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魔王の影
王様とのお話①
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各自動きやすく、多少上等な服をきてホールに集まった。
恵たちはお揃いの黒っぽい衣装を身につけている。
「その衣装って、学生服ってやつか?」
異世界で大人になるために通っている学校というやつに行く時に着る衣装だったかな。
「そそ。神聖国では服なんて買ってもらえなかったからね。あたし達が持ってる外行き用の服っていったらこれくらいしかなかったから。」
今度服でも買ってやるかな。
‥‥キリーエに頼んで‥
まあでも今着ている学生服でも悪くないと思うけどな。
貴族が着てるような豪華さはないが、凛とした雰囲気がある。
「あたし達がこっちに転移させられた時に着てた服なんだけど、捨てられなくてとってたんだ。日本の思い出って言ったらいいのかな。スマホとかも持ってたけど、充電切れちゃったしね。この世界で生きるって決めた後も、これだけは捨てれなかったのよ。」
そうか‥
もし向こうの世界に帰れるってなった時に、持って帰れるような服を買ってやらないとな。
フリフリが山程ついた貴族顔負けの服にしてやるからな。
「お待たせしましたバドリックさん。それではよろしくお願いします。」
「はい。それにしてもマルコイ様‥また一段と精悍になられましたな。」
「そうですか?」
「はい。冒険者としての服装もそうでしたが、そうやって正装されるとますます男っぷりが上がってるのがわかりますな。まさしく獣人国の英雄として相応しいお姿です。」
うっ!
尻がむず痒い‥
「そうね。眠そうなのは相変わらずだけど、少しは男らしくなったわね。最近スケベなとこは減ってきたし。まあ変態なのは変わらないけど。」
当たり前だ。
男から変態を取ったらスキルしか残らん!
あと今のアキーエにちょっかい出したら、命の危険を感じるだけだ!
「マルコイさんはカッコいいですよ?」
うん。
ミミウはいい娘だなぁ。
「ん。マルコイ‥人族にしては‥かっこいい。」
おお!
まさかリルがそんな事を言ってくれるなんて!
「フシャーッ!」
何故に?
「マ、マルコイさんは、さ、最初からカッコよかった‥ですよ。」
恵まで‥
ありがとうな。
お世辞でも嬉しいぞ。
うるうるきてしまう。
「さて、皆様ご準備が整ったようですので、王城に向かっても宜しいでしょうか?人数が多いので、馬車は3台用意しております故。」
そうだよな。
この格好で歩いて行くのは目立つけど、馬車3台も目立ちそうな気がするのだけど‥
馬車3台は連なって王城へと向かった。
やはり周囲からは好奇な視線を向けられていた。
そりゃそうだ。
俺だって見るもん。
王城に着き、謁見の間に通される。
そこには立派な服を着た人たちが数人並んでいた。
「ほほう。彼が?ふむ、なかなか精悍そうな青年だ‥」
なんかボソボソ喋ってるな‥
そのまま謁見の間でしばらく待っていると、足音が聞こえてきたので頭を下げる。
おい、リルさんや。
頭は下げてくださいな。
君魔族だけど、君のとこにも偉い人はいたでしょ。
ほら、立ったままキョロキョロしない!
アキーエに言われて何とか頭を下げるリル。
「面を上げよ。」
あぶね、何とか間に合った‥
顔を上げると、そこには虎族の耳と顔全体に広がる虎模様、そこに満足そうな笑顔を浮かべている獣王ゲリィ・オールバーグがいた。
「随分と久しいなマルコイ。てっきり獣人国には帰ってこないのかと心配したぞ。」
「申し訳ございません。問題が解決したらすぐ戻るつもりでしたが、行く先々で色々と別の問題が出てきまして。」
「なるほどな。してその問題を全て解決させて戻ってきたわけか。」
「いえ、いくつかの問題はそのまま持ち帰っております。」
「えっ?」
「は?」
王様は一瞬驚いた顔を見せると、宰相さんと何やらコソコソと話をしだした。
「マルコイ達とちと話をする。他の者は宰相を除き席を外すがよい。」
ん?
なんだなんだ?
恵たちはお揃いの黒っぽい衣装を身につけている。
「その衣装って、学生服ってやつか?」
異世界で大人になるために通っている学校というやつに行く時に着る衣装だったかな。
「そそ。神聖国では服なんて買ってもらえなかったからね。あたし達が持ってる外行き用の服っていったらこれくらいしかなかったから。」
今度服でも買ってやるかな。
‥‥キリーエに頼んで‥
まあでも今着ている学生服でも悪くないと思うけどな。
貴族が着てるような豪華さはないが、凛とした雰囲気がある。
「あたし達がこっちに転移させられた時に着てた服なんだけど、捨てられなくてとってたんだ。日本の思い出って言ったらいいのかな。スマホとかも持ってたけど、充電切れちゃったしね。この世界で生きるって決めた後も、これだけは捨てれなかったのよ。」
そうか‥
もし向こうの世界に帰れるってなった時に、持って帰れるような服を買ってやらないとな。
フリフリが山程ついた貴族顔負けの服にしてやるからな。
「お待たせしましたバドリックさん。それではよろしくお願いします。」
「はい。それにしてもマルコイ様‥また一段と精悍になられましたな。」
「そうですか?」
「はい。冒険者としての服装もそうでしたが、そうやって正装されるとますます男っぷりが上がってるのがわかりますな。まさしく獣人国の英雄として相応しいお姿です。」
うっ!
尻がむず痒い‥
「そうね。眠そうなのは相変わらずだけど、少しは男らしくなったわね。最近スケベなとこは減ってきたし。まあ変態なのは変わらないけど。」
当たり前だ。
男から変態を取ったらスキルしか残らん!
あと今のアキーエにちょっかい出したら、命の危険を感じるだけだ!
「マルコイさんはカッコいいですよ?」
うん。
ミミウはいい娘だなぁ。
「ん。マルコイ‥人族にしては‥かっこいい。」
おお!
まさかリルがそんな事を言ってくれるなんて!
「フシャーッ!」
何故に?
「マ、マルコイさんは、さ、最初からカッコよかった‥ですよ。」
恵まで‥
ありがとうな。
お世辞でも嬉しいぞ。
うるうるきてしまう。
「さて、皆様ご準備が整ったようですので、王城に向かっても宜しいでしょうか?人数が多いので、馬車は3台用意しております故。」
そうだよな。
この格好で歩いて行くのは目立つけど、馬車3台も目立ちそうな気がするのだけど‥
馬車3台は連なって王城へと向かった。
やはり周囲からは好奇な視線を向けられていた。
そりゃそうだ。
俺だって見るもん。
王城に着き、謁見の間に通される。
そこには立派な服を着た人たちが数人並んでいた。
「ほほう。彼が?ふむ、なかなか精悍そうな青年だ‥」
なんかボソボソ喋ってるな‥
そのまま謁見の間でしばらく待っていると、足音が聞こえてきたので頭を下げる。
おい、リルさんや。
頭は下げてくださいな。
君魔族だけど、君のとこにも偉い人はいたでしょ。
ほら、立ったままキョロキョロしない!
アキーエに言われて何とか頭を下げるリル。
「面を上げよ。」
あぶね、何とか間に合った‥
顔を上げると、そこには虎族の耳と顔全体に広がる虎模様、そこに満足そうな笑顔を浮かべている獣王ゲリィ・オールバーグがいた。
「随分と久しいなマルコイ。てっきり獣人国には帰ってこないのかと心配したぞ。」
「申し訳ございません。問題が解決したらすぐ戻るつもりでしたが、行く先々で色々と別の問題が出てきまして。」
「なるほどな。してその問題を全て解決させて戻ってきたわけか。」
「いえ、いくつかの問題はそのまま持ち帰っております。」
「えっ?」
「は?」
王様は一瞬驚いた顔を見せると、宰相さんと何やらコソコソと話をしだした。
「マルコイ達とちと話をする。他の者は宰相を除き席を外すがよい。」
ん?
なんだなんだ?
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