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波乱の建国記念式典
なんとかまとまった
俺が交渉内容を説明した後、ヴァイナモは思い詰めた表情で考え込んだ。待ってヴァイナモ?歌いたいから専属護衛騎士になるって、普通に考えておかしいからね?ツッコミどころ満載だからね?なんで順応してるの?
「……なるほど。それで専属護衛騎士を2人増やして、どうなさるのですか?俺は……その、用済みでしょうか?」
深い思考の後、ヴァイナモは消え入りそうな声で尋ねてきた。待って今までの話の流れでなんでそうなるのかな!?自分に自信なさすぎじゃない!?
「違います!ヴァイナモには週に一度休みをとってもらいます。そして毎日の護衛時間も少し減らしてもらいます。2人にはその分の補填をしてもらうのです」
「……休み、ですか……」
「はい。そうすれば毎日夜遅くまで特訓する必要がなくなるでしょう?」
ヴァイナモは形容し難い複雑な表情を浮かべた。喜んでいるようで、悲しんでいるようで、不満に思っているようで。表情に情報量がありすぎて何を思っているのか全然わかんないな!
「……エルネスティ様が俺を気遣ってくださっているのが嬉しいのと、エルネスティ様のお側を離れる時間が増えるのが寂しいのと、他の者がエルネスティ様を護衛すると言うのに少し不満を感じるのとで、頭がいっぱいです」
何思ってんだ?って疑問に思っているのが伝わったのか、ヴァイナモが丁寧に教えてくれた。素直かっ!?そうだヴァイナモは基本的にお口つるっつるだった!最近人前にいることが多かったから忘れてた!
「……この提案を呑んでくださりますか?」
「……エルネスティ様の決定に俺が意見する立場にはございません。お気遣い、ありがとうございます」
ヴァイナモはキュッと表情を引き締めてそう言った。その瞳が真っ直ぐ俺を見ていることに、俺は少しドキッとした。イケメンがイケメンな表情したら、そりゃイケメン割増だわな!どうしようイケメンのゲシュタルト崩壊しそうだ!
……でも、俺の決定に意見出来ないのか。まあ皇族と騎士なら当たり前なんだけど、その……ちょっと寂しい、なんて思ってみたり。
「……団長さんも、それでよろしいでしょうか」
「……近衛騎士団の人事を司っているはずの私が、どうして蚊帳の外なのでしょうか……。まあアスモが薬師になってくれるのは有難いですし、殿下の専属護衛騎士は少なすぎると存じていた所なので、異論はありませんが。逆に我々騎士には交換条件なして、専属護衛騎士になるよう命令するだけでも良かったのですが……」
団長さんは肩を落とした。ごめんね、確かに団長さんには何も確認をとらずに話を進めちゃった。近衛騎士団のことに俺がこんだけ口出しするのは良くなかったかな?
交換条件云々の話は完全に前世の感覚に引っ張られている。まあ一方的な関係に信頼は生まれないから、必要ない訳ではないでしょ!
「……殿下はお気になさらず。殿下は良い判断をしてくださりました。ですが、普通であればこのような対応を私がすべきだったのです。先程のは、そんな不甲斐ない自分に少し不満が垂れてしまっただけです」
俺が心配そうに団長さんを覗き込むと、団長さんは自嘲気味にそう言った。そんなに落ち込む必要はないと思うけどな。団長さんも立場上、平等に騎士たちを見なくてはいけないだろうし。
皇族を怒らせたサムエルや皇族以外に関心が向いているアスモやオリヴァを優遇したり、皇族のために無理をするヴァイナモを止めることは、皇族に忠誠を誓う近衛騎士団団長として難しいことだ。
「……団長さん。ヴァイナモとアスモをよろしくお願いしますね。サムエルとオリヴァの手網は私が握りますから」
「……僭越ながら、オリヴァ相手なら殿下が手網を握られる方かと」
「……失礼ですね。言い返せませんが」
俺は唇を尖らせた。団長さんが失礼すぎる。でもオリヴァは基本的まともだからそうなるよね。俺も言ってて思ったよ!悲しくなんてないからな!
* * *
そして数日後、オリヴァとサムエルが正式に俺の専属護衛騎士となった。アスモは薬師試験に向けて暫く有給をとる。これまでに溜まりに溜まった有給を一気に消費するらしい。薬師試験まで有給をとっても余りあるって、どんだけ休んでなかったんだ?アスモは。アスモが休んでないと言うことは、オリヴァも休んでないことを意味する。俺の周り社畜精神の持ち主多くない?ちゃんと休もうね??
そしてただ今、ヴァイナモの代わりにサムエルとオリヴァが俺を護衛している。ヴァイナモは団長さんと特訓中だ。そう言や魔法耐性の特訓って何やるんだろ?ひたすら魔法を受けるのかな?……危なくなければ良いんだけど。
「~~♪~~~♫~~~~♩」
俺の斜め後ろで熱唱するサムエルを通り過ぎる人全員が三度見ぐらいしていく。眉を顰める人もいるが、俺が何も言わないので、文句も言えない状況である。中には俺の顔を見て納得の表情を浮かべる人までいた。ちょっとそこの君、何に納得したのかな??
「……よくそんなに歌って喉が潰れないな、お前」
「定期的に~水属性の魔法で~喉を潤しています~」
「魔法が使えるんだな。……羨ましい」
「ちょっと才能の無駄遣いな気がしますけど」
オリヴァの問いかけにも歌ったまま答えたサムエルは曲の盛り上がりに差し掛かったのか声量を上げた。定期的に魔法使ってるって言ってたけど、いつ使ってるの?歌うのやめてないよね?
「歌いながらでも~出来るように~練習しました~」
サムエルは気持ち良さそうに歌う。普段はほやほやした雰囲気をまとっているが、今は生き生きとしている。本当に歌うのが好きなのだろう。
でも言わせて。
その練習って本当に必要??
オリヴァは「努力の方向が違う……」とボソリと呟いたので、そう思ったのは俺だけじゃなかった。良かった良かった。
そんなこんなで図書館に着いたので、俺はサムエルの周りに防音魔法をかける。流石に図書館で声高々と歌うのは良くないからね。え?止めさせる手はないのって?あんな楽しそうなサムエルを止めるなんて、同じ変人として出来ないよ(キリッ)
それにひとつ確かめたいことがあるし。
「……」
「どうしましたか?殿下。サムエルをじっとご覧になっていますが」
「……いえ。何でもありません。行きましょうか」
オリヴァの声掛けに俺はいつも通りの笑顔で首を振った。そして何事もなかったかのように小部屋へ向かう。オリヴァは不思議そうにしながらも何も聞き返さずについてきてくれた。サムエルは歌に熱中している。
……もう少しだけ、様子見かな。
「……なるほど。それで専属護衛騎士を2人増やして、どうなさるのですか?俺は……その、用済みでしょうか?」
深い思考の後、ヴァイナモは消え入りそうな声で尋ねてきた。待って今までの話の流れでなんでそうなるのかな!?自分に自信なさすぎじゃない!?
「違います!ヴァイナモには週に一度休みをとってもらいます。そして毎日の護衛時間も少し減らしてもらいます。2人にはその分の補填をしてもらうのです」
「……休み、ですか……」
「はい。そうすれば毎日夜遅くまで特訓する必要がなくなるでしょう?」
ヴァイナモは形容し難い複雑な表情を浮かべた。喜んでいるようで、悲しんでいるようで、不満に思っているようで。表情に情報量がありすぎて何を思っているのか全然わかんないな!
「……エルネスティ様が俺を気遣ってくださっているのが嬉しいのと、エルネスティ様のお側を離れる時間が増えるのが寂しいのと、他の者がエルネスティ様を護衛すると言うのに少し不満を感じるのとで、頭がいっぱいです」
何思ってんだ?って疑問に思っているのが伝わったのか、ヴァイナモが丁寧に教えてくれた。素直かっ!?そうだヴァイナモは基本的にお口つるっつるだった!最近人前にいることが多かったから忘れてた!
「……この提案を呑んでくださりますか?」
「……エルネスティ様の決定に俺が意見する立場にはございません。お気遣い、ありがとうございます」
ヴァイナモはキュッと表情を引き締めてそう言った。その瞳が真っ直ぐ俺を見ていることに、俺は少しドキッとした。イケメンがイケメンな表情したら、そりゃイケメン割増だわな!どうしようイケメンのゲシュタルト崩壊しそうだ!
……でも、俺の決定に意見出来ないのか。まあ皇族と騎士なら当たり前なんだけど、その……ちょっと寂しい、なんて思ってみたり。
「……団長さんも、それでよろしいでしょうか」
「……近衛騎士団の人事を司っているはずの私が、どうして蚊帳の外なのでしょうか……。まあアスモが薬師になってくれるのは有難いですし、殿下の専属護衛騎士は少なすぎると存じていた所なので、異論はありませんが。逆に我々騎士には交換条件なして、専属護衛騎士になるよう命令するだけでも良かったのですが……」
団長さんは肩を落とした。ごめんね、確かに団長さんには何も確認をとらずに話を進めちゃった。近衛騎士団のことに俺がこんだけ口出しするのは良くなかったかな?
交換条件云々の話は完全に前世の感覚に引っ張られている。まあ一方的な関係に信頼は生まれないから、必要ない訳ではないでしょ!
「……殿下はお気になさらず。殿下は良い判断をしてくださりました。ですが、普通であればこのような対応を私がすべきだったのです。先程のは、そんな不甲斐ない自分に少し不満が垂れてしまっただけです」
俺が心配そうに団長さんを覗き込むと、団長さんは自嘲気味にそう言った。そんなに落ち込む必要はないと思うけどな。団長さんも立場上、平等に騎士たちを見なくてはいけないだろうし。
皇族を怒らせたサムエルや皇族以外に関心が向いているアスモやオリヴァを優遇したり、皇族のために無理をするヴァイナモを止めることは、皇族に忠誠を誓う近衛騎士団団長として難しいことだ。
「……団長さん。ヴァイナモとアスモをよろしくお願いしますね。サムエルとオリヴァの手網は私が握りますから」
「……僭越ながら、オリヴァ相手なら殿下が手網を握られる方かと」
「……失礼ですね。言い返せませんが」
俺は唇を尖らせた。団長さんが失礼すぎる。でもオリヴァは基本的まともだからそうなるよね。俺も言ってて思ったよ!悲しくなんてないからな!
* * *
そして数日後、オリヴァとサムエルが正式に俺の専属護衛騎士となった。アスモは薬師試験に向けて暫く有給をとる。これまでに溜まりに溜まった有給を一気に消費するらしい。薬師試験まで有給をとっても余りあるって、どんだけ休んでなかったんだ?アスモは。アスモが休んでないと言うことは、オリヴァも休んでないことを意味する。俺の周り社畜精神の持ち主多くない?ちゃんと休もうね??
そしてただ今、ヴァイナモの代わりにサムエルとオリヴァが俺を護衛している。ヴァイナモは団長さんと特訓中だ。そう言や魔法耐性の特訓って何やるんだろ?ひたすら魔法を受けるのかな?……危なくなければ良いんだけど。
「~~♪~~~♫~~~~♩」
俺の斜め後ろで熱唱するサムエルを通り過ぎる人全員が三度見ぐらいしていく。眉を顰める人もいるが、俺が何も言わないので、文句も言えない状況である。中には俺の顔を見て納得の表情を浮かべる人までいた。ちょっとそこの君、何に納得したのかな??
「……よくそんなに歌って喉が潰れないな、お前」
「定期的に~水属性の魔法で~喉を潤しています~」
「魔法が使えるんだな。……羨ましい」
「ちょっと才能の無駄遣いな気がしますけど」
オリヴァの問いかけにも歌ったまま答えたサムエルは曲の盛り上がりに差し掛かったのか声量を上げた。定期的に魔法使ってるって言ってたけど、いつ使ってるの?歌うのやめてないよね?
「歌いながらでも~出来るように~練習しました~」
サムエルは気持ち良さそうに歌う。普段はほやほやした雰囲気をまとっているが、今は生き生きとしている。本当に歌うのが好きなのだろう。
でも言わせて。
その練習って本当に必要??
オリヴァは「努力の方向が違う……」とボソリと呟いたので、そう思ったのは俺だけじゃなかった。良かった良かった。
そんなこんなで図書館に着いたので、俺はサムエルの周りに防音魔法をかける。流石に図書館で声高々と歌うのは良くないからね。え?止めさせる手はないのって?あんな楽しそうなサムエルを止めるなんて、同じ変人として出来ないよ(キリッ)
それにひとつ確かめたいことがあるし。
「……」
「どうしましたか?殿下。サムエルをじっとご覧になっていますが」
「……いえ。何でもありません。行きましょうか」
オリヴァの声掛けに俺はいつも通りの笑顔で首を振った。そして何事もなかったかのように小部屋へ向かう。オリヴァは不思議そうにしながらも何も聞き返さずについてきてくれた。サムエルは歌に熱中している。
……もう少しだけ、様子見かな。
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