【ゴミ拾い】と呼ばれ勇者パーティーを追放された俺…だがこのスキル、実はSSSランクの【万物拾得】だったらしい。

うはっきゅう

文字の大きさ
3 / 24
第一章・覚醒 編

第2話:ゴミ山は宝の山、そして狼の少女

しおりを挟む
「―――ハァッ!」
 俺は、錆びた短剣をゴブリンの首筋に突き立てていた。
 断末魔の叫びを上げる間もなく、魔物は緑色の血飛沫を上げて倒れ伏す。
 返り血が頬にかかるが、不思議と不快感はなかった。むしろ、生きていることを実感する熱がそこにあった。
「……ふぅ。これで三匹目」
 俺は短剣を抜き、その死体に無造作に手をかざした。
 もう、この行為にためらいはない。

『スキル【万物拾得】が発動します』
『対象:ゴブリンの死体』
『【敏捷 LV1】のスキルの欠片(1/5)を拾得しました』

 脳内に響く声。
 これで、ゴブリンから得た【敏捷】の欠片は合計(3/5)になった。
 最初の一匹目を倒した後、俺はまるで何かに取り憑かれたかのように、この「迷いの洞窟」の中層を徘徊し、ゴブリンを狩り続けていた。
 今の俺は、レベルこそ40だが、身体能力ステータスはゴミ同然。
 だが、スキルが二つある。
 オークキングの牙から得た【怪力 LV1】の欠片(1/10)。
 そして、レオンに踏み折られた錆びた短剣から拾得した、【高速思考 LV1】。
 この【高速思考】が、とんでもないチカラだった。
 スキルが発動すると、俺の頭脳は水を得た魚のように冴えわたる。
 敵の動き、息遣い、視線の先、重心の移動――その全てが、まるでスローモーションのように認識できるのだ。
 今までの俺は、ゴブリンと遭遇しただけで腰を抜かしていた。
 だが、今の俺には、ゴブリンが棍棒を振りかぶる軌道が、ハッキリと見えた。
(右肩が下がる。狙いは俺の左足。踏み込みが甘い。カウンターだ)
 そう思考し、体が動く。
 相手の攻撃を最小限の動きで躱し、がら空きになった脇腹や首筋に、錆びた短剣を叩き込む。
 この短剣も、もはや「ゴミ」ではなかった。
 【高速思考】を拾得した後も、俺が持ち続けることで、錆びた刃は俺の微かな魔力に反応し、わずかに切れ味を取り戻し始めていた。
 【万物拾得】の真価は、まだこんなものではない。俺は直感的にそう感じていた。
「グルァ!」
「――遅い」
 背後から飛びかかってきた四匹目のゴブリン。
 振り向かずに体を開き、すれ違いざまに喉を切り裂く。
 これも【高速思考】のおかげだ。敵意や殺気といった、今まで感じ取れなかったものを、肌で感じ取れるようになっていた。

 『スキル【万物拾得】が発動します』
 『対象:ゴブリンの死体』
 『【敏捷 LV1】のスキルの欠片(1/5)を拾得しました』

 これで(4/5)。あと一匹。

(レオン……リリア……ガイル……)

 俺は、ゴブリンの血糊を振り払いながら、俺をゴミと罵った連中の顔を思い出す。
(あんたたちは、戦闘中の俺を『棒立ちの置物』と笑ったな)
 当たり前だ。
 勇者レオンの【聖剣技】は、ただ力任せに振り回すだけ。
 魔術師リリアの【炎獄魔術】は、敵味方の区別なく広範囲を焼き払う。
 戦士ガイルの【金剛不壊】は、ただ耐えるだけ。
 あいつらの戦闘は、高ランクスキルに任せた、あまりにも雑な「ゴリ押し」だった。
 そんな中で、ステータスがゴミな俺が戦闘に参加できるはずがなかった。
 だが、今ならわかる。
 あいつらの動きは、デタラメだ。隙だらけだ。
 もし今、俺がレオンと一対一で戦ったなら――
(……いや、まだだ)
 俺はかぶりを振った。
 今の俺のステータスでは、【高速思考】でレオンの攻撃が見切れたとしても、それを回避する身体能力が追いつかない。
 奴の【聖剣技】の速度は、ゴブリンの比ではない。
 俺には、もっと力が必要だ。
 もっとスキルが。
 もっと、あいつらを見返すだけの、圧倒的な力が。
「……いた」
 洞窟の曲がり角。五匹目のゴブリンが、仲間がやられたことに気づかず、壁に向かって何かを漁っている。
 無防備な背中。
 俺は音を殺して近づき、一息に心臓を貫いた。

『スキル【万物拾得】が発動します』
『対象:ゴブリンの死体』
『【敏捷 LV1】のスキルの欠片(1/5)を拾得しました』

 その瞬間。

『【敏捷 LV1】のスキルの欠片が(5/5)に到達しました』
『スキル【敏捷 LV1】を習得しました』

 キタッ……!
 全身の血が沸騰するような感覚。
 体が、羽のように軽くなる。
 今までまとわりついていた重い枷が、ガラガラと音を立てて外れていくようだ。

 俺はステータスウィンドウを開いた。

 -----------------------------
 エディ・ウォーカー LV40
 HP: 300/300
 MP: 100/100
 (ステータスは変化なし)
 スキル:
 【万物拾得(オールゲッター)】LV1
 【高速思考】LV1 (New!)
 【敏捷】LV1 (New!)
 (所持スキルの欠片)
 【怪力】LV1 (1/10)
 -----------------------------

 ステータスの「敏捷」の数値は「20」のままだ。
 だが、スキル【敏捷 LV1】の効果で、俺の実際の動きは、数値以上の速度を発揮できる。
 【高速思考】と【敏捷】。この二つのシナジーは計り知れない。
 思考が加速し、体がそれに応えてくれる。
 これなら、このダンジョンの次の階層の魔物とも渡り合えるかもしれない。
(地上に戻るか? いや……)
 俺は、ダンジョンの奥へと続く暗い道を見つめた。
 地上に戻れば、安全かもしれない。だが、そこにあいつらがいるとは限らない。
 それに、王都に戻ったところで、俺には何もない。
 追放された俺を、ギルドが再び冒険者として雇ってくれるとも思えない。
 なら、答えは一つだ。
(強く、なる)
 あいつらに復讐するために。
 いや、それだけじゃない。
 二度と、誰にも俺を「ゴミ」だなんて言わせないために。
 俺は、ダンジョンの深層へと足を踏み入れた。
 地上への道ではなく、より強大な魔物が、そして、より多くの「ゴミ」が眠る場所へ。



 中層から下層へと続く道は、明らかに魔物の質が変わった。
 ゴブリンに代わり、ホブゴブリンやオークが姿を見せ始める。
 だが、俺は冷静だった。
 【高速思考】と【敏捷】を駆使し、真正面から戦わず、一体ずつ確実に仕留めていく。

 『【怪力 LV1】のスキルの欠片(1/10)を拾得しました』
 『【頑強 LV1】のスキルの欠片(1/5)を拾得しました』

 オークの死体からは【怪力】ではなく、【頑強】(防御力アップ)のスキルが手に入った。魔物によって、拾えるスキルが違うらしい。
 面白い。
 まるで、失われたピースを集めるパズルのようだ。
 数時間ほど探索を続けた頃、俺は開けた空間に出た。
 そこは、ひどい場所だった。
 異様な悪臭が鼻をつく。
 そして、おびただしい数の「ガラクタ」が散乱していた。
 折れた剣。砕けた盾。引きちぎられた鎧。
 そして、その傍らには、無数の白骨死体。

(冒険者の……墓場か)
 ダンジョン攻略に失敗し、全滅したパーティーの成れの果てだ。
 ここは「迷いの洞窟」の中でも有名な難所、「オーク将軍ジェネラル」の縄張り。
 レオンたち「暁の聖剣」は、この場所をスキルとステータスのゴリ押しで突破したが、並大抵のパーティーでは全滅は免れない。
 レオンたちは、ここにある「ゴミ」には目もくれなかった。
 彼らにとって価値があるのは、魔石や、破損していない魔道具だけ。
 彼らが「不要」と判断し、捨て置いたモノたち。
 だが、俺にとっては。
「……宝の、山だ」
 俺は、まるで宝物を前にした子供のように、興奮に打ち震えた。
 俺は、一体の白骨死体の前で膝をついた。
 その骸が握りしめていたのは、刀身が半ばから折れた、立派な装飾の剣だった。
(すまない。だが、あんたの無念は、俺が力に変えさせてもらう)
 心の中で手を合わせ、その折れた剣に触れた。

 『スキル【万物拾得】が発動します』
 『対象:名工の剣(破損)』
 『他者が「不要(所有権喪失)」と判断したこのアイテムから、【真の能力】を拾得します』
 『【剣術 LV3】のスキルを拾得しました』

「なっ……!?」
 思わず声が出た。
 欠片じゃない。
 いきなり、レベル3のスキルだと!?

 『【剣術 LV3】:剣術の基本的な型と心得を習得する』

 脳内に、膨大な情報が流れ込んでくる。
 剣の握り方、振り下ろし方、受け流し方。
 まるで、何年も修行を積んだかのように、その知識が俺の体に馴染んでいく。
 すごい。
 この剣の持ち主は、相当な手練れだったに違いない。
 その人間の努力の結晶が、今、俺のものになった。

 俺は興奮を抑えきれず、次々と「ゴミ」に手をかざしていく。

 穴だらけの金属製の盾。
 『【盾術 LV2】のスキルを拾得しました』

 ボロボロに引き裂かれた魔術師のローブ。
 『【魔力操作 LV1】のスキルを拾得しました』

 矢筒に残っていた、羽が取れた矢。
 『【弓術 LV1】のスキルを拾得しました』

 拾えば拾うほど、俺は強くなる。
 今までFランクスキルと馬鹿にされ、何の役にも立てなかった俺が、この世のことわりをすべて手に入れていくようだ。

(ハハ……ハハハ……!)
 笑いがこみ上げてくる。
(最高だ。最高じゃないか……!)
 レオン。あんたは俺を追放して、俺が持っていたガラクタを踏み砕いた。
 あの時、もしあんたが、あの「魔石のカケラ」を「不要」と捨てずに、懐に入れていたら。
 もしあんたが、俺のスキルが覚醒するまで、俺をパーティーに置いていたら。
 俺のこの力は、あんたたちのものになっていたかもしれない。
(だが、もう遅い)
 あんたたちは、自ら最強の切り札を捨てたんだ。
 ゴミとして。
 俺は、一際立派な鎧を身に着けた、パーティーリーダーらしき骸に近づいた。
 その指には、くすんだ銀色の指輪がはまっている。
 何の変哲もない、安物の指輪だ。
 俺は、その指輪に触れた。

 『スキル【万物拾得】が発動します』
 『対象:誓いの銀輪(汚染)』
 『他者が「不要(所有権喪失)」と判断したこのアイテムから、【真の能力】を拾得します』
 『【空間収納(アイテムボックス) LV5】のスキルを拾得しました』

「―――ッッ!!」

 キタアアアアアアアアアアアアアアア!!!

 俺は、心のなかで絶叫した。
 空間収納! いわゆるアイテムボックス!
 Aランク以上の冒険者か、大商人しか持てないとされる、超希少スキルだ!
 しかも、いきなりレベル5!

 俺は震える手で、スキルを発動してみた。
 目の前に、俺にしか見えない半透明のウィンドウが開く。
 中は、まるで無限に広がるかのような空間だった。

 俺は、試しに、背負っていたボロボロの背嚢を掴み、「収納」と念じた。
 背嚢は、俺の手からふっと消え、アイテムボックスのウィンドウの中にアイコンとして表示された。
「……マジかよ」
 背中が、圧倒的に軽くなる。
 俺は、レオンたちに「荷物持ち」として使われてきた。
 いつも背中には、数十キロにも及ぶ荷物。
 あの重圧から、俺は完全に解放された。
 俺は、この「墓場」に散らばっていた、折れた剣や盾を、片っ端からアイテムボックスに収納していく。
 今はただの「ゴミ」でも、いつか何かの役に立つかもしれない。
 いや、このスキルがあれば、この「ゴミ」からさらに別の能力を拾得できる可能性もある。
 俺は、自分が最強へと至る道を、ハッキリと視認した。



「ギャイン!」
 その時、だった。
 「墓場」の出口、深層へと続く通路の方から、甲高い悲鳴と、魔物の咆哮が聞こえてきた。
(戦闘……?)
 こんな場所に、俺以外の人間が?
 俺は、【敏捷】スキルを使い、音を殺してそちらへ向かった。
 【高速思考】が、状況を冷静に分析する。
 (魔物の数は三。ホブゴブリンだ。人間の反応は……一人。手負いか?)
 岩陰からそっと覗き込むと、そこには、信じられない光景が広がっていた。
 三匹のホブゴブリンに囲まれ、壁際に追い詰められている、一人の少女。
 年は、俺と同じか、少し下くらい。
 ボロボロになった軽鎧。腰には短剣が一本。
 そして、何より目を引いたのは、ピンと張った獣の耳と、フサフサとした灰色の尻尾。
(獣人……狼族か)
 彼女は、その身の丈には不釣り合いな大盾を構え、必死にホブゴブリンの棍棒を受け止めていた。
 だが、その左腕は赤黒く染まり、深く傷ついているのがわかった。
 盾を持つ腕が、ガクガクと震えている。
「くっ……!」
 少女は歯を食いしばる。
「なぜ……! なぜ戻ってこない、アルト……!」
 その叫びに、俺は足を止めた。
 アルト?
 仲間を呼んでいるのか。
「グガガ!」
 ホブゴブリンの一匹が、大盾の隙間を狙って腕を伸ばす。
「きゃあ!」
 少女は尻尾を逆立たせ、なんとか短剣で薙ぎ払うが、体勢が崩れた。
 そこへ、残りの二匹が同時に棍棒を振り上げる。
(まずい……!)
 間に合わない。
 俺は、助けるべきか一瞬迷った。
 赤の他人だ。俺には関係ない。
 俺は、レオンたちに捨てられた。
 人間なんて、もう信じない。
 ――なぜ戻ってこない、アルト!
 少女の悲痛な叫びが、耳にこびりつく。
 その顔が、絶望に歪む。
 その顔は、追放を宣告された時の、俺の顔とそっくりだった。
「……チッ!」
 俺は、岩陰から飛び出していた。
 【高速思考】、【敏捷】、そして【剣術 LV3】。
 俺の持てる全てを、発動する。
(狙いは右の一匹! あいつがリーダー格だ!)
 俺は、アイテムボックスから、先ほど拾った「折れた名工の剣」を取り出した。
 錆びた短剣より、よほどマシだ。
「――そこまでだ、化け物ども!」
 俺が大声で叫ぶと、ホブゴブリンたちの注意が一斉にこちらに向いた。
 少女も、信じられないという顔で俺を見ている。
「グギ!?」
 俺は、一番手前のホブゴブリンの懐に、一直線に飛び込んだ。
 【敏捷 LV1】の速度は、奴らの認識を上回る。
 棍棒を振り上げるより早く、俺の折れた剣が、その喉を深々と貫いていた。
 一匹、瞬殺。
「なっ……!?」
 少女が息を呑む。
 俺自身が、一番驚いていた。
 【剣術 LV3】のスキルが、俺の体を勝手に動かしてくれたのだ。
 これが、スキルの力。
「ガアアア!」
 残りの二匹が、仲間をやられた怒りで、同時に俺に襲い掛かってくる。
(速い……! ゴブリンとは比べ物にならない!)
 だが、【高速思考】が、二つの攻撃軌道を完璧に読み切る。
(右の棍棒を、左の棍棒で受け流させる……!)
 俺は、右のホブゴブリンの攻撃を、バックステップで紙一重で回避。
 空振りした棍棒が、横から迫っていたもう一匹のホブゴブリンの側頭部を、鈍い音を立てて強打した。
「ギッ!?」
 同士討ち。
 一瞬、動きが止まった二匹。
 その隙を、俺が見逃すはずがない。
「――喰らえ!」
 俺は、折れた剣を逆手に持ち替え、一体の心臓に突き刺し、そのまま返す刃で、もう一体の首を刎ねた。
 すべてが、コンマ数秒の出来事だった。
 ……シーン。
 ホブゴブリンの巨体が倒れる音だけが響く。
 俺は、荒い息をつきながら、剣についた血を振るった。
 体が熱い。アドレナリンが全身を駆け巡っている。
 やった。俺が、一人で、ホブゴブリン三匹を倒した。
「あ……」
 か細い声がして、俺は振り返った。
 狼族の少女が、大盾を落とし、その場にへたり込んでいた。
 傷ついた左腕を押さえ、怯えと、驚愕と、そしてわずかな安堵が入り混じった目で、俺をじっと見つめている。
「……大丈夫か?」
 俺は、できるだけ穏やかな声を出そうとした。
 だが、興奮で声が上ずってしまったかもしれない。
 少女は、コクリと一度頷いた。
 そして、震える声で、言った
「あ、あなたは……一体、誰……ですか? なぜ、ここに……?」
 俺は、折れた剣をアイテムボックスにしまいながら、どう答えるべきか迷った。
 「暁の聖剣」を追放された、ゴミ拾いです、とでも言えばいいのか。
 いや、違う。
 俺はもう、ゴミ拾いじゃない。
「エディだ」
 俺は、短く名乗った。
「エディ・ウォーカー。……あんたと同じ、ここに捨てられた者だ」
 少女の琥珀色の瞳が、俺の言葉に反応して、大きく見開かれた。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

転落貴族〜千年に1人の逸材と言われた男が最底辺から成り上がる〜

ぽいづん
ファンタジー
ガレオン帝国の名門貴族ノーベル家の長男にして、容姿端麗、眉目秀麗、剣術は向かうところ敵なし。 アレクシア・ノーベル、人は彼のことを千年に1人の逸材と評し、第3皇女クレアとの婚約も決まり、順風満帆な日々だった 騎士学校の最後の剣術大会、彼は賭けに負け、1年間の期限付きで、辺境の国、ザナビル王国の最底辺ギルドのヘブンズワークスに入らざるおえなくなる。 今までの貴族の生活と正反対の日々を過ごし1年が経った。 しかし、この賭けは罠であった。 アレクシアは、生涯をこのギルドで過ごさなければいけないということを知る。 賭けが罠であり、仕組まれたものと知ったアレクシアは黒幕が誰か確信を得る。 アレクシアは最底辺からの成り上がりを決意し、復讐を誓うのであった。 小説家になろうにも投稿しています。 なろう版改稿中です。改稿終了後こちらも改稿します。

パワハラ騎士団長に追放されたけど、君らが最強だったのは僕が全ステータスを10倍にしてたからだよ。外れスキル《バフ・マスター》で世界最強

こはるんるん
ファンタジー
「アベル、貴様のような軟弱者は、我が栄光の騎士団には不要。追放処分とする!」  騎士団長バランに呼び出された僕――アベルはクビを宣言された。  この世界では8歳になると、女神から特別な能力であるスキルを与えられる。  ボクのスキルは【バフ・マスター】という、他人のステータスを数%アップする力だった。  これを授かった時、外れスキルだと、みんなからバカにされた。  だけど、スキルは使い続けることで、スキルLvが上昇し、強力になっていく。  僕は自分を信じて、8年間、毎日スキルを使い続けた。 「……本当によろしいのですか? 僕のスキルは、バフ(強化)の対象人数3000人に増えただけでなく、効果も全ステータス10倍アップに進化しています。これが無くなってしまえば、大きな戦力ダウンに……」 「アッハッハッハッハッハッハ! 見苦しい言い訳だ! 全ステータス10倍アップだと? バカバカしい。そんな嘘八百を並べ立ててまで、この俺の最強騎士団に残りたいのか!?」  そうして追放された僕であったが――  自分にバフを重ねがけした場合、能力値が100倍にアップすることに気づいた。  その力で、敵国の刺客に襲われた王女様を助けて、新設された魔法騎士団の団長に任命される。    一方で、僕のバフを失ったバラン団長の最強騎士団には暗雲がたれこめていた。 「騎士団が最強だったのは、アベル様のお力があったればこそです!」  これは外れスキル持ちとバカにされ続けた少年が、その力で成り上がって王女に溺愛され、国の英雄となる物語。

パーティーを追放されるどころか殺されかけたので、俺はあらゆる物をスキルに変える能力でやり返す

名無し
ファンタジー
 パーティー内で逆境に立たされていたセクトは、固有能力取得による逆転劇を信じていたが、信頼していた仲間に裏切られた上に崖から突き落とされてしまう。近隣で活動していたパーティーのおかげで奇跡的に一命をとりとめたセクトは、かつての仲間たちへの復讐とともに、助けてくれた者たちへの恩返しを誓うのだった。

勇者に全部取られたけど幸せ確定の俺は「ざまぁ」なんてしない!

石のやっさん
ファンタジー
皆さまの応援のお陰でなんと【書籍化】しました。 応援本当に有難うございました。 イラストはサクミチ様で、アイシャにアリス他美少女キャラクターが絵になりましたのでそれを見るだけでも面白いかも知れません。 書籍化に伴い、旧タイトル「パーティーを追放された挙句、幼馴染も全部取られたけど「ざまぁ」なんてしない!だって俺の方が幸せ確定だからな!」 から新タイトル「勇者に全部取られたけど幸せ確定の俺は「ざまぁ」なんてしない!」にタイトルが変更になりました。 書籍化に伴いまして設定や内容が一部変わっています。 WEB版と異なった世界が楽しめるかも知れません。 この作品を愛して下さった方、長きにわたり、私を応援をし続けて下さった方...本当に感謝です。 本当にありがとうございました。 【以下あらすじ】 パーティーでお荷物扱いされていた魔法戦士のケインは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことを悟った彼は、一人さった... ここから、彼は何をするのか? 何もしないで普通に生活するだけだ「ざまぁ」なんて必要ない、ただ生活するだけで幸せなんだ...俺にとって勇者パーティーも幼馴染も離れるだけで幸せになれるんだから... 第13回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞作品。 何と!『現在3巻まで書籍化されています』 そして書籍も堂々完結...ケインとは何者か此処で正体が解ります。 応援、本当にありがとうございました!

役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !

本条蒼依
ファンタジー
地球とは違う異世界シンアースでの物語。  主人公マルクは神聖の儀で何にも反応しないスキルを貰い、絶望の淵へと叩き込まれる。 その役に立たないスキルで冒険者になるが、役立たずと言われダンジョンで殺されかけるが、そのスキルは唯一無二の万能スキルだった。  そのスキルで成り上がり、ダンジョンで裏切った人間は落ちぶれざまあ展開。 主人公マルクは、そのスキルで色んなことを解決し幸せになる。  ハーレム要素はしばらくありません。

復讐完遂者は吸収スキルを駆使して成り上がる 〜さあ、自分を裏切った初恋の相手へ復讐を始めよう〜

サイダーボウイ
ファンタジー
「気安く私の名前を呼ばないで! そうやってこれまでも私に付きまとって……ずっと鬱陶しかったのよ!」 孤児院出身のナードは、初恋の相手セシリアからそう吐き捨てられ、パーティーを追放されてしまう。 淡い恋心を粉々に打ち砕かれたナードは失意のどん底に。 だが、ナードには、病弱な妹ノエルの生活費を稼ぐために、冒険者を続けなければならないという理由があった。 1人決死の覚悟でダンジョンに挑むナード。 スライム相手に死にかけるも、その最中、ユニークスキル【アブソープション】が覚醒する。 それは、敵のLPを吸収できるという世界の掟すらも変えてしまうスキルだった。 それからナードは毎日ダンジョンへ入り、敵のLPを吸収し続けた。 増やしたLPを消費して、魔法やスキルを習得しつつ、ナードはどんどん強くなっていく。 一方その頃、セシリアのパーティーでは仲間割れが起こっていた。 冒険者ギルドでの評判も地に落ち、セシリアは徐々に追いつめられていくことに……。 これは、やがて勇者と呼ばれる青年が、チートスキルを駆使して最強へと成り上がり、自分を裏切った初恋の相手に復讐を果たすまでの物語である。

レベル1の時から育ててきたパーティメンバーに裏切られて捨てられたが、俺はソロの方が本気出せるので問題はない

あつ犬
ファンタジー
王国最強のパーティメンバーを鍛え上げた、アサシンのアルマ・アルザラットはある日追放され、貯蓄もすべて奪われてしまう。 そんな折り、とある剣士の少女に助けを請われる。「パーティメンバーを助けてくれ」! 彼の人生が、動き出す。

クラス転移したからクラスの奴に復讐します

wrath
ファンタジー
俺こと灞熾蘑 煌羈はクラスでいじめられていた。 ある日、突然クラスが光輝き俺のいる3年1組は異世界へと召喚されることになった。 だが、俺はそこへ転移する前に神様にお呼ばれし……。 クラスの奴らよりも強くなった俺はクラスの奴らに復讐します。 まだまだ未熟者なので誤字脱字が多いと思いますが長〜い目で見守ってください。 閑話の時系列がおかしいんじゃない?やこの漢字間違ってるよね?など、ところどころにおかしい点がありましたら気軽にコメントで教えてください。 追伸、 雫ストーリーを別で作りました。雫が亡くなる瞬間の心情や死んだ後の天国でのお話を書いてます。 気になった方は是非読んでみてください。

処理中です...