556 / 953
魔王の影
勇者たちの気持ち
しおりを挟む
料理対決も無事に終了して、通常の宴会に戻った。
みんな大会中にお酒も嗜んでいたからいい感じに酔っ払っている。
俺みたいに料理対決に参加した人は出遅れている感じだが。
一人でゆっくりお酒でも飲もうと席に座ると、先程まで審査員をやっており、こちらも飲み足りなくてうろうろとしていたクワイスと一緒になった。
「よう、マルコイさん。おつかれだったな。」
「まあな。突然呼ばれたから焦ったけど、楽しかったよ。」
「はは。今回もだけど、勇者達の事もだよ。結局助けてきてるしな。これからは勇者と一緒に魔王討伐ってとこかい?」
「う~ん、本当は勇者たちに魔道具渡して頑張ってこいよ!のつもりだったがな。あいつら見てると危なかっかしいからな‥多分手伝う事になると思うぞ。」
「そうか‥」
もう覚悟も決めちまったしな。
「なんだかんだ言っても、やっぱりマルコイさんはお人好しだな。」
「そんなんじゃないよ。ただ、自分の手の届くところで出来る事をしようと思ってたら、こうなっただけだ。」
「マルコイさん手だったら、どこまでも届くと思うぞ。」
そんなに長くないやい。
「でもそんなマルコイさんだから俺らは助けてもらったんだ。だからマルコイさんが困ったらいつでも呼んでほしい。マルコイさんが困る事なんてないと思うけどな。」
結構いつも困ってるぞ。
タルタル教関連とかな。
「そっか。ありがとうな。それじゃあどこにいても魔道具の実験は続けていくつもりだったから、お願いするよ。」
「うっ‥そ、そっちの方はほどほどに頼むよ。」
いや、今助けてくれるって言ったもんね。
だからこれからも思いついた物は作って『アウローラ』にもってくるもんね。
「主にラケッツさんになるけどね。」
「そっか‥ほどほどにしてやってくれるといいけど‥」
お酒が弱いのか、酔っ払って陽気にクルクル回っているラケッツを見ながらクワイスは声を絞り出した‥
宴会が終わった翌日。
まだ庭には死骸のように転がっている者が数名いるが、放っておけばそのうち生き返って家に帰ると思うのでそのままにしておく。
「第‥‥第何回なのかさっぱりわかりませんけど、これからどうするか決めましょう会議!」
「「わーっ!」」
室内にミミウとアレカンドロの拍手が鳴っている。
それを見ながらリルも拍手している。
「さて、思ったより行動を共にする人たちも増えたので、これからの事を話し合いたいと思います!進行はマルコイがさせてもらいます。質問や意見のある方は挙手でお願いします!」
「はい!」
「はい、アレカンドロさん!」
「こんな感じで宜しいでしょうかっ!」
「はいありがとうございます。そんな感じでお願いします!」
この場には俺たちパーティの他に勇者パーティも呼んでいる。
総勢9名の大所帯だ。
「まずはこれからの事ですが、勇者御一行はこれからどうしたいですか?できれば魔王退治を続けてもらいたいとは思ってるけど、強制はしたくない。だから率直な意見を教えてほしいと思います!」
俺は恵たちを見る。
「えっと‥あたしとしては‥」
「はいあやめさん!意見は挙手でお願いします!」
「お願いするですぅ!」
「えっ!?あ、はい!」
「はい、あやめさん!」
「なんだか、学校を思い出すわ‥えっと、あたしとしては元の世界に戻りたいってのは変わらないけど、安全な場所に隠れたままじゃ戻れないってのはわかってるつもり。マルコイのスキルで元の世界に戻れる可能性が少しでもあるなら、そのために魔王退治でもなんでもするつもり。」
「私もそのつもりです。帰れなかったとしても、ここで胸を張って生きれるように、この世界のために頑張りたいと思います。」
「そっか‥でも恵さん、意見は挙手して言ってください!」
「えっ!あっ、ごめんなさい‥」
正人たちはどうだろう?
神聖国という呪縛がなくなった今、どう思っているんだろうか‥
みんな大会中にお酒も嗜んでいたからいい感じに酔っ払っている。
俺みたいに料理対決に参加した人は出遅れている感じだが。
一人でゆっくりお酒でも飲もうと席に座ると、先程まで審査員をやっており、こちらも飲み足りなくてうろうろとしていたクワイスと一緒になった。
「よう、マルコイさん。おつかれだったな。」
「まあな。突然呼ばれたから焦ったけど、楽しかったよ。」
「はは。今回もだけど、勇者達の事もだよ。結局助けてきてるしな。これからは勇者と一緒に魔王討伐ってとこかい?」
「う~ん、本当は勇者たちに魔道具渡して頑張ってこいよ!のつもりだったがな。あいつら見てると危なかっかしいからな‥多分手伝う事になると思うぞ。」
「そうか‥」
もう覚悟も決めちまったしな。
「なんだかんだ言っても、やっぱりマルコイさんはお人好しだな。」
「そんなんじゃないよ。ただ、自分の手の届くところで出来る事をしようと思ってたら、こうなっただけだ。」
「マルコイさん手だったら、どこまでも届くと思うぞ。」
そんなに長くないやい。
「でもそんなマルコイさんだから俺らは助けてもらったんだ。だからマルコイさんが困ったらいつでも呼んでほしい。マルコイさんが困る事なんてないと思うけどな。」
結構いつも困ってるぞ。
タルタル教関連とかな。
「そっか。ありがとうな。それじゃあどこにいても魔道具の実験は続けていくつもりだったから、お願いするよ。」
「うっ‥そ、そっちの方はほどほどに頼むよ。」
いや、今助けてくれるって言ったもんね。
だからこれからも思いついた物は作って『アウローラ』にもってくるもんね。
「主にラケッツさんになるけどね。」
「そっか‥ほどほどにしてやってくれるといいけど‥」
お酒が弱いのか、酔っ払って陽気にクルクル回っているラケッツを見ながらクワイスは声を絞り出した‥
宴会が終わった翌日。
まだ庭には死骸のように転がっている者が数名いるが、放っておけばそのうち生き返って家に帰ると思うのでそのままにしておく。
「第‥‥第何回なのかさっぱりわかりませんけど、これからどうするか決めましょう会議!」
「「わーっ!」」
室内にミミウとアレカンドロの拍手が鳴っている。
それを見ながらリルも拍手している。
「さて、思ったより行動を共にする人たちも増えたので、これからの事を話し合いたいと思います!進行はマルコイがさせてもらいます。質問や意見のある方は挙手でお願いします!」
「はい!」
「はい、アレカンドロさん!」
「こんな感じで宜しいでしょうかっ!」
「はいありがとうございます。そんな感じでお願いします!」
この場には俺たちパーティの他に勇者パーティも呼んでいる。
総勢9名の大所帯だ。
「まずはこれからの事ですが、勇者御一行はこれからどうしたいですか?できれば魔王退治を続けてもらいたいとは思ってるけど、強制はしたくない。だから率直な意見を教えてほしいと思います!」
俺は恵たちを見る。
「えっと‥あたしとしては‥」
「はいあやめさん!意見は挙手でお願いします!」
「お願いするですぅ!」
「えっ!?あ、はい!」
「はい、あやめさん!」
「なんだか、学校を思い出すわ‥えっと、あたしとしては元の世界に戻りたいってのは変わらないけど、安全な場所に隠れたままじゃ戻れないってのはわかってるつもり。マルコイのスキルで元の世界に戻れる可能性が少しでもあるなら、そのために魔王退治でもなんでもするつもり。」
「私もそのつもりです。帰れなかったとしても、ここで胸を張って生きれるように、この世界のために頑張りたいと思います。」
「そっか‥でも恵さん、意見は挙手して言ってください!」
「えっ!あっ、ごめんなさい‥」
正人たちはどうだろう?
神聖国という呪縛がなくなった今、どう思っているんだろうか‥
10
あなたにおすすめの小説
最強賢者の最強メイド~主人もメイドもこの世界に敵がいないようです~
津ヶ谷
ファンタジー
綾瀬樹、都内の私立高校に通う高校二年生だった。
ある日、樹は交通事故で命を落としてしまう。
目覚めた樹の前に現れたのは神を名乗る人物だった。
その神により、チートな力を与えられた樹は異世界へと転生することになる。
その世界での樹の功績は認められ、ほんの数ヶ月で最強賢者として名前が広がりつつあった。
そこで、褒美として、王都に拠点となる屋敷をもらい、執事とメイドを派遣してもらうことになるのだが、このメイドも実は元世界最強だったのだ。
これは、世界最強賢者の樹と世界最強メイドのアリアの異世界英雄譚。
【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~
石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。
ありがとうございます
主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。
転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。
ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。
『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。
ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする
「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~
空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。
もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。
【お知らせ】6/22 完結しました!
アイテムボックスの最も冴えた使い方~チュートリアル1億回で最強になったが、実力隠してアイテムボックス内でスローライフしつつ駄竜とたわむれる~
うみ
ファンタジー
「アイテムボックス発動 収納 自分自身!」
これしかないと思った!
自宅で休んでいたら突然異世界に拉致され、邪蒼竜と名乗る強大なドラゴンを前にして絶対絶命のピンチに陥っていたのだから。
奴に言われるがままステータスと叫んだら、アイテムボックスというスキルを持っていることが分かった。
得た能力を使って何とかピンチを逃れようとし、思いついたアイデアを咄嗟に実行に移したんだ。
直後、俺の体はアイテムボックスの中に入り、難を逃れることができた。
このまま戻っても捻りつぶされるだけだ。
そこで、アイテムボックスの中は時間が流れないことを利用し、チュートリアルバトルを繰り返すこと1億回。ついにレベルがカンストする。
アイテムボックスの外に出た俺はドラゴンの角を折り、危機を脱する。
助けた竜の巫女と共に彼女の村へ向かうことになった俺だったが――。
五十一歳、森の中で家族を作る ~異世界で始める職人ライフ~
よっしぃ
ファンタジー
【ホットランキング1位達成!皆さまのおかげです】
多くの応援、本当にありがとうございます!
職人一筋、五十一歳――現場に出て働き続けた工務店の親方・昭雄(アキオ)は、作業中の地震に巻き込まれ、目覚めたらそこは見知らぬ森の中だった。
持ち物は、現場仕事で鍛えた知恵と経験、そして人や自然を不思議と「調和」させる力だけ。
偶然助けたのは、戦火に追われた五人の子供たち。
「この子たちを見捨てられるか」――そうして始まった、ゼロからの異世界スローライフ。
草木で屋根を組み、石でかまどを作り、土器を焼く。やがて薬師のエルフや、獣人の少女、訳ありの元王女たちも仲間に加わり、アキオの暮らしは「町」と呼べるほどに広がっていく。
頼れる父であり、愛される夫であり、誰かのために動ける男――
年齢なんて関係ない。
五十路の職人が“家族”と共に未来を切り拓く、愛と癒しの異世界共同体ファンタジー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる