禅師白隠の教え

ロコ

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種の別は業に依る

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実に、白隠禅師の、一番弟子は、病んでいる。

そんな愚弟子を、横目に観ながら。

種の別は、業に依る。
まざまざと、間近に観ておもわず溜め息。
白隠禅師は、この時点で、無意識の意識がある事に、気づいていた。更にその下に、動く深層心理をも。
どうやって?
そう、内観の秘宝と、なんその法が、そこへダイレクトに、働き掛けるのを、知っているのだ。
深い瞑想法は、深層心理を、駆使する。
然し、この分野で日本人の、草分けは、
弘法大師空海、その人である。
お大師様は、真言宗密教史上5人目の、念力の護摩の成就者である。空海は、後から来る英才に、願いを込めて只の一行文に、記した。

三十七菩提分法、これ法宝なり。
、と。

この謎解きを、果たしたものは、仏陀であろう。

白隠禅師は、これに、気づかなかった。
白隠禅師を、持ってしても。遂に、お大師様没千年。
白隠禅師の英才でも、その、三十七菩提分法は、解き明かされるなかった。
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