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2章 王都への旅立ち
屋台とミミウ
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「ふぁ~、いつ来てもワクワクしますぅ!」
王都の西側にある、実に王都の1/10程の大きさを誇る王都の西方広場。
この広場にはお店を持つための資金稼ぎをするものや、新作を試すもの、広場での人気ナンバーワンを狙うものなど様々な人たちが屋台を開き、100近くの店が並んでいる。
ミミウは勝手知ったる様子で目的の店に向かっている。
さすが我がパーティの食いしん坊担当である。
「マルコイさんこっちですよぉ~。」
ミミウについていくと、そこはドリンクを売っているお店だった。
「まず屋台でいろいろ食べ物を食べる前に、ここで飲み物を頼むですぅ。」
「あら?ミミウちゃんまた来てくれたの?いつもありがとうね。」
お店のおばさんがミミウに声をかける。
「すいません、ミミウってけっこう来てるんですか?」
「けっこうどころじゃないよ~。朝方はほぼ毎日来てるよ。時々昼とか夕方にも来てるけど、その度にうちのドリンク買ってもらってるからね~。」
「えへへ~。」
いや、待ちなさいミミウさん。毎日って依頼を受けて討伐に行く日も買いに来てるのかい?
ミミウは依頼達成で分配したお金はほぼ屋台で消えてるんじゃないだろうか‥
「じゃあわたしはブドージュースで。」
おう、アキーエさんも動じないですね。
「おばさん私はいつもので~。」
「バナーナジュースのハチミツマシマシだね。」
流石常連さん。いつもので注文が通っておる。
おばさんのやってる屋台はフルーツをメインとしたジュースを売っているらしく、その場でフルーツを加工してくれるから新鮮で美味しいらしい。
俺もメロロンジュースを頼んだ。
確かにフルーツの甘味がすごく感じられる。ミルクも入ってるけど、ミルクがフルーツの味を消さないような割合で入ってるようで、ミルクの味もあるがそのおかげでメロロンの味が際立っている。
「それではいろいろ回りってみるですぅ!」
次に来たのはボア串屋と書いてあるお店だった。
「ここはちょっと小腹が空いた時に食べるおやつみたいな物があるんですぅ。」
店先を見ると串に刺さった肉を焼いている店主がいる。なかなかのボリュームで一本食べたらお腹にたまりそうな量である。
ミミウが買っているのを見て俺とアキーエも同じく一本ずつ買ってみる。串に刺した肉に塩を振りかけてあるだけの単純な料理だが、お肉も柔らかくてなかなかいける。しっかりと肉が柔らかくなるように下処理をしているからだろう。しかし‥
ミミウさんこれはおやつではありませぬ‥
他にもいくつか回り、ボリュームが少なそうなやつだけ食べて回った‥
そしてお腹がたまり帰ろうかとしている時にミミウが立ち止まる。
「あれ?あそこのお店は初めてみました。行ってみるですぅ。」
胃袋の中身のせいで重くなった体を動かして、軽やかに歩くミミウについていく。
「はじめまして~。ここのお店はいつからですかぁ?」
するとポテート屋と書いてあるお店から店主が顔を出す。
「今日から店を開いてます。よかったらどうぞ。」
店の中を覗いてみると、店主が煙の中からポテートを取り出していた。ポテートは細長く切ってあり、それを蒸しているようだった。
仕上げに塩をパラパラと振りかけ箱の中に入れる。
「美味しそうですぅ。一つお願いします。」
ミミウは一つ買っていたが、俺とアキーエは2人で一つ買う事にした。
「2人で一つ。ポ、ポテートの端と端を‥」
アキーエがなにかブツブツ言っている。
とりあえず一口食べてみる。ポテートが蒸される事でホクホクになっており、塩加減が絶妙にいい。しかし食べ続けていると口の中が乾き飲み物が飲みたくなる。
「ポテートは美味しくできてますけど、一緒に飲み物も売った方が売れると思いますぅ。」
ミミウさんがアドバイスまでしていた‥
「お嬢ちゃんありがとう。しかし難しいもんだね屋台ってのは。店が多いから人気がでないとなかなか人が来てくれない。でもお嬢ちゃんみたくアドバイスしてくれる客もいたりするし、まだまだ頑張ってみるよ。」
単純な料理だから人気がでないのか?単純な料理でも串焼きみたいにインパクトがあればいいんだろうけど。何かもう一つアクセントがあれば売れそうな気がする。
気にはなるが俺は料理人でもないし、アイデアもないからな。
お腹いっぱいになったところで宿に戻る事にした。ちなみにミミウさんは宿に戻った後にしっかりとご飯も食べてました。
翌朝ギルドに向かい試験内容を確認する。
「マルコイとミミウはDランク冒険者と模擬戦だ。アキーエは模擬戦ってわけにはいかないから、Dランクの後衛が魔法の確認を行う。それぞれ1人ずつ行い、合格したものがDランクだ。不合格であれば、規定数の依頼をこなし再挑戦ってとこだな。」
「わかった、護衛を雇ってでも美女を置いた方がいいはず。おっさんの顔を朝から見て頑張ろうってなる人はいないと思うんだが。なぜおっさん‥じゃなかったバーントさん。」
「それってもう文句だよねっ!?おっさん頑張ってるよ!朝から身だしなみ整えて皆んなを応援しているよっ!」
マルコイたちの昇格試験は明日の朝から行われる事になった。
王都の西側にある、実に王都の1/10程の大きさを誇る王都の西方広場。
この広場にはお店を持つための資金稼ぎをするものや、新作を試すもの、広場での人気ナンバーワンを狙うものなど様々な人たちが屋台を開き、100近くの店が並んでいる。
ミミウは勝手知ったる様子で目的の店に向かっている。
さすが我がパーティの食いしん坊担当である。
「マルコイさんこっちですよぉ~。」
ミミウについていくと、そこはドリンクを売っているお店だった。
「まず屋台でいろいろ食べ物を食べる前に、ここで飲み物を頼むですぅ。」
「あら?ミミウちゃんまた来てくれたの?いつもありがとうね。」
お店のおばさんがミミウに声をかける。
「すいません、ミミウってけっこう来てるんですか?」
「けっこうどころじゃないよ~。朝方はほぼ毎日来てるよ。時々昼とか夕方にも来てるけど、その度にうちのドリンク買ってもらってるからね~。」
「えへへ~。」
いや、待ちなさいミミウさん。毎日って依頼を受けて討伐に行く日も買いに来てるのかい?
ミミウは依頼達成で分配したお金はほぼ屋台で消えてるんじゃないだろうか‥
「じゃあわたしはブドージュースで。」
おう、アキーエさんも動じないですね。
「おばさん私はいつもので~。」
「バナーナジュースのハチミツマシマシだね。」
流石常連さん。いつもので注文が通っておる。
おばさんのやってる屋台はフルーツをメインとしたジュースを売っているらしく、その場でフルーツを加工してくれるから新鮮で美味しいらしい。
俺もメロロンジュースを頼んだ。
確かにフルーツの甘味がすごく感じられる。ミルクも入ってるけど、ミルクがフルーツの味を消さないような割合で入ってるようで、ミルクの味もあるがそのおかげでメロロンの味が際立っている。
「それではいろいろ回りってみるですぅ!」
次に来たのはボア串屋と書いてあるお店だった。
「ここはちょっと小腹が空いた時に食べるおやつみたいな物があるんですぅ。」
店先を見ると串に刺さった肉を焼いている店主がいる。なかなかのボリュームで一本食べたらお腹にたまりそうな量である。
ミミウが買っているのを見て俺とアキーエも同じく一本ずつ買ってみる。串に刺した肉に塩を振りかけてあるだけの単純な料理だが、お肉も柔らかくてなかなかいける。しっかりと肉が柔らかくなるように下処理をしているからだろう。しかし‥
ミミウさんこれはおやつではありませぬ‥
他にもいくつか回り、ボリュームが少なそうなやつだけ食べて回った‥
そしてお腹がたまり帰ろうかとしている時にミミウが立ち止まる。
「あれ?あそこのお店は初めてみました。行ってみるですぅ。」
胃袋の中身のせいで重くなった体を動かして、軽やかに歩くミミウについていく。
「はじめまして~。ここのお店はいつからですかぁ?」
するとポテート屋と書いてあるお店から店主が顔を出す。
「今日から店を開いてます。よかったらどうぞ。」
店の中を覗いてみると、店主が煙の中からポテートを取り出していた。ポテートは細長く切ってあり、それを蒸しているようだった。
仕上げに塩をパラパラと振りかけ箱の中に入れる。
「美味しそうですぅ。一つお願いします。」
ミミウは一つ買っていたが、俺とアキーエは2人で一つ買う事にした。
「2人で一つ。ポ、ポテートの端と端を‥」
アキーエがなにかブツブツ言っている。
とりあえず一口食べてみる。ポテートが蒸される事でホクホクになっており、塩加減が絶妙にいい。しかし食べ続けていると口の中が乾き飲み物が飲みたくなる。
「ポテートは美味しくできてますけど、一緒に飲み物も売った方が売れると思いますぅ。」
ミミウさんがアドバイスまでしていた‥
「お嬢ちゃんありがとう。しかし難しいもんだね屋台ってのは。店が多いから人気がでないとなかなか人が来てくれない。でもお嬢ちゃんみたくアドバイスしてくれる客もいたりするし、まだまだ頑張ってみるよ。」
単純な料理だから人気がでないのか?単純な料理でも串焼きみたいにインパクトがあればいいんだろうけど。何かもう一つアクセントがあれば売れそうな気がする。
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