375 / 953
対『カッカス』
スキル【血流操作】
しおりを挟む
サントバルの身体が血に覆われた。
ただ通常の鎧とは違い、関節部分が厚く覆われている。
一瞬あれでは動きが阻害されるのではと思ったが、元々血は液体だ。
動きにくいなどと考えない方がいいだろう。
それに普通であれば関節部位を攻撃するのだが、それが出来ないと考えた方がよさそうだ。
頭まで血で覆われたサントバルの口の部分が開く。
開いた部分から血が滴り、落ちた血は顎の部分に吸収されている。
「死ね。」
そう言い放つとサントバルは此方に向かってきた。
スピードは速い。
しかし避けれない速さではない。
剣を縦に振ってきた。
横に動き直線的な攻撃を躱す。
すると避けるのを見計らったように剣を振った体勢のままサントバルは蹴りを放ってきた。
こんな体勢での蹴りだ。
牽制に過ぎないと思いはしたが、念のために剣で受ける。
もの凄い衝撃が身体を走る。
剣を持った手が痺れる。
その場から軽く飛ばされた。
あの体勢からの蹴りにどれだけの力が籠っていたんだ?
すぐにサントバルが追撃を仕掛けてきた。
今度は斜めに斬りつけてきた。
蹴りを警戒しながら剣を躱す‥
すると剣は途中で動きを止め、逆方向に斬りつけてきた。
そんな動きができるはずがない!
そんな事をしたら関節が耐えられずに壊れてしまうはず‥
もしかしてあの関節部分がその動きをさせているのか?
剣を体勢を低くしてなんとか躱す。
サントバルはその体勢から片手を剣から離し上から拳を打ち下ろしてきた。
更に攻撃をしてくる可能性を考えていたため、身体を横にずらして起き上がるように拳をかわ‥
激しい痛みが身体に走る!
何が起こった?
腹部が熱い!
身体が衝撃で後方に飛ばされている。
痛みの場所を確認する。
どうやら腹部に大きな衝撃を受けたようだ‥
状況を判断しようと痛みを我慢しながら地面に着地する。
しかし上手く足が動かずに膝をつく。
その場からサントバルを見る。
サントバルの腕が、関節が逆方向に向いている。
なんだあれは‥?
サントバルの腕は明らかに通常曲がる向きとは逆に曲がっている。
「かはっ!」
口の中に鉄の味がする物が込み上げてきて咳き込む。
「お前はどこまで回復できる?そのダメージも回復できるのか?まあたとえ回復したとしても何度でも何度でも魔力が切れるまで痛めつけてやる。そして回復出来なくなってそのまま死ぬがいい。」
すぐにエンチャント:活水で回復を図る。
しかしダメージが大きい。
すぐに動けるまでには回復しない!
俺が膝をついたままでいるのを見てサントバルの口が開き笑みを浮かべているように見える。
にちゃっという音がここまで聞こえて来る。
「なんだ。すぐには回復できないのか。ならたたみ込んだら殺せるな。」
サントバルの腕は元に戻っている。
だが、見た目が戻っているだけで中身はボロボロになっているはずだ。
先程の攻撃もそうだが、蹴りの威力についても原因がわかった‥
サントバルは自身の攻撃の時に【血流操作】で鎧化している血を動かしてるんだな。
ならば不安定な状態からの蹴りの威力も、先程の関節の可動域を度外視した腕の動きも納得できる。
まるで自分の身体を外から操っているような感じだな‥
だが関節の可動域を無視して攻撃してくるのであればはっきり言って動きの予想が立たない。
【予測変換】でもおそらく今の動きに対応する事はできないだろう。
動きに対する俺の認識がついていけていない。
こんな攻撃してくるだろうといった予想自体が立てれないのだ。
油断した。
ここまでの強さとは思っていなかった。
相手の強さを見誤ったな。
サントバルは俺の状態を確認しているようだ。
用心深い事だ。
だがおかげで多少は動けるまでは回復したようだ。
負けるわけにはいかない。
仲間を守るためにも‥
ただ通常の鎧とは違い、関節部分が厚く覆われている。
一瞬あれでは動きが阻害されるのではと思ったが、元々血は液体だ。
動きにくいなどと考えない方がいいだろう。
それに普通であれば関節部位を攻撃するのだが、それが出来ないと考えた方がよさそうだ。
頭まで血で覆われたサントバルの口の部分が開く。
開いた部分から血が滴り、落ちた血は顎の部分に吸収されている。
「死ね。」
そう言い放つとサントバルは此方に向かってきた。
スピードは速い。
しかし避けれない速さではない。
剣を縦に振ってきた。
横に動き直線的な攻撃を躱す。
すると避けるのを見計らったように剣を振った体勢のままサントバルは蹴りを放ってきた。
こんな体勢での蹴りだ。
牽制に過ぎないと思いはしたが、念のために剣で受ける。
もの凄い衝撃が身体を走る。
剣を持った手が痺れる。
その場から軽く飛ばされた。
あの体勢からの蹴りにどれだけの力が籠っていたんだ?
すぐにサントバルが追撃を仕掛けてきた。
今度は斜めに斬りつけてきた。
蹴りを警戒しながら剣を躱す‥
すると剣は途中で動きを止め、逆方向に斬りつけてきた。
そんな動きができるはずがない!
そんな事をしたら関節が耐えられずに壊れてしまうはず‥
もしかしてあの関節部分がその動きをさせているのか?
剣を体勢を低くしてなんとか躱す。
サントバルはその体勢から片手を剣から離し上から拳を打ち下ろしてきた。
更に攻撃をしてくる可能性を考えていたため、身体を横にずらして起き上がるように拳をかわ‥
激しい痛みが身体に走る!
何が起こった?
腹部が熱い!
身体が衝撃で後方に飛ばされている。
痛みの場所を確認する。
どうやら腹部に大きな衝撃を受けたようだ‥
状況を判断しようと痛みを我慢しながら地面に着地する。
しかし上手く足が動かずに膝をつく。
その場からサントバルを見る。
サントバルの腕が、関節が逆方向に向いている。
なんだあれは‥?
サントバルの腕は明らかに通常曲がる向きとは逆に曲がっている。
「かはっ!」
口の中に鉄の味がする物が込み上げてきて咳き込む。
「お前はどこまで回復できる?そのダメージも回復できるのか?まあたとえ回復したとしても何度でも何度でも魔力が切れるまで痛めつけてやる。そして回復出来なくなってそのまま死ぬがいい。」
すぐにエンチャント:活水で回復を図る。
しかしダメージが大きい。
すぐに動けるまでには回復しない!
俺が膝をついたままでいるのを見てサントバルの口が開き笑みを浮かべているように見える。
にちゃっという音がここまで聞こえて来る。
「なんだ。すぐには回復できないのか。ならたたみ込んだら殺せるな。」
サントバルの腕は元に戻っている。
だが、見た目が戻っているだけで中身はボロボロになっているはずだ。
先程の攻撃もそうだが、蹴りの威力についても原因がわかった‥
サントバルは自身の攻撃の時に【血流操作】で鎧化している血を動かしてるんだな。
ならば不安定な状態からの蹴りの威力も、先程の関節の可動域を度外視した腕の動きも納得できる。
まるで自分の身体を外から操っているような感じだな‥
だが関節の可動域を無視して攻撃してくるのであればはっきり言って動きの予想が立たない。
【予測変換】でもおそらく今の動きに対応する事はできないだろう。
動きに対する俺の認識がついていけていない。
こんな攻撃してくるだろうといった予想自体が立てれないのだ。
油断した。
ここまでの強さとは思っていなかった。
相手の強さを見誤ったな。
サントバルは俺の状態を確認しているようだ。
用心深い事だ。
だがおかげで多少は動けるまでは回復したようだ。
負けるわけにはいかない。
仲間を守るためにも‥
10
あなたにおすすめの小説
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~
石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。
ありがとうございます
主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。
転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。
ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。
『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。
ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする
「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。
最強賢者の最強メイド~主人もメイドもこの世界に敵がいないようです~
津ヶ谷
ファンタジー
綾瀬樹、都内の私立高校に通う高校二年生だった。
ある日、樹は交通事故で命を落としてしまう。
目覚めた樹の前に現れたのは神を名乗る人物だった。
その神により、チートな力を与えられた樹は異世界へと転生することになる。
その世界での樹の功績は認められ、ほんの数ヶ月で最強賢者として名前が広がりつつあった。
そこで、褒美として、王都に拠点となる屋敷をもらい、執事とメイドを派遣してもらうことになるのだが、このメイドも実は元世界最強だったのだ。
これは、世界最強賢者の樹と世界最強メイドのアリアの異世界英雄譚。
固有スキルガチャで最底辺からの大逆転だモ~モンスターのスキルを使えるようになった俺のお気楽ダンジョンライフ~
うみ
ファンタジー
恵まれない固有スキルを持って生まれたクラウディオだったが、一人、ダンジョンの一階層で宝箱を漁ることで生計を立てていた。
いつものように一階層を探索していたところ、弱い癖に探索者を続けている彼の態度が気に入らない探索者によって深層に飛ばされてしまう。
モンスターに襲われ絶体絶命のピンチに機転を利かせて切り抜けるも、ただの雑魚モンスター一匹を倒したに過ぎなかった。
そこで、クラウディオは固有スキルを入れ替えるアイテムを手に入れ、大逆転。
モンスターの力を吸収できるようになった彼は深層から無事帰還することができた。
その後、彼と同じように深層に転移した探索者の手助けをしたり、彼を深層に飛ばした探索者にお灸をすえたり、と彼の生活が一変する。
稼いだ金で郊外で隠居生活を送ることを目標に今日もまたダンジョンに挑むクラウディオなのであった。
『箱を開けるモ』
「餌は待てと言ってるだろうに」
とあるイベントでくっついてくることになった生意気なマーモットと共に。
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~
北条新九郎
ファンタジー
三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。
父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。
ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。
彼の職業は………………ただの門番である。
そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。
二月から週二回更新になります。お気に入り・感想、宜しくお願いします。
レベルアップは異世界がおすすめ!
まったりー
ファンタジー
レベルの上がらない世界にダンジョンが出現し、誰もが装備や技術を鍛えて攻略していました。
そんな中、異世界ではレベルが上がることを記憶で知っていた主人公は、手芸スキルと言う生産スキルで異世界に行ける手段を作り、自分たちだけレベルを上げてダンジョンに挑むお話です。
アイテムボックスの最も冴えた使い方~チュートリアル1億回で最強になったが、実力隠してアイテムボックス内でスローライフしつつ駄竜とたわむれる~
うみ
ファンタジー
「アイテムボックス発動 収納 自分自身!」
これしかないと思った!
自宅で休んでいたら突然異世界に拉致され、邪蒼竜と名乗る強大なドラゴンを前にして絶対絶命のピンチに陥っていたのだから。
奴に言われるがままステータスと叫んだら、アイテムボックスというスキルを持っていることが分かった。
得た能力を使って何とかピンチを逃れようとし、思いついたアイデアを咄嗟に実行に移したんだ。
直後、俺の体はアイテムボックスの中に入り、難を逃れることができた。
このまま戻っても捻りつぶされるだけだ。
そこで、アイテムボックスの中は時間が流れないことを利用し、チュートリアルバトルを繰り返すこと1億回。ついにレベルがカンストする。
アイテムボックスの外に出た俺はドラゴンの角を折り、危機を脱する。
助けた竜の巫女と共に彼女の村へ向かうことになった俺だったが――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる