おばさーん! 聞こえますかー?」
「うががががあああああああ!!!!」
「お金のない人はね、3万円の服なんて着ないんですよ!!!!」
俺はそう言って、肉と一緒に服を切り裂いた。
「ふぎゅうううううあああああ!!!!!」
「お金のない人はね、1本一万円の基礎化粧水なんて使わないんですよ!!!!」
俺はそう言って、女の顔面にナイフでバツ印を書いた。
「ぴああああああああ!!!!」
「お金のない人はね、ジェルネイルなんてもの、しないんですよーーー!!」
俺はそう言って、一枚一枚丁寧に、生爪と一緒にジェルネイルを剥がした。
「ふごおおおおおおお!!!!!!」
「あなたは貧乏なんじゃありません! 計画性のない浪費癖のあるタチの悪いババアです!!」
俺はずっと気になっていたホクロを、ナイフで切り落としてやった。よく見ると、ホクロから毛が生えてやがる。
俺はその毛を摘み、ホクロを女の目の前でぶら下げた。催眠術にかけるように左右に振ると、餌は絶叫しながらそれを目で追う。
「マンションが欲しければ、その服や化粧品を我慢してお金を貯めたら良かっただけでは? 買えばよかったんじゃないですか?」
「お金はあああないからああああああ」
「そんなぶちゃいくな顔を塗りたくって、ボテボテのハンプティダンプティみたいな体をだっさい服で着飾るよりも、することがあったんじゃないですかーー???」
ぽいとホクロを投げると、女が「あっ!」と名残惜しそうな声を出したので、思わず噴き出してしまった。気に入っていたのか。チャームポイントだもんな。
「あなた、お母さんのことをお金としてしか見ていないんですね!! お母さんはマンションを買ってくれと言っているのに、どうして貸してと言ったんですか?」
「だからっ...お金がないから...」
「ええ! お金がないから、タダ同然で住まわせてもらって、ローンや管理費をお母さんに死ぬまで払わせようとしていたんですね!!賢いですねえあなた!」
餌が目を泳がせたので、焦点が定まるように、瞳孔にナイフ突き刺してやった。
「おんぎゃああああああああ!!!」
「それで? お母さんがなくなったら、しれっと自分のものにするつもりだったんですよねえ? それって、妹さんがしたことよりもタチが悪いですよーーー!!!」
「ああああああっ!!!あああああああ!!!」
「あなたとのお話、とっても楽しかったです! 俺、この仕事が好きだなって思えましたよ」
じたばたと暴れている餌を横目に、俺は立ち上がる。
「人間はゴミだと思うたびに、俺は霊魂のことが好きになる」
指を揺らすと、焦れている霊魂がわらわらと餌に近づいた。
「あなたも死んで霊魂になればいい。そしたら可愛がってあげますよ」
その言葉は、餌にはもう聞こえていなかった。
無数の霊魂に取り憑かれたそれは、くぐもった声を出しながら、短い足をバタバタさせていた。
霊魂が餌を食べている間、手持ち無沙汰だった俺は、暇つぶしに女の足の爪を剥いだ。
「ひぎゅううううう!!!!」
「あ、こら。霊魂の食事中に豚のような悲鳴をあげるのはやめなさい!」
なんと躾のなっていない餌だろう。
俺はそれの足の裏に、ナイフで相合傘を書いた。
そして「人間」「霊魂」と言う文字を隣り合わせで書き込む。
「霊魂が人間に取り憑くときって、なんだかセックスのようだと思いませんか?俺はこの瞬間を見るとドキドキして、勃起してしまうんですよ」
「お"っ....うあ"っ....」
「でも...」
「んぎゃっ」
俺は、相合傘の上のハートにヒビを書いた。
「霊魂って飽き性でね。よっぽど気に入ったからだじゃないと、長居してくれないんです」
食事を済ませた霊魂が、俺の元に戻ってくる。
全ての霊魂が抜けた女は、泡を吹いて脱力していた。
まだ意識はあるようだ。
「えーっと、じゃあ、次の仕事に取りかかるか」
俺は女の口をこじあけ、太短い舌を引っ張った。
「ふぎゅああっ」
「まずこの意味不明な持論を展開する舌を切り落としましょうね」
台所ハサミで、ちょきちょきと舌を切る。
一気に女の口の中が血まみれになって、窒息しかけたのか俺に向かって血を吐き出した。
顔面血だらけになってしまった。
人間の血の匂いは嫌いじゃないから別に良い。
だが少し腹が立ったので、喉ちんこを切り落としてみた。
「ぴゅあああああああ!!!」
そして俺は、今まで剥ぎ取った爪も口の中に突っ込む。じゃりじゃり感が不快なのか、女がバタバタと暴れた。
「それにねえ、お金がないのに人のものを欲しがるのなら、内臓を売ればよかったんですよ」
その辺にあった包丁で、俺は女の胸から腹までを切り開いた。
「ぴょおおおおおお!!!!」
「ほらー!!こんなにみっちり内臓を持ってるんですよ??」
肺も、腎臓も、肝臓も、古いが金にはなるだろう。
俺は慎重に血管を台所ハサミで切り、内臓を取り出していく。
それに心臓。
これも忘れちゃいけない。
上半身が空になるまで内臓を取り出し、床に並べた。タバコを吸うのか肺は真っ黒だったが、他の内臓はピンク色で割と綺麗だ。
いつの間にか息をしなくなったその餌のそばで、俺は霊魂と一緒に、小腸で大縄跳びをした。
霊魂は久しぶりに遊べてご機嫌だ。
ゴミでも少しはこの世界の糧になれたんじゃないかと思う。
「よかったですね」
俺は目尻を下げ、空っぽになったその餌に餞の言葉を贈った。
自らの意思か、はたまた何かに導かれたのか。
そんなこと、俺にとってはどうでもいい。
「お金がないんです」
脚がついた餌が、虚な目で勝手にソファに座り項垂れた。唇を真っ赤に塗っていて、胸部に膨らみがあることから女だと分かる。
それは鼻の下に大きなイボのようなホクロがあった。それの上には、必死で隠そうとしたファンデーションの痕跡がある。
「辛いんです。お金がないんです」
俺がホクロに釘付けになっていると、女は再びそう言った。
「そうですか。それはお辛いですね」
「私の妹は、お金があるのに。私をいじめるんです」
あのホクロは、元から膨れていたのだろうか。それとも歳を取るごとに大きくなっていったのだろうか。
「それはひどい! 何をされたんです?」
「母の所有しているマンションの一室を、私に黙って買い取ったんです」
隠そうとしているということは、そのホクロが恥ずかしいのだろうか。それよりもその腫れぼったい唇をファンデーションで抑えた方がいいと思うんだがな、俺は。
「おやおや。それはいけないですね。かわいそうに」
「ひどいですよね。どうして母から買い取る必要はあったんでしょう。お金を持っているのだから、不動産屋で買えばいいのに」
しかし俺は、ヒトと美意識がかけ離れているしなあ。やはり不恰好な唇よりも、イボのようなホクロを隠したいものなのだろうか。
「そうですよね。お金を振り翳して好き勝手するのはよくありませんよね」
「そうですよ。お金を持っていない私をバカにしています」
そわそわ、と背後で霊魂が動く気配を感じた。
我慢ができない子だな、と俺はさりげなく霊魂の頭を撫でてやる。
「私はずっと母にマンションを貸してとお願いしていたんですよ?それなのに、母は買い取ってくれの一点張りで貸してくれなかった。きっと妹が母に何か言ったんですよ」
「なんてひどい!! 娘が貸してと言っているのですから、貸してあげればいいのに」
餌は何度も頷いた。思い出して腹が立ってきたのか、悔し涙を流している。
困ったな。できたら体液を外に出さないでほしいのに。餌が減るじゃないか。
「ええ。そうでしょう。貸してくれたらよかったんです。どうせ私のものになるんだから、前もって寄越してくれたらよかったんですよ。それなのに、妹に売るなんて!」
「お辛いでしょう。好きなだけ吐き出してください」
餌の言葉は耳に心地よかった。
なんとも非合理的で香ばしい。
俺は思いの外、この女を気に入ってしまったようだ。
気付いたら二時間、それの発する音に耳を傾けていた。
霊魂がまだかと俺をなじる。
仕方ない。この気持ちのいい時間もこれで終いか。
できたら最後の最期まで、この醜い雑音を聴き続けていたいものだ。
「......さて、少しお尋ねしますが」
「なんでしょうか?」
「あなたは本当に貧乏なのですか?」
「ええ。毎月苦しくて。辛くて毎晩泣いております」
「そうですかー。ところで、あなたの今着ている悪趣味な服ってどこで購入されましたか?」
女は「悪趣味....?」と眉を寄せながらも答えた。
「デパートですが」
「やっぱり! では、あなたの今しているお化粧品は、どちらで購入されました?」
「デパ地下ですが」
「基礎化粧水は?」
「デパ地下です」
「ふむ」
俺は餌の隣に腰掛け、肩に手を回す。
「良い香りがしますね。香水ですか?」
「...はい。なんなんですかさっきから」
女が俺の手を払いのけようとしたので、慌てず素早くそれの手の甲にナイフを突き刺す。
「きゃあああああああ!!!!!」
「おっ、ネイルですか。ババアなのに美意識が高いですねえ!!!」
「はぎゃああああ!!!!うぐううううう!!!!!」
「すみませんけど! おばさーん! 聞こえますかー?」
「うががががあああああああ!!!!」
「お金のない人はね、3万円の服なんて着ないんですよ!!!!」
俺はそう言って、肉と一緒に服を切り裂いた。
「ふぎゅうううううあああああ!!!!!」
「お金のない人はね、1本一万円の基礎化粧水なんて使わないんですよ!!!!」
俺はそう言って、女の顔面にナイフでバツ印を書いた。
「ぴああああああああ!!!!」
「お金のない人はね、ジェルネイルなんてもの、しないんですよーーー!!」
俺はそう言って、一枚一枚丁寧に、生爪と一緒にジェルネイルを剥がした。
「ふごおおおおおおお!!!!!!」
「あなたは貧乏なんじゃありません! 計画性のない浪費癖のあるタチの悪いババアです!!」
俺はずっと気になっていたホクロを、ナイフで切り落としてやった。よく見ると、ホクロから毛が生えてやがる。
俺はその毛を摘み、ホクロを女の目の前でぶら下げた。催眠術にかけるように左右に振ると、餌は絶叫しながらそれを目で追う。
「マンションが欲しければ、その服や化粧品を我慢してお金を貯めたら良かっただけでは? 買えばよかったんじゃないですか?」
「お金はあああないからああああああ」
「そんなぶちゃいくな顔を塗りたくって、ボテボテのハンプティダンプティみたいな体をだっさい服で着飾るよりも、することがあったんじゃないですかーー???」
ぽいとホクロを投げると、女が「あっ!」と名残惜しそうな声を出したので、思わず噴き出してしまった。気に入っていたのか。チャームポイントだもんな。
「あなた、お母さんのことをお金としてしか見ていないんですね!! お母さんはマンションを買ってくれと言っているのに、どうして貸してと言ったんですか?」
「だからっ...お金がないから...」
「ええ! お金がないから、タダ同然で住まわせてもらって、ローンや管理費をお母さんに死ぬまで払わせようとしていたんですね!!賢いですねえあなた!」
餌が目を泳がせたので、焦点が定まるように、瞳孔にナイフ突き刺してやった。
「おんぎゃああああああああ!!!」
「それで? お母さんがなくなったら、しれっと自分のものにするつもりだったんですよねえ? それって、妹さんがしたことよりもタチが悪いですよーーー!!!」
「ああああああっ!!!あああああああ!!!」
「あなたとのお話、とっても楽しかったです! 俺、この仕事が好きだなって思えましたよ」
じたばたと暴れている餌を横目に、俺は立ち上がる。
「人間はゴミだと思うたびに、俺は霊魂のことが好きになる」
指を揺らすと、焦れている霊魂がわらわらと餌に近づいた。
「あなたも死んで霊魂になればいい。そしたら可愛がってあげますよ」
その言葉は、餌にはもう聞こえていなかった。
無数の霊魂に取り憑かれたそれは、くぐもった声を出しながら、短い足をバタバタさせていた。
霊魂が餌を食べている間、手持ち無沙汰だった俺は、暇つぶしに女の足の爪を剥いだ。
「ひぎゅううううう!!!!」
「あ、こら。霊魂の食事中に豚のような悲鳴をあげるのはやめなさい!」
なんと躾のなっていない餌だろう。
俺はそれの足の裏に、ナイフで相合傘を書いた。
そして「人間」「霊魂」と言う文字を隣り合わせで書き込む。
「霊魂が人間に取り憑くときって、なんだかセックスのようだと思いませんか?俺はこの瞬間を見るとドキドキして、勃起してしまうんですよ」
「お"っ....うあ"っ....」
「でも...」
「んぎゃっ」
俺は、相合傘の上のハートにヒビを書いた。
「霊魂って飽き性でね。よっぽど気に入ったからだじゃないと、長居してくれないんです」
食事を済ませた霊魂が、俺の元に戻ってくる。
全ての霊魂が抜けた女は、泡を吹いて脱力していた。
まだ意識はあるようだ。
「えーっと、じゃあ、次の仕事に取りかかるか」
俺は女の口をこじあけ、太短い舌を引っ張った。
「ふぎゅああっ」
「まずこの意味不明な持論を展開する舌を切り落としましょうね」
台所ハサミで、ちょきちょきと舌を切る。
一気に女の口の中が血まみれになって、窒息しかけたのか俺に向かって血を吐き出した。
顔面血だらけになってしまった。
人間の血の匂いは嫌いじゃないから別に良い。
だが少し腹が立ったので、喉ちんこを切り落としてみた。
「ぴゅあああああああ!!!」
そして俺は、今まで剥ぎ取った爪も口の中に突っ込む。じゃりじゃり感が不快なのか、女がバタバタと暴れた。
「それにねえ、お金がないのに人のものを欲しがるのなら、内臓を売ればよかったんですよ」
その辺にあった包丁で、俺は女の胸から腹までを切り開いた。
「ぴょおおおおおお!!!!」
「ほらー!!こんなにみっちり内臓を持ってるんですよ??」
肺も、腎臓も、肝臓も、古いが金にはなるだろう。
俺は慎重に血管を台所ハサミで切り、内臓を取り出していく。
それに心臓。
これも忘れちゃいけない。
上半身が空になるまで内臓を取り出し、床に並べた。タバコを吸うのか肺は真っ黒だったが、他の内臓はピンク色で割と綺麗だ。
いつの間にか息をしなくなったその餌のそばで、俺は霊魂と一緒に、小腸で大縄跳びをした。
霊魂は久しぶりに遊べてご機嫌だ。
ゴミでも少しはこの世界の糧になれたんじゃないかと思う。
「よかったですね」
俺は目尻を下げ、空っぽになったその餌に餞の言葉を贈った。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
BL 男達の性事情
蔵屋
BL
漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。
漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。
漁師の仕事は多岐にわたる。
例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。
陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、
多彩だ。
漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。
漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。
養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。
陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。
漁業の種類と言われる仕事がある。
漁師の仕事だ。
仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。
沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。
日本の漁師の多くがこの形態なのだ。
沖合(近海)漁業という仕事もある。
沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。
遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。
内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。
漁師の働き方は、さまざま。
漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。
出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。
休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。
個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。
漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。
専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。
資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。
漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。
食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。
地域との連携も必要である。
沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。
この物語の主人公は極楽翔太。18歳。
翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。
もう一人の主人公は木下英二。28歳。
地元で料理旅館を経営するオーナー。
翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。
この物語の始まりである。
この物語はフィクションです。
この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる