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ねこと、ねこと暮らす時間と、ねこの呼び名に関しての端書き
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家にねこがいる。もう、十何年か、一緒に暮らしているねこだ。
間違えた。一緒に暮らして「頂いている」ねこだ。
この家にそのねこが来た時、とても小さな子猫だった。おはぎぐらいの大きさの、白と黒のねこで、毛はフサフサしている割に全体的には痩せていた。
だいたい、ねこというものはこんな感じなのだろうか。
そのねこは私の人生で初めて、一緒に暮らすねこだったので、それが平均的なねこなのかはわからなかった。
ねこには当然名前がつけられた。三文字の、だいぶわかりやすい名前だ。
これは家の人間がつけたもので、私はその決定権を持っていない。
いつの間にか、早い段階でそう決まり、家中の人間がねこをその名前で呼んだ。
そうして、ねことの暮らしは始まり、ねこはこの家で当然自分が一番偉いような顔をして育った。
さて、そうして数年、家にいる時間の長い私は、ねこに話しかけることがとても多かった。その中で気がついたことをここにメモしたい。
家にやって来て、王として育てられていたねこの呼び名の変化についてだ。
初めは名前で呼ばれていたねこに「~ちゃん」「~くん」そして「~さん」といった具合に敬称をつけ始めたのが始まりだったと思う。
そして更にねこが大きく成長する頃には、名前の部分に変化が出てきた。
「まいちゃん」「まろちゃん」「まーろち」など、あだ名のような形になっていく。さらにこれらは同時に、大量に発生した。
最初に三文字だったことを考えると、少しずつ長くなってきている。
そこからは、どう分岐して派生したのかわからないたくさんの呼び名が誕生する。
いくつかの例を挙げると「まいるんちー」「まーるんるん」「まろろ」「ちゃんま」などで、その後、私の中での呼び名は「チャンマーロ3世」になった。
これは、完全に長くなっている。
そして、しばらくねこの呼び名乱立時代が続いた。
その時代、全ての呼び名に何となく反応を返していた白と黒の王は素晴らしい王だと思う。
そして乱立時代に落ち着きが出始め、ここ最近は短いあだ名ひとつに収束したのだ。
この呼び名変化の現象は、他の家のねこや、ねこ以外でも起こるのではないだろうか。と思った。
なので、とりあえず、私がこう考えた事を忘れないために、端書きを残す。
-偉大な白と黒の王 ハチワレの記録-
白と黒の王はご健在です。
間違えた。一緒に暮らして「頂いている」ねこだ。
この家にそのねこが来た時、とても小さな子猫だった。おはぎぐらいの大きさの、白と黒のねこで、毛はフサフサしている割に全体的には痩せていた。
だいたい、ねこというものはこんな感じなのだろうか。
そのねこは私の人生で初めて、一緒に暮らすねこだったので、それが平均的なねこなのかはわからなかった。
ねこには当然名前がつけられた。三文字の、だいぶわかりやすい名前だ。
これは家の人間がつけたもので、私はその決定権を持っていない。
いつの間にか、早い段階でそう決まり、家中の人間がねこをその名前で呼んだ。
そうして、ねことの暮らしは始まり、ねこはこの家で当然自分が一番偉いような顔をして育った。
さて、そうして数年、家にいる時間の長い私は、ねこに話しかけることがとても多かった。その中で気がついたことをここにメモしたい。
家にやって来て、王として育てられていたねこの呼び名の変化についてだ。
初めは名前で呼ばれていたねこに「~ちゃん」「~くん」そして「~さん」といった具合に敬称をつけ始めたのが始まりだったと思う。
そして更にねこが大きく成長する頃には、名前の部分に変化が出てきた。
「まいちゃん」「まろちゃん」「まーろち」など、あだ名のような形になっていく。さらにこれらは同時に、大量に発生した。
最初に三文字だったことを考えると、少しずつ長くなってきている。
そこからは、どう分岐して派生したのかわからないたくさんの呼び名が誕生する。
いくつかの例を挙げると「まいるんちー」「まーるんるん」「まろろ」「ちゃんま」などで、その後、私の中での呼び名は「チャンマーロ3世」になった。
これは、完全に長くなっている。
そして、しばらくねこの呼び名乱立時代が続いた。
その時代、全ての呼び名に何となく反応を返していた白と黒の王は素晴らしい王だと思う。
そして乱立時代に落ち着きが出始め、ここ最近は短いあだ名ひとつに収束したのだ。
この呼び名変化の現象は、他の家のねこや、ねこ以外でも起こるのではないだろうか。と思った。
なので、とりあえず、私がこう考えた事を忘れないために、端書きを残す。
-偉大な白と黒の王 ハチワレの記録-
白と黒の王はご健在です。
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