11 / 26
第2章 病棟に蠢く黒い影
第11話 カラスと光り物
しおりを挟む
「ナースさん、絶対ドクターのこと好きだよね」
当事者の目が無くなると、早速まりあがうきうき話し出した。
「え? そうナノ?」クラウンがキョトンとする。
「絶対そうだよ。クラウンがドクターと仲良さげにしてるの、楽しくなさそうだったし。あれ、絶対ヤキモチだよ」
「そうナンダ。全然気付かなかったヨ。女の子はそういうの聡いヨネェ」
「結構分かりやすかったと思うけどね」とツッコんだのはシフォンだ。
まりあが感慨深げに息を吐く。
「それにしても、ドクター良い人だったね」
襲ってくるばかりじゃなくて、亡者にも色々な人が居るのだと改めて思う。恋をしたり、誰かのことを助けたり。自分達と何も変わらない。
それが皆、最終的にはナイトベアのようになってしまうのかと思うと、何とも切なくなる。
(自分が自分じゃなくなっちゃうって、きっと怖いことだよね)
死者の恋。行き着く先に、幸福はあるのか。
「でもあの人、患者よりも自分の方がよっぽど重症っぽかったよね。全身包帯ぐるぐる巻きでさ。医者の不養生だね」
疑っていた手前、素直に受け入れ難いのか、シフォンがそうやって腐す。すると、クラウンが言った。
「ああ、あれは怪我じゃないんだヨォ」
「え?」
「ドクターは身体が透明なんだヨネェ。自分でも見えなくて不便だカラ、ああして包帯を巻くことで可視化してるんだってサァ」
「そうだったんだ……じゃあ、ミイラ男というよりも、透明人間?」
衝撃の事実に唸りつつ、エントランスを抜ける。途端、すぐ傍をバサバサと黒い物体が横切った。
「きゃっ!」
まりあが驚いて身を竦める。見ると、なんてことは無い。カラスだ。ぎゃあぎゃあと不吉な鳴き声を響かせながら、病院の屋根やそこかしこに屯している。
「びっくりした」
「カラスが多いヨネ、ココ。近くに巣でもあるのカナ」
来た時もまりあは不思議に思ったが、この世界の動植物はどういった存在なのだろう。彼らも亡者なのか、それとも亡者の記憶から生み出された舞台装置のようなものなのか。
思案していると、あることに気が付いた。
「あれ? この子達、足が三本ある」
「本当だ。八咫烏みたいだね」
横からシフォンが口を挟んだ。聞き馴染みのない単語に、まりあは「ヤタガラス?」と鸚鵡返しする。
「そう。日本神話に登場する、三本足のカラスだよ。道案内をしてくれる神の使いだったかな。最近じゃ漫画とかのメディアでは妖怪の仲間みたいな扱いを受けているけどね」
「へぇ」
相変わらず犬らしからぬ知識を披露してくれるシフォンだった。
(本当に神様の使いなら、元の世界に戻る道を案内してくれるといいのに)
そんなことを思って、まりあが異形のカラス達を恨めしげに見据えていると、不意にシフォンが注意を促した。
「あっ! 見て、まりあ!」
彼の視線の先には、一羽のカラス。植木の低い枝に止まった個体が、嘴に何かをぶら下げている。煌めくそれはアクセサリーのようだったが、輝き方が尋常でない。そう、まりあの放つ生命の光と同種のものに見えた。
「あれ、記憶の欠片!?」
「きっと、そうだよ! 看護士さんが廊下で見掛けた光ってのは、もしかしたらあれだったんじゃないかな。光るベッドにピンと来てなかったみたいだし」
(病院にあったのは、一つじゃなかったんだ!)
興奮のまま駆け寄りたくなるのを堪えて、まりあはカラスが飛び立たないよう、ゆっくりと近寄った。黒い鳥は悠然と構えており、彼女の接近に構う様子はない。
近くで観察してみると、咥えているのはペンダントと判明した。金色の鎖にハート型のヘッドが吊り下がった、如何にも子供らしいデザインのものだ。
「まりあの?」
カラスが逃げないのを知って、シフォン達も傍に来る。
「そうかも。今のところ記憶にはないけど、忘れてるだけかも」
試しに触れられないかと、そっと手を伸ばしてみるが、カラスはペンダントを取られまいとして、プイと横を向いてしまった。更に深追いすると、そのまま翼を広げて飛んでいってしまう。
「あっ!」
幸い、カラスは病院の一階の窓枠に止まった。ここなら手が届きそうだが、また逃げられる公算が高い。最悪、今度こそ追えない程遠くに行ってしまうかもしれない。
「どうしよう」
「何かで気を逸らせないかな」
「カラスは光り物が好きだヨネェ。他のアクセサリーで釣るのはどうカナ? ――それとか」
クラウンが示す先に目を落とし、まりあは虚を衝かれた。
「えっ?」
自分の手指に、細みの銀環が嵌っていた。ダイヤモンドのような小さな石が埋め込まれたシンプルな指輪。
「わたし、こんなのしてたんだ」
「気付いてなかったの?」
「うん……」
「まりあチャン自身が光ってるもんネェ。あ、気を付けないとつつかれちゃうカモ?」
ハートのペンダント同様、この指輪も今現在のまりあの記憶には無い。けれど、何となく大事なもののような気がした。
「これは……使いたくないな」
囮にして、万が一にもカラスに盗られたくはない。他に何かいいものはないかとポンチョの裏ポケットに手を突っ込むと、シャリリと軽い音が立った。
「そうだ! これで……」
取り出したのは、先刻吸血鬼から――正確にはクラウンからになるのかもしれないが――譲り受けたキャンディだ。赤いセロファンを開いて、掌の上に転がす。血管の浮き出た目玉のデザインが相変わらず無駄にリアルだ。
指輪をしていない方の手で摘み、カラスの目前に突き出してみる。まりあの生命の輝きを受けて、白い飴玉の表面がてらてらと光を放った。
「いちごみるく味だヨ」
クラウンの解説に心動いた訳ではないだろうが、カラスは「がぁっ」と嬉しげに一鳴きして嘴と翼を開いた。窓枠から飛翔する。横をすり抜け様にまりあの手から飴玉を咥え、飛び去った。
後には、光るペンダントが地面にぽつりと残されていた。
「やった!」
「まりあ、怪我はしてない?」
「いちごみるく味は美味しいヨネェ」
三者三様のリアクションを取り、早速そちらに向かう。
「さぁ、まりあ。準備はいい?」
「うん」
ごくりと嚥下して、まりあはしゃがみ込むと改めてハート型のペンダントへ手を伸ばした。
触れた指先に一瞬だけ金属の冷たさを感じ、光が勢いを増す。
直後、まりあは病院の廊下に佇んでいた。
当事者の目が無くなると、早速まりあがうきうき話し出した。
「え? そうナノ?」クラウンがキョトンとする。
「絶対そうだよ。クラウンがドクターと仲良さげにしてるの、楽しくなさそうだったし。あれ、絶対ヤキモチだよ」
「そうナンダ。全然気付かなかったヨ。女の子はそういうの聡いヨネェ」
「結構分かりやすかったと思うけどね」とツッコんだのはシフォンだ。
まりあが感慨深げに息を吐く。
「それにしても、ドクター良い人だったね」
襲ってくるばかりじゃなくて、亡者にも色々な人が居るのだと改めて思う。恋をしたり、誰かのことを助けたり。自分達と何も変わらない。
それが皆、最終的にはナイトベアのようになってしまうのかと思うと、何とも切なくなる。
(自分が自分じゃなくなっちゃうって、きっと怖いことだよね)
死者の恋。行き着く先に、幸福はあるのか。
「でもあの人、患者よりも自分の方がよっぽど重症っぽかったよね。全身包帯ぐるぐる巻きでさ。医者の不養生だね」
疑っていた手前、素直に受け入れ難いのか、シフォンがそうやって腐す。すると、クラウンが言った。
「ああ、あれは怪我じゃないんだヨォ」
「え?」
「ドクターは身体が透明なんだヨネェ。自分でも見えなくて不便だカラ、ああして包帯を巻くことで可視化してるんだってサァ」
「そうだったんだ……じゃあ、ミイラ男というよりも、透明人間?」
衝撃の事実に唸りつつ、エントランスを抜ける。途端、すぐ傍をバサバサと黒い物体が横切った。
「きゃっ!」
まりあが驚いて身を竦める。見ると、なんてことは無い。カラスだ。ぎゃあぎゃあと不吉な鳴き声を響かせながら、病院の屋根やそこかしこに屯している。
「びっくりした」
「カラスが多いヨネ、ココ。近くに巣でもあるのカナ」
来た時もまりあは不思議に思ったが、この世界の動植物はどういった存在なのだろう。彼らも亡者なのか、それとも亡者の記憶から生み出された舞台装置のようなものなのか。
思案していると、あることに気が付いた。
「あれ? この子達、足が三本ある」
「本当だ。八咫烏みたいだね」
横からシフォンが口を挟んだ。聞き馴染みのない単語に、まりあは「ヤタガラス?」と鸚鵡返しする。
「そう。日本神話に登場する、三本足のカラスだよ。道案内をしてくれる神の使いだったかな。最近じゃ漫画とかのメディアでは妖怪の仲間みたいな扱いを受けているけどね」
「へぇ」
相変わらず犬らしからぬ知識を披露してくれるシフォンだった。
(本当に神様の使いなら、元の世界に戻る道を案内してくれるといいのに)
そんなことを思って、まりあが異形のカラス達を恨めしげに見据えていると、不意にシフォンが注意を促した。
「あっ! 見て、まりあ!」
彼の視線の先には、一羽のカラス。植木の低い枝に止まった個体が、嘴に何かをぶら下げている。煌めくそれはアクセサリーのようだったが、輝き方が尋常でない。そう、まりあの放つ生命の光と同種のものに見えた。
「あれ、記憶の欠片!?」
「きっと、そうだよ! 看護士さんが廊下で見掛けた光ってのは、もしかしたらあれだったんじゃないかな。光るベッドにピンと来てなかったみたいだし」
(病院にあったのは、一つじゃなかったんだ!)
興奮のまま駆け寄りたくなるのを堪えて、まりあはカラスが飛び立たないよう、ゆっくりと近寄った。黒い鳥は悠然と構えており、彼女の接近に構う様子はない。
近くで観察してみると、咥えているのはペンダントと判明した。金色の鎖にハート型のヘッドが吊り下がった、如何にも子供らしいデザインのものだ。
「まりあの?」
カラスが逃げないのを知って、シフォン達も傍に来る。
「そうかも。今のところ記憶にはないけど、忘れてるだけかも」
試しに触れられないかと、そっと手を伸ばしてみるが、カラスはペンダントを取られまいとして、プイと横を向いてしまった。更に深追いすると、そのまま翼を広げて飛んでいってしまう。
「あっ!」
幸い、カラスは病院の一階の窓枠に止まった。ここなら手が届きそうだが、また逃げられる公算が高い。最悪、今度こそ追えない程遠くに行ってしまうかもしれない。
「どうしよう」
「何かで気を逸らせないかな」
「カラスは光り物が好きだヨネェ。他のアクセサリーで釣るのはどうカナ? ――それとか」
クラウンが示す先に目を落とし、まりあは虚を衝かれた。
「えっ?」
自分の手指に、細みの銀環が嵌っていた。ダイヤモンドのような小さな石が埋め込まれたシンプルな指輪。
「わたし、こんなのしてたんだ」
「気付いてなかったの?」
「うん……」
「まりあチャン自身が光ってるもんネェ。あ、気を付けないとつつかれちゃうカモ?」
ハートのペンダント同様、この指輪も今現在のまりあの記憶には無い。けれど、何となく大事なもののような気がした。
「これは……使いたくないな」
囮にして、万が一にもカラスに盗られたくはない。他に何かいいものはないかとポンチョの裏ポケットに手を突っ込むと、シャリリと軽い音が立った。
「そうだ! これで……」
取り出したのは、先刻吸血鬼から――正確にはクラウンからになるのかもしれないが――譲り受けたキャンディだ。赤いセロファンを開いて、掌の上に転がす。血管の浮き出た目玉のデザインが相変わらず無駄にリアルだ。
指輪をしていない方の手で摘み、カラスの目前に突き出してみる。まりあの生命の輝きを受けて、白い飴玉の表面がてらてらと光を放った。
「いちごみるく味だヨ」
クラウンの解説に心動いた訳ではないだろうが、カラスは「がぁっ」と嬉しげに一鳴きして嘴と翼を開いた。窓枠から飛翔する。横をすり抜け様にまりあの手から飴玉を咥え、飛び去った。
後には、光るペンダントが地面にぽつりと残されていた。
「やった!」
「まりあ、怪我はしてない?」
「いちごみるく味は美味しいヨネェ」
三者三様のリアクションを取り、早速そちらに向かう。
「さぁ、まりあ。準備はいい?」
「うん」
ごくりと嚥下して、まりあはしゃがみ込むと改めてハート型のペンダントへ手を伸ばした。
触れた指先に一瞬だけ金属の冷たさを感じ、光が勢いを増す。
直後、まりあは病院の廊下に佇んでいた。
0
あなたにおすすめの小説
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
《完結》当て馬悪役令息のツッコミ属性が強すぎて、物語の仕事を全くしないんですが?!
犬丸大福
ファンタジー
ユーディリア・エアトルは母親からの折檻を受け、そのまま意識を失った。
そして夢をみた。
日本で暮らし、平々凡々な日々の中、友人が命を捧げるんじゃないかと思うほどハマっている漫画の推しの顔。
その顔を見て目が覚めた。
なんと自分はこのまま行けば破滅まっしぐらな友人の最推し、当て馬悪役令息であるエミリオ・エアトルの双子の妹ユーディリア・エアトルである事に気がついたのだった。
数ある作品の中から、読んでいただきありがとうございます。
幼少期、最初はツラい状況が続きます。
作者都合のゆるふわご都合設定です。
日曜日以外、1日1話更新目指してます。
エール、お気に入り登録、いいね、コメント、しおり、とても励みになります。
お楽しみ頂けたら幸いです。
***************
2024年6月25日 お気に入り登録100人達成 ありがとうございます!
100人になるまで見捨てずに居て下さった99人の皆様にも感謝を!!
2024年9月9日 お気に入り登録200人達成 感謝感謝でございます!
200人になるまで見捨てずに居て下さった皆様にもこれからも見守っていただける物語を!!
2025年1月6日 お気に入り登録300人達成 感涙に咽び泣いております!
ここまで見捨てずに読んで下さった皆様、頑張って書ききる所存でございます!これからもどうぞよろしくお願いいたします!
2025年3月17日 お気に入り登録400人達成 驚愕し若干焦っております!
こんなにも多くの方に呼んでいただけるとか、本当に感謝感謝でございます。こんなにも長くなった物語でも、ここまで見捨てずに居てくださる皆様、ありがとうございます!!
2025年6月10日 お気に入り登録500人達成 ひょえぇぇ?!
なんですと?!完結してからも登録してくださる方が?!ありがとうございます、ありがとうございます!!
こんなに多くの方にお読み頂けて幸せでございます。
どうしよう、欲が出て来た?
…ショートショートとか書いてみようかな?
2025年7月8日 お気に入り登録600人達成?! うそぉん?!
欲が…欲が…ック!……うん。減った…皆様ごめんなさい、欲は出しちゃいけないらしい…
2025年9月21日 お気に入り登録700人達成?!
どうしよう、どうしよう、何をどう感謝してお返ししたら良いのだろう…
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
悪役令嬢、記憶をなくして辺境でカフェを開きます〜お忍びで通ってくる元婚約者の王子様、私はあなたのことなど知りません〜
咲月ねむと
恋愛
王子の婚約者だった公爵令嬢セレスティーナは、断罪イベントの最中、興奮のあまり階段から転げ落ち、頭を打ってしまう。目覚めた彼女は、なんと「悪役令嬢として生きてきた数年間」の記憶をすっぽりと失い、動物を愛する心優しくおっとりした本来の性格に戻っていた。
もはや王宮に居場所はないと、自ら婚約破棄を申し出て辺境の領地へ。そこで動物たちに異常に好かれる体質を活かし、もふもふの聖獣たちが集まるカフェを開店し、穏やかな日々を送り始める。
一方、セレスティーナの豹変ぶりが気になって仕方ない元婚約者の王子・アルフレッドは、身分を隠してお忍びでカフェを訪れる。別人になったかのような彼女に戸惑いながらも、次第に本当の彼女に惹かれていくが、セレスティーナは彼のことを全く覚えておらず…?
※これはかなり人を選ぶ作品です。
感想欄にもある通り、私自身も再度読み返してみて、皆様のおっしゃる通りもう少しプロットをしっかりしてればと。
それでも大丈夫って方は、ぜひ。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
【完結】以上をもちまして、終了とさせていただきます
楽歩
恋愛
異世界から王宮に現れたという“女神の使徒”サラ。公爵令嬢のルシアーナの婚約者である王太子は、簡単に心奪われた。
伝承に語られる“女神の使徒”は時代ごとに現れ、国に奇跡をもたらす存在と言われている。婚約解消を告げる王、口々にルシアーナの処遇を言い合う重臣。
そんな混乱の中、ルシアーナは冷静に状況を見据えていた。
「王妃教育には、国の内部機密が含まれている。君がそれを知ったまま他家に嫁ぐことは……困難だ。女神アウレリア様を祀る神殿にて、王家の監視のもと、一生を女神に仕えて過ごすことになる」
神殿に閉じ込められて一生を過ごす? 冗談じゃないわ。
「お話はもうよろしいかしら?」
王族や重臣たち、誰もが自分の思惑通りに動くと考えている中で、ルシアーナは静かに、己の存在感を突きつける。
※39話、約9万字で完結予定です。最後までお付き合いいただけると嬉しいですm(__)m
🥕おしどり夫婦として12年間の結婚生活を過ごしてきたが一波乱あり、妻は夫を誰かに譲りたくなるのだった。
設楽理沙
ライト文芸
☘ 累計ポイント/ 180万pt 超えました。ありがとうございます。
―― 備忘録 ――
第8回ライト文芸大賞では大賞2位ではじまり2位で終了。 最高 57,392 pt
〃 24h/pt-1位ではじまり2位で終了。 最高 89,034 pt
◇ ◇ ◇ ◇
紳士的でいつだって私や私の両親にやさしくしてくれる
素敵な旦那さま・・だと思ってきたのに。
隠された夫の一面を知った日から、眞奈の苦悩が
始まる。
苦しくて、悲しくてもののすごく惨めで・・
消えてしまいたいと思う眞奈は小さな子供のように
大きな声で泣いた。
泣きながらも、よろけながらも、気がつけば
大地をしっかりと踏みしめていた。
そう、立ち止まってなんていられない。
☆-★-☆-★+☆-★-☆-★+☆-★-☆-★
2025.4.19☑~
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる