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学園生活をエンジョイする
横暴令嬢には横暴皇女を ※No Side※
某日学園礼拝堂にて。聖歌部の面々が聖歌の練習をしていた。
皆、学生とは思えないほどの美しく、それでいて目立たない歌声を礼拝堂内全体に響かせている。その歌声は神聖な空気に溶け込み、神秘的な雰囲気を醸し出しており、プロの聖歌隊と遜色ない出来栄えである。
だがしかし、それを台無しにするものがあった。
「~♪~~♫~~~♬」
今年度の新入部員である、辺境伯のご令嬢だ。彼女の実家は海に面しているため貿易で栄えており、下手な侯爵家よりも力があると言われるほどの名家だ。彼女はそのことを知っているため、学園内では『自分こそが世界の主人公』と言わんばかりに厚顔無恥な振舞いをしている。同学年には第四皇子や公爵家の子息令嬢もいるが、彼らは辺境伯令嬢がどう振舞っていようが興味がないため、放っておかれているのだ。
唯一、パルヴィアイネン公爵家子息だけ彼女が目障りだと思っているが、一度第四皇子に咎められた身であるため、表立って「辺境伯令嬢のくせに生意気だ」と非難出来ないでいる。懸命な判断ではあるが。
そんなこともあり、彼女の傍若無人な振る舞いは黙認されている。皆辟易しているが、彼女を止められる人が誰も止めてくれないので、耐えるしかないのだ。
そんな彼女が聖歌部に入部した理由、それは帝国を代表するトップスターになるためだった。
彼女は昔からベイエル王国の『歌の女神』に憧れていた。(歌の女神についての詳しいことは『閑話:或孤児騎士の素性 ※No Side※』を参照されたし)
幼い頃に聞かされた歌の女神の話。歌の自由のために立ち上がった気高き女性に彼女は深い憧憬の念を抱いていた。そして自分も彼女みたいに歌で有名になって、後世まで語り継がれるようなトップスターになりたいと願った。
歌で有名になるにはどうすれば良いか。彼女は聖歌隊に目をつけた。帝国大教会が後見する帝国聖歌隊は大陸中に名を馳せている。そこに入れば世界中から注目されるに違いないと彼女は思った。そこで自分の実力を発揮すれば世界中に自分の名が知れ渡り、トップスターになれるはず。彼女は打算的な夢を抱いた。
実際は聖歌隊の個々の歌い手にスポットライトが当てられることはなく、逆に個性が没入してしまうのだが、彼女はそのことを知らない。正確には聖歌部の先輩が彼女に教えたのだが、彼女はその先輩が自分の歌声に嫉妬して追い出そうとしているのだと解釈して、聞く耳を持たなかった。そして腹いせのように自分の取り巻きに嫌がらせを指示して、苦しむ先輩を見て「ざまあみろ。私のトップスターへの道を邪魔した罰よ」と嘲笑するのであった。
練習は休憩時間に入り、彼女は水分補給をしながら「今日も自分の歌声は最高ね」と心の中で自画自賛をしていた。他の部員の声はどれも目立たないので、自分の歌声を引き立たせる良いバックコーラスになっていると感じた彼女は、「光栄にも私の踏み台となるのだから、精々私を目立たせなさい」と傲慢なことを部員に言い放った。他の部員は良い顔をしなかったが、表立って反抗しては先輩の二の舞なので、グッと我慢して顔を逸らす。
そんなことをしていると、珍しく聖歌部に訪問者がやって来た。
それは我が国の第四皇子、エルネスティ・トゥーリ・タルヴィッキ・ニコ・ハーララである。
いきなりやって来た大物に一同シンと静まり返ると、第四皇子は頬に手を添えてコテンと首を傾げた。
「おや?てっきりどなたかの妹君が来ているのだと思っていたのですが、違うのですね」
そして呟かれたその疑問に、その場はざわめいた。いきなりやって来て妹君とは何の話だ、と第四皇子の言動についていけないのだ。
だがいち早く困惑から抜け出した人間がいた。先日ユルヤナに第四皇子へ先輩を守ってもらえるよう頼めないかと話した部員だ。ユルヤナは第四皇子から芳しい返事は得られなかったと言っていたが、もしかしたら引き受けてくれたのかもしれない。その期待が彼の背中を押した。
「エルネスティ殿下、一体どのようなご要件で?」
「いえ、たまたま礼拝堂前を通りかかった時に聖歌部の歌声が聞こえまして。思わず惹き付けられてしまっただけです」
「……それだけですか?」
「ええ。そうですが」
第四皇子がキョトンとする姿に、その部員は違和感を覚えた。第四皇子は聖歌部の現状をユルヤナから聞いた上で、頼みを断ったはずである。そのことを後ろめたく思っていてもおかしくないのに、第四皇子からはそんな様子が微塵も感じられない。まるで聖歌部のいざこざなんて何も知らないと言った調子だ。ユルヤナが嘘をつくはずもないので、第四皇子が惚けているのだろうか。その部員は不信感で眉を顰めた。
「それより先程の歌、全体としては調和のとれた美しい歌声でしたが、その中に1人、幼稚な歌声が混じっていたように感じました。どなたか体験入部の方がいるのですか?」
「えっ……いや、本部員ばかりです」
「本当ですか?確か女性の声だったと思うのですが、『我こそは主役だ!』と言わんばかりに目立っていたので……。その方はここを歌唱部と勘違いされているのではありませんか?」
第四皇子の言葉に視線は辺境伯令嬢に集まった。辺境伯令嬢は『何がいけないの』とムスッとしたが、相手はこの国の皇子であるため、流石の彼女も何とか不満を飲み込んで顎を引いた。
その視線に気づいたのか、第四皇子は申し訳なさそうに眉を下げた。
「素人がこんなことを言ってしまってすみません。ですが私の身内に聖歌隊に五月蝿い方がいるので、気になってしまって……」
「五月蝿い方、ですか?」
「はい。サラフィーナ姉上……第一皇女です」
第四皇子が発した『第一皇女』の言葉に一同息を飲んだ。第一皇女は『無音の皇女』と呼ばれており、余計な音に敏感であると有名だ。彼女の側で雑音を鳴らしてしまったが故にクビにされた使用人の例は枚挙に暇がない。皆から恐れられている存在である。
「姉上は無音がお好きでBGMでも嫌うような困った方なのですが、お祈りの際の聖歌は唯一好まれる音楽です。それ故に思い入れも強く、少しでも気になることがあれば癇癪を起こしますので……。この学園の聖歌隊は外部での活動もありますし、このままでは最悪社会的立場を失うのでは、と心配なのです」
第四皇子の言葉に辺境伯令嬢は顔を真っ青にした。そんな大袈裟なと言いたい所だが、噂に聞く第一皇女の性格上有り得そうである。
実は彼女の実家の執事長の娘で、彼女の専属メイドをしていた女性が一時期、第一皇女に奉公していた。幼い頃から姉のように慕っていたそのメイドが、憧れの宮中奉公が決まって大喜びしていたのを、寂しいのを我慢して祝福したのを彼女は鮮明に覚えている。
しかしそのメイドは第一皇女の前でティーカップを置く際に、少しカシャンと鳴らしてしまっただけで、怒鳴られてクビにされた。帝都に出て1ヶ月もしないうちに辺境伯邸に戻って来て、毎日泣き腫らしていたそのメイドの姿が彼女の脳裏に思い起こされ、全身に鳥肌が立つ。父親の「第一皇女の不興だけは絶対に買うな」と言う何度も繰り返された教えが全身に広まり、彼女の体温を奪っていった。
第四皇子は嘘をついているようには見えない。彼の話は本当なのだろう。自分の歌が我が身を滅ぼすかもしれない、あのメイドの二の舞になるかもしれないと知り、彼女はゾッとし、ガタガタと震え出す。
「姉上でなくても信心深い方は聖歌に『目立たない』ことを求めますし、それ以前に聖歌は目立たないものと言うのは常識です。このままでは恥をかいてしまいます。どなたか知りませんが、早急な意識の改善か歌唱部への転入をおすすめします」
第四皇子は柔らかく微笑んでそう締めくくると「では練習中に失礼しました」と一言断って礼拝堂を去って行った。聖歌部の一同は放心状態で今まで第四皇子がいた場所を見つめる。その硬直は暫く解けることはなかった。
そしてその翌日、辺境伯令嬢は聖歌部に退部届けを提出した。
* * * * * * * * *
2022/03/16
誤字修正しました。
皆、学生とは思えないほどの美しく、それでいて目立たない歌声を礼拝堂内全体に響かせている。その歌声は神聖な空気に溶け込み、神秘的な雰囲気を醸し出しており、プロの聖歌隊と遜色ない出来栄えである。
だがしかし、それを台無しにするものがあった。
「~♪~~♫~~~♬」
今年度の新入部員である、辺境伯のご令嬢だ。彼女の実家は海に面しているため貿易で栄えており、下手な侯爵家よりも力があると言われるほどの名家だ。彼女はそのことを知っているため、学園内では『自分こそが世界の主人公』と言わんばかりに厚顔無恥な振舞いをしている。同学年には第四皇子や公爵家の子息令嬢もいるが、彼らは辺境伯令嬢がどう振舞っていようが興味がないため、放っておかれているのだ。
唯一、パルヴィアイネン公爵家子息だけ彼女が目障りだと思っているが、一度第四皇子に咎められた身であるため、表立って「辺境伯令嬢のくせに生意気だ」と非難出来ないでいる。懸命な判断ではあるが。
そんなこともあり、彼女の傍若無人な振る舞いは黙認されている。皆辟易しているが、彼女を止められる人が誰も止めてくれないので、耐えるしかないのだ。
そんな彼女が聖歌部に入部した理由、それは帝国を代表するトップスターになるためだった。
彼女は昔からベイエル王国の『歌の女神』に憧れていた。(歌の女神についての詳しいことは『閑話:或孤児騎士の素性 ※No Side※』を参照されたし)
幼い頃に聞かされた歌の女神の話。歌の自由のために立ち上がった気高き女性に彼女は深い憧憬の念を抱いていた。そして自分も彼女みたいに歌で有名になって、後世まで語り継がれるようなトップスターになりたいと願った。
歌で有名になるにはどうすれば良いか。彼女は聖歌隊に目をつけた。帝国大教会が後見する帝国聖歌隊は大陸中に名を馳せている。そこに入れば世界中から注目されるに違いないと彼女は思った。そこで自分の実力を発揮すれば世界中に自分の名が知れ渡り、トップスターになれるはず。彼女は打算的な夢を抱いた。
実際は聖歌隊の個々の歌い手にスポットライトが当てられることはなく、逆に個性が没入してしまうのだが、彼女はそのことを知らない。正確には聖歌部の先輩が彼女に教えたのだが、彼女はその先輩が自分の歌声に嫉妬して追い出そうとしているのだと解釈して、聞く耳を持たなかった。そして腹いせのように自分の取り巻きに嫌がらせを指示して、苦しむ先輩を見て「ざまあみろ。私のトップスターへの道を邪魔した罰よ」と嘲笑するのであった。
練習は休憩時間に入り、彼女は水分補給をしながら「今日も自分の歌声は最高ね」と心の中で自画自賛をしていた。他の部員の声はどれも目立たないので、自分の歌声を引き立たせる良いバックコーラスになっていると感じた彼女は、「光栄にも私の踏み台となるのだから、精々私を目立たせなさい」と傲慢なことを部員に言い放った。他の部員は良い顔をしなかったが、表立って反抗しては先輩の二の舞なので、グッと我慢して顔を逸らす。
そんなことをしていると、珍しく聖歌部に訪問者がやって来た。
それは我が国の第四皇子、エルネスティ・トゥーリ・タルヴィッキ・ニコ・ハーララである。
いきなりやって来た大物に一同シンと静まり返ると、第四皇子は頬に手を添えてコテンと首を傾げた。
「おや?てっきりどなたかの妹君が来ているのだと思っていたのですが、違うのですね」
そして呟かれたその疑問に、その場はざわめいた。いきなりやって来て妹君とは何の話だ、と第四皇子の言動についていけないのだ。
だがいち早く困惑から抜け出した人間がいた。先日ユルヤナに第四皇子へ先輩を守ってもらえるよう頼めないかと話した部員だ。ユルヤナは第四皇子から芳しい返事は得られなかったと言っていたが、もしかしたら引き受けてくれたのかもしれない。その期待が彼の背中を押した。
「エルネスティ殿下、一体どのようなご要件で?」
「いえ、たまたま礼拝堂前を通りかかった時に聖歌部の歌声が聞こえまして。思わず惹き付けられてしまっただけです」
「……それだけですか?」
「ええ。そうですが」
第四皇子がキョトンとする姿に、その部員は違和感を覚えた。第四皇子は聖歌部の現状をユルヤナから聞いた上で、頼みを断ったはずである。そのことを後ろめたく思っていてもおかしくないのに、第四皇子からはそんな様子が微塵も感じられない。まるで聖歌部のいざこざなんて何も知らないと言った調子だ。ユルヤナが嘘をつくはずもないので、第四皇子が惚けているのだろうか。その部員は不信感で眉を顰めた。
「それより先程の歌、全体としては調和のとれた美しい歌声でしたが、その中に1人、幼稚な歌声が混じっていたように感じました。どなたか体験入部の方がいるのですか?」
「えっ……いや、本部員ばかりです」
「本当ですか?確か女性の声だったと思うのですが、『我こそは主役だ!』と言わんばかりに目立っていたので……。その方はここを歌唱部と勘違いされているのではありませんか?」
第四皇子の言葉に視線は辺境伯令嬢に集まった。辺境伯令嬢は『何がいけないの』とムスッとしたが、相手はこの国の皇子であるため、流石の彼女も何とか不満を飲み込んで顎を引いた。
その視線に気づいたのか、第四皇子は申し訳なさそうに眉を下げた。
「素人がこんなことを言ってしまってすみません。ですが私の身内に聖歌隊に五月蝿い方がいるので、気になってしまって……」
「五月蝿い方、ですか?」
「はい。サラフィーナ姉上……第一皇女です」
第四皇子が発した『第一皇女』の言葉に一同息を飲んだ。第一皇女は『無音の皇女』と呼ばれており、余計な音に敏感であると有名だ。彼女の側で雑音を鳴らしてしまったが故にクビにされた使用人の例は枚挙に暇がない。皆から恐れられている存在である。
「姉上は無音がお好きでBGMでも嫌うような困った方なのですが、お祈りの際の聖歌は唯一好まれる音楽です。それ故に思い入れも強く、少しでも気になることがあれば癇癪を起こしますので……。この学園の聖歌隊は外部での活動もありますし、このままでは最悪社会的立場を失うのでは、と心配なのです」
第四皇子の言葉に辺境伯令嬢は顔を真っ青にした。そんな大袈裟なと言いたい所だが、噂に聞く第一皇女の性格上有り得そうである。
実は彼女の実家の執事長の娘で、彼女の専属メイドをしていた女性が一時期、第一皇女に奉公していた。幼い頃から姉のように慕っていたそのメイドが、憧れの宮中奉公が決まって大喜びしていたのを、寂しいのを我慢して祝福したのを彼女は鮮明に覚えている。
しかしそのメイドは第一皇女の前でティーカップを置く際に、少しカシャンと鳴らしてしまっただけで、怒鳴られてクビにされた。帝都に出て1ヶ月もしないうちに辺境伯邸に戻って来て、毎日泣き腫らしていたそのメイドの姿が彼女の脳裏に思い起こされ、全身に鳥肌が立つ。父親の「第一皇女の不興だけは絶対に買うな」と言う何度も繰り返された教えが全身に広まり、彼女の体温を奪っていった。
第四皇子は嘘をついているようには見えない。彼の話は本当なのだろう。自分の歌が我が身を滅ぼすかもしれない、あのメイドの二の舞になるかもしれないと知り、彼女はゾッとし、ガタガタと震え出す。
「姉上でなくても信心深い方は聖歌に『目立たない』ことを求めますし、それ以前に聖歌は目立たないものと言うのは常識です。このままでは恥をかいてしまいます。どなたか知りませんが、早急な意識の改善か歌唱部への転入をおすすめします」
第四皇子は柔らかく微笑んでそう締めくくると「では練習中に失礼しました」と一言断って礼拝堂を去って行った。聖歌部の一同は放心状態で今まで第四皇子がいた場所を見つめる。その硬直は暫く解けることはなかった。
そしてその翌日、辺境伯令嬢は聖歌部に退部届けを提出した。
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2022/03/16
誤字修正しました。
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