変態紳士 白嘉の価値観

変態紳士 白嘉(HAKKA)

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仕事できる人が損をする理由

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小泉環境大臣が、育児休暇を取得する宣言をして、
賛否両論起きてますが、取れる状況にある人は使えばいいので、
賛成も反対もないかなと思います。

小泉大臣は空気を作りたいと言ってましたが、
空気を作るのはいいけど、一般社会においては、
空気だけで問題が解決するわけじゃないのが、難しいところです。


育児休暇だけでなく、有給休暇にも共通して言える事だけど、
制度があっても、問題なく使える人と、使いづらい人がいるわけです。


どの会社でも、どの職場でも、休まれると仕事に支障をきたす人と、
さほど支障をきたさない人がいると思うんです。


休まれると仕事に支障をきたす人は、仕事の役割が重かったり広かったり、
その人がいないと仕事が回らなかったり、みんなが困ったり。
そういう人は、休暇を取りづらい。
休暇をとってもいいと言われても、責任感で影響範囲を考えてしまったり。

会社が取らせないというよりも、本人が取る勇気が出ない場合も多いと思います。
取りたくても、自分と同じスキルを持つ人間を育成しないと休めない。
だけど、日々仕事に追われて、そんな時間がない。
これは、一般社会あるあるです。


休まれても仕事の支障をきたさない人は、仕事の役割が軽く浅く、
その人がいなくても、誰でもリカバリやフォローできたり、
そういう人は、休まれても影響範囲が小さいので、
休暇を取りやすかったりする。


つまり、仕事ができる人、信頼されてる人、必要とされてる人ほど、
休暇を取りづらく、そうでもない人が休暇を取りやすいわけです。

仕事ができる人の方が損で、仕事をできない人の方が得なんです。

一般社会は、だいたいそういう仕組みになっている。
そういう意味では、仕事ができる事が、必ずしもいい事とは限らないわけです。



実際、僕自身、歌に関しては褒められたら素直に嬉しいけど、
仕事に関しては、褒められても全く嬉しくない。

僕にとって、『仕事ができる』と思われる事は、マイナスだと思っている。
だから、『仕事ができる』と僕は思われたくない。

昔は、『仕事ができる』ことは周りから信頼されて良い事だと思っていたけど、
今となっては、『仕事できる』ほうが損をすると思っている。


『仕事できる』と思われる事が、なぜマイナスなのか?
こういう流れになるからです。


真面目に仕事を頑張る。
責任感を持って、仕事をやるようになる。
⬇︎
周りから褒められ、信頼される。
周りから仕事ができる人として認められるようになる。
仕事を任されやすくなる。
⬇︎
信頼される事により、仕事が増える。
できる人と思われ、できる人に仕事が集まる。
できない人は、仕事を任せられないと思われて仕事が制限される。
できる人は、その分のしわ寄せも増えていく。
⬇︎
仕事が増えるも、給料はあまり増えない。
給料が増えても、たかが知れている。
仕事ができてもできなくても、給料の差はたかが知れてる。
残業時間が抑制されるも、やる仕事は減らない。
徐々にイライラが募ってくる。
⬇︎
生活もかかってるし、転職しても仕事が続く保障もないので、
とりあえず我慢して働く。
しかし、我慢してる分、ストレスが溜まっていく。
⬇︎
我慢に限界が訪れる。
ストレスが原因で、体調を崩す。仕事を休みがちになる。
やがて、仕事を辞めるタイミングを考える。
我慢できなくなって、退職する。


過去の自分を振り返ると、この流れになっている。

一般社会は、仕事ができる人が仕事を嫌になる仕組みになっている。
仕事ができない人は、仕事量が増えない、仕事の幅も広がらないので、
仕事ができない人の方が、仕事を続けられる状態が維持される。


だから僕は、仕事で褒められても喜べない。
仕事ができる人だと思われても、嬉しくないんです。
そう思われれば思われるほど、負担が増えて苦しくなるから。


社会は、そういう仕組みになっている。
だから僕は、正直に言うようになったんです。


やりたくない!
無理です!


それを言わないと、仕事が増えるいっぽうだから。

仕事だからしょうがないと妥協して、我慢して、
時間が経過すると、どうなっていくか。
負担とストレスが重なっていくだけです。


ただ、自分だけの仕事が減ってもダメなんです。
自分だけが楽になっても、意味がない。
ただ単に、自分の負担が他の人に変わるだけだと、
何の解決にもなってないから。


みんなの負担が減らないと意味がない。
全体として改善されないと意味がない。
そうじゃないと、自分以外の他の人材がいなくなるから。
他の人材がいなくなると、自分に負担が戻ってくるだけ。



どこの会社でもそうだろうけど、
仕事ができる人に依存する仕組みは、
本当に改善させないと、社会から人材がいなくなる。

育児休暇が取りづらいのって、会社だけの問題じゃなく、
そこで働く人たちが、仕事ができる人に依存していないか、
一人一人が自分の仕事をちゃんと自分で責任を果たそうとしているか、
一人一人がそういう意識を持って、仕事ができてるか。

そういうのも、大事なんです。

だけど、人それぞれキャパが違うし、人それぞれ得意不得意も違うので、
自分にできない事を、無理にやるのも違うんですよね。
それはそれで、周りに迷惑かけたりもするし。


仕事だからって、妥協したり、我慢する事は、いい事ではない。
会社にとっても、仕事仲間にとっても、人材を失う事になるから、
妥協と我慢は、誰も幸せにならない。


仕事だから、しょうがない。
それで妥協して、我慢して、自分自身がどうなっていったか。
自分自身が潰れて、どうなっていったか。


仕事がしんどい、仕事がつらいと、どういう心境になるか。
生きていく事自体が、苦しくなり、つらくなる。
そして、生きるのを辞めたくなり、死にたくなる。

仕事の状況と生死って直結するんですよね。
生きていくために働くから、直結するんです。


だから会社は、働いてる人達の職場環境を考えないといけないんです。
仕事が嫌にならない職場環境、仕事が嫌にならない働き方。
仕事が嫌にならない組織運営。
仕事を頑張りたいと思える職場環境。
会社行くのが苦にならない職場環境。

質も量も高パフォーマンスで維持できる働き方。
誰がやっても、同じ質を維持できる仕事のやり方。

管理職の人達は特に、そういう事を常に考えておかないといけない。
それを日常的にできてれば、仕事ができる人も休暇を取りやすい環境になる。
それを日常的にやらないから、仕事ができる人に依存しすぎて、
できる人ほど、必要とされてる人ほど、休暇が取りにくくなるわけです。


働いてる人達の不満や愚痴、意見は、本当に無視しちゃダメなんです。
聞き流しちゃダメなんです。
不満や愚痴って、基本的に本音だからね。
悪い言葉ほど、心の底から出ている。
仕事に関しては!
僕は、基本的にそう思っている。


自分の職場、自分の会社に限らず、社会全体が大きく変わって欲しいなって、
本当に思う。
仕事ができる人間を苦しめ、仕事ができる人間を不幸にする。
そんな社会で良いわけがないから。


だけど、そこは自分の力ではどうする事もできない。
自分の力ではどうする事もできないから、僕はどこで働いても、
同じ壁、同じ問題にぶち当たって、同じ事で苦しむ。
それを、ひたすら繰り返すばかり。


それでも僕は、せめて自分がいる場所くらいは良くしたいと思う。
自分がいる場所しか変えられないしね。


よく、人は悩み聞いてあげるよと言う。
よく、人は話を聞いてあげるよと言う。


だけど、話聞いてくれれば、それでいいわけじゃない。
悩みを聞いてくれるだけでいいわけじゃない。
人を救うには、具体的に何かをしてあげないといけないんです。
言葉だけで、人を救えるわけではないんです。


人間って、そんなに単純な生き物ではない。
だけど、他人ができる事はたかが知れてる。


結局のところ、自分の事は自分で守るしかない。
人のために生きてたら、逆にそれを利用されてしまう。
だから、周りからワガママだと思われても、自分勝手だと思われても、
自分自身を守るために、言いたい事を言い、本音をぶつけてないといけない。

社会の中で生きていくうえで、人に愛されようなんて思ってたら、
自分自身が苦しい状況に追い込まれていくだけ。


自分自身を守るためなら、嫌われたっていい。
自分自身を守るためなら、愛されなくてもいい。
社会の中で愛されても、その愛を利用され、苦しむ事になる。


社会は残酷なんだよ。

社会のために生きるな。都合の良いように利用されるだけだ。
自分自身のために生きろ。
今の僕は、そう思っている。


そうやって社会は、冷たい人間が増え、自分勝手な人が増え、
人のために生きる人がいなくなっていく。
でも、そういうふうに生きないと耐えられないから。

ある程度、自己中じゃないと耐えられない。
それが、日本社会です。


ただ、やっぱり仲間が必要です。
一緒になって『嫌だ』『無理』って言ってくれる仲間が必要です。
一人だけの意見じゃ、1人の意見でしかない。
1人だけの意見じゃ、社会は動かない。
だから、みんなが社会の中で『本音』をぶつけてないといけないんです。

1人だけが本音をぶつけても、変わらないんです。
みんなが本音をぶつけてないと変わらないんです。


僕らは、社会のために生きるわけじゃない。
僕らは、仕事のために生きるわけじゃない。
自分の人生を生きるために働き、お金を稼いでいるだけ。

だから、仕事が原因で自分の人生が狂うなんて、
そんな事はあってはならないんです。


そうならないために、一人一人が社会の中で、
本音をぶつけてないといけないです!


社会の中で生きるって、本当に単純じゃない。
様々な複雑なものが入り混じっている。


大人は楽しいぞって、大人は言うけど、
大人は、人にストレスを与えながら、
人を傷付けながら、自分のことだけを考えながら、
そういう大人が多く、そういう大人ほど大人を楽しんでるから、
僕は、大人が良いとは思えないんです。


大人は、もっと人のために悩めよ。
大人は、もっと人の事を考えろよ。
自分が楽することばかり考えるなよ。
そういう大人のせいで、どれだけの人間が苦しんでるか。


そんなふうにも思うから、複雑だ!
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