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勇者の救出
神聖国のために
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「恵。この人そんなに偉い人なのか?」
「はい。この神聖国に枢機卿は2人しかいませんから。」
じゃあ実質2番目か3番目には偉い人って事なのね‥
でもそんな偉い人がなぜタルタル教‥?
ま、まあそれは今はいい。
「でもこの人は聖王に対して反乱を起こそうとしている人だぞ。そんな神聖国の中核にいるような人がそんな事するのか?」
「だからかもしれません。多分グルンデル枢機卿は近くで聖王の事を見てきた人ですから‥」
俺はグルンデルを見る。
「そうですね。勇者様方‥あなた達は本当にこの国を出るつもりなんですか?」
「はい。これ以上私達のせいで人が不幸になるのは避けたいのです。」
「そうですか‥そこまで思ってあるのであれば、聖王の事を知っている貴方達には出来れば助力をお願いしたかった所ですか‥」
「すみません。」
ふむ。
この人たちは、もう決死の覚悟で聖王の元に行くつもりなんだな‥
「恵すまないが、このグルンデル枢機卿さんは信頼できる人なのか?」
「はい。もう1人の枢機卿は聖王の息がかかっている人です。でもグルンデル枢機卿は司祭から信者の信頼を得て、枢機卿までなった人です。神聖国で唯一、本当の意味で女神を信仰されている方と思います。」
いや、もうタルタル教に改心してますよこの人。
「グルンデルさん。あなたは本当にこの国を変えてくれますか?」
「‥‥‥そうだな。もう手段はないが、私の命に変えてもどうにかするつもりだ。例え聖王に処刑される事になるとしても、信者の思いを伝えるつもりだ。それにタルタル教の素晴らしさもな。」
へぇ。
勿体ないな。
この人なら‥
「わかりました。でも少しだけ待ってもらえますか。もう少ししたら、大神殿である事が起こります。それはあなたたちを聖王の元に届けてくれるはずです。初めて会った俺の事を信じる事は出来ないと思いますが、あなたが死ぬつもりならばそれを待ってもらえませんか?」
「なに?それは構わないが‥いったい大神殿で何が起こるというのだ?」
「それは今は言えません。だけど必ずそれとわかる事が起こります。今はそのつもりで準備してくれませんか?」
俺はグルンデルを見る。
この人がこの国を変えたいと思っているなら、微かな希望にも縋りたいはずだ‥
「‥‥‥‥わかった。どちらにしろ私達にはもう術がない。これもタルタル神様のお導きであろう。君の提案に乗る事にする。」
うっ‥
た、確かにタルタル神のお導きではあるような‥
き、気にしないぞ。
「正人たちも合図が上がったら、神聖国から出国するんだ。多分騒ぎで検問どころじゃなくなるはずだ。その隙に国から出てアースンに行くんだ。」
「うっす!」
「マルコイはどうするの?」
「俺はやる事があるからな。それが終わってからアースンに向かう。だからお前たちは適当に宿でもとって待っててくれ。」
「わかったわ。」
「ところでマルコイくん‥でいいのかな。君の合図はいつ起こるんだ?」
「ああマル‥!!違うぜ!俺の名前はイコルだぜ!マルコイなんて名前知らないぜ!」
「そ、そうか。何か事情があるんだな。わかった、それでイコル君。合図はいつになるんだい?」
あやめのやつめ‥
俺の偽名の意味がないじゃないか‥
まあ返事してしまった俺が悪いんだけど。
別にこの人たちなら名前を教えてもいいかなと少しだけ思ったんだ。
でもこの人たちはタルタル教の人たちでした。
どこから俺の事がフーラさんに伝わるかわからないから、念のために偽名を使えと俺の心が言っている。
「そうだな。合図は明日の昼に起こる。それまでに準備をしておいてくれ。」
「わかった。おい!」
グルンデルが声をかけると暗闇から数人の男たちが出てきた。
「聞いていたろう。俺はこの青年にかける。お前たちはすぐに組織の人に声をかけろ。」
「「はっ!」」
男たちはすぐに散開する。
さて俺も準備をするとするか‥
「マル‥イコルさん。ごめんけど、卓の事忘れてねえ?」
あ!
忘れてた!
「はい。この神聖国に枢機卿は2人しかいませんから。」
じゃあ実質2番目か3番目には偉い人って事なのね‥
でもそんな偉い人がなぜタルタル教‥?
ま、まあそれは今はいい。
「でもこの人は聖王に対して反乱を起こそうとしている人だぞ。そんな神聖国の中核にいるような人がそんな事するのか?」
「だからかもしれません。多分グルンデル枢機卿は近くで聖王の事を見てきた人ですから‥」
俺はグルンデルを見る。
「そうですね。勇者様方‥あなた達は本当にこの国を出るつもりなんですか?」
「はい。これ以上私達のせいで人が不幸になるのは避けたいのです。」
「そうですか‥そこまで思ってあるのであれば、聖王の事を知っている貴方達には出来れば助力をお願いしたかった所ですか‥」
「すみません。」
ふむ。
この人たちは、もう決死の覚悟で聖王の元に行くつもりなんだな‥
「恵すまないが、このグルンデル枢機卿さんは信頼できる人なのか?」
「はい。もう1人の枢機卿は聖王の息がかかっている人です。でもグルンデル枢機卿は司祭から信者の信頼を得て、枢機卿までなった人です。神聖国で唯一、本当の意味で女神を信仰されている方と思います。」
いや、もうタルタル教に改心してますよこの人。
「グルンデルさん。あなたは本当にこの国を変えてくれますか?」
「‥‥‥そうだな。もう手段はないが、私の命に変えてもどうにかするつもりだ。例え聖王に処刑される事になるとしても、信者の思いを伝えるつもりだ。それにタルタル教の素晴らしさもな。」
へぇ。
勿体ないな。
この人なら‥
「わかりました。でも少しだけ待ってもらえますか。もう少ししたら、大神殿である事が起こります。それはあなたたちを聖王の元に届けてくれるはずです。初めて会った俺の事を信じる事は出来ないと思いますが、あなたが死ぬつもりならばそれを待ってもらえませんか?」
「なに?それは構わないが‥いったい大神殿で何が起こるというのだ?」
「それは今は言えません。だけど必ずそれとわかる事が起こります。今はそのつもりで準備してくれませんか?」
俺はグルンデルを見る。
この人がこの国を変えたいと思っているなら、微かな希望にも縋りたいはずだ‥
「‥‥‥‥わかった。どちらにしろ私達にはもう術がない。これもタルタル神様のお導きであろう。君の提案に乗る事にする。」
うっ‥
た、確かにタルタル神のお導きではあるような‥
き、気にしないぞ。
「正人たちも合図が上がったら、神聖国から出国するんだ。多分騒ぎで検問どころじゃなくなるはずだ。その隙に国から出てアースンに行くんだ。」
「うっす!」
「マルコイはどうするの?」
「俺はやる事があるからな。それが終わってからアースンに向かう。だからお前たちは適当に宿でもとって待っててくれ。」
「わかったわ。」
「ところでマルコイくん‥でいいのかな。君の合図はいつ起こるんだ?」
「ああマル‥!!違うぜ!俺の名前はイコルだぜ!マルコイなんて名前知らないぜ!」
「そ、そうか。何か事情があるんだな。わかった、それでイコル君。合図はいつになるんだい?」
あやめのやつめ‥
俺の偽名の意味がないじゃないか‥
まあ返事してしまった俺が悪いんだけど。
別にこの人たちなら名前を教えてもいいかなと少しだけ思ったんだ。
でもこの人たちはタルタル教の人たちでした。
どこから俺の事がフーラさんに伝わるかわからないから、念のために偽名を使えと俺の心が言っている。
「そうだな。合図は明日の昼に起こる。それまでに準備をしておいてくれ。」
「わかった。おい!」
グルンデルが声をかけると暗闇から数人の男たちが出てきた。
「聞いていたろう。俺はこの青年にかける。お前たちはすぐに組織の人に声をかけろ。」
「「はっ!」」
男たちはすぐに散開する。
さて俺も準備をするとするか‥
「マル‥イコルさん。ごめんけど、卓の事忘れてねえ?」
あ!
忘れてた!
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