顔を変える薬「ホラー的恋愛小説」

浅野浩二

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顔を変える薬「ホラー的恋愛小説」

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女の声とは、例外なく、美しいもの、である。
聞き心地の良い、癒される声である。
だから、電話、や、アナウンス、で、女の美しい声、だけ聞いて、その人の顔を見ないでいると、その声の美しさ、から、その女の顔まで、美しいように、男は、想像してしまうものである。
声、だけではなく、メル友、でも、女と、メールをやりとりしていると、女のやさしさ、から、男は、女の顔を、美しく想像してしまうものである。
これは、すべての男にあてはまる。
しかし、メール、や、携帯電話、の、やりとりをしていて、女に対する思慕がつのって、実際に、会ってみると、女は、どブス、で、幻滅する、ということは、非常によくあることである。
だから、メール、や、携帯電話、での、付き合い、では、メールや携帯電話、だけに、とどめておいた方がいいのである。
そうすれば、心地いいのだから。
残念ながら、男は女の顔、の良し悪し、ということ、を、全く気にしないで、女を好きになるということは、出来ないのである。
だから、携帯電話、や、電子メールの、発明で、見ず知らず、の、男と女が、メール、だけの、付き合い、をしている場合、会わない方が、賢明なのである。
携帯電話、とは、そのように、使うべきもの、なのである。
・・・・・・・
ある未来のことである。
その時は、科学技術によって、人間の顔は、完全に自由に、作り変えられるようになっていた。
僕は、ある研究所に勤める、研究者であり、厚生省から、「顔を変える薬」、を、作って欲しい、という、依頼を受けていたのだ。
正確に言うと、顔を変えるだけではなく、体格も一緒に、自分の思い通りに、変えられる、薬である。
なので、正確に言うと、「顔と体を変える薬」、というべきである。
しかし、意味が、わかりやすいように、「顔を変える薬」、という名称にしているのである。
それが、6年間の研究の後、やっと、開発に成功することが、出来たのだ。
それを、知っているのは、僕を含めた、「顔を変える薬」、の開発にたずさわっている数名の、研究者たちだけだった。
僕の友達は、みな、すぐに、薬を飲んで、顔を、自分の理想の顔に、変えた。
僕も、薬を飲んで、顔を変えた。
僕の友達の、すべては、元の顔が、どんな、だったかは、全く、わからなくなった。
これは、もちろん、嬉しくもあったが、ちょっと、気味が悪くもあった。
政府、から、たのまれて、予算、も、多く、つけてもらっていたのだ。
そして、その研究、を、毎日、寝食を忘れて、朝から夜中まで、熱心に、やったため、人の顔を、変える、薬の開発の実験に成功したのだ。
僕たちは、その研究の成功を、政府に、報告しようか、どうかと、迷った。
なぜなら、これは、非常に、危険な、面も、もっている、と、思ったからだ。
その理由は、男の身勝手さ、では、あるが。
しかし、僕たちは、ともかく、厚生省の官僚の所に行った。
厚生省の官僚のトップの事務次官は、僕たちを、見ると、
「やあ。研究の進み具合は、どうですか?」
と、僕たちに、聞いた。
厚生省の事務次官は、ブサイクで、腹の出た、デブの中年男だった。
僕たちは、実験の成功の、事は、言わなかった。
「あのー。もし、研究が、成功したとしたら、その薬を、どのように、使いますか?」
と、僕たちは、うかない顔で、おそるおそる聞いた。
「そりゃー、もちろん、ブサイクな、人間に、売ってやりますよ。顔が、ブサイク、ということは、人間として、不幸な事でしょう」
と、事務次官は、満足そうに言った。
「そうですか」
と、僕たち研究者は、眉をしかめて、うかない顔で、ため息をついた。
僕たちには、薬の使い方に、関して、ある、要望があったのだ。
僕たちが、落胆している、のを、見て、事務次官、は、何かを、察したような、顔つき、になった。
そして、嬉しそうな顔で、こう言った。
「ただ。その薬の使い方、に、ついて、ですが、我々、厚生省としては、いくつかの条件をつけているのです」
と、事務次官が、ニッコリと笑って言った。
「何ですか。その条件というのは?」
僕たちは、すぐに、聞き返した。
事務次官は、ニッコリと、笑った。
そして、こう言った。
「それは。おそらく、あなたたち、が、望んでいるのであろう、要望、と、同じだと思いますよ」
事務次官の顔には、(あなた達の、要望というは、わかっていますよ)、といった、余裕の笑みが浮かんでいた。
「何ですか。その、僕たちが望んでいるであろう、という要望というのは?」
僕たちは、すぐに、聞き返した。
どうして、言わない内から、人の考えが、わかるのか、と、疑問に思いながら。
事務次官は、ニヤリと、笑った。
そして、こう言った。
「もし、実験が成功したとしたら、それは、国民には、極秘にします。そして、希望する、男だけに、密かに、高額で、売ります。そして、女には、決して、売りません」
と、事務次官は、キッパリ、言った。
「そうだったのですか」
僕たちは、瞬時に、笑顔になって、答えた。
「あなた達の、要望、というのは、それでしょう?」
事務次官は、勝ち誇った、口調で言った。
「・・・え、ええ。ま、まあ。そ、そうです」
事務次官、が、あまりにも、ズバリ、と、僕たちが、心に秘めていた、要望を言い当てたので、僕たちは、つい、正直に答えてしまった。
「でも、どうして、それが、わかったのですか?」
僕たちは、聞き返した。
「そりゃー、わかりますよ。お互い、男同士ですからね・・・」
事務次官、は、ニヤリ、と、笑った。
僕たちは、安心して、ほっと、胸をなでおろした。
「事務次官。では、言いましょう。実験は成功したのです。今日は、その報告に来たのです」
僕たちは、自信をもって、言った。
「あー。そうだったのですか。それは、嬉しい。長い期間の、研究、どうも有難うございました」
事務次官は、欣喜雀躍とした、様子で、言って、深々と、お辞儀した。
「では、説明しましょう」
そう言って、僕たちは、スライド、で、薬の製法、を、パワーポイントで、写し出して説明した。
事務次官、は、医系の技官だったので、容易に、飲み込んで、「うんうん。なるほど。なるほど」、と、言いながら、僕たちの、説明を聞いた。
「では、この、USBメモリ、の中に、今、写した、薬の製法、の、全て、が、入っていますので、どうぞ、受け取って下さい」
そう言って、僕たちは、USBメモリを、事務次官に渡した。
「いや。どうも有難うございます」
事務次官は、深々と、頭を下げて、礼を示してから、USBメモリを受け取った。
「では、これで、僕たちは、帰ります」
そう言って、踵を返して、去ろうとした。
すると。
「先生がた。ちょっと、お待ち下さい」
と、事務次官が、制した。
「はい。何でしょうか?」
僕たちは、足を止めて、振り返って、聞いた。
「まことに、申し上げにくいのですが、このことは、どうか、内密にして、頂けないでしょうか?我々、政府も、この事は、一切、マスコミには、知らせませんので・・・」
事務次官は、ペコペコと、頭を下げて、我々に頼んだ。
「ええ。一切、他言しないと、誓います」
僕たちは、キッパリ、と言った。
「どうも有難うございます。何卒、宜しくお願い致します」
そう言って、事務次官は、我々に、大きな、紙袋を渡した。
紙袋の中を、覗いてみると、一万円札の札束が、ぎっしり、つまっていた。
「わかりました。一切、他言しません」
僕たちは、ニヒルな顔つきをしながら、ニヤリと、心の内で、笑った。
そして、事務次官の部屋を出ていった。
・・・・・・・
研究所に、もどった、我々は、厚生省に、言われて、「顔を変える薬」、を、生産しだした。
そして、薬を、量産して、厚生省に、売った。
もちろん、僕たち、研究者も、その薬を飲んで、皆、若い、イケメンになった。
ある者は、木村拓哉の若い頃のような、容貌となり、ある者は、阿部寛の若い頃のような顔になり、ある者は、郷ひろみ、の若い時のような顔になった。
皆、自分の好きな、俳優の顔になった。
僕は、30歳の頃の、京本政樹の顔に、なった。
僕は、30歳の頃の、京本政樹こそが、一番、ハンサムだと思っていたからだ。
もちろん、僕は、幸せ、になれたことを喜んだ。
ハンサムになれることほど、幸せなことは、ないからだ。
・・・・・・・
僕たち、研究者は、ある時、婚活パーティー、に、行った。
それは、大学生の、合コン、と、ほとんど、同じだった。
やってきた、相手の女達は、みな、若く、物凄く、きれいな、女ばかり、だった。
みな、お気に入り、の、男と女が、楽しそうに、話した。
僕も、一人の女性と、話した。
彼女A子、は、とても、きれい、だった。
「あなたは、とても、きれいだ」
と、僕は言った。
「あなただって、素敵だわ」
と、彼女A子、は、言った。
彼女は、生まれも、育ちも、奈良の橿原市で、畝傍高校、を卒業した、と、語った。
僕は、彼女A子が、好きになってしまった。
一目惚れ、というやつである。
僕と、彼女は、その後、少し、付き合ってから、すぐに、結婚する約束をした。
もちろん、僕は、嬉しかった。
しかし、僕の心の中にある、ある罪悪感、が、僕を責めた。
「彼女が、僕と結婚してくれるのは、僕の顔が、若い時の、京本政樹、のように、イケメンだからだ。元の僕は、そんなに、ハンサムではない」
という、罪悪感である。
厚生省が、僕たちの、研究に対して、支払ってくれた、給料は、べらぼうに、良かった。
もちろん、僕は、厚生省から、受けとってきた大金で、大金持ちになっていた。
僕は、海の見える、茅ケ崎の、良い場所に、大邸宅を建てた。
そして、僕は、彼女と結婚して、彼女と、その大邸宅で、新婚生活を始めた。
人間の心、というものは、不思議なもので、あるいは、僕が、いい加減な、性格なのかも、しれないが、毎日、笑顔で、僕に、寄り添ってくれる、彼女を、見ているうちに、僕は、罪悪感を感じなくなっていった。
「僕の元の顔なんて、どうでも、いいじゃないか。彼女は、僕を好いてくれているのだから」
僕は、そう思うようになった。
僕は、クルーザーを買い、夏には、ビキニ姿の彼女と、湘南の海を、走った。
幸せを、僕は、満喫した。
彼女は、顔も美しいが、プロポーションも、抜群だった。
ふっくらした胸と尻、くびれたウェスト、スラリとした脚。
瑞々しい、最高のプロポーションだった。
僕は、幸せを噛みしめて、ウキウキと、うかれて、毎日を過ごした。
しかしである。
彼女と、結婚して、数ヶ月、経った、ある日のことである。
研究所で、友人の一人が、血相を変えて言った。
「おい。どうやら。女たちも、顔を変える技術で、顔を変えているらしいぞ。この技術は、女には、極秘のはずだったのに」
友人が言った。
「どうしてだ?」
僕は、聞いた。
「厚生省が、ウソをついたんだ。女には、使わせない、と、言いながら、女こそ、(美しさ)、を求めるだろう。男の魅力は、顔の良さ、も、あるけれど、やはり、それよりは、性格の面白さ、だろう。しかし、女にとって、顔の美しさ、は、絶対的なものだろ。厚生省は、2020年に世界的に流行った疫病、で、落ち込んだ、日本の経済を、立て直すために、顔を変える薬、の研究を、僕たち、研究者に、やらせたんだ。女は、顔を美しくするためには、いくらでも、金を出すだろう」
と、友人が言った。
「そうか。だまされたな」
僕は、厚生省を、深い、憤りの念で、恨んだ。
「日本の、かなりの女が、顔を変える薬、を、買っているようだ。以前、きれいな女と、合コン、をしただろう。僕は、あの時、好きになった、女、B子、と、結婚したんだ。しかし、ある時、彼女の、引き出し、を、開けたら、彼女の元の顔、の、写真が、見つかったんだ。彼女の元の顔は、ブスだった。それで、気持ち悪くなって、すぐに、離婚したよ。彼女は、顔を変える薬、で、美人に変身していたんだ」
友人が言った。
「そうか」
と、僕は、ため息をついた。
「君も、あの時、出会った、美しい女、A子と、結婚しただろう。だけど、あまりに美しい女には、要注意だ。君の妻も、顔を変える薬、を、飲んでいるかも、しれないぞ。調べてみろ」
友人が言った。
その日、僕は、研究所を、早退した。
そして、茅ケ崎の家に、急いで、帰った。
そして、彼女の部屋に、入ってみた。
引き出しの奥に、隠すように、ある、アルバムを、僕は見つけた。
僕は、それを、開いて見た。
彼女の、名前、が、至る所に、書かれてあった。
彼女は、生まれも、育ちも、奈良県の橿原市、と言っていた。
高校は、畝傍高校、と、彼女は、言っていた。
アルバムには、彼女は、昭和20年、生まれ、と、書かれてあった。
なら、今は、75歳の、老婆、だ。
彼女の、若い時の、顔は、冴えない、ブス、で、しかも、デブ、だった。
彼女が、畝傍高校の、入学式の、時に、畝傍高校の、前で、制服を着て撮った写真もあった。
お世辞にも、きれい、とは、いえない。
ブス、で、デブ、である。
これで、もう、彼女も、顔を変える薬、を、飲んだ女、だと、わかった。
僕は、気持ちが悪くなった。
今まで、こんな女を、抱いていたのかと思うと。
吐き気がしてきた。
・・・・・・
彼女が、その日、帰ってきた。
「あなた。今日は、すき焼き、に、しますよ」
と言って、彼女は、いつものように、笑顔で、台所に、行って、夕飯を、調理しはじめた。
僕は、二階の自分の部屋で、これから、どうしようか、と、考え込んだ。
友人のように、彼女と、別れようかと、思った。
その時。
「あなたー。夕飯が、出来ましたよー」
と、妻の声がした。
僕は、階下に降りて、テーブルにつき、彼女と、夕飯を食べた。
彼女は、今まで通り、ニッコリと、微笑んで、嬉しそうに、話しかけてくる。
しかし、彼女の正体を、知った今では、以前のように、彼女に、好感を持つことは、どうしても出来なかった。
僕は、友人のように、彼女と、別れようかと、思った。
しかし、僕だって、イケメン、ではないのに、顔を変える薬、で、若い時の、京本政樹のように、装って、彼女をだましているのだ。
僕は、これから、どうなるのだろう?
彼女は、僕を、だましているが、僕も、彼女を、だましているのだ。
僕の罪悪感が、蘇ってきた。
彼女は女で、僕は男、だから、話が違う、なんていう、言い訳は、卑怯だ。
彼女を見る度に、彼女の元の顔、が、目に浮かんでしまう。
僕は、以前のように、彼女と居ても、素直に、笑えなくなった。
すると。
「あなた。どうしたの?」
と、彼女が、心配して、聞いてくる。
彼女は、若い女の態度をとっている。
卑怯な、悪い女だと僕は、思った。
彼女は、人をだますことに、罪悪感を感じていないのだろうか?
と、僕は疑問に思った。
しかし、彼女の態度は、優しい。
僕は、迷った。
そして、困った。
彼女と、付き合おうか、それとも、別れようか、と。
彼女の、正体は、ブスの、老婆、と、わかった以上、一緒にいると、気味が悪い。
別れることになるだろう。
と、僕は、思った。
しかし、彼女(正体は、ブスの老婆)、は、優しい。
知らなければ、良かった、と僕は、思った。
しかし、その一方で、人間で、大切なのは、真心なのではないか、とも、僕は、思った。
しかし、彼女の正体のことを、考えると、気味が悪い。
彼女も、僕をだまして、平気でいるのだから、決して、いい性格とは、言えない。
しかし、僕も、彼女を、だましている、の、だから、彼女を批難する資格はない。
彼女の外見だけを、見ていると、彼女は、とても、可愛く見えてしまう。
僕は、彼女を愛せるだろうか?
僕は、そんな葛藤に悩まされながら、ズルズルと、彼女と、結婚生活を送っている。
誰か、僕を助けてくれ。
と、僕は、心の中で、叫び続けた。
そんな、ある時である。
厚生省から、僕たちの、研究所に、依頼が来た。
それは、「どうか、人間の、忘れてしまいたい、記憶の一部だけ、を、忘れることが出来る、薬を開発して欲しい」、という依頼だった。
僕は、こういう依頼が来るのを、確信していた。
僕と同じように、「顔を変える薬」、を飲んで、そのために悩んでいる人が多くいるだろうことは、すぐに、予測できたからだ。
僕は、彼女の、昔のアルバムを見て、彼女が、「顔を変える薬」、を飲んだ女だと知った。
僕は、彼女の、昔のアルバムを、見たことを、心から後悔している。
それで、僕は、彼女に幻滅して、苦しい日々を送っている。
人間、何でも、知っている方が、いいわけでは、ない。
もし、僕が、彼女の、昔のアルバムを見ないで、彼女が、「顔を変える薬」、を飲んだ女だと知らないでいたら、僕は、彼女を愛することが出来て、彼女と、幸せな、夫婦生活を送ることが、出来たのだ。
人間は、幸せになるために、科学技術を、発達させてきた。
そして、実際に、人間の生活は、科学技術の発達によって、とてつもなく、便利になった。
しかし、科学技術の発達は、人間を不幸にする、面も、間違いなく、あるのだ。
それは、人間が、幸福になるためには、科学技術を、いくらでも、発達させてもいい、という、人間の、傲慢な考えに対する、神の懲罰なのかもしれない。
そんな、ロマンチックで形而上学的な、思いが、僕の頭をよぎった。
公害。放射能。核兵器。交通事故。自然破壊。
これらは、すべて、科学技術の発達、によって、もたらされた、弊害であり、科学技術の発達、が、なれれば、これらの、問題は、存在しえなかったのだ。
厚生省の、事務次官は、研究費は、いくらでも、出す、と言った。
なので、僕たちは、今、「忘れてしまいたい、記憶の一部、を、忘れることが出来る薬」、の開発の研究を、夜を徹して、やっている。
しかし、「顔を変える薬」、の開発も、6年間、寝食を忘れて、研究に没頭して、やっと、6年、かけて、開発することが、出来たのだ。
「忘れてしまいたい、記憶の一部、を、忘れることが出来る薬」、が、完成するには、何年の歳月が、かかることか?
しかし、僕、および、数多くの、人間を、苦悩から、救うには、その薬を開発するしか、他に、方法が無いのだ。
神よ。
どうか、一刻も早く、「忘れてしまいたい、記憶の一部、を、忘れることが出来る薬」、を、完成させてくれ。
僕は、研究仲間たちと、寝食を、忘れて、必死で、「忘れてしまいたい、記憶の一部、を、忘れることが出来る薬」、の開発の研究に没頭する毎日を送っている。
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