夢を持つには遅すぎて、諦めるには若すぎた

ともみさ

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久しぶり、トラウマ

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BL好きのキモい女と思われたくない。
私は最初そう思っていた。

そして中学の時も、趣味隠していた。だが理由が少しだけ違う。
中学の時は他人を不快にさせないようにするためだ。


言葉を重ねてもとりあえず腐っている。
やはり腐っている。


勿論、同じ趣味の人と繋がりたい。
推しカプ違いで揉めてみたい。
こんな欲求は大きい。
しかし、この思いはすべての人が共有できるものではないと思う。

同じ同士だから同じ気持ちだと思うのはあまりにも軽率だ。

一人で楽しむのだっていい。
誰にも邪魔されることなく、その作品を味わうことができる。


そんな作品たちは、私に笑顔をくれたのだ。


そんな作品で他人を不快にさせないように…
そう願って有名な恋愛小説のカーバーを宝物にかけ、あたかも恋愛小説を偽装した。

これが悪夢の発端だ。


簡潔に言うとするなら、落として拾われ晒されたのだ。


不快にさせないようにするための欠陥のない偽装工作は、その作品そのものを貶し、辱しめる結果になってしまった。


「このキモい本読んでるやつ誰?」
「マジでウケるんですけどぉ」
取巻きも一緒に煽ってくる。

「…」


「マジで誰?出てこないなら破るけど?」

「私のです、返してください‼」
目の前に立ち対峙する。一睨みきかせてから膝を折り土下座する。

「こんなのの何処が面白いわけ?」

「どこって…それは…」

「好きなものの好きなとこさえ言えないわけ?じゃあ好きじゃないんじゃないの?」

「…」

一瞬の静寂の後で私が鼻をすする音だけが響く。視界が歪む。
彼女の意見を肯定したいわけじゃない。


彼女は手に持っていた本を優しく私の机に置きながら言った
「もういいわ。
貴女に言ってもわからないでしょうけど、世の中貴女のような人ばかりじゃないの。男同士とかが嫌いな人だっているの。
地面に擦り付けたその汚い手で、受け取られそうになるなんて、この本も貴女の立派な被害者ね」


頭の中がグチャグチャになった。
ただ泣いたことだけおぼえてる。





気づいた時には、中学で、私はずっとお一人様。

自らの、大事なものさえ汚そうとするお腐れ様。




思い出すだけでも泣きそうで、でも、私が少し変われたそんな私の黒歴史。










読んでくださった方、ありがとうございます‼
なにか問題がありましたら、よければコメントお願いします。
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