56 / 101
第55話 雨降って、地固まる!?
「……え?」
「やはり私のような人間は、陽様のお側には相応しくありません。これまでのように、影ながら見守るくらいが丁度良いのでしょう。なのに、貴方に直にお会いしたいなどと欲を掻いたが為に、このような事態を招いてしまいました。この責任は重大です。ですから、陽様……私を護衛の任から解いて、解雇してください」
「え、ちょ……待ってください。そんな……」
御影さんは真剣そのもの。とても冗談を言っているような雰囲気ではない。――本気なのだ。本気で、懲罰を望んでいる。
解雇? 御影さんが、オレの傍から居なくなる?
そんなの――。
「イヤです!」
自然と、言葉が口を突いていた。御影さんは驚いたようにこちらを見た。瞠られた紫の瞳には、どこか叱られた子犬みたいなあどけなさがあった。
「そんなこと、勝手に決めないでください! 大体、あんたいつも勝手なんですよ! 知らない間にオレのストーカーになって、オレの知らないところで勝手にオレのこと守ってきて、こんな強引な手段で護衛人になっといて、今度は辞める!? 今更何ですか!」
「は、陽様……」
「迷惑なら散々掛けられてきましたよ! 過保護過ぎて友達も寄ってこないし、盗撮とか犯罪行為を平気でする変態だし、人工呼吸とはいえ人のファーストキス奪っといて、全く気にもしてません、みたいな顔してるし! これまで、オレがどれだけあんたの言動に振り回されてきたのか、分かってるんですか!?」
考えたら、腹が立ってきた。困惑の色を浮かべる彼には構わず、込み上げる情動のままに叫ぶ。
「こんなにオレのことぐちゃぐちゃに掻き乱しといて、オレの中あんたでいっぱいにしといて、今更勝手な責任感を振り翳して居なくなるとか! そんなの絶対許しませんから!」
「も、申し訳ございません」
「謝るくらいなら! これからも傍に居てくださいよ!」
束の間、静寂が生まれた。
「……よろしいのですか?」
静かに、それでいて熱を孕んだ声音で、御影さんが問うた。
「オレが良いって言うんだから、良いに決まっているでしょうが! ていうか、命令です! こっちはもう、御影さんの居ない生活なんて考えられないんですからね! 最後まで責任取ってください!」
鼻息荒くオレが主張すると、御影さんは花が綻ぶようにふわりと相好を崩して――。
「畏まりました」
それはそれは幸せそうに微笑んだものだから、オレは先程までの勢いを削がれてしまった。
ていうか、オレ……何言ってんだ? まるで、プロポーズみたいじゃんか!
改めて己の言動を振り返るや、遅れ馳せて頬を火照らせる。そこに、御影さんは次のようなことをぶっ込んできた。
「陽様、人工呼吸のこと、そんなに気にしてらしたのですね」
「ふぇっ!?」
「火急のこととはいえ、陽様の初めてを奪う形になってしまい、大変申し訳ございませんでした」
「い、いや、その……」
「ですが、私が全く気にもしていないと思われているのでしたら、それは違いますよ」
「え、そ、それは、どういう……」
「さぁ、どうでしょうね」
意味深に濁して、悪戯っぽく微笑う。「秘密です」とでも言うように人差し指を唇に添える仕草が妙に色っぽくて、オレは何だかドキッとしてしまった。
――ああ、もう降参だ。
理解してしまった。もしかしたら、とその可能性に行き当たっても、いや、そんなはずはないと、ずっと目を逸らして考えないようにしてきた、この気持ちの正体。
――オレは、御影さんのことが好きなんだ。
いつからだろう。初めて守ってもらったあの日から?
怯えるオレを宥めるように、御影さんはずっと優しく抱き締めて、背中をさすっていてくれた。
それから熱を出した時も、御影さんはずっとオレの側に寄り添っていてくれた。
長男だからと我慢しがちで、人に甘えるのが苦手なオレを、御影さんは誰よりも甘やかしてくれる。
――オレでも誰かの一番になれるんだって、教えてくれた。
いつの間にかこの人の傍に居ることが、心地よくなっていた。離れると考えると、辛くなる程に――。
あーあ。内心で溜息を吐いた。
遂に認めてしまった。
「陽様、改めて此度のことは、私の過去の因縁に巻き込んでしまい、大変申し訳ございませんでした」
不意に真面目な顔をして、御影さんが言った。そこの負い目はどうしても消えないらしい。
「もういいですよ。結局はこうして助けてくれたじゃないですか。それに、謝らなきゃいけないのはオレの方もです」
「陽様が?」
何故? と首を傾げて、御影さんがオレを見る。オレは苦笑を漏らした。
「御影さんが人を殺したっていうあいつらの言い分を、オレは信じかけたんですよ」
そんなことはないと否定しつつも、心の底では御影さんを信じ切ることが出来なかった。――これは、オレの負い目だ。
御影さんはやや瞠目して、それからまた真面目な顔に戻って、告げた。
「陽様。陽様を不安にさせてしまったようで、大変申し訳なく思います。けれど、これだけは誓って言えます。私は、社会的に死に至らしめることはあっても、人を直接手に掛けたことはございません。ですので、ご安心ください」
「う、うん」
前半が充分物騒なんだけど……そこに関してはツッコまないようにしよう。
でも、そっか。良かった。
考えてみれば、御影さんは虐待の末にお母さんを死なせた義父のことを恨んでいたのだから、人の命を奪うようなことだけは絶対にしないはずだ。――それをしてしまったら、大嫌いな義父と同じになってしまうから。
なのに、少しでも疑ってしまった自分が情けない。御影さんの過去のことは、話を聞いていても実際に見てきた訳じゃないから、まだオレの知らない御影さんが居るのかもしれないと思ったら……。
「そういえば御影さんって、本来の一人称は〝俺〟なんですね」
「え?」
唐突だったのだろう。オレの呟きに、御影さんはキョトンとした。
「私、そんなこと言いましたか?」
「うん。あいつらと話しててちょっと敬語も崩れてたし、あっちが本来の御影さんの喋り方なのかなぁって」
そういえば、初対面の頃の御影さんって、もっとぶっきらぼうな口調だったもんな。
指摘されたくないことだったのか、御影さんは手で顔を覆ってしまった。
「お恥ずかしい。彼らに釣られて少し昔の私に戻ってしまっていたようですね。陽様の前でそのようなだらしのない姿を見せてしまっていただなんて……これからは、もっと気を引き締めて参ります」
「え? 何でですか? オレは別に、常に完璧じゃなくてもいいっていうか、たまにはそういう隙を見せてくれた方が、人間味を感じられるっていうか」
――御影さんのことをもっと知れた気がして、嬉しいっていうか。
「とにかく、オレの前では自然体で居てくれて構わないですよ」
そう力説すると、御影さんは少し困ったように眉を下げて微笑った。
「畏まりました。善処致します」
その返事が既に硬いけれど……まぁ、無理強いすることでもないしな。
「さて、それでは私共もそろそろ参りましょうか。少し遅くなってしまいましたが、夕餉の席には間に合いそうです」
「あ、はい!」
御影さんに促されて、彼の差し出す手を取った。窓から見える夕陽の朱は、いつの間にやら宵の紺色と混ざり合って、朝焼けに似た綺麗な薄紫に変じていた。
「やはり私のような人間は、陽様のお側には相応しくありません。これまでのように、影ながら見守るくらいが丁度良いのでしょう。なのに、貴方に直にお会いしたいなどと欲を掻いたが為に、このような事態を招いてしまいました。この責任は重大です。ですから、陽様……私を護衛の任から解いて、解雇してください」
「え、ちょ……待ってください。そんな……」
御影さんは真剣そのもの。とても冗談を言っているような雰囲気ではない。――本気なのだ。本気で、懲罰を望んでいる。
解雇? 御影さんが、オレの傍から居なくなる?
そんなの――。
「イヤです!」
自然と、言葉が口を突いていた。御影さんは驚いたようにこちらを見た。瞠られた紫の瞳には、どこか叱られた子犬みたいなあどけなさがあった。
「そんなこと、勝手に決めないでください! 大体、あんたいつも勝手なんですよ! 知らない間にオレのストーカーになって、オレの知らないところで勝手にオレのこと守ってきて、こんな強引な手段で護衛人になっといて、今度は辞める!? 今更何ですか!」
「は、陽様……」
「迷惑なら散々掛けられてきましたよ! 過保護過ぎて友達も寄ってこないし、盗撮とか犯罪行為を平気でする変態だし、人工呼吸とはいえ人のファーストキス奪っといて、全く気にもしてません、みたいな顔してるし! これまで、オレがどれだけあんたの言動に振り回されてきたのか、分かってるんですか!?」
考えたら、腹が立ってきた。困惑の色を浮かべる彼には構わず、込み上げる情動のままに叫ぶ。
「こんなにオレのことぐちゃぐちゃに掻き乱しといて、オレの中あんたでいっぱいにしといて、今更勝手な責任感を振り翳して居なくなるとか! そんなの絶対許しませんから!」
「も、申し訳ございません」
「謝るくらいなら! これからも傍に居てくださいよ!」
束の間、静寂が生まれた。
「……よろしいのですか?」
静かに、それでいて熱を孕んだ声音で、御影さんが問うた。
「オレが良いって言うんだから、良いに決まっているでしょうが! ていうか、命令です! こっちはもう、御影さんの居ない生活なんて考えられないんですからね! 最後まで責任取ってください!」
鼻息荒くオレが主張すると、御影さんは花が綻ぶようにふわりと相好を崩して――。
「畏まりました」
それはそれは幸せそうに微笑んだものだから、オレは先程までの勢いを削がれてしまった。
ていうか、オレ……何言ってんだ? まるで、プロポーズみたいじゃんか!
改めて己の言動を振り返るや、遅れ馳せて頬を火照らせる。そこに、御影さんは次のようなことをぶっ込んできた。
「陽様、人工呼吸のこと、そんなに気にしてらしたのですね」
「ふぇっ!?」
「火急のこととはいえ、陽様の初めてを奪う形になってしまい、大変申し訳ございませんでした」
「い、いや、その……」
「ですが、私が全く気にもしていないと思われているのでしたら、それは違いますよ」
「え、そ、それは、どういう……」
「さぁ、どうでしょうね」
意味深に濁して、悪戯っぽく微笑う。「秘密です」とでも言うように人差し指を唇に添える仕草が妙に色っぽくて、オレは何だかドキッとしてしまった。
――ああ、もう降参だ。
理解してしまった。もしかしたら、とその可能性に行き当たっても、いや、そんなはずはないと、ずっと目を逸らして考えないようにしてきた、この気持ちの正体。
――オレは、御影さんのことが好きなんだ。
いつからだろう。初めて守ってもらったあの日から?
怯えるオレを宥めるように、御影さんはずっと優しく抱き締めて、背中をさすっていてくれた。
それから熱を出した時も、御影さんはずっとオレの側に寄り添っていてくれた。
長男だからと我慢しがちで、人に甘えるのが苦手なオレを、御影さんは誰よりも甘やかしてくれる。
――オレでも誰かの一番になれるんだって、教えてくれた。
いつの間にかこの人の傍に居ることが、心地よくなっていた。離れると考えると、辛くなる程に――。
あーあ。内心で溜息を吐いた。
遂に認めてしまった。
「陽様、改めて此度のことは、私の過去の因縁に巻き込んでしまい、大変申し訳ございませんでした」
不意に真面目な顔をして、御影さんが言った。そこの負い目はどうしても消えないらしい。
「もういいですよ。結局はこうして助けてくれたじゃないですか。それに、謝らなきゃいけないのはオレの方もです」
「陽様が?」
何故? と首を傾げて、御影さんがオレを見る。オレは苦笑を漏らした。
「御影さんが人を殺したっていうあいつらの言い分を、オレは信じかけたんですよ」
そんなことはないと否定しつつも、心の底では御影さんを信じ切ることが出来なかった。――これは、オレの負い目だ。
御影さんはやや瞠目して、それからまた真面目な顔に戻って、告げた。
「陽様。陽様を不安にさせてしまったようで、大変申し訳なく思います。けれど、これだけは誓って言えます。私は、社会的に死に至らしめることはあっても、人を直接手に掛けたことはございません。ですので、ご安心ください」
「う、うん」
前半が充分物騒なんだけど……そこに関してはツッコまないようにしよう。
でも、そっか。良かった。
考えてみれば、御影さんは虐待の末にお母さんを死なせた義父のことを恨んでいたのだから、人の命を奪うようなことだけは絶対にしないはずだ。――それをしてしまったら、大嫌いな義父と同じになってしまうから。
なのに、少しでも疑ってしまった自分が情けない。御影さんの過去のことは、話を聞いていても実際に見てきた訳じゃないから、まだオレの知らない御影さんが居るのかもしれないと思ったら……。
「そういえば御影さんって、本来の一人称は〝俺〟なんですね」
「え?」
唐突だったのだろう。オレの呟きに、御影さんはキョトンとした。
「私、そんなこと言いましたか?」
「うん。あいつらと話しててちょっと敬語も崩れてたし、あっちが本来の御影さんの喋り方なのかなぁって」
そういえば、初対面の頃の御影さんって、もっとぶっきらぼうな口調だったもんな。
指摘されたくないことだったのか、御影さんは手で顔を覆ってしまった。
「お恥ずかしい。彼らに釣られて少し昔の私に戻ってしまっていたようですね。陽様の前でそのようなだらしのない姿を見せてしまっていただなんて……これからは、もっと気を引き締めて参ります」
「え? 何でですか? オレは別に、常に完璧じゃなくてもいいっていうか、たまにはそういう隙を見せてくれた方が、人間味を感じられるっていうか」
――御影さんのことをもっと知れた気がして、嬉しいっていうか。
「とにかく、オレの前では自然体で居てくれて構わないですよ」
そう力説すると、御影さんは少し困ったように眉を下げて微笑った。
「畏まりました。善処致します」
その返事が既に硬いけれど……まぁ、無理強いすることでもないしな。
「さて、それでは私共もそろそろ参りましょうか。少し遅くなってしまいましたが、夕餉の席には間に合いそうです」
「あ、はい!」
御影さんに促されて、彼の差し出す手を取った。窓から見える夕陽の朱は、いつの間にやら宵の紺色と混ざり合って、朝焼けに似た綺麗な薄紫に変じていた。
あなたにおすすめの小説
処刑される悪役令息に転生したらなぜか推しの騎士団長がグイグイ近づいてくる
猫に小判
BL
交通事故で死んだはずの会社員・田中悠人は、気がつくとBL小説『恋と陰謀~はじまりは夜に~』の世界に転生していた。
しかも転生先は、原作で処刑される悪役令息エリオット。
当然そんな未来は回避したい。
原作知識を頼りに慎重に立ち回るつもりだったのに、気づけば王宮を揺るがす事件に巻き込まれていき――。
さらに困ったことに、原作で一番の推しだった騎士団長ガイウスがやたらと距離を詰めてきて……?
平穏に生きたい元悪役令息と、過保護な騎士団長がじれじれ距離を縮める話。
ガイウス(騎士団長)×エリオット(元悪役令息)
飼われる側って案外良いらしい。
なつ
BL
20XX年。人間と人外は共存することとなった。そう、僕は朝のニュースで見て知った。
向こうが地球の平和と引き換えに、僕達の中から選んで1匹につき1人、人間を飼うとかいう巫山戯た法を提案したようだけれど。
「まあ何も変わらない、はず…」
ちょっと視界に映る生き物の種類が増えるだけ。そう思ってた。
ほんとに。ほんとうに。
紫ヶ崎 那津(しがさき なつ)(22)
ブラック企業で働く最下層の男。顔立ちは悪くないが、不摂生で見る影もない。
変化を嫌い、現状維持を好む。
タルア=ミース(347)
職業不詳の人外、Swis(スウィズ)。お金持ち。
最初は可愛いペットとしか見ていなかったものの…?
2025/09/12 ★1000 Thank_You!!
助けたドS皇子がヤンデレになって俺を追いかけてきます!
夜刀神さつき
BL
医者である内藤 賢吾は、過労死した。しかし、死んだことに気がつかないまま異世界転生する。転生先で、急性虫垂炎のセドリック皇子を見つけた彼は、手術をしたくてたまらなくなる。「彼を解剖させてください」と告げ、周囲をドン引きさせる。その後、賢吾はセドリックを手術して助ける。命を助けられたセドリックは、賢吾に惹かれていく。賢吾は、セドリックの告白を断るが、セドリックは、諦めの悪いヤンデレ腹黒男だった。セドリックは、賢吾に助ける代わりに何でも言うことを聞くという約束をする。しかし、賢吾は約束を破り逃げ出し……。ほとんどコメディです。 ヤンデレ腹黒ドS皇子×頭のおかしい主人公
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
俺は夜、社長の猫になる
衣草 薫
BL
冤罪で職を追われた葵は、若き社長・鷹宮に拾われる。
ただし条件は――夜は“猫”として過ごすこと。
言葉を話さず、ただ撫でられるだけの奇妙な同居生活。
タワマン高層階の部屋で、葵は距離を崩さない鷹宮に少しずつ惹かれていく。
けれど葵はまだ知らない。自分が拾われた本当の理由を。
穏やかに生きたい(隠れ)夢魔の俺が、癖強イケメンたちに執着されてます。〜平穏な学園生活はどこにありますか?〜
春凪アラシ
BL
「平穏に生きたい」だけなのに、
癖強イケメンたちが俺を狙ってくるのは、なぜ!?
トラブルを避ける為、夢魔の血を隠して学園生活を送るフレン(2年)。
彼は見た目は天使、でも本人はごく平凡に過ごしたい穏健派。
なのに、登校初日から出会ったのは最凶の邪竜後輩(1年)!?
他にも幼馴染で完璧すぎる優等生騎士(3年)に、不良だけど面倒見のいい悪友ワーウルフ(同級生)まで……なぜか異種族イケメンたちが次々と接近してきて――
運命の2人を繋ぐ「刻印制度」なんて知らない!
恋愛感情もまだわからない!
それでも、騒がしい日々の中で、少しずつ何かが変わっていく。
個性バラバラな異種族イケメンたちに囲まれて、フレンの学園生活は今日も波乱の予感!?
甘くて可笑しい、そして時々執着も見え隠れする
愛され体質な主人公の青春ファンタジー学園BLラブコメディ!
月、水、金、日曜日更新予定!(番外編は更新とは別枠で不定期更新)
基本的にフレン視点、他キャラ視点の話はside〇〇って表記にしてます!
従僕に溺愛されて逃げられない
大の字だい
BL
〈従僕攻め×強気受け〉のラブコメ主従BL!
俺様気質で傲慢、まるで王様のような大学生・煌。
その傍らには、当然のようにリンがいる。
荷物を持ち、帰り道を誘導し、誰より自然に世話を焼く姿は、周囲から「犬みたい」と呼ばれるほど。
高校卒業間近に受けた突然の告白を、煌は「犬として立派になれば考える」とはぐらかした。
けれど大学に進学しても、リンは変わらず隣にいる。
当たり前の存在だったはずなのに、最近どうも心臓がおかしい。
居なくなると落ち着かない自分が、どうしても許せない。
さらに現れた上級生の熱烈なアプローチに、リンの嫉妬は抑えきれず――。
主従なのか、恋人なのか。
境界を越えたその先で、煌は思い知らされる。
従僕の溺愛からは、絶対に逃げられない。