前世の記憶を思い出した皇子だけど皇帝なんて興味ねえんで魔法陣学究めます

当意即妙

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乗り越えるべき壁

多分これは、エピローグ的なもの 【前編】

「……あ、包帯が外れかけてる」

ある天気が良い日の昼下がり。

遠くから人々の声が聞こえてくる静かな書斎で山積みの書類を処理していると、ふと右手の包帯が外れかけていることに気づいた。俺は作業の手を止めて引き出しの救急箱から包帯を取り出すと、慣れた手つきで包帯を巻き直す。かれこれ続けていることであるため、今更もたつくことはない。

……そっか。からもう十年経つのか。

ふと感慨深くなった俺は包帯を巻く手を止め、掌にくっきりと現れている魔法陣の模様を撫でる。根性焼きのように焼き付いたこの模様は、古代魔法陣のひとつである封印魔法陣の一部だ。

この傷は十年前、アウクスティ同母弟の魔力を封印する際に負ったものだ。

どういう原理か、魔法陣に魔力を流し込む際に魔法陣が熱を発したのだ。それは触っていられないほどの焼けるような熱さだったが、俺は魔力の封印を優先して魔力を流し続けたため、魔法陣の模様に沿って掌が焼け焦げてしまった。しかも何故か俺の治癒魔法を使っても治らなかった上に、十年経った今も焼き跡が消えなかった。

更に言えば、これらの不可解な現象に関しては、今も何一つとして原因が解明されてない。あの一件があってから原因究明のために色々実験したが、これ以降封印魔法陣が展開時に熱くなることはないし、他の古代魔法陣でもそんな事態にはならなかった。火傷の治療が出来ないのも、治癒魔法を得意とする人に治してもらったり、魔法学で治癒魔法や火魔法を専門にしている研究者に話を聞いたりしたが、何の成果も得られなかった。

俺はこの火傷の影響で、右手の手首から下がほとんど動かなくなってしまっている。利き手なのでペンを持てなかったりカトラリーを持てなかったりするけど、その辺の不自由な点は全部魔法で補っているため、あまり日常生活に支障はない。痛みどころか痒みすらもないから、本当に動かないだけって感じだ。見苦しいから包帯を巻いているけど、本来なら必要ないレベルである。だから今は治すことを諦めて、アウクスティを救った代償だと思って甘んじて受け入れている。

俺は気が済むまで傷を眺めた後、パパッと包帯を巻き直して作業に戻った。あまり感傷に浸っている余裕もない。何せ最近魔法陣研究にばかりかまけていたツケが来ており、処理しなきゃいけない書類が山積みなのだ。優秀な部下たちのお陰で俺がすべきことは最終確認だけだけど、それでもとしてミスがあれば全責任を負うこととなる。決してテキトーに出来る仕事ではない。

十年前、魔力を封印した国を救った英雄として当時の皇帝父上から褒美を与えられることとなった俺が望んだものは、ヘルレヴィ男爵位母方の実家の爵位の継承と魔法陣研究所の設置であった。

作戦が無事成功して帝都に機関した際に俺達を出迎えてくれたエヴェリーナ姉上当時の第二皇女が、当時の第二皇妃母上の話を教えてくれた。母上の身に何が起きて、何を思って行動していたのか。全てエヴェリーナ姉上から聞いた。しかし、やはり到底許す気にはなれなかった。母上に如何なる事情があったとしても、俺が母上から受けた仕打ちは無くならないからである。

だが、少し同情はした。至って平凡な貴族令嬢だった母上は、生き残るために必死だったのだろう。最後まで自分本位で息子達俺達の心配をしてくれなかったのは少し寂しかったけど、そうなるのも仕方なかったのだと納得もした。

だから俺は、廃爵となっていたヘルレヴィ男爵家を復興することにしたのだ。これが処刑される母親への、ささやかな餞になると思ったから。

そしてヘルレヴィ旧男爵領に魔法陣研究所を設置し、そこで魔法陣研究をすることを望んだ。ヘルレヴィ旧男爵領は比較的ベイエル王国魔法陣の共同研究を行う隣国とも近く、共同研究もしやすいからである。それらのことは二つ返事で了承され、さらには子爵位の叙爵というオマケも付いてきた。まあさすがに皇族の直系の男児に与える爵位として、男爵位はあまりにも低すぎたのだろう。爵位は高すぎても面倒だが、男爵位と子爵位であれば子爵位の方が断然自由が効いて有益であるため、俺は有難く子爵位を頂戴することにした。

「ええっとこれは……ああ、我が領とヴァルヴィオを繋ぐ道の開通計画についての書類か。順調に進んでるみたいで良かった」

俺は書類をくまなく確認しながらそう独り言を零す。父親から爵位を継承したユルヤナぐう有能同級生は、まるで今まで押さえつけられてきた反動と言わんばかりの勢いでヴァルヴィオ子爵領を繁栄させ、ついに先日、伯爵位を叙爵された。同級生であり隣合った領地同士ということで、ユルヤナとは今でも親しくしている。この開通計画に関しても、話が盛り上がったその勢いで始めたものだ。まあユルヤナはいつも理性的だから、その場のノリで決まったように見せかけつつ、きちんとメリットデメリットを天秤にかけた上での判断だろう。俺は重力操作魔法でペンを動かし、その書類の署名欄に「エルネスティ・トゥーレ・ヘルレヴィ」と署名した。

領主の仕事とは、こういったことの繰り返しである。

「……伯爵位の叙爵の話、軽い冗談だと思ってたけど兄上は本気だったんだ。ヘルレヴィ家を継ぐ際に子爵位を貰ったし、別に急がなくても良いのに」

「これはブローム商会からの手紙か。どれどれ……おっ!人材派遣業が起動に乗ったみたいで良かった。ヘルレヴィ子爵領の復興に人手が足りて無かったから本当に助かったんだよね。試験的な業務ってことでお安くしてもらったし、今度お礼の品を送らなきゃ」

「……あれ?これライティア商会の方の資料だよね。どっかで紛れ込んじゃったのかな。後でライラに届けておかないと」

こんな感じで1人でブツブツと喋りながら作業をし、一区切りついて伸びをしていると、書斎のドアがノックされた。聞こえてきた声に俺の頬は自然と弧を描く。少し声のトーンを上げて入室を許可するとドアが開かれ、その先にはヴァイナモ愛しい人の姿があった。

「お疲れ、エル。仕事はひと段落ついたのか?」

「お疲れ様、ヴァイ。まだやらなきゃいけないことは残ってるけどね。そろそろ定時報告の時間かなって思って」

「さすが、その通りだ」

ヴァイナモは俺の傍にやって来ると、労うように頭を撫でてくれた。やってもらっていることだが、やはりヴァイナモの手はいつでも癒し効果がある。

俺とヴァイナモは学園卒業後直ぐに籍を入れた。

俺はヘルレヴィの名を継ぎたかったため、勿論ヴァイナモの方が婿入りの形だ。今はまだ2人の時間を大切にしたいってことで子供はいないけど、いずれヘルレヴィ子爵家の後継者のために養子を受け入れる予定である。「俺に子育てなんて出来るのか……?」とヴァイナモは不安そうだったけど、そこは俺がいるから安心して欲しい。前世で歳の離れた弟妹の面倒を見ていたため、子供の育児には精通している。……まあその知識がこの世界で通用するかはわからないけど、何とかなるでしょう。

頭を撫でられながらそんなことをぼんやり考えていると、手が頬まで降りてきた。俺がその手に擦り寄ると、顎をクイッと持ち上げられてキスが降ってきた。軽く触れるだけのキスをするとヴァイナモは姿勢を戻し、何事も無かったかのように資料を取り出す。結婚してから毎日のようにキスをしているが、そのスマートさには未だに惚れ惚れとしてしまう。

「さて、早速ライティア商会の定時会議の内容を報告するぞ」

「うん、よろしくね」

ヴァイナモは護衛も兼ねて俺の仕事の補佐をやってくれている。と言っても皇族家から籍を外してただの子爵になった俺は、昔に比べれば命を狙われる危険性は低い。それに魔法陣で邸宅の警備も強化しているため、そうそう狙われることはない。だから昔のようにずっと一緒という訳ではなく、邸宅にいる時は割と別行動してることが多い。それで危険な目に遭ったことはないから、仕事効率を考えても今の状態が最適なのだ。

ヴァイナモは澱みなくライティア商会の定時会議の内容を説明してくれる。ライティア商会とは俺が創った商会で、魔法陣を使った商品の販売をしている。つまり、俺が研究した魔法陣を販売するための商会だ。防御魔法陣だとか治癒魔法陣などの魔法陣そのものの販売は勿論、冷蔵庫とか扇風機などの魔法陣家具前世で言う家電の販売もしている。便宜上、商会長は俺ってことになっているけど、実質的に商会を動かしているのはヤルノ限定的ドM彫刻師副商会長とライラエンケリ教信者秘書長である。2人は俺が商会を創るって言ったら「運営は任せてください」と志願してきてくれた。正直経営とかよくわからなかったから、その言葉に甘えさせてもらってる。

ちなみにクスター甲冑電卓男とかの他のエンケリ教天使信者集団のメンバーの中にもライティア商会で働きたいと言ってくれた人達がいたため、その人達も雇っている。魔法陣実験でお世話になったからね。魔法陣の取り扱いに関しても人並み以上の理解があるし、任せるには安心のメンツだ。

これは蛇足だが、ヤルノはこの間めでたくペッテリ天使狂信者と結婚しました。ペッテリは今も変わらずアウッティ商会で衣服作りつつ、ランティア商会とアウッティ商会の仲を取り持ってくれている。いや~、本当にここまで長かった。恋愛ド素人なペッテリと親友って関係を崩したくないヤルノ、マジで関係が拗れに拗れまくった。ここまで来れたのは俺とダーヴィド恋バナ大好き近衛騎士のお陰だって言っても過言ではない。拗れまくっている時にたまたまダーヴィドがうちの領ヘルレヴィ子爵領に遊びに来てて良かったと心から思う。俺だけだったら想い通じてなかったばかりか、すれ違ったまま疎遠になってたかもしれない。考えただけで恐ろしい。丸く治まって良かった。

更に話を脱線させるが、俺は皇族から籍を抜き、ヴァイナモも近衛騎士団を退団しているが、ダーヴィドら仲良くしてた近衛騎士の面々とは未だに交流がある。というか定期的にちょっと長めの休み取ってここまで遊びに来てくれている。オリヴァ配偶者全肯定botアスモ薬師騎士は相変わらず仲睦まじいが、2人で遊びに来る度に「普段は忙しくて中々一緒に居られないから」って俺への挨拶もほどほどに来客用の別邸に2人で籠ってしまう。おいこら俺に会いに来たんじゃないのかよ?と思わなくもないが、彼らなりに俺のことを気にかけてくれてるのは伝わっているため、何も言わず別邸を貸している。アスモは近衛騎士団の数少ない治療要員薬師だし、オリヴァも世渡り上手だから順調にキャリアを積んでいってるしで、双方忙しいのだろう。羽目を外す時間だって必要ということだ。

サムエル歌しか勝たんに至っては定期的に手紙のやり取りはしてるが、ここ数年まともに会えてない。サムエルは今、サラフィーナ姉上帝国の歌姫の専属護衛騎士をしている。その話を聞いた時は「サムエルってサラフィーナ姉上の逆鱗に触れてクビ切られかけたんじゃなかったっけ……?」と少し不安だったが、何だかんだ上手くやってるらしい。サラフィーナ姉上も、自由奔放なサムエルに呆れながらも何だかんだ信頼しているようだ。

ちなみにサラフィーナ姉上は、今や「人々の心を救う帝国の歌姫」として大陸中に名を馳せている歌姫だ。世界中から引っ張りだこらしく、専属護衛騎士であるサムエルも彼女について行って世界中を飛び回っている。サムエルはそれについて行っているため、滅多に会えないのだ。彼が不自由なく歌えているならそれで良いか、とあまり気にしてないが。

ずっと変わらない関係なんてない。

皆それぞれの道を歩んでいるのだから、その道が少しずつ離れていっても仕方ない。

大切なのは、その道が一時でも交わったことがある、ということなんだから。

俺は10年前とはガラリと変わってしまった今の環境を顧みて、「寂しい」という感情をそっと胸の奥底にしまい込んだ。
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