気がつけばヤンキーの胃袋を掴んでました!

いずいず

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きっかけ

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付き合う事になってしまった。

どうして、こうなったんだろ。
ただ、いつもより長く別館の図書館で本を読んで渡り廊下を渡って帰ろうとしたら目の前に嫌そうな顔をした男に声をかけられたきっかけだった。

その相手はイケメンで有名なヤンキー黒川龍雅(くろかわりゅうが)

まさか、告白されるとは思わなかった。
まぁ、あれが【告白】と認識していいのか微妙なところだけど…
あんなに、嫌そうな顔をされて好かれてると思う程、バカでもない。
付き合えとは言われたけど好きだと言われたわけでもないし。

「明日、昼にここに来い。」
「…はい。」

言うだけいって黒川は屋上から去って行った。

明日の昼って…どういう事?
返事したし、行かないわけにもいかないし…
憂鬱な気分のまま、お腹すいたし帰る事にした。

「スーパーに寄って帰らないと」

今日は野菜が安い日だからいいのがあればいいな。
冷蔵庫に残ってたお肉もあるから肉じゃがにしようかな。

さっきまで、憂鬱だったのにだんだんと気持ちが夜ご飯に移っていった。
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