生きる意味

yaminokikousi

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第三話  現在エピソード1

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僕が話しかけるようになってからというもの、ななの周りには徐々に話しかける人が増えていった。まだつらく当たってる人もいるけど、だいぶみんなの輪の中に入れるようになっていった。僕はななのことを助けれてほんとによかったと思う。 そして、僕もいじめがだんだんなくなってきた。
まだなぜいじめられてるかってのがなぞだけどね

 今年は色々とあった。奏の自殺。そして、ななの転入。
そして、暗い世界からの脱出。
いじめって、本当にいじめてるこも、いじめられてる子も、その周囲の人も、みんなに影響を与える。まるで墨の付いた筆を水面に入れて、その墨が周りに広がるかのようにじっくりとどす黒く。

 僕がもっと早く、行動してれば。奏は死ななかったはずなんだよ
 僕はずっと、悔やんでいた。

 そして、いじめはなくなったと思った。だが、徐々に黒ずみが引いていくにつれて徐々にいじめの中心人物が浮き彫りになってきた。
その子は、僕が幼稚園から一緒で小学校上がってちょっと経つくらいまでとっても仲の良かった、元親友だった。その子の存在すら忘れていた。あの日何があったかも。

あの日、僕と元親友、総は、コイバナをしていた。   自分の好きな人を言ったり、誰が誰のこと好きかとか、言っていた。
僕はそのとき好きな人はいなかった。
またまたある日、コイバナしていたら総が、奏の好きな人がだれかという話になった。そのとき総は奏のことが好きだったのだ。総は奏に直接聞くのではなく友達伝いに奏の好きな人を聞き出した。
総は、人望が厚くカリスマ性があったから、いろんな人が情報提供したり、したがったりと人気者みたいな感じだった。
聞き出した総は、僕に急に冷たく接するようになったんだ。今思えばあれは嫉妬だったってよくわかるけど。
あれから一言も話さなくなった。それが電波のようにみんなに伝わり僕を避けていった。それでも話してる人はいた。その子は何も気にせず話してくるとってもオープンな人だった。その子が奏だった。
総は僕に女の子が話しかけるのは許さなかった。しかも、自分の好きな人となるともっとだ。話しかけに行こうと奏が動くたびに総は動き、何らかの理由つけては呼び出して、僕に近づけないようにしていた。
それで、あまり話すことなく奏は転向していった。
だからあまり記憶に残っていないのだ。
奏が転向して、総との関係はそのままだった。周りも乗ってきて、さらにエスカレートしていった。もともと友達の少ない僕は人情とか関係なくいじめやすいそんざいだったのだろう

その総が、いま浮いている。みんなの目が覚めて、「あいつ昔あんなこと言ってたよね」とか「あきとってあんなことしないよね」とかみんなわかってきたので、誤解が解けて、総にいろいろ疑惑がもたれて行ってる。

(助けるか、助けないか。そのことに気づいた今、いじめの理由も、ことの発端もすべて悟った今、どう動くか。)

僕はとりあえずほっておいた。僕には縁切るとか、何も言われてないしましてやよくわからないのに勝手に縁切られて、勝手に嫉妬されて、いじめられて堅苦しい思いしてきたのに。いい迷惑だ
このままいじめられて、いなくなればいいのに。
中学校が奏と一緒になってまだ好きだった総は、自分に思いが向かない奏に嫉妬というのか、怒って、奏までいじめる。卑怯者を許したくない
それで奏は死んだのだ。許せない。
ふつふつと怒りが込み上げてきた。同時に涙も。
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