夢を持つには遅すぎて、諦めるには若すぎた

ともみさ

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こんにちは、自己紹介

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「わっ私は、二階堂文乃でっです。」

我ながら素晴らしい自己紹介。惚れ惚れしちゃう。

「二階堂さん。趣味は?」

優しい声で明るく聞いてくれるのは、担任になった。間宮美咲先生。
朗らかな笑顔、優しい声音、ウェーブのかかった綺麗な長髪。大人の女性だ。

「二階堂さん?」

「あっ…ど、読書です」

慌てて返答する私は、よほど滑稽だったのだろう。
数人のクラスメイトから笑われてしまう。

「先生も本を結構読むので、面白い本があったら教えてね」

そんな先生の自然な気遣いは、とても優しく痛かった。

泣いてなんかないからっ!!

どういう内容を話すか直前まで考えてはいたが、いざ自分の番になると、想像より口が動かないのはなんででしょうか。
勿論口だけではなく、頭の中も真っ白でしたが。



「次は長谷さん!!」

間宮先生の優しい声が次の生徒の名前を呼ぶ。

「はい、長谷瑞穂です。趣味は色々あるけれど、人と喋るのが大好きです。三年間で同じ学年の人全員と話せればいいなぁって思ってます。気軽に話しかけてくださいね。」

整った小さい顔。綺麗な茶色が混じったポニーテールに、人を惹き付けるような間の取り方。最後に放ったアイドル級のウィンク。
圧倒的なコミュ力がそこにはあった。

自己紹介前からもうすでに、みんなに囲まれてましたもん。


私のクラスは39名。
自己紹介が終わったときには、カーストが出来上がっているか不思議だ。



ショートホームルームが終わり下校である。
あるものはグループを作り連絡先を交換し、
あるもは部活見学に行きあるものは足早に教室から出ていく。


羨ましいんだからだからっ!!勘違いしないでよねっ!!



私は絶賛、身の振り方を迷っている。










閲覧ありがとうございます。読みにくいところや誤字脱字等ありましたら、よろしければご指摘
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