【ゴミ拾い】と呼ばれ勇者パーティーを追放された俺…だがこのスキル、実はSSSランクの【万物拾得】だったらしい。

うはっきゅう

文字の大きさ
24 / 24
第四章・魔王城決戦編

エピローグ:そして伝説へ……拾われた未来

しおりを挟む
 それから、数ヶ月後。
 王都アルカディアは、復興の槌音に包まれていた。
 魔王が消滅したことで、魔物たちの活動も沈静化し、世界に平和が戻りつつあった。

 魔王城が墜落し、一時的にパニックに陥った王都だったが、俺たち「銀の翼」が持ち帰った莫大な資源――魔王城を構成していたミスリルやオリハルコン、そして古代の遺産技術――のおかげで、以前よりも遥かに高度な文明都市へと生まれ変わりつつあった。

 そんな王都の一等地。
 かつては勇者レオンの実家である「ブレイブ公爵家」の屋敷があった広大な敷地は、今は更地となり、代わりに奇妙な形の「店」が建っていた。

 巨大なガラクタ……いや、歯車やパイプを組み合わせて作られた、芸術的とも言える三階建ての建物。
 その看板には、下手くそな(リカルドが書いた)字で、こう書かれている。

 『万物拾得・よろず請負所 ~銀の翼~』

「おーい、大将! また依頼だ! 今度は『北の湖に沈んだ古代文明の遺産を引き上げてくれ』だとよ!」

 店の扉を蹴破らんばかりの勢いで入ってきたのは、相変わらず酒臭い息を吐く呪術師、リカルドだ。
 だが、その服装は以前の薄汚いローブではない。
 最高級の黒曜石で織られた、オーダーメイドの魔術師の礼服(ただし、胸元はだけて酒のシミ付き)。
 腰には、魔王城の瓦礫から俺が「拾って」錬成した、Sランク相当の杖【呪王の嘆きカース・ブリンガー】がぶら下がっている。

「却下だ。北の湖は遠い。それに今日は、フェンとの約束がある」
 カウンターの奥で、俺、エディ・ウォーカーは、アンティークの時計を修理しながら答えた。
 手元でカチリ、と音がして、百年止まっていた時計が息を吹き返す。
 【万物拾得オールゲッター】の派生スキル、【修復リペア】。
 俺にかかれば、壊れた時計も、砕けた剣も、そして「壊れた人生」さえも、あるべき形に戻すことができる。

「ちぇっ、付き合い悪いなぁ。……ま、しゃーねえか。今日の『客』は、大物だしな」
 リカルドがニヤリと笑い、顎で店の入り口をしゃくった。

 カランコロン♪
 ドアベルが鳴り、入ってきたのは、この国の頂点に立つ人物だった。

「……邪魔するぞ、エディ」
「よう、アルフォンス陛下。また抜け出してきたのか?」

 現れたのは、変装用の眼鏡をかけた国王アルフォンス三世だった。
 護衛もつけず(まあ、俺の店が世界で一番安全な場所だからだが)、お忍びでの来店だ。

「公務の息抜きだ。……それに、頼んでいた『アレ』ができていると聞いてな」
「ああ、できてるぜ」
 俺は、カウンターの下から一つの小箱を取り出した。
 中に入っているのは、透き通るような青い宝石が埋め込まれた首飾り。

『対象:清浄の首飾りピュア・ネックレス
『素材:水の都のヘドロから精製したミスリル+水龍の涙』
『効果:着用者の精神安定、毒無効、疲労回復(特大)』

「ヴァレリウスの洗脳の後遺症で、まだ夜うなされるんだろ? これをつけて寝な。安眠は保証する」
「……かたじけない」
 国王は、震える手でそれを受け取った。
 かつて虚ろな目で玉座に座っていた人形のような王は、もういない。
 今の彼は、俺たちが持ち帰った技術で国を富ませ、腐敗した貴族を一掃し、民のために奔走する「名君」として、国民から絶大な支持を得ている。

「代金は、いつもの『ツケ』でいいか?」
「ああ。……だが、これほどの国宝級のアイテム、金貨何枚になるやら……」
 国王が苦笑する。
 俺たちの「王の勅許状」のツケは、国家予算の数パーセントに達しているという噂だが、俺たちが国にもたらした利益はその百倍以上だ。誰も文句は言わない。

「ところで、エディ。……『彼ら』の処分についてだが」
 国王の表情が、ふと曇った。

「ああ。聞いたよ。……鉱山送りになったんだってな」
「うむ。……見るか? 『真実の水晶』で、現地の様子が見れるぞ」

 国王が取り出した水晶玉。
 そこに映し出されたのは、王都から遥か北、極寒の地にある「嘆きの鉱山グリーフ・マイン」の映像だった。

 ◇ ◇ ◇

 ――カォン! カォン!
 ツルハシが岩を叩く音が、寒々しい坑道に響く。

「くそっ……! なんでだ……なんで俺がこんな……!」

 泥と煤にまみれ、ボロボロの囚人服を着てツルハシを振るっている男。
 髪は伸び放題で脂ぎり、かつての輝くような金髪の面影はない。
 頬はこけ、目は落ち窪み、ただ怨嗟の光だけが宿っている。

 元・勇者、レオン・ヴァン・ブレイブ。

「おい、4番! 手が止まってるぞ!」
 看守の鞭が、レオンの背中を打つ。
「ぐあっ!?」
「お前の今日のノルマはまだ半分も終わってないぞ! 『魔石』が出なければ飯抜きだ!」

「ふ、ふざけるな! 俺は勇者だぞ! ブレイブ公爵家の嫡男だぞ!」
 レオンが叫ぶ。だが、その声は掠れ、誰の心にも響かない。
「あの魔王を倒すはずだったんだ! それを……あのゴミ拾いが! あいつが俺の手柄を横取りしたんだ!」

「はいはい、わかったから掘れ」
 看守は鼻で笑うだけだ。
 ここには、レオンの妄言を信じる者など一人もいない。

 彼の罪状は、国家反逆罪、詐欺罪、公金横領、そして……仲間への殺人未遂(エディやフェンへの遺棄)。
 本来なら極刑でもおかしくなかったが、セシリアの「死んで楽になるより、生きて罪を償わせてください」という慈悲(という名の厳罰)により、終身強制労働の刑となった。

 そして、その隣には。

「いやぁぁぁ! 爪が割れたぁぁぁ!」
「うるさいぞリリア! 俺なんか腰が……」

 元・魔術師のリリアと、元・戦士のガイルの姿もあった。
 リリアの自慢だった美貌は見る影もなく、肌は荒れ、髪はバサバサだ。
 ガイルも、自慢の筋肉は見るからに衰え、ただの疲れた中年男のように見える。

「あんたのせいよ、レオン! あんたが『エディを追い出そう』なんて言わなければ……!」
「そうだ! 俺たちはあんたに従っただけだ! 俺たちは悪くない!」
 かつての仲間たちは、互いに責任をなすりつけ合い、罵り合っている。
 醜い。
 かつて「希望の星」と呼ばれたパーティーの末路が、これだ。

 レオンは、水晶越しの俺と目が合った気がしたのか、画面の向こうで狂ったように叫んだ。

「エディィィィ! 返せ! 俺の人生を返せぇぇぇ! 俺は……俺は選ばれた人間なんだぁぁぁ……ッ!!」

 その声は、坑道の闇に吸い込まれ、誰にも届くことはなかった。

 ◇ ◇ ◇

「……哀れなものだな」
 水晶の映像を消し、国王が溜息をついた。
「彼らは、自分たちが『捨てた』ものの大きさを、一生かけて理解するだろう」

「……ま、自業自得だ」
 俺は、何の感慨もなく言った。
 復讐? ざまぁ?
 そんな感情すら、もう湧かない。
 あいつらはもう、俺の人生において「不要なゴミ」ですらない。「無関係な他人」だ。

「それより、陛下。もう一人、処分が決まった奴がいただろ」
「……ああ。セシリア殿の家族、クローデル子爵家のことか」

 セシリアの実家。
 借金返済のために娘を教会に売り渡し、最後は魔王騒動に乗じて逃亡しようとした、あの両親だ。

「彼らは……爵位を剥奪され、国外追放となった。今は隣国のスラム街で、日雇い労働をして暮らしているそうだ」
「殺しはしなかったのか」
「セシリア殿が、な」
 国王は目を細めた。
「『親殺しの業を背負いたくはありません。……ただ、二度と私の前に現れないでください』と。絶縁状を叩きつけたそうだ」

 あの優しすぎたセシリアが、そこまで言えるようになったか。
 俺は、店の奥に視線を向けた。
 そこには、大量の薬草を仕分けしているセシリアの姿があった。

「エディさん、この薬草、乾燥させすぎじゃありませんか?」
「ああ、それは粉末にしてポーションに混ぜるんだ。……随分と手際がよくなったな、セシリア」

 彼女は今、王都で一番の「施療院」を運営している。
 教会の聖女という肩書きを捨て、一人の「治癒師」として、貧しい人々や冒険者を治療しているのだ。
 その評判は凄まじく、今や「慈愛の聖女」として、教会時代以上に民衆から崇められている。

「……私は、もう誰かの言いなりにはなりません」
 セシリアは、俺を見て微笑んだ。
 その瞳には、かつての弱々しさは微塵もない。
「私が守りたい人たちのために、この力を使います。……もちろん、一番守りたいのはエディさんですけどね」
「お、おう……」
 最近、セシリアのアプローチが積極的すぎて、ちょっとタジタジだ。

 ――バンッ!

 その時、店の裏口が開いた。

「エディ様ぁ~! 見てください! 新曲ができましたの!」

 飛び込んできたのは、人魚の歌姫メロディだ。
 彼女は今、王都の「専属宮廷歌手」であり、同時に街のアイドルとしても大活躍している。
 彼女が歌う広場には、毎日数千人の観客が集まり、その歌声(バフ効果付き)で、王都民の健康状態が異常に向上しているというオマケ付きだ。

「タイトルは『ゴミ拾い様のラプソディ』! エディ様が魔王をボコボコにするシーンを10番まで歌詞にしました!」
「長ぇよ! しかもタイトル恥ずかしいわ!」
「えぇ~? 国王陛下も『国歌にしようか』って言ってましたよ?」
「やめろ陛下! 本気にするなよ!?」
 俺が睨むと、国王がそっぽを向いて口笛を吹いた。……おい、マジかよ。

「それにしても……フェンが遅いですね」
 セシリアが時計を見る。
「今日は、冒険者ギルドの若手指導に行っているはずですが……」

 そう。
 フェンは今、ギルドの特別教官として、新人冒険者たちに「盾役(タンク)」の極意を教えている。
 「白狼の盾姫」として、その名は大陸中に轟いており、彼女に憧れて盾を持つ獣人の子供たちが急増しているらしい。

「ただいま戻りました! エディさん!」

 元気な声と共に、フェンが帰ってきた。
 背中には、愛用のタワーシールド。
 そして、その手には……大きな買い物袋。

「遅くなってすみません! 市場でいいお肉が安かったので、つい……! 今夜は、エディさんの好きなハンバーグにしますね!」
 エプロン姿が板につきすぎている。
 彼女は、俺たちのパーティーの「お母さん」ポジションを確立しつつあった。(本人は「お嫁さん」ポジションを狙っているらしいが)

「おかえり、フェン。……ん? なんだその後ろのチビは」

 フェンの後ろから、ひょっこりと顔を出したのは、褐色の肌の少年。
 土の精霊王だ。
 魔王戦の後、彼は「土の宝玉」から実体化し、なぜか俺たちの店に居座っている。

「ボクも手伝ったよ! 荷物持ち!」
 少年――通称「テラ」が、自分の体より大きな袋を軽々と持ち上げる。
「エディ、ボク偉い? 褒めて?」
「はいはい、偉い偉い」
 頭を撫でてやると、テラは嬉しそうに目を細めた。
 かつて「廃棄物」として絶望していた精霊王は、今やただの甘えん坊の弟分だ。

「……賑やかだな、ここは」
 国王が、目を細めてその光景を見ていた。
「世界を救った英雄たちが、こんな市井の店で、家族のように笑い合っている。……これこそが、そなたたちが守りたかった『平和』なのだな」

「まあな。……俺は、英雄なんて柄じゃねえよ」
 俺は、修理の終わった時計を布で磨き上げた。

「俺はただの『拾得者』だ。……誰かがいらないって捨てたモノの中に、本当の価値を見つける。それが俺の仕事だ」

 俺は、視線を巡らせる。
 酒を飲んで管を巻くリカルド。
 新曲を披露して拍手喝采を浴びるメロディ。
 夕食の準備をしながら笑い合うフェンとセシリア。
 そして、それを見守るテラと国王。

 全員、かつては「不要」とされ、傷つき、捨てられた者たちだ。
 でも、今は違う。
 誰もが、誰かにとっての「かけがえのない宝物」になっている。

「……エディさん」
 フェンが、料理の手を止めて、俺を見た。
 その琥珀色の瞳が、夕陽を受けて輝いている。

「わたくし……エディさんに拾われて、本当によかったです。……世界で一番、幸せです」

 直球すぎる言葉に、俺は顔が熱くなるのを感じた。
「……バーカ。俺の方こそ……拾ったのがお前らで、よかったよ」

「あ! エディさん照れてる!」
「顔赤いですわよ、大将~」
「うふふ、珍しいですね」

「う、うるせぇ! ほら、飯にするぞ! リカルド、テーブル片付けろ!」
「へいへい、人使い荒いなぁ……」

 店の中に、温かな笑い声が満ちる。
 外からは、復興した王都の鐘の音が聞こえてくる。

 俺のスキル【ゴミ拾い】改め【万物拾得】。
 Fランクのハズレスキルだと言われたこの力が、世界を変え、俺自身の運命も変えた。

 レオンたちが鉱山で泥を啜っている間、俺たちはこうして、最高の仲間たちと食卓を囲んでいる。
 これ以上の「ざまぁ」はないだろう。
 そして、これ以上の「ハッピーエンド」もない。

「いただきます!」

 俺たちの声が重なる。
 明日もまた、色々な依頼が来るだろう。
 世界にはまだ、捨てられた悲しみや、見過ごされた価値が眠っている。
 それを拾いに行くのが、俺たちの旅だ。

 【ゴミ拾い】と呼ばれた男と、彼に拾われた仲間たちの伝説。
 その物語は、ここで一旦幕を閉じる。
 だが、俺たちの「拾い物」だらけの人生は、まだまだ続いていくのだ。

 ――だって、俺は「万物拾得者」なんだから。


 <完>






 最後まで読んでいただきありがとうございました。
しおりを挟む

この作品は感想を受け付けておりません。

あなたにおすすめの小説

転落貴族〜千年に1人の逸材と言われた男が最底辺から成り上がる〜

ぽいづん
ファンタジー
ガレオン帝国の名門貴族ノーベル家の長男にして、容姿端麗、眉目秀麗、剣術は向かうところ敵なし。 アレクシア・ノーベル、人は彼のことを千年に1人の逸材と評し、第3皇女クレアとの婚約も決まり、順風満帆な日々だった 騎士学校の最後の剣術大会、彼は賭けに負け、1年間の期限付きで、辺境の国、ザナビル王国の最底辺ギルドのヘブンズワークスに入らざるおえなくなる。 今までの貴族の生活と正反対の日々を過ごし1年が経った。 しかし、この賭けは罠であった。 アレクシアは、生涯をこのギルドで過ごさなければいけないということを知る。 賭けが罠であり、仕組まれたものと知ったアレクシアは黒幕が誰か確信を得る。 アレクシアは最底辺からの成り上がりを決意し、復讐を誓うのであった。 小説家になろうにも投稿しています。 なろう版改稿中です。改稿終了後こちらも改稿します。

ゴミスキルと追放された俺の【模倣】が【完全模倣】に覚醒したので、最高の仲間たちと偽りの英雄パーティーに復讐することにした

黒崎隼人
ファンタジー
主人公・湊は、劣化コピーしかできない【模倣】スキルを持ちながらも、パーティー「紅蓮の剣」のために身を粉にして働いていた。しかし、リーダーの海斗に全てのスキルを奪われ、凶悪な魔物が巣食うダンジョンの最深部に置き去りにされてしまう。 死を覚悟した湊だったが、その瞬間、唯一残ったスキルが【完全模倣】へと覚醒。それは、一度見たスキルを劣化なく完全コピーし、半永久的にストックできる規格外の能力だった。 絶望の淵から這い上がり、圧倒的な力を手に入れた湊は「クロ」と名を変え、過去を捨てる。孤独な精霊使いの少女・楓、騎士団を追われた不器用な重戦士・龍司――虐げられてきた者たちとの出会いを経て、新パーティー「アヴァロン」を結成する。 これは、全てを失った一人の青年が、かけがえのない仲間と共に偽りの英雄たちへ壮絶な復讐を遂げ、やがて本物の伝説へと成り上がる物語。

役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !

本条蒼依
ファンタジー
地球とは違う異世界シンアースでの物語。  主人公マルクは神聖の儀で何にも反応しないスキルを貰い、絶望の淵へと叩き込まれる。 その役に立たないスキルで冒険者になるが、役立たずと言われダンジョンで殺されかけるが、そのスキルは唯一無二の万能スキルだった。  そのスキルで成り上がり、ダンジョンで裏切った人間は落ちぶれざまあ展開。 主人公マルクは、そのスキルで色んなことを解決し幸せになる。  ハーレム要素はしばらくありません。

攻撃魔法を使えないヒーラーの俺が、回復魔法で最強でした。 -俺は何度でも救うとそう決めた-【[完]】

水無月いい人(minazuki)
ファンタジー
【HOTランキング一位獲得作品】 【一次選考通過作品】 ---  とある剣と魔法の世界で、  ある男女の間に赤ん坊が生まれた。  名をアスフィ・シーネット。  才能が無ければ魔法が使えない、そんな世界で彼は運良く魔法の才能を持って産まれた。  だが、使用できるのは攻撃魔法ではなく回復魔法のみだった。  攻撃魔法を一切使えない彼は、冒険者達からも距離を置かれていた。 彼は誓う、俺は回復魔法で最強になると。  --------- もし気に入っていただけたら、ブクマや評価、感想をいただけると大変励みになります! #ヒラ俺 この度ついに完結しました。 1年以上書き続けた作品です。 途中迷走してました……。 今までありがとうございました! --- 追記:2025/09/20 再編、あるいは続編を書くか迷ってます。 もし気になる方は、 コメント頂けるとするかもしれないです。

パーティーを追放されるどころか殺されかけたので、俺はあらゆる物をスキルに変える能力でやり返す

名無し
ファンタジー
 パーティー内で逆境に立たされていたセクトは、固有能力取得による逆転劇を信じていたが、信頼していた仲間に裏切られた上に崖から突き落とされてしまう。近隣で活動していたパーティーのおかげで奇跡的に一命をとりとめたセクトは、かつての仲間たちへの復讐とともに、助けてくれた者たちへの恩返しを誓うのだった。

異世界転移「スキル無!」~授かったユニークスキルは「なし」ではなく触れたモノを「無」に帰す最強スキルだったようです~

夢・風魔
ファンタジー
林間学校の最中に召喚(誘拐?)された鈴村翔は「スキルが無い役立たずはいらない」と金髪縦ロール女に言われ、その場に取り残された。 しかしそのスキル鑑定は間違っていた。スキルが無いのではなく、転移特典で授かったのは『無』というスキルだったのだ。 とにかく生き残るために行動を起こした翔は、モンスターに襲われていた双子のエルフ姉妹を助ける。 エルフの里へと案内された翔は、林間学校で用意したキャンプ用品一式を使って彼らの食生活を改革することに。 スキル『無』で時々無双。双子の美少女エルフや木に宿る幼女精霊に囲まれ、翔の異世界生活冒険譚は始まった。 *小説家になろう・カクヨムでも投稿しております(完結済み

防御力ゼロと追放された盾使い、実は受けたダメージを100倍で反射する最強スキルを持ってました

黒崎隼人
ファンタジー
どんな攻撃も防げない【盾使い】のアッシュは、仲間から「歩く的」と罵られ、理不尽の限りを尽くされてパーティーを追放される。長年想いを寄せた少女にも裏切られ、全てを失った彼が死の淵で目覚めたのは、受けたダメージを百倍にして反射する攻防一体の最強スキルだった! これは、無能と蔑まれた心優しき盾使いが、真の力に目覚め、最高の仲間と出会い、自分を虐げた者たちに鮮やかな鉄槌を下す、痛快な成り上がり英雄譚! 「もうお前たちの壁にはならない」――絶望の底から這い上がった男の、爽快な逆転劇が今、始まる。

魔力ゼロで出来損ないと追放された俺、前世の物理学知識を魔法代わりに使ったら、天才ドワーフや魔王に懐かれて最強になっていた

黒崎隼人
ファンタジー
「お前は我が家の恥だ」――。 名門貴族の三男アレンは、魔力を持たずに生まれたというだけで家族に虐げられ、18歳の誕生日にすべてを奪われ追放された。 絶望の中、彼が死の淵で思い出したのは、物理学者として生きた前世の記憶。そして覚醒したのは、魔法とは全く異なる、世界の理そのものを操る力――【概念置換(コンセプト・シフト)】。 運動エネルギーの法則【E = 1/2mv²】で、小石は音速の弾丸と化す。 熱力学第二法則で、敵軍は絶対零度の世界に沈む。 そして、相対性理論【E = mc²】は、神をも打ち砕く一撃となる。 これは、魔力ゼロの少年が、科学という名の「本当の魔法」で理不尽な運命を覆し、心優しき仲間たちと共に、偽りの正義に支配された世界の真実を解き明かす物語。 「君の信じる常識は、本当に正しいのか?」 知的好奇心が、あなたの胸を熱くする。新時代のサイエンス・ファンタジーが、今、幕を開ける。

処理中です...