エッセイ集を出せば売れる、と聞いたから。

:ななこ。@保育士、休職中

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追憶:保育士として子ども達とのやりとり 他

▫️小さな占い屋さん

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夏祭りシリーズ。
占い屋さんをしたいとAちゃん。
(占いとはまたすごいところを突いてきたな)と思いつつ

な「いいね、面白そう!誰か友達とするの?」
A「私一人でしたいの」
な「ほう、いいけど…なんで?」
A「だって占いする人って、一人でしてるじゃない」
な「ああ、そう言われれば。うん、じゃあAちゃんのお店で占い屋さんだね」
A「うん!」

占い、と言うインスピレーションを何処で手得たのかは分からないが
せっせと準備を始めるAちゃん。
机にままごと用の布を敷き、
Aちゃん自身もマントを身に纒う。
「小さなボールを貸して欲しい」と言うので
運動用のボールを手渡すとアルミラップで巻いて水晶球を作り上げた。
トランプを手元に準備する頃には
周りの子子ども達も気付いて集まっていた。

g「何してるん?」
A「占い屋さん~」
g「へー! どんなことできるの?」
A「みんなのことを占ってあげるよ」
b「じゃ俺のこと占ってよ!」
A「いーよー。じゃ座って」

いかにも、な感じで占いを始めるAちゃん。
手作り水晶球とトランプ占いの結果は…

A「わかりました! b君は野球が上手くなります!」
b「ホント!? やったー!」



なんだ、ただのハッピー占いじゃないか!
してやられた。
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