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闘技会本戦開催
オーガ討伐の準備
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「今回、オーガキング討伐は騎士団との協力で行います。左翼が騎士団、右翼が冒険者になります。オーガキングにはAランク冒険者と直接お伝えしましたが数名の冒険者と騎士団の隊長達に当たってもらいます。またオーガの群れにはブルーオーガやオーガジェネラルといった上位個体も確認されています。上位個体については1人で戦わず必ず周りに応援を要請してください。また付近にいる上位ランクの冒険者は極力上位個体の討伐をお願いします。」
やはりオーガの上位個体もいるのか。
ブルーオーガでさえBランクパーティであたらないといけないからな。
オーガジェネラルに関してはAランクで対応しないといけないだろう。
「アニキッ!」
ん?
聞き覚えのある声が‥
「アニキ!今アニキが参加するって聞いたんで駆け付けました!俺達もアニキと一緒に戦いますよ!」
うわっ。
ノギスだ。
「アニキに認められるために特訓しに街を離れてて、戻ってきたらこの騒ぎでしょ。びっくりしましたよ。あ、もちろんアニキの試合の時には戻ってきてましたけど。」
ずっと見てたのね。
「でもアニキに強くなった自分を見せるまではアニキの前に姿を現せないって思ってたんすけど、今回はそんな事言ってられないみたいですし。アニキならオーガキング相手でも勝つとわかってますから、オーガキングまで俺達が露払いをさせてもらいます。」
「ありがたい申し出だが、俺たちは上位個体まで行く事になるから、あまり無理するなよ。」
「わかりました。でもブルーオーガくらいまでなら何とかなると思うんで任せといて下さい。」
ノギスと話をしていると、ノギスのパーティのナーシスたちがやってきた。
「もうノギスったら勝手にどっかに行かないでよねっ!あ、マルコイさん!」
ナーシスとも久しぶりだな。
ノギスに付き合わされて特訓してたんだろうな。
「マルコイさん!この街を一緒に守りましょう!私マルコイさんと一緒ならきっとできると思ってますから!」
そうだな。
ナーシスやアリアたちのようなこの街で仲良くなれた人たちを守らないとな。
「オーガの群れは西方より街に向かってきています。西門から出て15分くらい歩いた平野でオーガ達を迎え撃ちます。各自装備等の最終確認を行って西門より出て待機場所に向かってください。Dランク以下の冒険者については東門より避難する方達の誘導と護衛をお願いします。」
いよいよ出発するようだ。
俺は西門に向かいながらアキーエに声をかける。
「王都での緊急依頼と同じだな。でもあの時とは違い俺たちには街を守れる力がある。それと責任もかな。」
「そうね。あの時は本当に悔しかったわ。他の助けがなければ自分たちでは勝つ事もできなかったしね。」
確かにそうだ。
でも今の俺たちなら、そうそう遅れをとる事はないだろう。
「でもいくらオーガキングが現れたからって、1匹で行動するオーガが群れをなすものなの?これってまた魔族絡みだったりしないわよね。」
「その可能性はあるかもな。勇者が現れてからだいぶたつしな。」
そろそろ本格的に魔王の侵略が始まったのかもしれないな‥
やはりオーガの上位個体もいるのか。
ブルーオーガでさえBランクパーティであたらないといけないからな。
オーガジェネラルに関してはAランクで対応しないといけないだろう。
「アニキッ!」
ん?
聞き覚えのある声が‥
「アニキ!今アニキが参加するって聞いたんで駆け付けました!俺達もアニキと一緒に戦いますよ!」
うわっ。
ノギスだ。
「アニキに認められるために特訓しに街を離れてて、戻ってきたらこの騒ぎでしょ。びっくりしましたよ。あ、もちろんアニキの試合の時には戻ってきてましたけど。」
ずっと見てたのね。
「でもアニキに強くなった自分を見せるまではアニキの前に姿を現せないって思ってたんすけど、今回はそんな事言ってられないみたいですし。アニキならオーガキング相手でも勝つとわかってますから、オーガキングまで俺達が露払いをさせてもらいます。」
「ありがたい申し出だが、俺たちは上位個体まで行く事になるから、あまり無理するなよ。」
「わかりました。でもブルーオーガくらいまでなら何とかなると思うんで任せといて下さい。」
ノギスと話をしていると、ノギスのパーティのナーシスたちがやってきた。
「もうノギスったら勝手にどっかに行かないでよねっ!あ、マルコイさん!」
ナーシスとも久しぶりだな。
ノギスに付き合わされて特訓してたんだろうな。
「マルコイさん!この街を一緒に守りましょう!私マルコイさんと一緒ならきっとできると思ってますから!」
そうだな。
ナーシスやアリアたちのようなこの街で仲良くなれた人たちを守らないとな。
「オーガの群れは西方より街に向かってきています。西門から出て15分くらい歩いた平野でオーガ達を迎え撃ちます。各自装備等の最終確認を行って西門より出て待機場所に向かってください。Dランク以下の冒険者については東門より避難する方達の誘導と護衛をお願いします。」
いよいよ出発するようだ。
俺は西門に向かいながらアキーエに声をかける。
「王都での緊急依頼と同じだな。でもあの時とは違い俺たちには街を守れる力がある。それと責任もかな。」
「そうね。あの時は本当に悔しかったわ。他の助けがなければ自分たちでは勝つ事もできなかったしね。」
確かにそうだ。
でも今の俺たちなら、そうそう遅れをとる事はないだろう。
「でもいくらオーガキングが現れたからって、1匹で行動するオーガが群れをなすものなの?これってまた魔族絡みだったりしないわよね。」
「その可能性はあるかもな。勇者が現れてからだいぶたつしな。」
そろそろ本格的に魔王の侵略が始まったのかもしれないな‥
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