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人間関係が広がるお年頃
孤児院の美少女
その後美味しくタコ料理をいただいた俺は、終始異様なものを見る目で見られながらも食事を終えて、定食屋を出た。旦那さんの料理の腕は確かだからね。めっちゃ美味しかった。
「……しれっとまた行くと約束したな、お前」
「また帝都に行くことをへい……父さんが許すのか?」
ヴァイナモが陛下って呼びそうになって慌てて訂正した。おう……ヴァイナモが皇帝を父さん呼び……。違和感しかない。まあ俺たち兄弟って設定だから仕方ないけど。
だから笑うんじゃねえオリヴァ!肩が揺れてんのバレバレだからな!
「父う……オトンは話せばわかるお方だから大丈夫!」
「ぶっ!」
「笑うだなんて失礼だね」
オリヴァは堪えきれずに声をだして笑った。なんなの?俺がオトンって言ったらおかしい?中身は皇子だけど、今の見目はまんま平民坊主だから違和感ないでしょ?
「……お前どこからそんな言葉を知ったんだよ。なんで時々感覚が平民になるんだ?」
「確かに普段でも時々びっくりするぐらい平民になりますよね~」
「そうかな?」
オリヴァとサムエルの発言に俺は曖昧に誤魔化す。前世の記憶の影響だけど、そんなこと口が裂けても言えないからね。
……ヴァイナモ?大したことじゃないから、そんな神妙な表情で俺を見つめなくて良いんだよ?
「……それで?これからどこに向かうんだ?」
「定食屋のお客さんから聞いた孤児院に行ってみようと思ってる」
「あれですかあ?『孤児院の美少女』がいるって言う~」
ちゃんとした返答がないとわかっていたのか、オリヴァが直ぐに話題を変えた。度の過ぎた深入りをしてこないから、楽なんだよね。
そうそう、俺は今、定食屋のお客さんに聞いた『孤児院の美少女』がいるとか言う孤児院に向かっている。何でもどこぞの貴族の見目麗しいご令嬢のシスター見習いがいる孤児院が、この近くにあるらしい。丁度孤児院ってどう言う所か興味があったし、そのついでに見てみようと思ったのだ。
それにしてもまだ成人もしていないご令嬢がシスター見習いって、相当だな。シスターなどの聖職者は俗物に伍することを良しとしない。つまり社交界などの貴族の醍醐味とも言えるものに参加出来ない。そんなものに未成年のうちになろうとするなんて、大分な変わり者だ。
「……意外だな。お前は美少女だとかに興味ないと思ってた」
「そこまで興味ないよ。敢えて言えば、なんでご令嬢が贅沢を嫌うシスターを目指しているか気になるだけ。ただ孤児院には行ってみたいと思ってたからね。そのついでだよ」
「なるほどな。それなら納得だ」
オリヴァが納得げに相槌を打った。そんなに俺って美少女とかに興味なさそうに見えるかな?これでも俺は13歳の、思春期突入時期なんだけど。
「お前の興味は魔法陣に傾倒してるだろ」
オリヴァの言葉にヴァイナモやサムエルもうんうんと頷く。いや、そうなんだけどさ!ちゃんと他にも興味はあるからね!オリヴァやサムエルには言われたくないかな!?
* * *
そんなこんなで目的の孤児院まで到着した。
「ここが孤児院か……」
「僕のいた孤児院とは全然違いますね~」
質素ではあるが卑しさのないシンプルな建物を前にサムエルが感心するように呟いた。俺はサムエルの方を向く。
「サム兄がいた孤児院って、どんな所だったの?」
「生きることには困らないけど、死ぬことにも困らない所でしたね~」
サムエルはあっけらかんと答えるが、俺たちはギョッとなってサムエルを凝視した。サムエルは時々、サラッと凄まじいことを言う。
「ご飯もあるし着る服もあるし暖を取る屋根もあるけど、楽しみが月一の聖歌隊の祈りの歌ぐらいしかなかったですからあ。衛生状態もあまり良くなかったですし~。心が死んでしまいそうでしたあ」
「……お前の生い立ちはよく知らねえが、苦労したんだな、お前」
「今が良いので気にしてないです~」
サムエルはヘラヘラと笑うが、少し無理しているように思えた。なんか庇護欲が刺激されると言うか。歌が全ての基準とは言え、辛いモンは辛いんだな。
「……サム兄!今は自由に歌っても良いからね!」
「……俺ももっとサム兄さんに優しくしようと思う」
「辛いことがあれば直ぐに言えよ!」
俺、ヴァイナモ、オリヴァの順にそう言うと、サムエルは目を瞬かせた。だが直ぐに純粋無垢な笑顔を浮かべて「はい~」と気の抜けた返事をした。
「あの~。うちの孤児院に何か用でしょうか……?」
そんなことをしていると、孤児院の中から修道服に身を包んだ妙齢の女性が姿を表した。この孤児院のシスターかなんかだろう。
「あっ。騒がしくしてすみません。実は俺、教会の奉仕活動に興味がありまして、少しお話を伺いたいと思いまして訪ねた所存です」
「まあ、立派なことですね。どうぞ中へ。お話しましょう」
「……その、俺ってただの平民ですが、それでも出来ることはありますか?」
「奉仕活動に身分や貧富は関係ありません。必要なのは社会貢献への意欲ですよ」
シスターは柔く微笑む。なんかTheシスターって感じの人だな。周りに陽だまりみたいな空気が流れてる。なんか悩める人に道を示しそうって言うか、荒れた心を癒しそうって言うか。『聖母』ってあだ名つけられてそう。
命名聖母シスターは後ろを振り返って声を上げた。
「ロヴィ!私はお客様のおもてなしをするから、貴女は子供たちを見ていて頂戴!」
「……お客様、ですか?そのようなご予定はなかったような……」
すると建物の中から少女の声が帰ってきた。俺とヴァイナモは顔を見合わせて首を傾げる。やっぱりヴァイナモも思ったんだ。
なんか聞いたことあるようなないような声だってことを。
「ええ!ですが奉仕活動をしたいと言う方がお越しになったの!」
「……怪しくありませんか?」
建物の中の少女(仮)は訝しげな声色を出す。声が近づいてきているから、多分こちらに向かっているのだろう。う~ん。どっかで聞いたことある声なんだけどな。思い出せない。
「……もしかしてこの声の主が孤児院の美少女か?」
「そうかもしれませんね~」
オリヴァとサムエルはヒソヒソとそんな話をしている。そっか、その可能性があるのか。俺の知ってる中で美少女って呼ばれそうな女の子っていたかな?
「あっ……」
するとヴァイナモが何かに気づいたように目を丸くして声を漏らした。そしてずいっと俺の前に一歩出る。えっ?何何?誰かわかったの?そんでもって危険人物なの??
「怪しいとは、お客様に失礼よ」
「一度私が視ます。その者が誠か判断しましょう」
「そんな風に人を疑って。貴女の悪い所よ」
「私は見たものを信じて疑わなかったが故に、大きな過ちを起こしたのですよ」
そんな会話をしながらも、声の主は孤児院の玄関口から姿を現した。睫毛の長い瞼は閉じられ、シスター見習い用の修道服に身を包んだ可愛らしい少女。俺は彼女に見覚えがあった。
そう、彼女は。
「えっ!?殿下っ!?」
「確か貴女は建国記念式典の時の……!」
数年前の建国記念式典にて、俺にオレンジジュースをぶっかけた、パルヴィアイネン公爵の長女であった。
……待って?なんで目を瞑ってるのに皇子ってわかったの!?てか俺って今、変装してるよね!?尚更なんでわかったの!?
「……しれっとまた行くと約束したな、お前」
「また帝都に行くことをへい……父さんが許すのか?」
ヴァイナモが陛下って呼びそうになって慌てて訂正した。おう……ヴァイナモが皇帝を父さん呼び……。違和感しかない。まあ俺たち兄弟って設定だから仕方ないけど。
だから笑うんじゃねえオリヴァ!肩が揺れてんのバレバレだからな!
「父う……オトンは話せばわかるお方だから大丈夫!」
「ぶっ!」
「笑うだなんて失礼だね」
オリヴァは堪えきれずに声をだして笑った。なんなの?俺がオトンって言ったらおかしい?中身は皇子だけど、今の見目はまんま平民坊主だから違和感ないでしょ?
「……お前どこからそんな言葉を知ったんだよ。なんで時々感覚が平民になるんだ?」
「確かに普段でも時々びっくりするぐらい平民になりますよね~」
「そうかな?」
オリヴァとサムエルの発言に俺は曖昧に誤魔化す。前世の記憶の影響だけど、そんなこと口が裂けても言えないからね。
……ヴァイナモ?大したことじゃないから、そんな神妙な表情で俺を見つめなくて良いんだよ?
「……それで?これからどこに向かうんだ?」
「定食屋のお客さんから聞いた孤児院に行ってみようと思ってる」
「あれですかあ?『孤児院の美少女』がいるって言う~」
ちゃんとした返答がないとわかっていたのか、オリヴァが直ぐに話題を変えた。度の過ぎた深入りをしてこないから、楽なんだよね。
そうそう、俺は今、定食屋のお客さんに聞いた『孤児院の美少女』がいるとか言う孤児院に向かっている。何でもどこぞの貴族の見目麗しいご令嬢のシスター見習いがいる孤児院が、この近くにあるらしい。丁度孤児院ってどう言う所か興味があったし、そのついでに見てみようと思ったのだ。
それにしてもまだ成人もしていないご令嬢がシスター見習いって、相当だな。シスターなどの聖職者は俗物に伍することを良しとしない。つまり社交界などの貴族の醍醐味とも言えるものに参加出来ない。そんなものに未成年のうちになろうとするなんて、大分な変わり者だ。
「……意外だな。お前は美少女だとかに興味ないと思ってた」
「そこまで興味ないよ。敢えて言えば、なんでご令嬢が贅沢を嫌うシスターを目指しているか気になるだけ。ただ孤児院には行ってみたいと思ってたからね。そのついでだよ」
「なるほどな。それなら納得だ」
オリヴァが納得げに相槌を打った。そんなに俺って美少女とかに興味なさそうに見えるかな?これでも俺は13歳の、思春期突入時期なんだけど。
「お前の興味は魔法陣に傾倒してるだろ」
オリヴァの言葉にヴァイナモやサムエルもうんうんと頷く。いや、そうなんだけどさ!ちゃんと他にも興味はあるからね!オリヴァやサムエルには言われたくないかな!?
* * *
そんなこんなで目的の孤児院まで到着した。
「ここが孤児院か……」
「僕のいた孤児院とは全然違いますね~」
質素ではあるが卑しさのないシンプルな建物を前にサムエルが感心するように呟いた。俺はサムエルの方を向く。
「サム兄がいた孤児院って、どんな所だったの?」
「生きることには困らないけど、死ぬことにも困らない所でしたね~」
サムエルはあっけらかんと答えるが、俺たちはギョッとなってサムエルを凝視した。サムエルは時々、サラッと凄まじいことを言う。
「ご飯もあるし着る服もあるし暖を取る屋根もあるけど、楽しみが月一の聖歌隊の祈りの歌ぐらいしかなかったですからあ。衛生状態もあまり良くなかったですし~。心が死んでしまいそうでしたあ」
「……お前の生い立ちはよく知らねえが、苦労したんだな、お前」
「今が良いので気にしてないです~」
サムエルはヘラヘラと笑うが、少し無理しているように思えた。なんか庇護欲が刺激されると言うか。歌が全ての基準とは言え、辛いモンは辛いんだな。
「……サム兄!今は自由に歌っても良いからね!」
「……俺ももっとサム兄さんに優しくしようと思う」
「辛いことがあれば直ぐに言えよ!」
俺、ヴァイナモ、オリヴァの順にそう言うと、サムエルは目を瞬かせた。だが直ぐに純粋無垢な笑顔を浮かべて「はい~」と気の抜けた返事をした。
「あの~。うちの孤児院に何か用でしょうか……?」
そんなことをしていると、孤児院の中から修道服に身を包んだ妙齢の女性が姿を表した。この孤児院のシスターかなんかだろう。
「あっ。騒がしくしてすみません。実は俺、教会の奉仕活動に興味がありまして、少しお話を伺いたいと思いまして訪ねた所存です」
「まあ、立派なことですね。どうぞ中へ。お話しましょう」
「……その、俺ってただの平民ですが、それでも出来ることはありますか?」
「奉仕活動に身分や貧富は関係ありません。必要なのは社会貢献への意欲ですよ」
シスターは柔く微笑む。なんかTheシスターって感じの人だな。周りに陽だまりみたいな空気が流れてる。なんか悩める人に道を示しそうって言うか、荒れた心を癒しそうって言うか。『聖母』ってあだ名つけられてそう。
命名聖母シスターは後ろを振り返って声を上げた。
「ロヴィ!私はお客様のおもてなしをするから、貴女は子供たちを見ていて頂戴!」
「……お客様、ですか?そのようなご予定はなかったような……」
すると建物の中から少女の声が帰ってきた。俺とヴァイナモは顔を見合わせて首を傾げる。やっぱりヴァイナモも思ったんだ。
なんか聞いたことあるようなないような声だってことを。
「ええ!ですが奉仕活動をしたいと言う方がお越しになったの!」
「……怪しくありませんか?」
建物の中の少女(仮)は訝しげな声色を出す。声が近づいてきているから、多分こちらに向かっているのだろう。う~ん。どっかで聞いたことある声なんだけどな。思い出せない。
「……もしかしてこの声の主が孤児院の美少女か?」
「そうかもしれませんね~」
オリヴァとサムエルはヒソヒソとそんな話をしている。そっか、その可能性があるのか。俺の知ってる中で美少女って呼ばれそうな女の子っていたかな?
「あっ……」
するとヴァイナモが何かに気づいたように目を丸くして声を漏らした。そしてずいっと俺の前に一歩出る。えっ?何何?誰かわかったの?そんでもって危険人物なの??
「怪しいとは、お客様に失礼よ」
「一度私が視ます。その者が誠か判断しましょう」
「そんな風に人を疑って。貴女の悪い所よ」
「私は見たものを信じて疑わなかったが故に、大きな過ちを起こしたのですよ」
そんな会話をしながらも、声の主は孤児院の玄関口から姿を現した。睫毛の長い瞼は閉じられ、シスター見習い用の修道服に身を包んだ可愛らしい少女。俺は彼女に見覚えがあった。
そう、彼女は。
「えっ!?殿下っ!?」
「確か貴女は建国記念式典の時の……!」
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