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帝位継承権争い?興味ねえ!
閑話:或第四皇子専属護衛騎士の独白【前編】
俺、ヴァイナモ・アッラン・サルメライネンは至って普通の、何処にでもいる男である。
貴族の息子と言っても伯爵家の三男だし、実家が最近ノリに乗っているとは言われているが、俺は比較対象を知らないので定かではない。一番上の兄は病弱だし二番目の兄は俺を殺そうとするが、それ以外は至って普通の家族構成だ。正妻と妾との仲も良好である。使用人も普通。なんか俺を次期当主にしようと焚き付ける人はいたが、俺にその気がなかったのでガン無視していた。
だが次第に次男の暗殺と使用人の焚き付けが煩わしくなった。別に暗殺は回避できるし、焚き付けは実害がなかったが、それが続くと面倒なことこの上ない。どうにかして逃げられないかと考えていたところ、帝都の騎士団の話を聞いた。講師曰く俺の剣の腕は自信を持って良いレベルらしいし、騎士になれば実家を継ぐことは出来ない。未成年でも見習い騎士から始められると言うことで、俺は騎士になることを決めた。伯爵家当主には学園を卒業してからにしろと猛反対されたが、俺は家出同然で帝都へやって来た。
そして入団試験は難なく合格し、俺は晴れて見習い騎士になった。俺は毎日鍛錬に勤しみ、休暇は帝都で気分転換しながら、犯罪者を見つけ次第逮捕する、という生活を1年ちょっと続けた。見習い騎士の監督には「休暇の意味わかってんのか?ちゃんと休め」と言われたが。何故?ちゃんと休暇は鍛錬を休んでいるのに。
あとよく先輩や同僚に「ちっとは空気を読め」と言われた。だが何が良くないのかわからなかったから、とりあえず口数を減らしたら何も言われなくなった。対応はこれであっていたのだろう、多分。監督は何か言いたげだったけど、何も言って来なかったから言うことはなかったと同義だ。
ああ、監督と言えば、一度監督に「お前剣が好きすぎるだろ」と言われたから「いえ、別に好きではありません」と答えたら変な顔をされた。そしてそれから暫く俺は監督から異様なものを見る目を向けられた。何故?素直に本当のことを言っただけなのに。まあそれは時が経てば薄れていったから、何も気にしてないが。
そして俺は1年ちょっとで近衛騎士団第四部隊配属となった。ちなみにだが、この国には帝国所有の帝国騎士団と皇族所有の近衛騎士団の二つの騎士団がある。普通『騎士団』と言えば帝国騎士団を指す。帝国騎士団は国内の治安維持、近衛騎士団は皇族の護衛を主な仕事としている。近衛騎士団には志願だけでは入団出来ず、帝国騎士団で優秀な成績を残した者だけが入団出来ることになっている。所謂エリート集団なのだ。
俺は異例の早さでの出世だったらしいけど、どうでもいい。俺はただ俺の役目を果たしていただけなのに、何故評価されたのだろうか?まあどこに配属されようと俺は俺のすべき仕事を全力でこなすのみ。
だが出る杭は打たれるとは言い得て妙だ。俺はだんだん近衛騎士団の中で孤立していった。俺の剣の才能を僻んだ奴らからの嫌がらせは後を絶たないし、そうで無くても何故か敬遠されるようになった。何故かわからず一度近衛騎士団団長に聞いてみたが「まあ気にしてないならそれで良いんじゃないか?」と言われてその通りだと思ったので、気にしないことにした。ボソリと「そう言うところだぞ」と呟かれたが。何が?
そんなこんなでボッチ上等で過ごしていたところ、俺は第四皇子の専属護衛騎士に任命された。何故そんな大切な任務を俺が?と思ったが、なんでもタライ回しにされて俺までやって来たらしい。第四皇子は冷淡で有名だったため、無理もないだろう。俺に与えられた任を放棄するという選択肢はないため、二つ返事で引き受けたが。この時ほど先輩や同僚から感謝されたことはない。まあ内心邪魔者を左遷出来たとほくそ笑んでいたのかもしれないが。
そうして俺は専属護衛騎士として第四皇子に出会ったのだが、俺は第四皇子を見て衝撃を受けた。噂では母親の第二皇妃の血を引き継いだ野心家と称されていたが、俺にはそんな風には見えなかった。そこにいたのは、ただ母親の言うことを忠実に守っているだけの無垢な少年だった。噂されていた冷淡さも野心も、全てハリボテだった。俺には第四皇子は糸で繋がれた操り人形のように見えたのだ。
そしてその姿を俺は自分のことのように見ていた。俺も一歩間違えれば、周りの大人に操り人形にされ、なりたくもない当主になるために次男と血で血を洗う次期当主争いをしていたかもしれないのだ。俺はなんとか避けることが出来たが、目の前の少年は逃げることが出来ないでいる。とても不憫に思えた。
そこで初めて俺は、誰かのために自分の身を捧げたいと思った。そんな大それたことでなくても、誰かを護りたいと強く思った。初めての感覚だ。今まで自分本位で感情に抑揚のない人生を送っていたのが、一気に視界が晴れた気がした。
冷酷な第四皇子の専属護衛に任命されたことを気にかけてくださった団長が俺にどうだったか尋ねて来たので今の気持ちを正直に話したら「何故に?」と返された。いや、俺の方が何故に?なのだが。騎士として、主に仕えたいという気持ちはおかしくないはず。そう伝えると「そうなんだが、それとこれとは話が別で」と曖昧に返答された。今世紀最大の謎だ。
殿下は決して俺に興味を持たなかった。でもそれで良かった。殿下の傍に居られるだけで、俺にとっては何物にも変えられない幸福であったから。
そんな中、殿下に転機が訪れた。殿下が高熱を出されて、数日間寝込んだのだ。その場に第二皇妃がいたから良かったが、下手すると俺が殿下に何かしたのではとあらぬ疑いをかけられるとこだった。俺は毎日倒れた殿下の様子を少し離れた場所から見ていた。専属とはいえ一介の護衛騎士が殿下の枕元で看病するなど、出来るはずもないから。毎日寿命が縮まる思いで、殿下の眠る姿を眺めていた。
そして目を覚まされた殿下は、人が変わった。今まで意思のない操り人形だったのが、よく喋り、よく笑い、好きなことを全力でやるようになった。俺は殿下の急変ぶりに戸惑いつつも、喜びでいっぱいになった。決められた道以外を歩むことが許されなかった殿下が、自分の意思で道を決めている。不憫だった殿下の姿は、もうどこにもない。柄にもなく泣いてしまいそうだった。
吹っ切れた殿下はそれはもう魅力的だった。元より天使のように愛らしいと称されていたが、感情や表情がつくとすれ違う人全員が二度見するほどの美しさに化けた。性格はちょっと残念な部類に入るが、それでこそ殿下の魅力が充分に引き出されていると言っても過言ではないと思う。
そして殿下とたくさんお話しするようになった。何かと俺のことを気にかけてくださって、俺はとても嬉しかった。エルネスティ様が俺を優遇されるのは、魔法陣学に理解があるからってだけなことはわかっているが、それでもこの喜びが消えることはなかった。
エルネスティ様を拘束していた糸は切れた。俺はこれからも自由に羽ばたくエルネスティ様のお側でお護りするのだ。
そう、思っていた。
貴族の息子と言っても伯爵家の三男だし、実家が最近ノリに乗っているとは言われているが、俺は比較対象を知らないので定かではない。一番上の兄は病弱だし二番目の兄は俺を殺そうとするが、それ以外は至って普通の家族構成だ。正妻と妾との仲も良好である。使用人も普通。なんか俺を次期当主にしようと焚き付ける人はいたが、俺にその気がなかったのでガン無視していた。
だが次第に次男の暗殺と使用人の焚き付けが煩わしくなった。別に暗殺は回避できるし、焚き付けは実害がなかったが、それが続くと面倒なことこの上ない。どうにかして逃げられないかと考えていたところ、帝都の騎士団の話を聞いた。講師曰く俺の剣の腕は自信を持って良いレベルらしいし、騎士になれば実家を継ぐことは出来ない。未成年でも見習い騎士から始められると言うことで、俺は騎士になることを決めた。伯爵家当主には学園を卒業してからにしろと猛反対されたが、俺は家出同然で帝都へやって来た。
そして入団試験は難なく合格し、俺は晴れて見習い騎士になった。俺は毎日鍛錬に勤しみ、休暇は帝都で気分転換しながら、犯罪者を見つけ次第逮捕する、という生活を1年ちょっと続けた。見習い騎士の監督には「休暇の意味わかってんのか?ちゃんと休め」と言われたが。何故?ちゃんと休暇は鍛錬を休んでいるのに。
あとよく先輩や同僚に「ちっとは空気を読め」と言われた。だが何が良くないのかわからなかったから、とりあえず口数を減らしたら何も言われなくなった。対応はこれであっていたのだろう、多分。監督は何か言いたげだったけど、何も言って来なかったから言うことはなかったと同義だ。
ああ、監督と言えば、一度監督に「お前剣が好きすぎるだろ」と言われたから「いえ、別に好きではありません」と答えたら変な顔をされた。そしてそれから暫く俺は監督から異様なものを見る目を向けられた。何故?素直に本当のことを言っただけなのに。まあそれは時が経てば薄れていったから、何も気にしてないが。
そして俺は1年ちょっとで近衛騎士団第四部隊配属となった。ちなみにだが、この国には帝国所有の帝国騎士団と皇族所有の近衛騎士団の二つの騎士団がある。普通『騎士団』と言えば帝国騎士団を指す。帝国騎士団は国内の治安維持、近衛騎士団は皇族の護衛を主な仕事としている。近衛騎士団には志願だけでは入団出来ず、帝国騎士団で優秀な成績を残した者だけが入団出来ることになっている。所謂エリート集団なのだ。
俺は異例の早さでの出世だったらしいけど、どうでもいい。俺はただ俺の役目を果たしていただけなのに、何故評価されたのだろうか?まあどこに配属されようと俺は俺のすべき仕事を全力でこなすのみ。
だが出る杭は打たれるとは言い得て妙だ。俺はだんだん近衛騎士団の中で孤立していった。俺の剣の才能を僻んだ奴らからの嫌がらせは後を絶たないし、そうで無くても何故か敬遠されるようになった。何故かわからず一度近衛騎士団団長に聞いてみたが「まあ気にしてないならそれで良いんじゃないか?」と言われてその通りだと思ったので、気にしないことにした。ボソリと「そう言うところだぞ」と呟かれたが。何が?
そんなこんなでボッチ上等で過ごしていたところ、俺は第四皇子の専属護衛騎士に任命された。何故そんな大切な任務を俺が?と思ったが、なんでもタライ回しにされて俺までやって来たらしい。第四皇子は冷淡で有名だったため、無理もないだろう。俺に与えられた任を放棄するという選択肢はないため、二つ返事で引き受けたが。この時ほど先輩や同僚から感謝されたことはない。まあ内心邪魔者を左遷出来たとほくそ笑んでいたのかもしれないが。
そうして俺は専属護衛騎士として第四皇子に出会ったのだが、俺は第四皇子を見て衝撃を受けた。噂では母親の第二皇妃の血を引き継いだ野心家と称されていたが、俺にはそんな風には見えなかった。そこにいたのは、ただ母親の言うことを忠実に守っているだけの無垢な少年だった。噂されていた冷淡さも野心も、全てハリボテだった。俺には第四皇子は糸で繋がれた操り人形のように見えたのだ。
そしてその姿を俺は自分のことのように見ていた。俺も一歩間違えれば、周りの大人に操り人形にされ、なりたくもない当主になるために次男と血で血を洗う次期当主争いをしていたかもしれないのだ。俺はなんとか避けることが出来たが、目の前の少年は逃げることが出来ないでいる。とても不憫に思えた。
そこで初めて俺は、誰かのために自分の身を捧げたいと思った。そんな大それたことでなくても、誰かを護りたいと強く思った。初めての感覚だ。今まで自分本位で感情に抑揚のない人生を送っていたのが、一気に視界が晴れた気がした。
冷酷な第四皇子の専属護衛に任命されたことを気にかけてくださった団長が俺にどうだったか尋ねて来たので今の気持ちを正直に話したら「何故に?」と返された。いや、俺の方が何故に?なのだが。騎士として、主に仕えたいという気持ちはおかしくないはず。そう伝えると「そうなんだが、それとこれとは話が別で」と曖昧に返答された。今世紀最大の謎だ。
殿下は決して俺に興味を持たなかった。でもそれで良かった。殿下の傍に居られるだけで、俺にとっては何物にも変えられない幸福であったから。
そんな中、殿下に転機が訪れた。殿下が高熱を出されて、数日間寝込んだのだ。その場に第二皇妃がいたから良かったが、下手すると俺が殿下に何かしたのではとあらぬ疑いをかけられるとこだった。俺は毎日倒れた殿下の様子を少し離れた場所から見ていた。専属とはいえ一介の護衛騎士が殿下の枕元で看病するなど、出来るはずもないから。毎日寿命が縮まる思いで、殿下の眠る姿を眺めていた。
そして目を覚まされた殿下は、人が変わった。今まで意思のない操り人形だったのが、よく喋り、よく笑い、好きなことを全力でやるようになった。俺は殿下の急変ぶりに戸惑いつつも、喜びでいっぱいになった。決められた道以外を歩むことが許されなかった殿下が、自分の意思で道を決めている。不憫だった殿下の姿は、もうどこにもない。柄にもなく泣いてしまいそうだった。
吹っ切れた殿下はそれはもう魅力的だった。元より天使のように愛らしいと称されていたが、感情や表情がつくとすれ違う人全員が二度見するほどの美しさに化けた。性格はちょっと残念な部類に入るが、それでこそ殿下の魅力が充分に引き出されていると言っても過言ではないと思う。
そして殿下とたくさんお話しするようになった。何かと俺のことを気にかけてくださって、俺はとても嬉しかった。エルネスティ様が俺を優遇されるのは、魔法陣学に理解があるからってだけなことはわかっているが、それでもこの喜びが消えることはなかった。
エルネスティ様を拘束していた糸は切れた。俺はこれからも自由に羽ばたくエルネスティ様のお側でお護りするのだ。
そう、思っていた。
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