続続源太捕物帖

ロコ

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瞑想

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彰源は、山籠もり。
深尽秘密の、法を、修するには、場所を、選ぶ。
静寂と、空気。
山間の、崩れ掛けた、山小屋に、移り住んだ。
食料物資は、月１、届けられる。

季節は、初秋。最適な、環境下に、ある。
後は、彰源に、ど根性が、あるか無いか。
先達、数名は、この法に、挑んで中途半端に、挫折して、下山した。

彰源には、その、宗教的素質としての、最大級の、
武器。

念の、強い、集中と、其の、持続力が、あった。
観法に、持って来いである。
これに、習熟したら、彰源は、日本仏教史に、
名を残す、大僧侶と、なるだろう。

白隠禅師は、知っていた。

彰源の、大法成就が、近いのを。

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