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波乱の建国記念式典
なんか俺ってめっちゃ父上に呼び出しくらうな?
さてさて、色々あった建国記念式典が終わり、俺は一日中研究漬けの日々が戻って……来なかった。
はい!父上に呼び出しくらいました!確かに早急に報告したいとは思ってたけど!次の日とは思ってなかったな!皇帝暇じゃないでしょう!なんか父上の中で俺の優先順位高くない!?相思相愛だねこんちくしょう!
「さて、昨日の疲れはとれたか?エルネスティ」
「とれたとお思いですか?」
「我はとれたぞ」
「……体力おばけですか……」
「これくらいでないと国は治められん」
遠回しに『てめえには無理だ』って言われた。まあ皇帝になるつもりもないし構わないのだけど。研究に対する体力は無限だから、問題なし!
「……それで?何か報告したいことがあったのではないか?」
「……はい。ベイエル王国の第二王子である、シーウェルト王子についてです」
「やはりお前に接触があったか」
「予想していられたのですか?」
溜息をついた父上に俺は首を傾げた。でも父上ならベイエル王国の情勢とか良く知っているだろうし、おかしくはないか。あっ、もしかして俺が深掘りすべきことではない?
「ああ。ベイエル王国の魔法事情は知っているからな。引き抜きがあるだろうとは思っていた」
「……私がその提案に乗ることを考慮されなかったのですか?」
「その程度でお前の気持ちが他国に向いてしまうのであれば、それは我の力がお前の心に及ばなかったのだと言うことだ。諦めるしかないだろう。だが結果的に我が国を選んでくれた。素直に嬉しかったぞ」
父上は皇帝としてではなく、父親の顔で笑った。何故俺をそこまで信頼してくれるか、本当に俺は全くわからない。父上が何を思っているか、皆目見当もつかない。だけど。
「……私の中で父上の優先順位は割と高いですよ。必要とあらば、魔法陣とは別のベクトルで考えるほどには」
「……そうか」
その父親の顔を、ずっと見ていたいと思った。そのために、素直に自分の気持ちを伝えようと思えるほどには、強くそう感じた。
父上はキョトンとした後、嬉しそうに一言零し、照れくさいのを隠すように話を続けた。
「ところでシーウェルト王子はどのように話を持って来たのだ?」
俺はあの時のことをつぶさに報告した。緩んでいた父上の目尻はみるみるうちに吊り上がっていく。
「……我の息子に毒を盛るなど、余程死にたいようだな、その愚王子は」
「まあ未遂ですし、穏便に済ますと言ってしまいましたし、国王を脅すだけで済ませてください」
「脅す、な……あいわかった。交渉は我に任せろ」
父上は悪どい笑顔で頷いた。怖い。絶対的覇者がそこにいる。俺が『脅す』と限定してなかったら、絶対実力行使してたやつだ。不問とするために向こうに色んな無茶ぶりするんだろうな。ご愁傷さまです、ベイエル国王。でも第二王子の管理不足は猛反省しろ。
「……あの第二王子にしては軽率な行動であったが、まあお前相手なら仕方ないかもしれぬな」
「……それはどう言う?」
「噂によれば彼奴はお前の瞳のような青色……水色と言うべきか?その色に異様な執着と同時に軽蔑している節があるそうだ。理由はわからんが」
俺は無意識に目の下に触れた。この、透き通るような空色に、シーウェルト王子は執着している。……何故に?快晴が好きなのか?何か幼少期、思い出に残るようなことでもあったのか?
そう言えばベイエル王国って曇りが多い地域だったな。一年のうちの晴れる日が圧倒的に少なかったはず。それが関係しているのか?
「その色に関わることになると人が変わるとも言われていてな。普段は冷静沈着で謙虚だが、その色が関わると短慮で横暴になるらしい。そして何故か侮蔑しているにも関わらずその色のものを手に入れようとするそうだ。言動は真逆だが、ある意味お前と同族みたいなものだな」
「……なるほど、私にとっての魔法陣みたいなものですか」
「そこは同族という言葉を嫌がるところだぞ」
「私が魔法陣案件で人が変わるのを自覚していないとでも?」
「わかっておる。だが言わずにはいられないのだ」
父上は仕方がないものを見る目で首を振った。ツッコミ気質と言うやつか?苦労人の証拠だな!俺の性格を知っているなら、ツッコミするだけ労力の無駄だからね!……あっ、この話しておかないと。
「……そうそう、我が国に最近ベイエル王国の諜報員が紛れ込んでいる可能性があります」
「……いることは我もわかっておるが、何故最近なのだ?」
「シーウェルト王子は私を『判断基準が全て魔法陣であり、面倒事は全力で避ける人間』と認識していました。これは最近の私を知らないと……いえ、最近の私だけ知らないとこうはならないでしょう」
「……なるほど、確かにな」
怪訝そうだった父上も俺の言葉に納得気に相槌を打った。以前の俺を知っていれば、判断基準は魔法陣ではなく帝位、面倒事は避けるのではなく叩き潰す人間であると捉えるだろう。最近の俺を知っていたとしても、基本的に思慮深いらしいシーウェルト王子が以前の俺の要素をガン無視するとは思えない。
「つまりお前は以前からいる諜報員とは別に、シーウェルト王子が最近送ったであろう諜報員が紛れていると踏んでいるのだな。そしてお前の周りを嗅ぎ回っている、と」
「はい。その通りです」
「……わかった。暗部を使って捜そう。お前の情報が漏れるのは出来るだけ避けたい」
父上は頭を押さえながら重々しく頷いた。大事な仕事が増えたからだろう。暗部も暇ではない。他にも仕事が沢山あるだろうに、ベイエル王国の諜報員捜しなどという面倒事が増えて、大変なのだろう。
……何か父上の役に立ちたいな。
「……私も捜してみます。多分私の周りをウロウロしているでしょうし」
「……だが、お前には研究が……」
「もちろん研究第一ですが、だからと言って他を疎かにするつもりはありませんよ。私も自分の情報がシーウェルト王子に筒抜けなのは気分が悪いですし。この件は魔法陣とは別のベクトルの話ですよ」
「……そうか。まあ過度な期待はしないが、やれるだけのことはしてくれ」
「承知しました」
俺は返事をしつつ、はて、と考えた。どうやって捜そう。捜すと言ってみたは良いものの、俺に暗部のような真似は出来ない。となれば、魔法か。何か良い魔法はないかな。いや適当な魔法はいっぱいあるんだけど、どれ使おうかな。引き出しが多すぎて逆に困る。贅沢な悩みすぎて世の反感を買いそうだけど。てか買うな、絶対。言ったが最後、俺は嫉妬で木っ端微塵にされるな!それは困る!他言無用!これ訓戒!
* * * * * * * * *
昨日の二話投稿は予約設定のミスです。すみません。
はい!父上に呼び出しくらいました!確かに早急に報告したいとは思ってたけど!次の日とは思ってなかったな!皇帝暇じゃないでしょう!なんか父上の中で俺の優先順位高くない!?相思相愛だねこんちくしょう!
「さて、昨日の疲れはとれたか?エルネスティ」
「とれたとお思いですか?」
「我はとれたぞ」
「……体力おばけですか……」
「これくらいでないと国は治められん」
遠回しに『てめえには無理だ』って言われた。まあ皇帝になるつもりもないし構わないのだけど。研究に対する体力は無限だから、問題なし!
「……それで?何か報告したいことがあったのではないか?」
「……はい。ベイエル王国の第二王子である、シーウェルト王子についてです」
「やはりお前に接触があったか」
「予想していられたのですか?」
溜息をついた父上に俺は首を傾げた。でも父上ならベイエル王国の情勢とか良く知っているだろうし、おかしくはないか。あっ、もしかして俺が深掘りすべきことではない?
「ああ。ベイエル王国の魔法事情は知っているからな。引き抜きがあるだろうとは思っていた」
「……私がその提案に乗ることを考慮されなかったのですか?」
「その程度でお前の気持ちが他国に向いてしまうのであれば、それは我の力がお前の心に及ばなかったのだと言うことだ。諦めるしかないだろう。だが結果的に我が国を選んでくれた。素直に嬉しかったぞ」
父上は皇帝としてではなく、父親の顔で笑った。何故俺をそこまで信頼してくれるか、本当に俺は全くわからない。父上が何を思っているか、皆目見当もつかない。だけど。
「……私の中で父上の優先順位は割と高いですよ。必要とあらば、魔法陣とは別のベクトルで考えるほどには」
「……そうか」
その父親の顔を、ずっと見ていたいと思った。そのために、素直に自分の気持ちを伝えようと思えるほどには、強くそう感じた。
父上はキョトンとした後、嬉しそうに一言零し、照れくさいのを隠すように話を続けた。
「ところでシーウェルト王子はどのように話を持って来たのだ?」
俺はあの時のことをつぶさに報告した。緩んでいた父上の目尻はみるみるうちに吊り上がっていく。
「……我の息子に毒を盛るなど、余程死にたいようだな、その愚王子は」
「まあ未遂ですし、穏便に済ますと言ってしまいましたし、国王を脅すだけで済ませてください」
「脅す、な……あいわかった。交渉は我に任せろ」
父上は悪どい笑顔で頷いた。怖い。絶対的覇者がそこにいる。俺が『脅す』と限定してなかったら、絶対実力行使してたやつだ。不問とするために向こうに色んな無茶ぶりするんだろうな。ご愁傷さまです、ベイエル国王。でも第二王子の管理不足は猛反省しろ。
「……あの第二王子にしては軽率な行動であったが、まあお前相手なら仕方ないかもしれぬな」
「……それはどう言う?」
「噂によれば彼奴はお前の瞳のような青色……水色と言うべきか?その色に異様な執着と同時に軽蔑している節があるそうだ。理由はわからんが」
俺は無意識に目の下に触れた。この、透き通るような空色に、シーウェルト王子は執着している。……何故に?快晴が好きなのか?何か幼少期、思い出に残るようなことでもあったのか?
そう言えばベイエル王国って曇りが多い地域だったな。一年のうちの晴れる日が圧倒的に少なかったはず。それが関係しているのか?
「その色に関わることになると人が変わるとも言われていてな。普段は冷静沈着で謙虚だが、その色が関わると短慮で横暴になるらしい。そして何故か侮蔑しているにも関わらずその色のものを手に入れようとするそうだ。言動は真逆だが、ある意味お前と同族みたいなものだな」
「……なるほど、私にとっての魔法陣みたいなものですか」
「そこは同族という言葉を嫌がるところだぞ」
「私が魔法陣案件で人が変わるのを自覚していないとでも?」
「わかっておる。だが言わずにはいられないのだ」
父上は仕方がないものを見る目で首を振った。ツッコミ気質と言うやつか?苦労人の証拠だな!俺の性格を知っているなら、ツッコミするだけ労力の無駄だからね!……あっ、この話しておかないと。
「……そうそう、我が国に最近ベイエル王国の諜報員が紛れ込んでいる可能性があります」
「……いることは我もわかっておるが、何故最近なのだ?」
「シーウェルト王子は私を『判断基準が全て魔法陣であり、面倒事は全力で避ける人間』と認識していました。これは最近の私を知らないと……いえ、最近の私だけ知らないとこうはならないでしょう」
「……なるほど、確かにな」
怪訝そうだった父上も俺の言葉に納得気に相槌を打った。以前の俺を知っていれば、判断基準は魔法陣ではなく帝位、面倒事は避けるのではなく叩き潰す人間であると捉えるだろう。最近の俺を知っていたとしても、基本的に思慮深いらしいシーウェルト王子が以前の俺の要素をガン無視するとは思えない。
「つまりお前は以前からいる諜報員とは別に、シーウェルト王子が最近送ったであろう諜報員が紛れていると踏んでいるのだな。そしてお前の周りを嗅ぎ回っている、と」
「はい。その通りです」
「……わかった。暗部を使って捜そう。お前の情報が漏れるのは出来るだけ避けたい」
父上は頭を押さえながら重々しく頷いた。大事な仕事が増えたからだろう。暗部も暇ではない。他にも仕事が沢山あるだろうに、ベイエル王国の諜報員捜しなどという面倒事が増えて、大変なのだろう。
……何か父上の役に立ちたいな。
「……私も捜してみます。多分私の周りをウロウロしているでしょうし」
「……だが、お前には研究が……」
「もちろん研究第一ですが、だからと言って他を疎かにするつもりはありませんよ。私も自分の情報がシーウェルト王子に筒抜けなのは気分が悪いですし。この件は魔法陣とは別のベクトルの話ですよ」
「……そうか。まあ過度な期待はしないが、やれるだけのことはしてくれ」
「承知しました」
俺は返事をしつつ、はて、と考えた。どうやって捜そう。捜すと言ってみたは良いものの、俺に暗部のような真似は出来ない。となれば、魔法か。何か良い魔法はないかな。いや適当な魔法はいっぱいあるんだけど、どれ使おうかな。引き出しが多すぎて逆に困る。贅沢な悩みすぎて世の反感を買いそうだけど。てか買うな、絶対。言ったが最後、俺は嫉妬で木っ端微塵にされるな!それは困る!他言無用!これ訓戒!
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昨日の二話投稿は予約設定のミスです。すみません。
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