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28.お仕置きの記憶

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僕は一回だけ本当に怒った父さんにお仕置きをされたことがある。
だからこそセックス中のお仕置きは愛があると理解出来るのだ。
その時の事は思い出したくないけど、あれがあったから父さんにハードなプレイをされても信用出来るようになったのかもしれない。

   ◆◆◆◆

まだ付き合い始めて間もない頃。
その日僕は朝方まで父さんに可愛がられていたせいで、淫乱なメス臭を醸し出したまま電車に乗ってしまった。
シャワーも浴びてるから物質的な臭気じゃなくて雰囲気。
いつもはもっと余裕を持って通学しているけれど、今日はいつもより遅い快速電車に乗ってしまった。
停車駅が少ないから各駅停車より、乗っている時間は短くて済む。
だからいつも結構満員で、僕はあまり好きではない。
僕は流れに乗って奥へ奥へ進んで行き、そしてまた流される。
やがて僕はホームとは反対側の暫く開かないドアと座席を遮る壁の角スペースに収まった。
角位置って人気だけど、もっと混むと壁に押し付けられたりするから僕には良さが分からない。
でもたまたま降りる人と入れ違いになったのだ。
それは今日の僕には有り難かった。
何せ眠いのだ。
全く寝ていないわけではないけれど父さんの相手をして疲れた上に、明け方近くまで抱かれていたからに寝不足だった。
そんなわけで僕は窓の外を向くように車内に背を向けて壁とドアに凭れかかって目を閉じた。
すると程なくして僕の腿に何かが触れた。
混んでるから何かに触れるなんて当然だ。
指の感触とかではなかったので睡魔に負けて無視をした。
暫くすると腿から尻の方にそれが移動していく。
ゆっくりゆっくりと動くから、不自然さを感じなかった。
だが、その物体が角度を変えて、僕の尻に手の平が当てられて初めて今まで触れていたのが手の甲だったのだと理解した。
僕は壁側へ身体を捻って逃げようとしたが元々凭れていた壁側の隙間なんて微々たるもので、それは叶わなかった。
それどころか、その手の持ち主であろう人物は僕の太腿の間に膝を差し込んできて股間を圧迫してきた。
そこでようやく痴漢されているのだと自覚する。
僕は寝ぼけ眼のまま目だけを動かして見るとスーツ姿というのは分かった。だが顔を見るには真後ろを振り向くしかない。
尻を触るというより、もう揉むに近くなっていた手を邪険に払ってみても離れない。
むしろ僕の手を掴んで自分の股間に押し当てるくらいだ。
咄嗟に声って出せないものだよ。
というよりも人目が気になるんだ。声を出して注目されたくないっていう心理が働く。
その時電車が大きく揺れた。
人の波も動いて、スーツの痴漢と壁とドアの三方向で囲われてしまった。
体躯の大きいっていうか横幅のある男だったから、僕なんか隠れていたかも。
尻に男の勃起した陰茎がぐりぐりと擦り付けられ始めた。
父さんとは比べものにならないけどそれでも結構なサイズで、僕はどうしたら良いのか分からず固まっていると、男が耳元に口を寄せてきた。別に何かをしゃべるわけではなかったが荒い息遣いが耳にかかり、ぶるりと震える。
「見られてるぞ」
小声で言われた言葉は周囲に見られているという事だと思って僕は硬直して顔を伏せた。
変態な僕を見られてしまうと思うと怖くて後ろが振り向けない。
「声を出さなきゃ大丈夫だよ」
また僕にだけ聞こえる音量で囁いて僕のズボンの中に手を入れてきた。
下着越しに肛門を撫でられ、それから割れ目に指を押し込まれる。
気持ち悪いはずなのに、昨晩散々弄られた僕のアナルはひくついてしまう。
僕は嫌々をするみたいに首を振ったのだが、男はさらに調子に乗ってアナルの縁を撫でる。
「使ったことあるんだ」
そう言うや否や僕のパンツの中へと指を入れて直接アナルに触れてくる。
父さんとのセックスで余韻が残るそこは簡単に侵入を許してしまいそうだった。
腰を揺らして逃げようとする姿も痴漢には誘っているようにしか見えないようだった。
そこで気付いた。
痴漢は父さんの同じ香水を付けていた。
頭がバグる。今触ってるのって誰だっけ……?
「声は出すな」
「……ッ、……!」
父さんじゃない!
でももう遅かった。僕はパンツの中に精液を放っていた。
ビクビクと僕が震えたから、男も気付いただろう。
興味をアナルからチンポに変えた男は精液まみれの僕のチンポに触れる。
でも僕は抵抗しなかった。
だってもう少しで停車駅だ。
目的の駅では無かったが、僕は駅に停車した途端に男を振り払って逃げ出した。
反対の方向のホームに行ってちょうど来た電車に飛び乗る。
その電車はがらがらに空いていたけど、精液を漏らした僕は座席に座ることが出来ずに、車両の連結部分に近い場所で早く帰りたいとずっと下を向いて立っていた。
いつもより長く感じる時間を過ごしてやっと最寄り駅に着いた僕は駆け足で家に向かう。
気持ち悪くて早くシャワーを浴びようとしたら、父さんが書斎から出て来てしまった。
「どうしたんだい?忘れ物?」
父さんの姿にホッとしたけど、他の男に触られた事を知られたくない。
でも何かあったというのはお見通しだったようで、父さんが僕の手首を掴んだ。
「顔色悪いよ」
「さ、触らないでっ」
「何故?」
「ごめんなさい!ごめんなさいっ!」
痴漢されたなんて知られたら父さんに嫌われちゃうと僕は怖くてガタガタ震えながら謝り続けた。
そんな僕を見て父さんは溜息を吐く。
ああ、やっぱり呆れられてる……。
僕の目尻に涙が浮かぶ。
すると父さんが僕の顎に手を添えて上を向かせてキスをした。
驚いて目を白黒させていると僕の唇は解放される。
「落ち着いて。何があったの?」
「電車で……さわっ、触られて……ごめんなさい」
「触られた?痴漢されたの?」
「……はい」
僕の返事を聞くと、父さんは眉間にシワを寄せた。
そして僕を抱き締めると、耳元で小さく呟く。
「怖かったね。もう大丈夫だよ」
「……うん」
「でも、どうしてお前が謝るんだい?」
父さんの声が低くなった。僕は身体を強張らせた。
隠したらダメだ。報告しなければならないと、唇を震わせながら僕は言った。
「ち、痴漢、されて……射精しました。申し訳…ありません……」
「そう」
僕は父さんの顔を見れなくて、何度も謝る。
「ごめんなさいっ……ごめんなさい……」
父さんの冷たい視線が突き刺さる。
父さんの奴隷なのに父さん以外に触られて、許可もないのに射精してしまうなんて最低だ。
痴漢が怖かったというより父さんに愛想尽かされるほうが怖かった。
やっと手に入れた幸せなのに、それを僕が壊してしまった。
父さんは僕の肩を掴んで無理やり目を合わせた。
その瞳は怒りに燃えているように見えた。
僕は何も言えなくなって、ただ震えることしか出来ない。
「ああ、それがいけないことだって認識はあるんだね」
「はい。僕は父さん専用なのに、ごめんっ…なさい……捨て…ないで」
僕は泣きじゃくりながら許しを乞うた。
父さんは無言で僕を見つめる。
それから、僕をベッドルームに連れて行って部屋に入るとすぐに服を脱ぐように指示した。
逆らうわけにもいかず、僕は言われた通りにする。
日の射す明るいベッドルームで精液で濡れたパンツ以外を全て脱がされたところで父さんが僕の背後に立って両肩を掴んだ。
「さぁ、話して。何をされたのか」
「……はい」
僕は痴漢に触られた子細を一つも欠けずに報告をした。
「それで私以外の人間に触られて射精したの?」
「父さんと同じ香水の匂いがして……」
「私の奴隷になったのに御主人様の匂いも判別出来ないのかい?」
父さんが僕の首筋を撫でる。
「ひぅ……ッ」
「父さんはね、お前の事を大事にしているんだよ。それは分かるよね」
「はい」
「なのに、お前は他の男の匂いで発情して外で射精して帰ってきた。これはどういう事なんだろうか?」
父さんが僕のアナルの縁を引っ掻く。
それだけで僕のアナルはヒクついた。
「ごめんなさいっ、ごめんなさいっ」
「お前が誘ったんじゃないの?」
「違っ……違うけど、誘ったわけじゃないけど」
「けど?」
父さんが僕の頬に手を添える。
「僕がメスの、顔……してんだと思います」
グイッと顎を掴まれて後ろに捩られる。
反射的にギュッと瞑った瞳から涙の粒が流れた。
「淫乱になって良いのは私の前だけだよね?」
いつもの優しい父さんの声じゃない。支配者のような声に僕はぶるりと身体を震わせた。
「返事は?」
「はいっ」
僕は勢いよく返事をする。
「謝罪をしなさい」
僕は最大の謝罪として父さんの前で土下座をする。
「僕は電車でメス顔をしていたせいで痴漢に触られてイってしまいました!父さん専用の奴隷の自覚が足りず、申し訳ありませんでした!これからは父さんの為に誠心誠意尽くしますので、どうか見限らないで下さい!僕を捨てないで!」
「お前を捨てるわけないだろう。一生私の奴隷だよ」
許してもらえたのかと思って嬉しくて頭を上げようとしたら、頭を踏まれて額を床にぶつけた。
「誰が顔を上げる許可をした?私はこれから仕事なんだ。お前を構っている暇は無い。苛々させるな」
「申し訳ございません」
僕は冷たい床でパンツの不快感を纏わせながら、仕事をするために父さんが部屋を出ても土下座を続けた。
一生奴隷だとは言われたが許してもらえたのかは判断出来ない。
幸せだった奴隷と同じ扱いをしてもらえるとは限らない。
父さんが戻って来てくれないかと耳を澄ませて待機していたが、父さんはなかなか戻って来なかった。
時間が過ぎていくと、やはり捨てられたのではないかと不安に囚われていく。
足が痺れて何度も左右の足に体重負荷を移しながら、ただ待ち続けた。
だから父さんの足音がした時は歓喜した。
「顔を上げなさい」
僕は首だけ上げて父さんを見上げる。
「ずっとそんなメス顔してたのか?」
「これは父さんの足音を聞いたからです。戻って来てくれたのが嬉しくてメス顔になってしまいました」
父さんは満足そうに笑って僕を立ち上がらせる。
しかし痺れた脚が震えていてよろけてしまい、父さんに抱き止められた。
「ご、ごめんなさい」
「謝罪ポーズを続けられて、偉かったね」
「はい」
足を踏ん張って自力で立とうとすると父さんは僕の腰と頭を大きな手で押さえて引き寄せた。
抱き締められて最初に安心感に満たされ、それからドキドキ感が胸を叩く。
「私と見知らぬ痴漢の匂いは同じかな?」
父さんの肩口に頭を預け、鼻孔を膨らませながら、父さんの匂いを吸い込む。
同じ香水でも父さんの体臭と混じると全然違う。
僕は首を横に振った。
「もう間違いません。父さんの匂いでしか発情しません」
現にもう発情してしまっていて、腰が揺れてしまう。
「お"っ♡」
父さんの手が伸びてきて僕の股間を鷲掴みにした。
「電車内でこんなにザーメン漏らして、酷い臭いがしただろうね。恥ずかしい子だ」
「あひっ、ごめんなさいっ」
罵られているのに僕は爪先立ちになって膝が左右に開いてしまう。
「謝りながら腰をヘコつかせて、それで本当に反省しているのか?」
「してますっ!してますから信じてください!」
腰をカクカクさせながら言う僕の言葉に説得力は無い。
父さんは僕を突き放すと、背を向けて言った。
「自分で首輪と手足の枷を付けてから出てきなさい。あぁリードも忘れずに」
僕は素直に従って首輪と手錠と足枷を装着し、父さんにリードを手に持ってから父さんの所へ行く。
父さんはキッチンで昼食を作っていた。
「私は昼休憩で出てきただけだから、プレイはしてあげれないよ」
「はい」
「だけど、お前もお腹すいただろう?私が食べている間だけザーメンミルクを飲ませてあげる。奴隷なんだからお昼はそれで良いよね?」
「はい!ザーメンを頂けるだけで嬉しいです」
「じゃあテーブルの下で待っていなさい」
父さんが指差したのはダイニングテーブルだ。
僕は手枷の金具を後ろ手に繋がれて、リードは口に咥えさせられてから、頭をぶつけないように土下座を頭を下げた正座で少しずつ擦り足でテーブルの下に潜り込んだ。
邪魔な椅子は退かされていてちゃんと僕のスペースがある。
それほど待たずに父さんがやってくる。
食器が触れ合う音がしたから、多分一人前の食事を持ってきたのだと思う。
父さんは椅子に座ると僕の目の前には父さんの下半身がある。
その下半身の前に手が出された。
「お手」
僕の手は拘束されて手は出せないからその命令に従えることが出来なくて、また父さんを苛つかせてしまうのではないかと怖くなり、咄嗟に顎を乗せる。
「ははっ、手は出せなかったね。いい子いい子」
僕の口からリードを取り、反対の手で頭を撫でてくれた。
僕は嬉しくて犬のように舌を出してハッハと呼吸が荒くなった。
それから父さんの食事が始まった。
リードの端は手首にかけたのか、食事の度にリードの揺れが伝わって来る。
僕は放置されていたけれど、父さんのお腹の辺りを見ながら待った。
「ああ、ごめん。忘れてた。お前も食べて良いよ」
父さんはベルトを外してチャックを下ろすとペニスを取り出した。
それを見ながら僕は涎を垂らした。
僕は大きく口を開けてそれを頬張る。
熱い肉棒を口の中で舐め回すように愛撫する。
「あまり時間が無いからね。ザーメンミルクが欲しかったら、早くしなさい」
「んぶぅ、んぐぅ……んふー、んんん、んぶっ、んんん」
手が使えなくて動きが鈍くなってしまうが、それでも必死に頭を動かして奉仕を続ける。
喉の奥まで飲み込んで、ぎゅうっと締め付ける。
父さんのおちんぽが大きく脈打ち、僕は嘔吐きそうになる。
涙目になりながら父さんの精液を受け止める準備をする。
でも父さんのちんぽからは濃厚なカウパーばかりで精液はもらえない。
「遠慮しないでもっと味わって良いんだよ」
父さんは僕の顔を押さえて喉の奥まで突き入れる。
でも父さんは食事中だから足組むみたいに僕の後頭部に足を置いていて揺すられる。
「ごあ"っ、んんごぉっ、あ"っ、あ"がっ、んごっ、ごっ、があっ」
父さんは僕の頭を固定したまま腰を揺らして苦しくて嘔吐きそうになるが、僕が感じているのは苦しい事ではなくて、父さんが僕を使ってくれているという悦びだ。
僕は吐きそうになりながらも父さんが気持ち良く射精出来るよう、舌を使って刺激を与える。
息が出来ず意識がふと遠退きそうになるが、それも気持ち良くて射精してしまっていた。
「お前がイってどうするんだ。お前がザーメン食べたいんだろう?」
ぐんっとリードを引っ張られて、僕は興奮してしまって、またすぐに達し、パンツを履いたままの僕の股間はもうびちゃびちゃになっていて、粗相を自覚させられる。
しかし恥じらっている暇は無くてリードを強く引っ張られて、父さんの股間に顔を押し付けられた。
僕は父さんの陰毛に鼻を埋めて嗅いだ。
濃い雄の匂いがして脳が痺れる。
僕は父さん股間の匂いを吸い込みながら何度も達してしまう。
「もう時間だ。ミルクもらえなくて残念だったね。私は仕事に戻るよ」
突き放される絶望感が強かった。
父さんはリードを引いて僕の身体を立たせると、ディルドを捩込んだ上にまたパンツを被せて抜けないようにするとリードをダイニングテーブルの足に縛り付けた。
「私が戻るまでそこで正座して反省していなさい」
「はい、分かりました」
父さんが部屋を出て行くのを見送って、僕はその場で正座をして父さんを待った。
でも父さんはなかなか戻って来なかった。
僕は父さんの言いつけ通り反省しているポーズを取らないといけないから、ずっと正座のままだ。
悲しい。寂しい。惨めだ。
痴漢なんかを父さんと勘違いして射精した愚かな自分を責めた。
どんどん気持ちは沈む。
でも1時間もせずに父さんは戻ってきた。
「お前の下手くそなフェラのせいでイライラして仕方ない。口を開け」
僕は素直に従う。
父さんは僕がちゃんと口を開けたのを確認すると、自分のズボンのチャックを下げて勃起したペニスを取り出して口の中に突っ込んてきた。
父さんは僕の奉仕しようなんて気持ちを無視して、父さんがしたいように頭を掴んで激しく出し入れさせる。
机に頭をぶつけるくらいだが、僕はただ扱き穴になって父さんが射精するまで耐えた。
「がぁ、ごお"ッ、ごッ、あが、あ"、あ"」
「私を見なさい。お前の口オナホを誰が使っているのか間違わないようにだ」
返事など出来ないので、瞬きで肯定する。
そして程なくして父さんのペニスから放たれた大量の精液は僕の喉を犯し、胃袋を満たしていく。
父さんは僕の口からちんぽを抜くと、リードを思いっきり引いて、僕の顔をテーブルに押し付けた。
「お前は誰のものだ?」
「と、父さんのっ、父さんのものでっ、す」
ぐりぐりと固いテーブルの板に頭を押し付けられて痛さと怖さに涙を流した。
僕を虐める時は苦しさも痛さも与えてくれるが、必ず愛が感じられる。
でも今はいつもの優しさは無い。
愛がなければ暴力でしかない。
「父さん……許して……もう父さん以外に触らせたりしません」
「当たり前だ!お前は一生私のものだ。他の男に汚されてたまるか!」
父さんは怒っているのに後ろから強く抱き締めてきた。
「私はお前を監禁して、お前を自分だけのものにして、お前を犯して、支配して、壊して、ぐちゃぐちゃにして、それから、それから……ああ、どうしてこんなにお前を愛しているのに、お前はわかってくれないんだ!!」
父さんの愛情は歪んでいるけど、僕を深く愛してくれているのはわかる。
だからこそ、父さんの歪みを受け入れられる。
「父さん、僕が間違わないように……父さん以外に発情してしまわないように、いっぱい、いっぱい、僕のこと犯してください」
父さんは僕の手錠の金具を外してくれた。
「あらためて父さんに奴隷宣言をしなさい」
僕は初めて父さんに奴隷宣言をした時を思い出しながら言う。
あの時はまだまだ奴隷の自覚なんて出来ていなくて、ただ快楽に言っていただけの宣言だった。
でも父さんのものだって知らしめるプレイをしてきて、どんどん分かってきた。
僕は父さんの足元に土下座をして言う。
「僕は父さんのおちんぽ専用のマゾメス奴隷です。父さんのおちんぽでいっぱい使われて、種付けしてもらう喜びも覚えました。もう父さんの色に染められて、父さんがいないと生きていけないおまんこ奴隷です。一生支配されて飼われたいです」
「後悔しないね?」
「しません!父さんが僕を奴隷にしてくれてから僕は幸せなんです」
父さんは嬉しそうに顔を歪ませた。でも、冷静になったのかちょっとばつの悪そうな顔だ。
「痛かっただろう。すまなかったな」
「ううん。僕が悪い子だったから、お仕置きされて当然だよ」
「そうかい?じゃあ最後のお仕置きだよ」
父さんは僕のリードを引いてベッドルームに連れて行ってくれた。
家畜みたいに首輪ひっぱられて、四つん這いで歩かされても興奮する。
「あぁ、こんなに漏らして。パンツを脱いで自分で処理しなさい」
僕は言われた通りに水分を含んだパンツを脱ぎ捨てて、アナルディルドを抜いた。
父さんに教え込まれた快感が蘇ってきて、僕は我慢できずに指を突っ込んで自慰を始めた。
父さんは僕に一切触れずに椅子に座って見ているだけだ。
でも、父さんに調教された身体は僕の意思とは関係なく父さんを求めて疼いて感じてしまう。
父さんに犯して欲しい。
父さんに滅茶苦茶にされてしまいたい。
父さんに支配されたい。
父さんに服従したい。
そんな欲求ばかりが湧いてくる。
だけど父さんは見てるだけ。
父さんは僕に命令はしてくれるけれど、僕の懇願は聞いてくれない。
「あっ、あぁっ、ふぅっ、はぁっ」
父さんは僕がイきそうになると、声で焦らす。
「お仕置きだと言ったのに、もうイキそうになったのかい?でもまだイく許可は出していないからね」
僕は必死に耐えて耐えて、そしてやっと射精を許された。
「はぁっ…はぁっ…はっ…はっ…はっ」
僕は父さんの命令を守っている間に息を整える。
「まぁお仕置きはこれくらいで良いだろう。でもセックスは私の仕事が終わるまでおあずけだ。私が戻るまで、おまんこの準備をして待っていなさい」
まだ昼を少し過ぎたくらいだ。
僕に時間を使ってくれた分、仕事が終わるのが遅くなるかもしれない。
でも僕は父さんが待てと言うなら待つしかない。
僕を許してくれた父さんはきっといつもと同じくらいに愛してくれるだろう。


その予想通りちょっと意地悪だったけど、父さんは痴漢で傷付いていた僕をたっぷり愛して上書きしてくれた。
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