スキルを模倣して最強無敵!異世界勇者?魔王?どっからでもかかってこいやぁ!

オギコン

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港町セイルズ

襲撃者

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スキャンから報告があった日の深夜。

周りの住宅や宿にも灯りはなく、ほとんどが寝静まっているようだ。

宿には念のため多めのお金を渡して貸し切っている。
宿の人たちも今日は別の宿に泊まってもらうように手配した。

なかなかの出費だったが、キリーエからすると微々たるものだと言われた。
しかし貧乏性の俺はたびたびあるかもしれないから、賃貸でいいから一軒家を借りようと思ってしまった。
賃貸なら超殺戮人形をもう一つ作ってもいいかな‥

そんな事を考えていると、スキル【察知】に2人ほど反応があった。

どうやら宿の中を確認しているようだ。

よかった。
もし明日ならまた寝れないところだった。

2人は宿の中に入り忍び足で俺の泊まっている部屋に近づいてくる。

俺は部屋の隅に移動してスキルを発動させる。

2人組が俺の部屋に入り、その手に持つ短剣を布団に刺す。

すると布団の中にあった氷の塊が割れて結晶となる。

その結晶は2人の襲撃者にまとわりつき、動きを鈍らせる。

「なっ!なんだこれは?それに対象がいないぞ!」

なんだ残念。

多分腕の立つやつなら短剣を刺すまえに気づくだろうし、もし刺したとしても声を上げることはなかっただろう。

まあ腕の立つやつなら情報も引き出せなかったはずだから、こっちの方がよかったのかな?

「ど、どうなってるんだ?か、身体が動かないぞ!」

「こんな夜更けに何の用だ?『カッカス』のお2人さん?」

「な!て、てめーこれはいったい何の真似だ?」

お?
否定しなかったな。
カマかけてみるか。

「何の真似?そんなもの今日襲撃があるって『カッカス』の中にいる協力者に教えてもらったんだよ。そのおかげでこうやって罠まではって待ち構える事ができたんだから。」

「な、なんだとっ!そんな馬鹿な事が‥」

「バカな事も何も実際こうやって捕まってるじゃないか。残念だが、2人とも国に突き出させてもらうぞ。」

俺はそう言って1人の男に縄をかける。
しっかりと逃げられないように。

その間にもう1人の男にかけているエンチャント:氷を解除する。

俺が1人を縄で縛るのに時間をかけていると、もう1人はどうやら少しずつ動けるようになってきたようだ。

そしてエンチャント:氷が解除された事で動けるようになった男は側の窓に突っ込んで外に出た。

うわっ、痛そうだな。

「ま、まさか動けたのかっ!まて!」

とその場で動かずに声だけ発する。

すると男は動きにくい身体を無理矢理動かして暗闇を走る。

「内通者がいる事は絶対報告しなくては!」

そんなありがたい言葉を吐きながら。




俺はすぐに別の部屋にいたアキーエを呼び、縛った男の様子を見てもらう事にした。

「アキーエすまない。少し出るぞ。こいつはそのまま縛って後で『アウローラ』にでも引き取ってもらってくれ。動きそうなら撲殺魔法拳で攻撃してていいから。」

「わかったわ。気をつけてね。あと私の魔法拳にそんな名前をつけてた件については帰ってきてから話し合いましょう!」

俺はそのまま後ろを見ずに窓から駆け出した。
後ろからかかる威圧をヒシヒシと感じながら‥




俺は空間魔法を使い空から逃げた襲撃者を確認する。

男は街中を必死で走っていた。

そして建物に入ったかと思うと怒鳴り散らしながら出できた。

「いいから団の馬を貸せ!今すぐにナーメルに戻って報告する必要がある!」

男はそう言いながら馬を入れている厩舎に近寄っていく。

「うるさい!報告内容は誰にも教える事はできない!いいからよこせ!」

男はそう言うと厩舎にいる馬に跨り、他の人間の静止を振り切って馬で駆け出した。

よし。
いいぞ狙い通りだ。

あとはこのままナーメルに行って『カッカス』の団長に報告してくれるといいが。

俺は空間魔法で上空から男を見下ろしながら、男が駆けて行った方に目線を向けた後、そのまま追いかけるように走り出した。

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