エッセイ集を出せば売れる、と聞いたから。

:ななこ。@保育士、休職中

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追憶:保育士として子ども達とのやりとり 他

▫️営業妨害

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近隣の夏祭りに伴って、クラスでも夏祭りをしようと話が盛り上がります。

りんご飴屋さんしたいな
お面屋さんもいいぞ
焼きそば屋さんもあったで
たこ焼きもあるやん
くじ引きもあったま
金魚掬いしたい
バンバン打つやつ(:射的)もやってみたい
みんなで踊ったで

自身の体験談や目に映る屋台の数々。
子ども達の目も輝きます。
その日は何屋さんがしたいか、お家で考えて明日話をして決めようとなりました。

午睡の時間を使って定番の(割り箸鉄砲)を作る私。
午後のおやつの後、
突然(ななこの射的屋さん)がオープン。

な「さーさーいらっしゃいな。射的屋だよ、的を落とせば貰えるよ~」
b「やるやる!」

あっという間に大行列。
屋台で見た射的とは少し違えども、何となくの雰囲気や友達の声も相まって
それっぽくなるんだから不思議よね笑

な「はい!残念!もう一度するなら列に並んでねー」
b「くっそー!」

楽しさ半分、悔しさ半分。
慣れないあそびを楽しみつつも、思うように輪ゴムを飛ばせない歯痒さ。
そんな姿を見てにやける私。
迎えの子が出始めたので、その日はこれにて終了。
「もっとやりたかったー」
「明日もする?」
などの声も上がり、夏祭りの導入としての手応えを感じます。



翌日。



数名の子どもがマイ銃を持ってきた、
ちゃんと割り箸で使っているようだ。

「すごいね…どうしたの、それ?」
「パパに作ってもらった!」
「おじいちゃんが作ってん!」



数多の戦場を生き向いてきた猛者が作った銃:割り箸鉄砲の威力は
私の屋台を滅ぼすのには十分すぎた。

翌年からは(違法的な威力をもつ)マイ銃は取り締まり対象となったのは
言うまでもない。
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