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動き出す時
貴方に向けた言葉です
俺はヴァイナモに連れられて、綺麗な砂浜にやって来た。一応魔力操作の件があるから、危険察知魔法を展開して周囲を警戒しながら砂浜を歩く。
ちなみに騎士は俺たちの会話が聞こえないよう遠目から俺を護衛している。夢の内容をヴァイナモと2人きりでしたいと言う俺の願いを聞き入れてくれた、ダーヴィドとオリヴァの配慮だ。俺は大体のことは魔法で何とかなるし、ヴァイナモがいるし、騎士たちならあれくらいの距離すぐに駆けつけられるから問題はない。
白砂は見ただけでもわかるくらいサラサラとしていて、俺の靴に被っては落ちて被っては落ちてを繰り返していた。俺はヴァイナモに歩みを止めてもらって、白砂を両手ですくい上げた。
掌いっぱいにすくい上げたつもりだったのに、白砂は指の隙間からサラサラと零れて、ほとんど俺の手の内には残らなかった。俺はそれが酷く寂しく思えた。
いくら両手を広げても、一個人が持っていられるのはほんの些細なものだけで、後はスルスルと手の外に逃げていってしまうんだ。
……やばい。前世のことを思い返していたから、凄く感傷的だぞ。そんなこと思うなんて柄じゃないだろ自分。俺は好きなことに対して一直線な楽観的天使だぞ。シリアスるな。
俺が落ちていく白砂を見つめていると、ヴァイナモがどこからか掌で握り込めるほどの小さなガラスの瓶を取り出して、俺の前に差し出して来た。
「この瓶の中にいれておけば、白砂は逃げては行きませんよ」
ヴァイナモはお見通しなようで、俺の思っていたことを言い当てた。……なんでわかっちゃったかな。俺ってそんなにわかりやすい?
俺は一言お礼を言って、ヴァイナモからガラスの瓶を受け取った。そしてその瓶で白砂をすくい上げる。瓶いっぱいに白砂が入ったので、俺は瓶を傾けて中身を少し砂浜へと返した。
瓶の半分ぐらいの量になったところで傾きを戻し、ヴァイナモにコルクの蓋を閉めてもらう。えっ?自分でしろ、って?華奢な非力皇子にコルクを閉める程の腕力があると思うなよ!
「エルネスティ様、どうぞ」
ヴァイナモはコルクの蓋をしっかり閉めて俺にガラス瓶を手渡して来た。サラサラと白く輝く砂が眩しくて、俺は目を細めた。
「ありがとうございます、ヴァイナモ。大切にしますね」
俺が瓶を胸の前でギュッと握りしめてお礼を言うと、ヴァイナモはキョトンとした後、照れくさそうにへにゃりと笑うのであった。
* * *
「ふふっ!綺麗ですね!」
俺は海の側までやって来て、靴と靴下を抜いだ。そしてパシャパシャと浅瀬を裸足で歩いてみる。ヴァイナモは滝での一件があって凄く心配しているけど、流石に踝あたりまでの水でどうこうなるほど、俺は貧弱ではない……と思う、多分。
俺は少しひんやりする海水をパシャパシャと蹴った。意外と楽しいんだよね、これ。子供っぽいとか言う意見は受け付けておりません。俺はれっきとした13歳の少年だからね!お前は精神大人の変人だろ、って指摘も受け付けてないぞ!
「……そうですね。とても綺麗です」
少し離れた所にいたヴァイナモがへにゃりと笑って答えた。……一瞬俺に対して言ってるのかと思ってしまった。危ない危ない。ヴァイナモは砂浜か海か、はたまた夕日が綺麗だって言ってるんだ。俺じゃない。
……でも、ヴァイナモに『綺麗だ』って言われてみたいな。ヴァイナモはあんまり俺の容姿について言わないから。いや、見目だけじゃなくて内面を見てくれてる証だから、喜ぶべきことなんだけど。……好きな人から容姿を褒められるのって、やっぱり嬉しいじゃん?
そんな邪なことを考えながらヴァイナモの方を見ると、ヴァイナモは惚けたようにじっと俺の方を眺めていた。……どっ、どうした?俺になんか付いてる?そんな熱視線を受けたら、ちょろい俺は勘違いしてしまうぞ??
俺がヴァイナモを手招きする仕草をすると、ヴァイナモはそれに気づいてゆっくり俺に近づいて来た。ヴァイナモが俺の前で止まった所で、俺はヴァイナモの顔を覗き込む。
「……どうなさいましたか?」
「それはこちらの台詞ですよ。どうしたのですか?そんな熱心に何かを見つめて」
ヴァイナモは小さくギクッとなり、曖昧に微笑んだ。あれ?ヴァイナモが誤魔化すなんて珍しいな。ヴァイナモは俺に対して正直な所があるから。まあ魔力操作の件を隠してた前科があるから、一概にそうとは言えないか。人はすぐ変わるし。
「……まあ何でもないのであればそれで構いませんが」
俺は気分を切り替えて少し海の方へ歩みを進めた。夕日が海面へと沈み始めて、海面に白い柱を描いた。その景色はまるで一枚の写真のようで。俺は思わずうっとりしてしまった。
「……綺麗。本当に綺麗です。こんな素晴らしい光景、見たことありません。ヴァイナモ、今日は私をここに連れて来てくださり、ありがとうございます」
俺が夕日をバックにヴァイナモの方へ振り返ると、ヴァイナモは口を半開きにして、瞠目して食い入るように俺を見つめていた。……本当にどうしたんだ?ヴァイナモらしくないぞ?
「……ヴァイナモ?本当にどうしたので……」
「好きです」
ヴァイナモは俺の心配を遮ってそう零した後、ハッとなって手で口を塞いだ。俺はヴァイナモの予想外の発言に、目を見開いて固まった。頭が真っ白になって、ただただヴァイナモの言葉が脳内を反芻する。
……好き……好き?ヴァイナモが?何を??もしかして……俺?
俺は刹那淡い期待を抱いたが、直ぐに頭を振ってそれを否定した。有り得ない。ヴァイナモが俺のことを好きとか。
落ち着け。落ち着け俺。ヴァイナモは多分、この美しい景色が好きだと言ったんだ。そうだそうに違いない。……そうだよね?
「……やはり何年経っても思い出の場所は好きですか?」
俺は淡い期待を打ち払うために、否定するために、ヴァイナモに近づいて念を押すように尋ねた。期待で色付く自分を誤魔化すために、コテンと首を傾げて髪の毛で頬を隠した。
早く答えて。『はい、そうです』って。
するとヴァイナモはヒュッと喉を鳴らした後、ムッと不機嫌な表情になった。想定外の反応に俺が驚いていると、ヴァイナモは俺の腕をギュッと掴んで、グイッと自らの方へ引いた。俺がよろけてヴァイナモにもたれかかると、ヴァイナモは反対の腕で俺を離すまいと抱きしめた。
突然の温もりと香りに俺の脳が思考停止していると、ヴァイナモは絞り出すように俺の耳元で囁いた。
「……違います」
「……えっ?」
俺がガバッと顔を上げると、ヴァイナモはいつになく真剣な表情だった。夕日を反射して暖色を纏ったヴァイナモの瞳は、熱情を孕ませて俺の瞳を捕らえて離さなかった。
そしてヴァイナモは、俺が期待する言葉を口にする。
「先程の呟きは……エルネスティ様、貴方に向けた言葉です」
* * * * * * * * *
○お知らせ○
明日から4話程、ヴァイナモ視点の閑話を挟みます。少し長いですが是非ご覧ください。
ちなみに騎士は俺たちの会話が聞こえないよう遠目から俺を護衛している。夢の内容をヴァイナモと2人きりでしたいと言う俺の願いを聞き入れてくれた、ダーヴィドとオリヴァの配慮だ。俺は大体のことは魔法で何とかなるし、ヴァイナモがいるし、騎士たちならあれくらいの距離すぐに駆けつけられるから問題はない。
白砂は見ただけでもわかるくらいサラサラとしていて、俺の靴に被っては落ちて被っては落ちてを繰り返していた。俺はヴァイナモに歩みを止めてもらって、白砂を両手ですくい上げた。
掌いっぱいにすくい上げたつもりだったのに、白砂は指の隙間からサラサラと零れて、ほとんど俺の手の内には残らなかった。俺はそれが酷く寂しく思えた。
いくら両手を広げても、一個人が持っていられるのはほんの些細なものだけで、後はスルスルと手の外に逃げていってしまうんだ。
……やばい。前世のことを思い返していたから、凄く感傷的だぞ。そんなこと思うなんて柄じゃないだろ自分。俺は好きなことに対して一直線な楽観的天使だぞ。シリアスるな。
俺が落ちていく白砂を見つめていると、ヴァイナモがどこからか掌で握り込めるほどの小さなガラスの瓶を取り出して、俺の前に差し出して来た。
「この瓶の中にいれておけば、白砂は逃げては行きませんよ」
ヴァイナモはお見通しなようで、俺の思っていたことを言い当てた。……なんでわかっちゃったかな。俺ってそんなにわかりやすい?
俺は一言お礼を言って、ヴァイナモからガラスの瓶を受け取った。そしてその瓶で白砂をすくい上げる。瓶いっぱいに白砂が入ったので、俺は瓶を傾けて中身を少し砂浜へと返した。
瓶の半分ぐらいの量になったところで傾きを戻し、ヴァイナモにコルクの蓋を閉めてもらう。えっ?自分でしろ、って?華奢な非力皇子にコルクを閉める程の腕力があると思うなよ!
「エルネスティ様、どうぞ」
ヴァイナモはコルクの蓋をしっかり閉めて俺にガラス瓶を手渡して来た。サラサラと白く輝く砂が眩しくて、俺は目を細めた。
「ありがとうございます、ヴァイナモ。大切にしますね」
俺が瓶を胸の前でギュッと握りしめてお礼を言うと、ヴァイナモはキョトンとした後、照れくさそうにへにゃりと笑うのであった。
* * *
「ふふっ!綺麗ですね!」
俺は海の側までやって来て、靴と靴下を抜いだ。そしてパシャパシャと浅瀬を裸足で歩いてみる。ヴァイナモは滝での一件があって凄く心配しているけど、流石に踝あたりまでの水でどうこうなるほど、俺は貧弱ではない……と思う、多分。
俺は少しひんやりする海水をパシャパシャと蹴った。意外と楽しいんだよね、これ。子供っぽいとか言う意見は受け付けておりません。俺はれっきとした13歳の少年だからね!お前は精神大人の変人だろ、って指摘も受け付けてないぞ!
「……そうですね。とても綺麗です」
少し離れた所にいたヴァイナモがへにゃりと笑って答えた。……一瞬俺に対して言ってるのかと思ってしまった。危ない危ない。ヴァイナモは砂浜か海か、はたまた夕日が綺麗だって言ってるんだ。俺じゃない。
……でも、ヴァイナモに『綺麗だ』って言われてみたいな。ヴァイナモはあんまり俺の容姿について言わないから。いや、見目だけじゃなくて内面を見てくれてる証だから、喜ぶべきことなんだけど。……好きな人から容姿を褒められるのって、やっぱり嬉しいじゃん?
そんな邪なことを考えながらヴァイナモの方を見ると、ヴァイナモは惚けたようにじっと俺の方を眺めていた。……どっ、どうした?俺になんか付いてる?そんな熱視線を受けたら、ちょろい俺は勘違いしてしまうぞ??
俺がヴァイナモを手招きする仕草をすると、ヴァイナモはそれに気づいてゆっくり俺に近づいて来た。ヴァイナモが俺の前で止まった所で、俺はヴァイナモの顔を覗き込む。
「……どうなさいましたか?」
「それはこちらの台詞ですよ。どうしたのですか?そんな熱心に何かを見つめて」
ヴァイナモは小さくギクッとなり、曖昧に微笑んだ。あれ?ヴァイナモが誤魔化すなんて珍しいな。ヴァイナモは俺に対して正直な所があるから。まあ魔力操作の件を隠してた前科があるから、一概にそうとは言えないか。人はすぐ変わるし。
「……まあ何でもないのであればそれで構いませんが」
俺は気分を切り替えて少し海の方へ歩みを進めた。夕日が海面へと沈み始めて、海面に白い柱を描いた。その景色はまるで一枚の写真のようで。俺は思わずうっとりしてしまった。
「……綺麗。本当に綺麗です。こんな素晴らしい光景、見たことありません。ヴァイナモ、今日は私をここに連れて来てくださり、ありがとうございます」
俺が夕日をバックにヴァイナモの方へ振り返ると、ヴァイナモは口を半開きにして、瞠目して食い入るように俺を見つめていた。……本当にどうしたんだ?ヴァイナモらしくないぞ?
「……ヴァイナモ?本当にどうしたので……」
「好きです」
ヴァイナモは俺の心配を遮ってそう零した後、ハッとなって手で口を塞いだ。俺はヴァイナモの予想外の発言に、目を見開いて固まった。頭が真っ白になって、ただただヴァイナモの言葉が脳内を反芻する。
……好き……好き?ヴァイナモが?何を??もしかして……俺?
俺は刹那淡い期待を抱いたが、直ぐに頭を振ってそれを否定した。有り得ない。ヴァイナモが俺のことを好きとか。
落ち着け。落ち着け俺。ヴァイナモは多分、この美しい景色が好きだと言ったんだ。そうだそうに違いない。……そうだよね?
「……やはり何年経っても思い出の場所は好きですか?」
俺は淡い期待を打ち払うために、否定するために、ヴァイナモに近づいて念を押すように尋ねた。期待で色付く自分を誤魔化すために、コテンと首を傾げて髪の毛で頬を隠した。
早く答えて。『はい、そうです』って。
するとヴァイナモはヒュッと喉を鳴らした後、ムッと不機嫌な表情になった。想定外の反応に俺が驚いていると、ヴァイナモは俺の腕をギュッと掴んで、グイッと自らの方へ引いた。俺がよろけてヴァイナモにもたれかかると、ヴァイナモは反対の腕で俺を離すまいと抱きしめた。
突然の温もりと香りに俺の脳が思考停止していると、ヴァイナモは絞り出すように俺の耳元で囁いた。
「……違います」
「……えっ?」
俺がガバッと顔を上げると、ヴァイナモはいつになく真剣な表情だった。夕日を反射して暖色を纏ったヴァイナモの瞳は、熱情を孕ませて俺の瞳を捕らえて離さなかった。
そしてヴァイナモは、俺が期待する言葉を口にする。
「先程の呟きは……エルネスティ様、貴方に向けた言葉です」
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