スキルを模倣して最強無敵!異世界勇者?魔王?どっからでもかかってこいやぁ!

オギコン

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勇者との再会

討伐準備③

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「く、くそっ‥聞こえてやがったか。」

エルエス兄さんは頭をフラフラさせながら立ち上がる。

よく立てるな。
直撃だったぞ。

「怪力馬鹿女め。そんなんだから嫁の貰い手もないんだよ。」

「うふふ。エルエスさん。何か言いました?」

スネタさんの手にはさっきの木箱より大きな木箱が持たれている。

「マ、マルコイ。さっさと応接室に行くぞ。」

逃げるようにエルエス兄さんは応接室に向かった。



応接室につき、椅子に座るエルエス兄さん。
向かいに座るよう勧められたので俺も座る事にした。

「まったく酷い目にあったぜ。ところでマルコイ。相談事ってなんだ?俺にできる事なら協力す‥」

応接室の扉が急に開き、スネタさんが入って来た。

「な、なんだネスタ、いきなり入って来て。」

「え?弟さんの話なんですけど、何故か私も聞いていた方がいいような気がしましたけど違いましたか?」

「まだ内容聞いてねえよ。勘かスネタ?」

「ええ。そうですね。」

「はぁ‥。となるとマルコイが持ってきた話は儲け話って事だな。」

え?
何それ?
スネタさんってキリーエみたいな人なの?

「それでマルコイ。相談ってのは何だ?」

「えっと‥」

微笑みを浮かべながら、俺を見ているスネタさんの目がちょっと怖いんですけど‥
瞬きしてないよねこの人?

「いや、エルエス兄さんに相談事って言うのは、モンスターの氾濫の制圧なんだよ。」

「は?」

エルエス兄さんがだいぶ間抜けな顔をしている。
でもその隣のスネタさんの表情は変わらない。
いや、笑顔だけど目が笑ってない。
怖いよ‥

「マルコイ‥話が突拍子なさすぎるぞ。モンスターの氾濫なんて、起こりそうな気配はないぞ?」

「そうだね。ロンギルではね。実は今神聖国でモンスターの氾濫が起こりそうなんだ。だからそれを『アウローラ』と協力してモンスターを討伐してもらいたいんだ。」

エルエス兄さんは俺の話を聞きながら目を瞑っていた。
そして少し考えた後に話し始める。

「マルコイの頼みだ。参加するのは構わない。でも聞かせてほしいんだが、なんの為だ?マルコイはもちろん、『アウローラ』にも正直利益はないだろ?」

まあそう考えるよな。
エルエス兄さんだけなら建前なんか必要ないんだけど、スネタさんがいるからとりあえずそれらしい理由を言っておかないと‥

「そうだね、正直俺にも『アウローラ』にもモンスターを討伐したところで利益はない。どちらかと言うと依頼をかける形になるから出費だけかな。」

「それじゃあなんでだ?別に拒否してるわけじゃ無い。もちろん参加するぞ。でも理由が知りたい。俺はあまり神聖国にいい印象はないからな。」

「そうだね。俺もエルエス兄さんと一緒で神聖国にあまりいい印象はないよ。でも神聖国は勇者を有してる。国が駄目でも勇者は助けないと。魔王を倒せるのが勇者だけなら国同士の問題なんて小さな問題だ。俺は魔王を倒す事は出来ない。だから魔王を倒せる勇者を支援したいと思ってるんだ。」

本音を言うと魔王討伐なんて面倒な事絶対したくない。
光属性使えるからワンチャンあるかもしれないけど、絶対嫌です。

「なるほどな‥わかった。この世界のためなら俺も神聖国を護るために力を貸そう。マルコイから貰ったこの槍の力を使ってな!」

「‥‥‥‥そうなんです‥それが実は1番の目的だったりするんだけどね‥」

俺は小声で呟く。

すると突然スネタさんが立ち上がった。

「マルコイさん。今なんとおっしゃいました?」

笑顔を浮かべたまま、スネタさんが詰め寄ってくる。

「え!?えっと‥その‥はぁ、実はエルエス兄さんに渡した槍の魔道具を実戦で見てみたいなと‥」

うっ。
スネタさんの迫力につい本音を言ってしまった‥

「なるほど‥‥。わかりました。それじゃあマルコイさんの依頼、『ガルベスト』で受けさせてもらいます。」

はい?
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