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#.1 いつのまにか幼馴染に推されていた件。
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今日もいい朝だ。
おはようございますみなさん。虎威でんとという名前でVtuberとして活動しております、三又 大我です。
誰に挨拶してんのかって?
…たしかに。一人暮らしの僕に挨拶を返してくれる人はいない。
まぁ、悲しい理由で離れているわけじゃない。単純に一人暮らしを自分がしたかったことと、実家が今通っている高校から遠すぎるのだ。
…普通に家族は健在だよ?元気ビンビンよ。
なんなら毎日朝と夜にメールが送られてくる。
…過保護なんだよなぁ…。…全部きっちり返信するけどね?
なんてことを思っているうちに、完全に目が覚めた僕はすぐに制服に着替えて学校に行く準備を済ませ、トースターで焼いたパンにいちごジャムを塗り、それを頬張りながらテレビを点ける。
テレビには朝の情報番組が映っており、最新の映画やドラマの広告、ニュースなどが放送されていた。
こういう日常のニュースも生配信をするときの場繋ぎの会話のタネになったりするものだ。
コメント欄に『最近のニュース見ました?』的なコメントがあり、「いや、あんまり見てないかな~」と答えると『見たほうが良いですよwww』とコメントが返ってきた。
何笑ってんだよ。現代の高校生、好んで見てる奴の方が少ないだろ。
それ以来、ちょくちょくチェックするようにはしている。
というかシンプルにニュースが面白いんだよな、これが。
物騒なニュースももちろん多いが、配信で話すネタにもなるような面白い話がいっぱいある。
テレビを見ている間にそろそろ出る時間になった。
口に入っているパンを牛乳で流し込み、すぐに歯磨きをする。
あとは鏡で髪の毛を整えて、ニコリと微笑む練習をしたら、朝の支度は終わりだ。
さっさとモーニングルーティーンを終えて、学校に向かうことにした。
誰もいない自宅に「行ってきます」を投げかけ、いつも通り返事が返ってこないのを確認して、扉に鍵をかける。
そして、学校に行く前にもう一つ、僕にはこなさなければならないイベントがある。
それは幼馴染である宇月 咲と合流すること。
いつも近所の公園の前で待ち合わせをするのだけれど、幼馴染が時間通りに来た試しはない。
かと言って大きく遅れてくるわけでもないので、注意するかしないか微妙なラインにいるのだ。
今日も少し遅れるのだろう。そう予測を立て、公園の入り口近くにある自販機でペットボトルの麦茶を購入する。
蓋を開けて麦茶を一口飲み、喉を潤す。もう一度口をつけようとした時、
「おはよっ!」
不意に後ろから誰かがぶつかってきた。
いや、誰かじゃない。わかってる。この声、ぶつかった時の衝撃と背中に当たる異次元の柔らかさ。…幼馴染だ。
「…お前、僕がお茶を飲んでる途中だったらどうするつもりだったんだよ?確実に鼻からお茶吹き出してたぞ?」
幸いなことに、お茶は少しこぼれただけで済んだ。
「いや~ちょうど飲むタイミング狙ったんだけどね!早過ぎたか~!!」
「狙うな!?」
なにを元気に宣ってるんだ。
「これは確認なんだけど、気管に入ったりすると結構しんどいのは全人類共通の認識だよね?」
「あれ結構キツイよね~」
「良かった、僕の一方的な思い込みじゃなかったようで」
いや良くないな、知った上でやった方が罪は重いよ?そんな言葉を麦茶で喉の奥に流し込む。
「まぁとりあえず、おはよう」
「おはよ!」
この元気な元気な、迷惑すぎるほど元気な幼馴染の名前は宇月 咲宇月 咲。美人というよりは幼さの残る可愛い寄りの整った、「The 美少女」な顔立ちに、制服をキッチリと着こなし、胸元の蝶結びされたリボンが大きな胸によって押し上げられている。黒髪ロングという清楚な見た目に反して元気っ娘で、そのギャップもあってか、学校でもかなりの人気を誇っている。裏ではファンクラブがあるとかないとか。
一緒に僕が行動できるのも、幼馴染であることがみんなに知られているからだ。
自分で言うのもなんだけれど、僕もそれなりに知名度は高い。……もちろん、良い意味でね?
何で有名なのかというと-----
「ねぇねぇ、聞いて聞いて!」
うん、俺の話より美少女の話の方が大事だ。
「昨日ね、My TubeでVtuberさんを見つけたの!」
満面の笑み。可愛いッ。…じゃなくて。
そういえば昨日は僕も配信をしてたなぁ。
「FPSのゲーム配信をしてたんだけど、ほんとに顔が良くて、即推しになっちゃった!」
身振り手振りで伝えようとしてくる可愛いが過ぎるだろ僕を糖分過多で殺すつもりか?
……じゃなくて。
僕の昨日の配信もFPSゲームの生放送だったな。まぁ、FPSゲーム配信をしてる顔の良いVtuberなんて星の数ほど居るか。
「いや~、昨日はもう配信のアーカイブつけながら寝ちゃった!」
なんとなくお分かりだろうが、幼馴染こと宇月 咲はいわゆる「オタク」だ。しかも、一つのジャンルに拘らない、アイドル、ゲーム、アニメ、配信者、なんでもOKの雑食オタク。
これは学校のみんなは知らない、幼馴染である僕だけが知る咲のもう一つの顔だ。
美少女、清楚な見た目の元気っ娘、巨乳。そんなオタクがこの世に2人といるだろうか?いやいない。いるわけがない。
………ん?お前幼馴染に対して評価高すぎないかって?
おいおい舐めないでいただきたい。僕は保育園の頃から咲にベタ惚れだ。
そしてそんな咲に推されるVtuberなんて、僕にとっては憎悪の対象にしかならないわけだ。
僕の話術でサラッと聞き出して、徹夜でその配信者の粗探しをしてやる。
「へ、へ~~~、そそそうなんだ。え、あ、全然、いや全然なんでも無いんだけど、あの~、その配ひん者、名前なんて言うの?」
「声震えすぎじゃない!?ガッツリ噛んでるし、汗もすごいよ?!お茶飲みなよ!」
ダメだ。焦りが全面的に前面に出てしまった。
とりあえず言われた通り、落ち着くために麦茶を飲もう。
ごくごくごくと喉を鳴らしながらお茶を喉に流し込む。
「落ち着いた?」
「うん、ありがとう。」
「どういたしまして!」
あ"ぁ~可愛い。もうマヂムリ。
「それでね、えっとね!その配信者さんの名前は」
名前を聞く前に、自分を落ち着かせるように僕はもう一口お茶を飲む。
「虎威 でんとって言うんだけど!」
「ガハッッゴホッゲホッ」
名前を聞いた瞬間、驚きでまともにお茶を飲み込め無くなってしまい、盛大にむせ込んだ。
「大丈夫!?」
咲が僕を心配そうな顔で覗き込む。
大丈夫なわけがない。
僕は友達にはもちろん、家族にもVtuber活動をしていることを明かしていない。その中には咲も含まれている。
こんな偶然があっていいのだろうか。
バレたかもしれないという焦りと好きな人に推しと言われて嬉しい気持ちが複雑に混ざり合う。
「大丈夫だよ。」
僕は今朝、鏡の前で練習した通りに微笑むことができているだろうか。
「いや涙出てるよ!?ハンカチいる?」
…練習、意味無し!
手で目を擦って涙を払う。
「いや大丈夫だよ、ありがとう」
「ほんとに…?ほんとに大丈夫?」
心配はありがたいけど、ほんとにむせただけだから大丈夫。
余裕があることを見せるために、さっき話題を振ることにしよう。
「その配信者のどこが1番良かった?」
すると、咲はまだ少し心配そうな顔をしたが、話す余裕があることに安心したのか、また満面の笑みで話し始める。
「あのねあのね!やっぱり、顔が良いよね!!」
………。
…そうかぁ…顔かぁ…面白さより顔かぁ…。
それからしばらくの間、中身ではなくガワが推しだとハッキリ言われてショックな気持ちと、好きな子に推しと言われて嬉しい気持ちが混ざりあった複雑な感情が僕の心の中で渦巻いていた。
あぁ~~~~。
先生方にはすまないが、今日の授業はまともに受けることはできないだろう。
「それでね!でんときゅんにね!」
もう、きゅん呼びかよ。許すまじ僕の分身。心に渦巻く複雑な感情が、分身に対する嫉妬に変わりそうだ。
「大好きって送っちゃった!!」
…あの「でんときゅん大好き」って返信(#0.参照)お前かよ。
僕の複雑な感情は完全に嫉妬へと進化した。
あ~あ。
幼馴染の推しは、僕のガワ…か。
おはようございますみなさん。虎威でんとという名前でVtuberとして活動しております、三又 大我です。
誰に挨拶してんのかって?
…たしかに。一人暮らしの僕に挨拶を返してくれる人はいない。
まぁ、悲しい理由で離れているわけじゃない。単純に一人暮らしを自分がしたかったことと、実家が今通っている高校から遠すぎるのだ。
…普通に家族は健在だよ?元気ビンビンよ。
なんなら毎日朝と夜にメールが送られてくる。
…過保護なんだよなぁ…。…全部きっちり返信するけどね?
なんてことを思っているうちに、完全に目が覚めた僕はすぐに制服に着替えて学校に行く準備を済ませ、トースターで焼いたパンにいちごジャムを塗り、それを頬張りながらテレビを点ける。
テレビには朝の情報番組が映っており、最新の映画やドラマの広告、ニュースなどが放送されていた。
こういう日常のニュースも生配信をするときの場繋ぎの会話のタネになったりするものだ。
コメント欄に『最近のニュース見ました?』的なコメントがあり、「いや、あんまり見てないかな~」と答えると『見たほうが良いですよwww』とコメントが返ってきた。
何笑ってんだよ。現代の高校生、好んで見てる奴の方が少ないだろ。
それ以来、ちょくちょくチェックするようにはしている。
というかシンプルにニュースが面白いんだよな、これが。
物騒なニュースももちろん多いが、配信で話すネタにもなるような面白い話がいっぱいある。
テレビを見ている間にそろそろ出る時間になった。
口に入っているパンを牛乳で流し込み、すぐに歯磨きをする。
あとは鏡で髪の毛を整えて、ニコリと微笑む練習をしたら、朝の支度は終わりだ。
さっさとモーニングルーティーンを終えて、学校に向かうことにした。
誰もいない自宅に「行ってきます」を投げかけ、いつも通り返事が返ってこないのを確認して、扉に鍵をかける。
そして、学校に行く前にもう一つ、僕にはこなさなければならないイベントがある。
それは幼馴染である宇月 咲と合流すること。
いつも近所の公園の前で待ち合わせをするのだけれど、幼馴染が時間通りに来た試しはない。
かと言って大きく遅れてくるわけでもないので、注意するかしないか微妙なラインにいるのだ。
今日も少し遅れるのだろう。そう予測を立て、公園の入り口近くにある自販機でペットボトルの麦茶を購入する。
蓋を開けて麦茶を一口飲み、喉を潤す。もう一度口をつけようとした時、
「おはよっ!」
不意に後ろから誰かがぶつかってきた。
いや、誰かじゃない。わかってる。この声、ぶつかった時の衝撃と背中に当たる異次元の柔らかさ。…幼馴染だ。
「…お前、僕がお茶を飲んでる途中だったらどうするつもりだったんだよ?確実に鼻からお茶吹き出してたぞ?」
幸いなことに、お茶は少しこぼれただけで済んだ。
「いや~ちょうど飲むタイミング狙ったんだけどね!早過ぎたか~!!」
「狙うな!?」
なにを元気に宣ってるんだ。
「これは確認なんだけど、気管に入ったりすると結構しんどいのは全人類共通の認識だよね?」
「あれ結構キツイよね~」
「良かった、僕の一方的な思い込みじゃなかったようで」
いや良くないな、知った上でやった方が罪は重いよ?そんな言葉を麦茶で喉の奥に流し込む。
「まぁとりあえず、おはよう」
「おはよ!」
この元気な元気な、迷惑すぎるほど元気な幼馴染の名前は宇月 咲宇月 咲。美人というよりは幼さの残る可愛い寄りの整った、「The 美少女」な顔立ちに、制服をキッチリと着こなし、胸元の蝶結びされたリボンが大きな胸によって押し上げられている。黒髪ロングという清楚な見た目に反して元気っ娘で、そのギャップもあってか、学校でもかなりの人気を誇っている。裏ではファンクラブがあるとかないとか。
一緒に僕が行動できるのも、幼馴染であることがみんなに知られているからだ。
自分で言うのもなんだけれど、僕もそれなりに知名度は高い。……もちろん、良い意味でね?
何で有名なのかというと-----
「ねぇねぇ、聞いて聞いて!」
うん、俺の話より美少女の話の方が大事だ。
「昨日ね、My TubeでVtuberさんを見つけたの!」
満面の笑み。可愛いッ。…じゃなくて。
そういえば昨日は僕も配信をしてたなぁ。
「FPSのゲーム配信をしてたんだけど、ほんとに顔が良くて、即推しになっちゃった!」
身振り手振りで伝えようとしてくる可愛いが過ぎるだろ僕を糖分過多で殺すつもりか?
……じゃなくて。
僕の昨日の配信もFPSゲームの生放送だったな。まぁ、FPSゲーム配信をしてる顔の良いVtuberなんて星の数ほど居るか。
「いや~、昨日はもう配信のアーカイブつけながら寝ちゃった!」
なんとなくお分かりだろうが、幼馴染こと宇月 咲はいわゆる「オタク」だ。しかも、一つのジャンルに拘らない、アイドル、ゲーム、アニメ、配信者、なんでもOKの雑食オタク。
これは学校のみんなは知らない、幼馴染である僕だけが知る咲のもう一つの顔だ。
美少女、清楚な見た目の元気っ娘、巨乳。そんなオタクがこの世に2人といるだろうか?いやいない。いるわけがない。
………ん?お前幼馴染に対して評価高すぎないかって?
おいおい舐めないでいただきたい。僕は保育園の頃から咲にベタ惚れだ。
そしてそんな咲に推されるVtuberなんて、僕にとっては憎悪の対象にしかならないわけだ。
僕の話術でサラッと聞き出して、徹夜でその配信者の粗探しをしてやる。
「へ、へ~~~、そそそうなんだ。え、あ、全然、いや全然なんでも無いんだけど、あの~、その配ひん者、名前なんて言うの?」
「声震えすぎじゃない!?ガッツリ噛んでるし、汗もすごいよ?!お茶飲みなよ!」
ダメだ。焦りが全面的に前面に出てしまった。
とりあえず言われた通り、落ち着くために麦茶を飲もう。
ごくごくごくと喉を鳴らしながらお茶を喉に流し込む。
「落ち着いた?」
「うん、ありがとう。」
「どういたしまして!」
あ"ぁ~可愛い。もうマヂムリ。
「それでね、えっとね!その配信者さんの名前は」
名前を聞く前に、自分を落ち着かせるように僕はもう一口お茶を飲む。
「虎威 でんとって言うんだけど!」
「ガハッッゴホッゲホッ」
名前を聞いた瞬間、驚きでまともにお茶を飲み込め無くなってしまい、盛大にむせ込んだ。
「大丈夫!?」
咲が僕を心配そうな顔で覗き込む。
大丈夫なわけがない。
僕は友達にはもちろん、家族にもVtuber活動をしていることを明かしていない。その中には咲も含まれている。
こんな偶然があっていいのだろうか。
バレたかもしれないという焦りと好きな人に推しと言われて嬉しい気持ちが複雑に混ざり合う。
「大丈夫だよ。」
僕は今朝、鏡の前で練習した通りに微笑むことができているだろうか。
「いや涙出てるよ!?ハンカチいる?」
…練習、意味無し!
手で目を擦って涙を払う。
「いや大丈夫だよ、ありがとう」
「ほんとに…?ほんとに大丈夫?」
心配はありがたいけど、ほんとにむせただけだから大丈夫。
余裕があることを見せるために、さっき話題を振ることにしよう。
「その配信者のどこが1番良かった?」
すると、咲はまだ少し心配そうな顔をしたが、話す余裕があることに安心したのか、また満面の笑みで話し始める。
「あのねあのね!やっぱり、顔が良いよね!!」
………。
…そうかぁ…顔かぁ…面白さより顔かぁ…。
それからしばらくの間、中身ではなくガワが推しだとハッキリ言われてショックな気持ちと、好きな子に推しと言われて嬉しい気持ちが混ざりあった複雑な感情が僕の心の中で渦巻いていた。
あぁ~~~~。
先生方にはすまないが、今日の授業はまともに受けることはできないだろう。
「それでね!でんときゅんにね!」
もう、きゅん呼びかよ。許すまじ僕の分身。心に渦巻く複雑な感情が、分身に対する嫉妬に変わりそうだ。
「大好きって送っちゃった!!」
…あの「でんときゅん大好き」って返信(#0.参照)お前かよ。
僕の複雑な感情は完全に嫉妬へと進化した。
あ~あ。
幼馴染の推しは、僕のガワ…か。
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