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転生したみたいです

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(なんだろ?
身体がふわふわしてる
ポカポカして気持ちいいなぁ~)

(ん?なんか息苦しい…
ぷはぁ~!真っ暗な所からいきなり明るい所にでたような…)

「おぎゃ~おんぎゃ~」
(ん!?ここは何処!?目が開かないよ~)

初め暗い所から明るい所に出たせいで目を瞑ったが何時までたっても目が開かない…

「奥様、おめでとうございます。元気なお嬢様ですよ。」

「おぎゃ~おぎゃ~」
(ん?人の声!あの?ここは何処ですか!?)

「あぁ!可愛い私の宝物、産まれてきてくれてありがとう。」

そうまた別の人の声がして私の頬を触る感触がした。

「ルシエラよく頑張ってくれたな。ありがとう。エルヴィス、ほらお前の妹だよ。」

「わぁ!ちっさくてかわいい!こんにちはぼくがおにいさまだよ!」

男の人と小さな男の子の声がする…
そんな事を考えていたが急激に眠気に襲われて意識を手放した。


~~~


産まれたばかりの赤子は疲れて寝てしまった様だ。
そんな赤子を愛おしそうに見つめる彼女の家族たち。

「あかちゃん、ねちゃったね!」

「あら本当。ふふっ。かわいいわね。」

「君によく似てるねルシエラ。」

そしてその家族を見守る淡い光が1つ

「産まれた。産まれた。僕らの愛しい子。」

その淡い光は、たった今産まれたばかりの命を喜び、まるで踊るように夜空を舞いながら、仲間の元に飛びだった。

「早くみんなに知らせなきゃ!」

そうしてその光は夜の闇に消えていった。
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