変態紳士 白嘉のオリジナルの詞

『不謹慎』

世間が不謹慎だと騒いでる
不謹慎の基準って何だろう
どこからが不謹慎なんだろう

子供の教育に悪いと大人は言う
もし不謹慎なものを見たら
あれは良くない事だと教えるのも
あれは不謹慎なものだと教えるのも
子供の教育なんだとしたら
良い見本と悪い見本が見えている方が
子供の教育になる気がする

あんな大人にはなりたくない
僕は悪い見本の大人達をたくさん見て
反面教師にしてきた
良いものしか見ていなかったら きっと
良い大人ばかりだと思っていただろう
悪いものも見てきたからこそ
善悪の判別がつくようになったんだろう
良い大人ばかりだと思って
大人を信じて生きてしまうと
不幸になってしまう

確かに不謹慎なものはあると思う
人を傷付けてしまう事
人を不快にさせること
人を悲しませてしまう事
人を不幸に陥れるようなこと
だけど難しい事がある

人はどこで傷付くか分からない
人がどこで不快に思うのか分からない
人はどこで悲しむか分からない
人がどこで不幸を感じるか分からない
人の心のスイッチが分からない

だから とりあえずやってみるしかない
やってみて反応を見てみるしかない
やってみてから判断するしかない

世間が騒いでる不謹慎は
本当に不謹慎なこともあれば
そんなに騒ぐほどのことでもない場合もある
だから自分の基準で動くしかない

みんなが不謹慎を恐れて 自粛をしても
僕は自粛をしない
そこを越えないとインパクトを与えられない
そこを越えないと差別化を図れない
自分の良さを埋もれさせるわけにはいかない

不謹慎を恐れ 自分に規制をかけてしまえば
本当に自分がやりたかった事が
見えなくなってしまう気がする
一期一会の人生だというのに
自分という人間で生きられるのは
今しかないというのに

器の小さい世間の声に負けるな
心の狭い世間の声に負けるな