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にんにく

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綾瀬瑠奈ルート

昼休み(綾瀬瑠奈)

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やっと昼休みだー
転校して間もなくこの学校は授業をするスタイルだったので、致し方無く真面目に受けた。

海「瑠奈。昼飯の場所屋上でいい?後、俺の友達も来るんだけど…」
…友達か。誰だろと思ったがとりあえず承諾することにした。

瑠奈「うん!大丈夫~!前の学校は屋上なかったから!楽しみ」

ほんとは学校行ったの小6ぶりなんだけどね

一織「海~!」
ん、いおりんだ!あ、いおりんって言うのは一織のあだ名で、授業後に教えてもらったんだよね!

海「どしたの?」

一織「俺も一緒に食いたいー」
お、いおりんも一緒に食べれるのかな?

海「俺はいいけど、瑠奈は?」
勿論承諾。

瑠奈「全然いいよー!大人数で食べた方が美味しいし!」
今まで真冬と二人で食べることの方が多かったからちょっと楽しみだ。

海「じゃ、移動しようか」
と海に言われ、私といおりんは

瑠奈&一織「うん!」
と口を揃えて言ったのであった。

廊下を歩いている途中、友達って誰だろう?と思い聞いてみることにした。

瑠奈「友達のお名前って何ー?」
とりあえず名前から知りたかった。
するといおりんが

一織「どうせ陸翔と天馬だろ」
え?

海「ああ、そうだよ。でも2人とも友達俺みたいに友達連れてきてるかもしれないし…」

天馬か…懐かしいな。実は天馬とは小学校の頃の親友だったのだ。
まぁ天馬って名前なんて沢山あるし、別人か。
いや、別人で頼む。
私が問い詰められないために。急に小学校から姿を消した私を。
とりあえず別人と確かめるために聞いてみた

瑠奈「陸翔、天馬?」

海「あー、俺の中学校の頃からの友達でさ、陸翔は、いおりんのお兄ちゃんで、天馬はただのイケメンだ。」

陸翔か。そういえば郁弥元気かな?
郁弥は私の義弟だ。

瑠奈「なるほ…」
突然足音が聞こえ、振り返ると

??「瑠奈!」
この声…もしかして!?
瑠奈「いっ郁弥!?」
いや、タイミングちょうど良すぎる
てか離れ…

郁弥「どこいくの?てかどこ行ってたの?家にも帰っ…」
帰ってないことをバレたら普通の生徒では居られなくなる。
私は郁弥の口を塞ぎ

瑠奈「ちょ離れて、後で話す時間とるからあと2人に自己紹介」
と話す時間を取るのかも分からない嘘をつき、
その場を和ませようとした。
まぁ案の定、郁弥は言った通りに自己紹介をしだした

郁弥「初めまして、綾瀬郁弥と申します。
名前の通り瑠奈の弟です。よろしくお願いします」
…家族なことを隠す必要はないもんね…
てかいおりんがめっちゃ怪しんでるわ

瑠奈「一卵性なんだー!」
と双子設定で行くことにした。
すると、海が

海「へー!すっごい感動の再開風だったけど…」
気の所為だよと誤魔化すように苦笑いし、
私は、義弟、いや、弟に
「郁弥。私は友達とご飯食べてくるからここでお別れね」
とこれ以上干渉するなと言う圧をかけ、
柊家に気をつけてねと言う弟の忠告を胸に刻み
嘘をついて生きていくのかと思いながら
さっさと行きたそうな一織についていった。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

屋上扉前

海「こちらが屋上でございます!」
まぁ見ればわかる…

あ、話し声が聞こえる。この声は…
あの天馬だ…親友だった。出来れば中学でも仲良くつるみたかった。
気づくと私は正体を隠すように
フードを被り、

瑠奈「おおー!あ、ちょっと日焼け防止でフード被るね」
とよくわからない台詞を吐くと

一織「そんな気にする?食べる時邪魔になるよ」
と言われ、必死に
「食べる時は外すから」と答え、
屋上に向かった。


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